- スレ6-215
- ひとまず雨宿りだ!
- 10/08/03 07:39:49
昨日は雨がザーザーでした
「日差しが強くて暑いのも嫌だけど、やっぱり雨ばっか降っても嫌だなあ」
「うーん、私も旅に出る前は雨の日って嫌いだったけど今はそうでもないかな」
「へー?なんで?」
「んーと、ほら夏に雨が降ってるとなんだか寂しくてつまんない気分にならない?」
「そうだな。せっかく夏はイベントがたくさんあるのに全部中止になっちゃうもんな」
「くすくす!サトシらしい考え方!つまりね、誰にも会えないってこと」
「うんうん。確かに」
「でも旅に出てからはたとえ雨の日でも風の日でも、もちろん晴れの日も!いつもサトシがそばにいてくれるから寂しくないし、どんな時だって楽しいの!」
「・・・ヒカリ」
「たはは。ちょっぴり大げさ・・・かな?」
「・・・いや、そんなことないよ。でもオレは、ヒカリの方がいつもオレのそばにいてくれてるんだと思ってた」
「あは、なんだお互いにそう思ってたのね」
「そうだな」
「あのサトシ、いつもそばにいてくれてありがとう!」
「いや、ヒカリがいつも一緒にいてくれて嬉しいよ!」
サトシとヒカリが雨宿りしている電話ボックスの隣でタケシは自分の存在意義に少し疑問を持っていた。