サトシがヒカリを守る話

  • スレ6-152
  • 名無しさん@サトヒカ萌え
  • 10/07/15 17:05:44
かなり短いですが、よろしければ読んでみてください。


「誰かがついてきてる・・・」
はじめはサトシかと思ったが、呼びかけても応答はない。
今は洞窟のなかでヒカリただ一人。サトシたちとはぐれてしまったのだった。
逃げるため走り出そうとしたとき、目の前にモンスターボールが飛んできた。
「ザンッ!」
「ザングース!?でも誰の・・・」
ヒカリが考えていると、ザングースはいきなり襲いかかってきた。
「わっ、ポッチャマ!バブルこうせん!」
「ザングース、きりさく!」謎の人物がザングースに指示を出した。
バブルこうせんは一瞬のうちに壊されてしまった。
「誰なの!!」ヒカリは恐怖を抑え問いかけた。
すると、メガネをかけた男が現れた。
「言うことを聞かないと、ザングースに攻撃させちゃうよ~」
男はヒカリに歩みよろうとした。
「来ないで!!ポッチャマ!バブルこうせん!」
「ザングース!」ザングースはバブルこうせんをしようとしていたポッチャマに攻撃した。
ポッチャマは一撃でダウンしてしまった。
「言うことを聞かないなら仕方ない。気絶してもらうよ!」
ザングースがヒカリに襲いかかってきた。
そのとき、誰かがヒカリを突き飛ばし、攻撃から守ってくれた。
「大丈夫か!?」聞きなれた声だった。
「サトシ!!」思わず叫んでいた。
「あれ?連れがいたの?まあいいや。ザングース!」
ザングースは再びヒカリに襲いかかってきた。
思わず目を伏せたヒカリだったが、痛みは感じなかった。
恐る恐る目を開くと、目の前にサトシの姿があった。
ザングースの攻撃から庇ってくれたのだ。
「ピカチュウ…10万ボルト」
ピカチュウが電撃を放つと、ザングースは倒れ、怪しい男は逃げ去って行った。
「サトシ!大丈夫?」
返事はなかった。サトシはザングースの攻撃をくらい、倒れていた。

  • スレ6-153
  • 名無しさん@サトヒカ萌え
  • 10/07/15 17:06:05
ヒカリはポケモンセンターで一人自分を責めていた。
「サトシ!サトシ!」
「…ヒカリ?」サトシはゆっくり起き上った。
「そっか、俺、気絶しちゃったんだ・・・ゴメンな、怪我はなかったか?」
サトシはこんな状況でもヒカリの心配をしていた。
ヒカリを庇ってけがをしたのに、ヒカリを責めるどころか謝ってきた。
そんなサトシを見ていると、涙が溢れそうになった。
「ゴメンねサトシ・・・こんなことに巻き込んじゃって・・・
「何言ってんだよ?別にヒカリは悪くないよ。大丈夫大丈夫!だろ?」
もう堪えられなかった。気づけばサトシに抱きついていた。
ヒカリはサトシの腕の中で泣き続けた。