サトシの衣装
- スレ3-98
 
- 名無しさん@サトヒカ萌え
 - 09/01/29 19:55:11
 
 ネットでミクリカップ回の動画見てて思い浮かんだんで、書いてみます   
 『サトシの衣装』   
 ミクリカップ開催数日前 
 主催者であるミクリ本人の勧めで、サトシもミクリカップにブイゼルでエントリーすることにした。 
 今はヒカリのミミロルを借りて練習の真っ最中だ。 
 「もう一度いくぞ。ブイゼル、アクアジェット!ミミロルはれいとうビームを頼む」 
 「ブーイ!」 
 「ミミー!」 
 「サトシー!」 
 「…ヒカリ!?わー、ブイゼルもミミロルもストーップ!」 
 「ブイ?」 
 「ミミ?」 
 「ミクリカップの特訓?何の練習してるの?」 
 「えーっと…内緒!」 
 「えー何それ?あたしのミミロル貸してあげてるんだから、教えてくれたっていいでしょ?」 
 「ダメ、コンテストでのお楽しみ!」 
 ヒカリはつまんないなーと思いながら、ふとあることが気になった。 
 「ねえ、サトシは衣装どうするの?」 
 「は?衣装?」 
 「そう、ミクリカップで着る衣装」 
 「オレは別にこのままで出るつもりだけど…」 
 「えー、そんなのダメだよ。出るんならコーディネーターもちゃんと着飾んなきゃ!」 
 コトブキ大会の時は飛び入り参加だったからしょうがないとはいえ、今回は前もって出ると決めてあるのだ。 
 出るからにはちゃんとした格好をしてもらわなければ… 
 「別にオレはコーディネーターとして出るわけじゃ…」 
 「そうだ!サトシ、ちょっと来て!」 
 「お、おい、ヒカリ」 
 そう言ってヒカリは、サトシをある所に連れてきた  
 
- スレ3-99
 
- 名無しさん@サトヒカ萌え
 - 09/01/29 20:03:46
 
 ヒカリがサトシを連れてきたのは、コンテスト専門の衣装店だった。 
 「へぇ~色んな衣装があるんだな」 
 「とりあえずサトシがどんなのがいいのか選んでみて」 
 「オレこういう服苦手なんだけどな…」 
 そう言いながらサトシはとりあえず自分で衣装を選んでみた 
 「こんなのでどうかな?」 
 しかしサトシが選んだ衣装は、お世辞にもセンスがいいとは言えなかった 
 「えー、そんなの全然ダメ!あたしがサトシをコーディネートしてあげる!」 
 そう言ってヒカリは、サトシに似合いそうな衣装を見繕ってきた 
 「ほら、これなんかサトシに似合いそうじゃない?」 
 ヒカリが持ってきたのは、上下が焦げ茶色で統一されたタキシードだった 
 「なーんか動きづらそうだな…」「いいからいいから、試着してみて!」 
 そう言ってヒカリはサトシを半ば無理やり試着室に押し込んだ  
 
- スレ3-100
 
- 名無しさん@サトヒカ萌え
 - 09/01/29 20:23:08
 
 数分後… 
 「サトシー、着替えたー?」 
 「ああ、もういいぜ」 
 そう言って試着室を出てきたサトシに、ヒカリは言葉を失ってしまった 
 「うーん…、やっぱり何だか動きづらいなー」 
 そこには半袖ジーンズという普段の活発な少年の姿からは想像できない、紳士で凛々しいサトシが立っていた。 
 「すごーい!似合ってる似合ってるー!サトシかっこいいよ!」 
 「そ、そうか?」 
 かっこいいと言われてサトシはまんざらでもない様子。 
 しかし、ヒカリにはまだ気になるところがあった。 
 「うーん、だけどその服にその帽子は変ね」 
 そう言ってヒカリはサトシが被っていた帽子を取った。 
 「お、おい!」 
 しかし帽子といえばサトシのトレードマーク。 
 外してしまうとこれもこれで何か変だ。 
 「そうだ!サトシ、これ被ってみて」 
 ヒカリが持ってきたのは、衣装と同じ焦げ茶色のシルクハットだ。 
 サトシはそれを被ってみた。 
 「どうだ?」 
 「うん!これでバッチリ大丈夫!」 
 今回ばかりはヒカリの大丈夫には説得力があったせいか、サトシもそれに決めることにした。 
 「そうか?じゃあこれにするか!」 
 「うん!それがいいよ!」 
 こうしてサトシの衣装はヒカリによって無事決まったのだった。   
 懲りずに書いてみたけどどうかなー?