ヒカリん看病

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  • ヒカリん看病
  • 07/10/30 00:06:39
コンテストが開催される町を目指す道中、山道でサトシが熱を出した。
タケシが近くのポケモンセンターまで風邪薬を貰いに出かけたため
今はヒカリが一人でテントの中で横になるサトシを看ていた。

「ごめんな…ヒカリ、コンテスト間に合わなくなって」
「気にしないでゆっくり休んで。サトシの体の方が大事よ」
「ありがとう。こうして看病してもらうのも案外いいもんだな…」
「そんな事言えるなんて、大分元気になってきたみたいね」
素直なサトシがかわいく思えてヒカリはにっこりほほえんだ。

「そうだ!サトシお腹すいてきたんじゃない?
あたしがお粥を作ってあげようか」
「…大丈夫か?」
「だいじょうぶ、この前ポフィンが上手に作れたのを見てたでしょ
料理だって同じようなものよ。任せといて」
「う~ん、じゃあオレも手伝うよ」
「もう!サトシは病人なんだから素直に甘えてればいいの!」
「わかったよ、くれぐれも気をつけてな」
「…」
あたしってそんなに信用ないのかなあと思いつつ
「じゃあちょっと作ってくるから、楽しみに待っててね」
ヒカリはテントを飛びだした。

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  • ヒカリん看病
  • 07/11/18 17:22:43
「サトシにとびきりおいしいお粥を作ってびっくりさせちゃうんだから!」
今のヒカリはとても気合が高まっていた。

「ポッチャマがんばろうね。」
「ポチャ!」

テントの隣に設置済みの簡易キッチンまでダッシュして
気合を入れたまでは良かったけれど、
ふとヒカリの動きが固まった。

「ええと、まずは…」

「ポッチャマお粥の作り方知ってる…?」
「ポチャ…?」(ジト目)
「なによその目は。冗談よ冗談(汗)さ~てどこから手を付けようかな~」

とは言ったものの正直作り方が分からなかった。

(風邪のときママにお粥食べさせてもらったことがあるから
ついサトシに作ってあげるって言っちゃったけど…
滅多に作るものじゃないしママに習ってなかったんだわ…orz)

「ポチャポチャ!」
「あ~分かったわ、今から作り始めるからっ
うん、気持ちさえこもっていればきっとどんな風になったって大丈夫!」

ポッチャマにせかされるまま
ええいままよとヒカリは適当にお粥を作ることを決定した。