透明な想い
- スレ9-364
 
- 透明な想い(ケンゴサイド)
 - 14/01/12 00:29:50
 
 最終的にはサトヒカですが、ケンヒカから…という訳で、ご了承ください。(歌詞パロ) 
 ずっと君が好きだった。君のことが、愛おしくて仕方なかった。ヒカリ、君に想いが伝わらないのが悔しいよ。 
 ――ある日、僕はあちこちを当てもなく彷徨っていた。その途中で、君を見かけた。 
 相変わらず、サトシ達と旅をしている。元気そうでよかった。そう思いながら立ち去ろうとしたけど…。 
 「ねえ、今日はあたしの買い物に付き合ってくれる?」 
 「どーせ荷物持ち何だろうけど…。付き合うよ。で、どこ行くの?」 
 と、そういうやり取りが聞こえてきた。その上ヒカリは、サトシの胸に飛び込んだ。彼の腰に腕を回している。 
 それを見た僕は悟った。2人は付き合っているんだと。 
 でも、二人が僕の気配を悟ることはできない。なぜならぼくは、死んでいるから。  
 
- スレ9-365
 
- 透明な想い(ヒカリサイド)
 - 14/01/12 00:48:36
 
 >>364  あれ?今、誰かいた気がした…。気のせいかな。それにしても、気を紛らわすためにサトシと買い物に行くことにしたのはいいけど…。 
 え?なぜそんなことをするかって?あたしが好きな人はサトシなんだろうって?違う。違うよ。確かにサトシのこと好きだけど、恋愛意識はしたことない。 
 あたしの想う人。それは幼馴染のケンゴ。生意気だけどどこか憎めない。 
 なのに、なのに…! 
 アイツは死んだ、交通事故で。もっと早く気持ちを伝えればよかった。 
 …という訳で、今あたしはデパートにいる。 
 ずっと前から好きだったんだよ、ケンゴ…。  
 
- スレ9-368
 
- 透明な想い(サトシサイド)
 - 14/01/13 14:55:18
 
 同じことをさっきから唱えてばっかりなヒカリ。ヒカリと付き合うことになったのは置いておこう。 
 ヒカリには想いを寄せていた相手がいる。
>>365を読んでくれれば分かるが、ケンゴだ。アイツも、ヒカリが好きだった。 
 2人の想いは重なるはずなのに、一生すれ違ったまま。そんな二人のことを考えると、胸が痛い。 
 哀しくて、苦しくて、虚しくて、女々しくて、甘くて、切なくて、透明なその思い。 
 ケンゴ。こうなったら俺がヒカリを幸せに、笑顔にする。だから、安らかに永眠(ねむ)って。 
 ヒカリ、もう泣くな。これから楽しいことたっくさんあるから。君の泣き顔は、誰もが見たくない。違う?