サトヒカがしりとりする話
- スレ5-97
 
- 名無しさん@サトヒカ萌え
 - 10/01/17 15:12:42
 
 最近サトヒカ妄想が激しくていろいろ集中できないので 
 ちょっと吐き出してみます     
 今日も次の町めざして旅するサトシたち 
 「あーあ、ここら辺にはポケモンも居なくてなんか退屈だなぁ」 
 サトシがそう呟くと隣を歩いていたヒカリがちょっと考えて 
 「そうだ、サトシ。しりとりしない?ポケモンの名前で!」 
 「へ、しりとり?何でそんなこと・・・」 
 「なによ。サトシが退屈だって言うから提案してあげたのに」 
 ヒカリはそっぽを向いてしまう 
 「そっか、ごめん。えっとじゃあオレからいくぜ。『ピカチュウ 
 』」 
 「『ウツドン』!」 
 即刻答えるヒカリ 
 「・・・っておい!いきなり終わるなよ!」 
 「あはは、うそうそ『ウソッキ-』」 
 「ったく、ヒカリ~!」 
 そんな楽しそうな光景を見守っているタケシが 
 「はは、二人ともがんばれよー」 
 と声をかける。 
 「何言ってんだよ」 
 「タケシもやるの!」 
 「・・・さようですか・・・」   
 そうしてポケモンしりとりをしてると町の見える丘にたどり着いた。 
 「おっ、町が見えるぞ!」 
 「ああ、もうすぐだな。でもここで休憩、昼食にしよう。サトシとヒカリは薪を集めてきてくれ。」 
 「わかった」 
 「じゃあ行きましょサトシ!」 
 そう言うとヒカリはサトシの腕をぐいっと引っ張る 
 「うわっとと、そんな急ぐなよ」 
 「勝負はまだついてないもの。戻ったらしりとりの続きよ!」 
 にぎやかに巻き拾いにいく二人を見、タケシはこの場に残って休んでいるピカチュウに問いかける 
 「ピカチュウ。最近あの二人やたら仲良くないか?」 
 「ピィカ」 
 確かに、とでも言っているようだ。 
 「あいつらは俺たちがしっかり見守っててやろうな」 
 「ピカーチュ」  
 
- スレ5-98
 
- 名無しさん@サトヒカ萌え
 - 10/01/17 15:14:40
 
 まもなくサトシとヒカリが戻ってきて、タケシは調理を始める 
 「よーしヒカリ、しりとりの続きだ!」 
 「えーと最後はタケシが『リザードン』って言っちゃったのよね。『リザード』だったら良かったのに・・・。」 
 「じゃあ、次は『ド』だな。えーと」 
 「あ、サトシ!今からは、わざの名前もありにしない?そのほうが選択肢も増えるわよ」 
 「おう、いいぜ!どうせだから制限時間も10秒!」 
 と、なぜかここにきてルールが強化される。おもしろくなってきたと思い、さらに調理をしているタケシも提案する 
 「じゃあ、答えるときにそのポケモンやわざの真似をすること!」 
 「ええ~!?自分はもう脱落したからってそんなむちゃくちゃなこというなよ~」 
 「なるほど、いいわねそれ!じゃあサトシ、今から10秒よ」 
 「ええ!?採用かよ?・・・仕方ないなあ、『ドラゴンクロー』!」 
 と言って腕を振り下ろす 
 「くすくす。えー、それがドラゴンクロー?」 
 笑われてむっとするサトシ。続いてヒカリが次の答えを言いかける 
 「あっと、ふむむ。『ロッククライム』なんかできないわね・・・。わざの場合は慎重に考えないと・・・」 
 いったん踏みとどまる 
 「どうしたヒカリ、あと5秒だぞ・・・って、うわっ!!?」 
 ヒカリが突然飛び掛ってきた   
 ドスン!  
 
- スレ5-99
 
- 名無しさん@サトヒカ萌え
 - 10/01/17 15:20:04
 
 二人はその場に倒れこんでしまった 
 「ててっ。いきなりなんなんだよ!?」 
 しりもちをついてしまったが、サトシはしっかりヒカリを抱きとめていた 
 「ご、ごめん。ちょっと勢いつきすぎちゃった////」 
 「勢い?・・・ああ、もしかして『ロケットずつき』か!?」 
 「へへー、あったり~♪」 
 サトシに軽く体当たりをするつもりが予想以上に勢いが出たためサトシを押し倒してしまったようだ 
 しかしこんな演技でもサトシはちゃんとわかってくれたということがうれしくてヒカリは腕の中で笑みを浮かべる 
 「ったく、気をつけろよな・・・。・・・怪我はないか?」 
 「うん、だいじょーぶ!サトシがちゃんと受け止めてくれたから。ありがと」 
 「そっか、良かった」 
 と、ここでまだ自分がヒカリに腕をまわしたままなことに気づき、なぜか少し赤くなった顔を背けながら、そっとサトシは立ち上がった 
 「///えっと、つぎは『キ』だな・・・」 
 腕にまだヒカリの体温が残っているのを感じ、そして今同時に妙なもやもやした気持ちがサトシの胸を取り巻いていた 
 「・・・一体どうしちゃったんだオレは・・・?」 
 どうにも得体の知れないそのもやもや。それを振り払うかのように腕を振り下ろすサトシ 
 「・・・『きりさく』っ!」 
 「・・・ちょっと、さっきと同じじゃない?」 
 ヒカリのツッコミが入る 
 「う、うるさいなぁ!///」 
 そしてヒカリのほうを向くと、振り払うどころか、もやもやは大きくなる一方だった   
 「フフ、まったく・・・本当にあの二人ときたら・・・」 
 そう呟きながら料理の味見をしているタケシの横でピカチュウは、まったくこの確信犯ときたら、とか思っていた   
   終     
 本当はヒカリが最後にあくまのキッスとかをしてサト←ヒカ 
 の予定だったんですけど 
 なるべく短くまとめようと思ったらこうなってました