step and go for Christmas
- スレ8-4
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/24 22:24:35
 
 クリスマスでのサトヒカ 
 本編の最中ですが、折角のクリスマスなので・・・少しした短編を・・・。駄作ですが、読んでくれれば嬉しいです。     
 雪がしんしんと降る、12月という師走。今年もあとわずかで、新年に向けて大掃除する人々も多くいるこの季節、 
 サトシ達はどう過ごしてるのかな?   
 ヒカリはホイップクリームを、焼けたての生地に塗っていた。すると、デリバードを捕獲してきたサトシが凍えた姿で家に入ってくる 
 「さ、寒いぜ~。歯がガチガチ響いてくるぜ、何かストーブとかないか?」 
 「あ、サトシ。お疲れ様、はいカイロだよ。これ使って・・・あれ?デリバード捕まえてきたの?」 
 「ああ、サンタ似てて・・・今日はイブで、明日がクリスマスだからタイムリーかな?って思ってさ」 
 「うふふ、そうよね!あたしね、手作りのチョコレートケーキ作ってるの。美味とか見栄えとかには自信ないけど・・・」 
 「ヒカリの見立てなら、なんだって美味しいに決まってんじゃん!味見させてくれ」   
 と2人は冬の伝統行事である話をし、サトシが苺やクリームをつまみ食いの最中に 
 刺身の盛り合わせや七面鳥、オードブル等が入ったエコー袋をかついだタケシが帰ってきた。 
 「寒いな~。防寒着無しだと外出は自殺行為だな・・・。おっ、ヒカリ! 
 自家製のケーキの出来具合、順調そうだな」 
 「うん、初めは醗酵や・・・泡だてがやばかったけど。今は大丈夫だよ、タケシも遠出のおつかいで大変だったでしょ? 
 はい、カイロで温まって!」   
 「悪いなぁ~。暖炉の炭おこしもしておかないとな。手が空いてるなら、この買った物を冷蔵庫に収納しておいてくれたら助かるんだが・・・」 
 「あ、俺がしとくよ。・・・・へぇ、他にサーロインステーキ、ジュースもあるじゃん!今夜はナイトフィーバーだな!」   
 タケシは煙突に繋がる煉瓦の周りへ行き、小型の丸太を置いて新聞紙や枝に、ライターにて発火する作業に入る。サトシは材料を 
 種類ごとに区分して冷蔵庫へ入れる。ヒカリはキウイ・蜜柑・ブルーベリー・さくらんぼをケーキへトッピングしていた    
 
- スレ8-5
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/24 23:06:17
 
 「ねえ、サトシってさ・・・サンタクロースが本当にいること、何歳くらいまで信じてた?」 
 「俺、ハッタリかましとか無しでさ・・・小せえ頃は、いるんだって信じ込んでた。それ明確化にする為に、 
 深夜に布団をかぶって寝たふりして待ち伏せしてたら・・・オドシシだっけ?それに乗った・・・ 
 俺のママがプレゼントしてくれてたのを見たんだ。それからかな・・・幻とか妄想だって感じたのは・・・」   
 スイーツ作りを中断して近くに寄ってきたヒカリにそう聞かれ、彼は過去の体験談を明かす。どうやらヒカリはロマンティック派なのか、 
 サトシの発言に少し残念そうな顔をした   
 「でさ、逆にヒカリはどうだ?クリスマスは、イエス・キリストの降誕(誕生)を祝うキリスト教の記念日・祭日である。 
 神の子が人となって生まれて来た事を祝うことが本質って言うけど・・・サンタって実在すると思うか?」 
 「う~ん、はっきりとはコメントは出来ないけど・・・あたしは信じたい。もしいないなら今頃・・・クリスマス事態ないはずだから」   
 「そっか、ごめん・・・ヒカリの気持ちも知らずに一方的な主張して。だよな、夢は何歳だって持っていいはずだもんな。 
 よし、食品の片づけが終えたし・・・ツリーでも飾るか!」 
 「あたしもやりたい!ねぇねぇ、2人でのれんを作ろうよ?」   
 手懸けたケーキをクーラーボックスに入れ、食器類を水に浸けてお菓子作りを中断させて、 
 ウキウキした顔で金銀を含めた何色かの色紙を持ってくる 
 「谷折りとかで、折り目をつけ鋏で切るんだろ?切ったのを輪っかにして、糊で貼る繰り返しだっけ?」 
 「そうそう!幼稚園や小学校とかで友達でよくやったの思いだしちゃって・・・ 
 なんだかサトシとやりたくなったの、あたし・・・変かな?」   
 「俺はこれっぽっちもそう思ってないぜ?神経質だな、ヒカリは。なつかしくって最高じゃん?で、色の順番とかどうする?」 
 「ランダムでいいよ。でも連続しての同色は味気ないかな」   
 透明な袋で包装されていた色紙を取り、2人は地道な作業をし始めた。 
 タケシはロコンの火炎放射で、火の強さを調整をしていた    
 
- スレ8-7
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/24 23:50:48
 
 「赤っぽいな・・・って事は酸素供給量が不足してるって事だな。大広間前のドアを閉めて、少し雨戸から空気を通すか。」 
 「コォォォォーーーン!」 
 「はは、くすぐったいぞ!ロコン。そうか、特製のポケモンフードを食べたいんだな!今日は鉄分とカルシウム・ビタミンC配合のフーズだぞ~」 
 「コォォン♪」   
 タケシは獲れたてのぼんぐりや木の実を統合した、手作りのフーズをロコンに与えた。ロコンは大喜びして飛びついて来た 
 「お、力も上がったな!さて・・・今日は、献立の見通しも大体まとまったし・・・後はプレゼントのアイデアを考えないとな。 
 自分は世界の美しき美女たちへ捧げる為にひと肌脱ぎます」   
 「くううん!?」 
 「サトシ、ヒカリよ・・・自分は旅立つ。お留守番頼むぞ・・・ははっは」   
 と白髭・帽子・ブーツなど・・・サンタのコスプレをした。その後、ライボルトをトナカイ代わりにしてロコンを抱いたまま外に出た。 
 一方、ピカチュウやミミロル達は雪合戦をしていた 
 「ぴっかぁ!!!」 「みんみーーー!!」 
 「ポッチャアアアア!」 「ブィィィィ!」   
 スリークォータ・アンダースロー投法で丸めた雪を相手へぶつけたり、回避したりしていた。 
 中には雪かまくらや雪だるまを作るポケモン達もいた 
 「ムックホホォ♪」 「チッパチパ!」 
 「ドダ!」 「ぷっくぷく~~」   
 と、雪の斜面からスキーボードでペンプグラインドの技を華やかに決めたニュースがやってきた 
 「今回はジャリボーイやジャリガールは不在かニャ・・・。今がチャンスだニャ!お前ら、行くニャ!」   
 ハブネーク・サボネア・マネネ・マスキッパ・メガヤンマに奇襲の指示するが、あまりの寒さに全員震えていた 
 「ぶるうるぅぅぃ~~~」 「マネッネ・・・」 
 「お前ら、だらしないニャ!動きまくれば屁でもないニャ、ムサシとコジロウがいないこそ・・・本領発揮する時だニャ!」   
 相棒らは決死な戦いに挑もうとしてるに対し、その本人らは混浴の露天温泉で、ゆったりしていた 
 「あったけぇ~、コレはもう一生出られないぞ~。コサンジとヤマトのおごりで悔しいが、いっその事・・もうどうだっていいや~」    
 
- スレ8-9
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/25 18:04:11
 
 「腰痛や肩こりに効力あって、脂肪燃やしのサウナもあって・・・夜は会席料理!もう最高よね~。 
 今年の冬のボーナスはゼロだけど、借金はチャラにしてくれたし」 
 「漸く、平坦な庶民と同様な生活を迎えられるのかぁ~!パンの耳・カップめん・缶詰とはおさらばだぜ!くううーー!!」   
 どうも2人は、ある古跡の迷宮ダンジョンで秘宝をトレジャーハンターである人と宝発掘したついでに、 
 色違いのレジアイスを捕獲した事が大手柄となって賞金は借金でパアになった代わりに2泊3日の旅行の手配をしてくれたらしい 
 「日頃の行いが良すぎるから当然よ~、ニャースも休息取ったらいいのにね~。クリスマス位は一時休戦って奴よ!」 
 「ま、ジャリンコらのポケモンもボスのアジトへ送れば、次はハワイの海外旅行かもしれないぞ?」   
 「私達は深追いや欲張りには縁ないわ。今は今を楽しまなきゃね。このお酒、コクミあって素敵だわ」 
 「確か、メキシコ国内のハリスコ州付近での生産されてるテキーラだっけ?カクテルの材料にもされてるよな。 
 でも俺は飲めそうもないな・・・」   
 高いアルコール数での熟成による香りにコジロウは若干げっそりな顔をした。代用とし、彼は梅酒のチューハイを飲んだ 
 「けど前のロケット団員のドラフトで、私達がイッシュ先行派遣部隊の1位を表彰された事には驚いたわ。」 
 「同感だな~。メカやロボット・気球を幾度なく壊して、赤字まみれの俺達にスカウトするなんて夢だろってさ」 
 「けど現実よ、私達は数百人以上の中から代表として抜擢されたんだから・・・選ばれなかった従業員の想いを背負って前に進まなきゃね」 
 「おっ!あのムサシが、模範教師が言うような言葉を言ってるな~。落ちたメロンパンとかを拾い食いして調子が変わったか?」     
 普段は愚痴や文句をネチネチとかますムサシに、慣れ過ぎたコジロウには違和感がありジョークな突っ込みをした 
 「失礼ねー!女優のモデルがそんな下劣な行為するわけないでしょうが!」 
 「悪りい~。人柄?いや人格が変貌したかに驚いて、つい・・・・。でも俺達も自らを知らずして、少しずつ成長してたりしてな!」    
 
- スレ8-10
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/25 18:57:28
 
 「よね・・・、自分の顔は鏡見なきゃ見れないみたいにね。失敗は、進化する為の体験とでも思えば、 
 まだ前向きで居れるじゃない?」 
 「ああ、こんな時にじれったくて場の空気が違うかもしれないけど・・・来年も宜しくな、ムサシ」 
 「こちらこそね。私のエターナルパートナーとして価値のある男で居なさいよ、コジロウ・・・」   
 湯気がむあ~と立つ露天風呂で、2人は誓いの握手をした。 
 一方、サトシはミラクルハイスピードでのれんを10m分まで仕上げていた。 
 ヒカリは考え事して手先がぎこちなく、ノロノロ状態の様子だ 
 「うっしゃー!カラフルなのれんが完成しつつあるぜ、あともうひと踏ん張りだな。あれ? 
 ヒカリ、ぼんやりしてるけど・・・寒いのか?」   
 「ううん、糊のはみ出しやカットした色紙のズレとか気になるだけ。サトシはつづけて」 
 「熱っぽくないか?俺が体温を測ってやるよ。どれ・・・」 
 「ちょ・・・さ、サトシ/////」   
 サトシは・・・自分とヒカリのおでこを当て、掌で微熱がないかを調べた。 
 リバウンドに彼女の脈拍数や心拍数がバックンと上昇した。その中でヒカリはこう考えていた     
 ―――サトシならどんなプレゼントだったら喜ぶんだろう?サトシにもクリスマスを楽しんで欲しい・・・。 
 だって夢や希望がないクリスマスなんてあんまりだから―――     
 「おーい、顔が真っ赤だぜ?地元のクリニックで検診して貰うか?俺も付き添うけど」 
 「ううん。平気、へっちゃら!大丈夫!心配してくれてありがとう。 
 まだツリーのLEDイルミネーションやモールにキャンドルの飾りつけもあるし、いそご?」 
 「ああ、任せとけって!」   
 虚勢的に元気なふりするが、内面では・・・脳内でサトシへの贈り物を考える事ばかりであふれていた   
 ――――駄菓子セットかな?クッキーかなぁ・・・でも普通すぎるよね。真心のこもったセーターだったらドン引きされそうだし――――   
 (はぁ・・・、けどホットケーキ程度しか料理できないあたしが出来るわけないか・・・。) 
 「おりゃぁぁあ!これで色紙374枚目分、ガンガン行くぜ!全滅、いや使いきるペースでとばすぜ!」    
 
- スレ8-11
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/25 22:52:26
 
 センチメンタルなヒカリと、トンカチの様な鈍感のサトシ。 
 この2人は果たして互いに意識し合う時が来るのでしょうか?すると彼女は咄嗟な行動に出た 
 「メジャーで俺の身体に巻いてどうすんだ?く、くるし~~」 
 「デリデリ~♪」 
 「胸囲・ウエストとか計らせて。少しでいいから」 
 「こちょばいって、ぎゃはは~~。ヒカリ、か・・・勘弁してくれ~~!!」   
 ツボに手が当たり、くすぐったくなりサトシは爆笑して 
 椅子から転げ落ちたのを見てデリバードもケラケラと大笑いしていた 
 「もーー!ジタバタしちゃ測定できないってば。15秒くらいじっとしてて!」 
 「いいや、だって脇をネコじゃらしでコチョコチョされたかに、たまんなくてさっ・・・。で?何の為に?」 
 「秘密よ、いい?答えは今夜のうちに分かるから、聞かないでいて。だって・・・」     
 ――――言いづらいもん・・・サトシの為に手編みのセーターを編むだなんて。それにバースデーみたいな記念日のプレゼントは最後に楽しみとして取っとくものだし――――     
 と心で刻んだ気持ちが表情に出たのか、ニコニコした顔がサトシに見られ、疑問を問われる。 
 「ニタニタしてっけど、何かあんのか?サンタさんにキュートなフリル満載のドレスでもお願いしたんだな!」 
 「そうそう!ああ~楽しみでたまらないなあ~~~!! 
 (ふぅ、敏感な性格でなくて良かった。テレパシーみたいに心を読まれかにヒヤヒヤしたぁ~)」   
 「何が目が泳いでるぞ?何か悩みがあるなら素直に話せよ?ギリギリは駄目だぞ、相談事は内容を整頓して余裕持って話そうな?」 
 「ありがとっ、心配してくれて!のれんも全部完成したし、壁に引っかけて部屋をパーティ模様に染めちゃおうと!」   
 スキップして純粋の幼稚園児かに大はしゃぎかに騒いで、数か所にのれんを飾っていく。サトシはそんな姿を見て微笑ましく和んだ顔していた。 
 すると椅子に立ち台にしたヒカリがバランスを崩し、横転しかけた 
 「きゃ!?」 
 「なっ、危ない!うぉぉぉぉ!必殺、ヘッドスライディング!」 
 「あれ?痛みが・・・。サトシ!?下敷きになってまであたしを守ってくれたの?」    
 
- スレ8-13
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/25 23:59:22
 
 「ああ。むやみに高い所まで飾らなくてもいいからな。怪我しちゃ、折角のクリスマスも台無しだろ?」   
 彼がクッション役になり痛みをましにさせ、ヒカリは申し訳なさそうな顔してすぐにどく 
 「ごめんね、あたしがふがいなさの不器用さで・・・サトシに痛い目に遭わせちゃって」 
 「しんみりせず、パッと行こうぜ!次はツリーの飾りだ!」 
 「うん、あの段ボールにモール、ガーランド、リボン、ベルとかあるよ?ツリー本体はスタンドとして立てといたから」   
 2人は、雪の結晶としたスノーフレーク・スノーブランケットやポップコーン、クッキー、 
 ビスケット、ドーナツ等の玩具を下から上へ順序良く付けていった 
 「キャンディケインはここに・・・豆電球の光源モーターはこのコンセントに差して」 
 「どんぐりやぶどう・チェリーはこのてっぺん付近に装着させて・・・ねぇ、サトシ! 
 2人でツリートップとこの天使を一緒に付けない?」 
 「ああ。クオリティーで大ボリュームなツリーになったな!いい高価な物をレンタルしたな」   
 「光沢性のキャンドルがきれいだよね~。ねぇ、部屋の電気消してみていい?」 
 「いいぜ、窓からの明かりじゃ・・・あまり輝き模様が見れないもんな」   
 高品感のあるゴージャスなツリーに見惚れて、キラキラしたデコレーションを見ながら照明を消した。 
 すると周辺は発光ダイオードの輝きで満ちていて、2人をスポットライトの様に浴びた   
 「きれ~、レインボーブリッジに居るみたい・・・。うっとりしちゃう~。このままずっと居たい。 
 あ、急きょ用事思い出した!ごめんね、サトシはこのお菓子でも食べてて」 
 「不二家のルックに?カルビーのコンソメパンチ、果汁グミか。よし、ならお言葉に甘えて!」   
 とガツガツとたらい食いし始めたサトシをクスって見守って、部屋から出た。ヒカリは、隣室に入り・・・ 
 毛糸と裁縫箱で、セーターを作る準備をし始めた。 
 一方、タケシは白のトリミングのある赤い服・赤いナイトキャップ姿で白ヒゲを生やした太りぎみの老人の男。 
 白い大きな袋にクリスマスプレゼントを入れて肩に担いで、いわゆるサンタクロースとしての活動中だ    
 
- スレ8-14
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/26 01:24:10
 
 「ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る~♪鈴のリズムに 光の輪が舞う~♪ 
 ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る♪森に林に 響きながら~~」 
 「ららら~~~いぃ♪」   
 「きゃーーー!サンタよ!私、ツバキのコンディショナーと、香水に・・・高級な口紅が欲しー!」 
 「僕ね、X-BOXに・・・PSPとかDSが欲しいよぉ~!」 
 「私はプレステ3、Wiiがいいなぁ~。最新のゲームいっぱぁ~いしたい!」   
 チリーンが鈴の音を鳴らして、伝統ではのソングをノリノリに歌うタケシと八頭立ての角ろつけたライボルトがソリを引く姿を見て、 
 子供達は大奮闘な状態で駆け寄ってくる 
 (ふぅ~ホウエンのテッセンさんに割安取引しといて正解だったな~。クレジットの分割も定価の30パーセント引きにしてくれたし) 
 「グルるる~~~♪」 
 「さ、並んで!この福来たり袋には約3万円相当の玩具があるよ~。大人には装飾品があるよ~」 
 「へぇ~年齢対象無制限の心優しきサンタさんね~。あ・た・しにちょ・う・だ・い?」   
 お色気悩殺作戦で20代の若き女性が割り込んできた。ブラ無しの巨乳とヒップの大きさにタケシは翻弄されていた 
 「あわわ・・・は、はい。どうぞ!貴方にメリークリスマス!」 
 「あは~ん。あ・り・が・と・う!おませさん♪お礼にディープキスをあげちゃうわ!んちゅ」   
 (うぉぉぉーー!!思いがけんアクシデントで自分はパニッてます・・・。駄目だ冷静になれ・・・ 
 今日は多くの人々に幸せをもたらすヒーローになるんだ。)   
 セクシュアルなからかいで性的な過激な行為でおされがちになるが、我が返り・・・笑顔で多くの子供に玩具を与えた 
 「わぁ!マリオカートに星のカービィ・・・モンスターハンターだ!」 
 「私、戦国BASARA・イナズマイレブンだ!ありがとう、サンタさん!一生の家宝にするね!」   
 ―――大勢の人々の幸福を祈りつつ、喜びや夢・・・希望を与える事は自分の為にも相手にもなる、 
 単に感じたりや思う事だけでなく・・・行動で相手を喜ばせる事は喜ばしい自分にもなれるはずだから―――    
 
- スレ8-18
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/26 20:13:32
 
 一方、ポケモン達は未だに積もった雪をかき集めての雪合戦の戦いを繰り広げていた。 
 「ピッカュウウーー!!」  「みんみぃーーー!!」 
 「ブイイイイイ!!」  「プックウウウーーー!!」   
 4匹で、スタンダードな投げ方で対抗するポケモンもいれば、 
 サイドアーム・マサカリ投法という意表の突く裏かきで攻める者も居た 
 「ブゥゥィ~~~!!」  「ポチャァァ!?」   
 ブイゼルは極氷で真冬な空間で、噴水状に水鉄砲を撃つ。するとその水液体が、固体のつららとなり、ポッチャマに襲う 
 「ポッチャァァァァァーーーーーー!!」 「チャァあ?」   
 渾身の渦潮で、霰を相殺し・・・更に巨大化した氷が、粉々に砕け散り・・・ダイヤモンドダストを表現した。 
 雪かまくら組は、フライングして正月用のもっちりしたお餅を食べていた。粘り気を利用してびよ~んと伸ばし遊んで、賞味していた。 
 どうもゴウカザルが焚き火担当になっていた 
 「ドダドッダ~~~」  「ゴォォ、キッイイ!」  「チッパリィン~~♪」 
 「ムホォォォ!」  「グライォォ!」   
 家族団欒かに大団円かに盛り上がりつつある中、ニャースらはカチンコチンに凍えて霜焼けが起き・・・プルプル震えていた 
 「ギニャ!?・・・うらめしやニャ、こんな吹雪での極寒さでは戦闘は無理だニャ・・・」 
 「プルウ、ウウン・・・」  「マネぇぇ・・うきゅ・・・」 
 「ギバッ、キッぱ・・・!?」  「メガッ・・・」   
 北海道という方角だけに寒さはマイナス7度に達しており、大雪状態にかわりつつあった。 
 ニャースも手先、爪先がこわばり怒るどころではなくなっていた。そこである指揮を取った 
 「マネネ、サイコキネシスの力で雪をかき集めてお家を作るニャ!面積はニャーを含めて5匹分だニャ。 
 マスキッパははっぱカッターやツルのムチを生かして近辺の針葉樹をスライスして細めの枝を集めてくるニャ!」 
 「マ~~ネネぇェ!」  「キッパキパ」   
 手元にライターとマッチを所持済みのニャースがかまくらを作ることひらめいて指示したが、果たしてうまくいくでしょうか? 
 ムサシ達の方は露天風呂からあがり、宿泊所の売店を回っていた    
 
- スレ8-19
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/26 21:19:40
 
 「ボスに感謝の印にお土産買おうかしら。う~ん、先ずは店頭に並ぶこの本格派のNH-505の日本ハムの中元であるギフトセットにするわ」 
 「俺は、スノーロイヤルスペシャル&生キャラメルセットのスイーツと・・・栗饅頭と帆立味のせんべいセットにしようかな」   
 20分位迷った末に、パッケージの見本を店員の方へ持参して・・・本品と取り替えて貰い、レジの集計を待つ 
 「お買い上げ頂き誠に有難うございます。総計で12710円になります、現金払いかクレジットカード払いかを選べますが?」 
 「そうね、一括の現金で払うわ。あとは、クール宅配便でこの住所の本部ビルへの発送手続きをして貰うわ。それと発送料は負けておいてくれないかしら?」 
 「かしこまりました。では、あとはご注文通りにラッピングにて行わせて頂きます。またのご来店を心によりお待ちしております」   
 札と小銭を店員に渡し、レシートを貰い店舗に2人は後にした。コジロウは彼女の値引き交渉の応対法に少し驚いていた 
 「けど、ムサシすごいな~。俺なら素直に手数料を払うタチなのにさ。」 
 「まあ、おねだりは言わないと伝わらないわよ。商売は正売なりで経営側は消費者によって成立するから、 
 お客さんの言葉には敵わないと私は思うわ。それより腹ペコペコよ~」   
 「成程な~。学習、学習・・・。食堂なら開店まで30分程あるし、テレビでも見て有意義に過ごすか。 
 クイズヘキサゴンでも見てればあっという間さ」 
 「へ~、頭冴えてるわね。ルームキーも手元にあるし、一旦戻りましょうか」   
 と旅館の浴衣を着た2人はエレベーターを使用して7階の753室に戻って、リモコンで整備されたTVの電源をつけた 
 「・・・おいおい、ラサール石井さん。引っ掛かり過ぎだろー、俺でも解けるのに」 
 「芸能人でも在り来たりなケアレアミスって奴ね。名前だけに猿も木から落ちるってもんね」   
 「では、次のクエスッション!人から愛され可愛がられる事が多ければ、必ず人から憎まれるを諺で・・・。 
 っお!早くも島田紳助が珍しくも手を上げた。では解答を!」 
 「愛が多ければ憎しみ至るでしょ?これ」    
 
- スレ8-20
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/26 22:38:01
 
 「おっと、大正解だ!容赦ない的確でテキパキした解答です!では次の問題」   
 出題中にてスイッチをさりげなく押し、答えた紳助にコジロウは驚いていた 
 「おお、すげー!俺なら・・・ですが!ってフェイント掛けが来るという保険で最後まで待つのに、さっすが・・・未来を読む洞察力あるなー」 
 「まぐれの中の奇跡での運任せっぽくない?まあいいけどね、運も実力のうちってあるしね」   
 と感想を述べながら、他に有名人の活躍を見守りながら視聴する2人であった。 
 ヒカリはミシン針・紐&糸通し・ゴム紐・ボタン等が活用し、設計した寸法の図を参照してウールやカシミアなどの動物繊維による、太目の糸で縫う作業中だ 
 「こっちが5cm、先っぽが7.3cmでしょ?えっと・・・指貫で仮止めだっけ?袖部分は・・・。痛ツ!」   
 針が薬指に刺さり、爪溝部に出血し始めた。彼女は消毒液と絆創膏で、傷口の処置をして続けるものの、ほつれゆく編んだ糸を見て自信喪失なりつつあった 
 「教本読んでるけど、手先不器用なあたしなんかにできるのかな。仮に完成してもサトシが受け取らなかったら・・・」   
 ――――ううん!気弱になっちゃダメ!自分がサトシに最高のクリスマスにするって提案したから、これしきの痛みでくじけちゃ・・・笑われちゃう――――     
 「そうよ、あきらめなかったから・・・友達やポッチャマ達に巡り合って、助けあって・・・刺激し合える好敵手との友情とかあって・・・ 
 今のあたしがいる!それが成長した自分の誇りである誇り!」   
 ――――失敗や恥ずかしさが何よ、あたしはヒカリ!新たな事にいっぱいチャレンジして、もっともっと強くなっちゃうんだから――――   
 と胸に言い聞かせて、不手際なこなしでありながら・・・努力してほつれた箇所を修正してサトシのスリーサイズの寸法を元に、 
 脇の増目・脇下の減目・引き返し編み・一目ゴム編どめ・後身頃・肩はぎと脇とじ等の・・・地道な作業を続けるのであった。 
 サトシはモンスターボールやバッジ磨きを、暖炉内で行っていた。   
 「これが、ヒョウタさんのコールバッジ・・・次にナタネさんのフォレストバッジだろ?」  
 
- スレ8-21
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/27 00:02:51
 
 「クチバシティでピンポン大会活躍してるかな・・・」   
 ハクタイジムで、ナタネのロズレイドに対し、エイパムとシンクロして2人で勝ち取った頃の事を思い返し 
 その後アクオスの液晶TVの主電源をつけると、オウとエテボースのワールドオリンピックのVTRが放送されていた 
 「きまったぁぁ!エテボースの超絶スマッシュ!相手のストライクは手も出ない!15対0です!」 
 「エボエボ~~!」 
 「え、エテボース!すげえ、今のはピーター・コルベル選手のチキータ打法。ここまで躍進してたんだ・・・」   
 「どわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 
 「次に、ペンホルダーやフリックでのレシーブなど、カットやミート打ちなど戦略も満載で観客も大興奮だ!」   
 ――――すんげえ嬉しい、頑張ってるのは俺達だけじゃなかったんだ!――――   
 卓球での本場である中国である北京と言う大舞台でスーパースターが大勢募る中で、準決勝での戦いを見て感激していた。そしてインタビューが開かれ 
 「オウ選手、次は決勝戦では5年MVPを持つエビワラーを率いる武 禽丞との戦いですが、どう心境で?」 
 「そうですね、この子のエボリューションは計り知れませんね。初めて出会えたのはキッサキでのタツナミ大会でした。 
 私がほっつき歩いて、偶然スマッシュが飛んで来た際に受け止めた瞬間から何かが感じていました」   
 「ヒカリと出た最後の大会の時だ・・・。彗星如くに現れたサラブレッドとして頭角を出して、活躍したんだったんだ。」   
 当時オウとの前半はフルボッコにやられ、敗色濃厚な中でもヒカリのラケット折れてでも・・・2対1での不利さでも、 
 ヒカリの声援の涙を応えるかの様な・・・後半での追い上げを思い出した   
 「いや違う・・・それだけじゃない!あいつはスランプだったヒカリをミクリカップで救って、グランドフェスティバルに連れて行く為貢献して来たんだ。 
 別れていたって、あいつは俺とヒカリの心の中にまだ居るんだ」     
 ―――カントーのふもとの山で王様だったエイパムと出逢い、シンオウでついてきて 
 コトブキシティでコンテストに興味持った昔の事は・・・こうして今の為につながっていたんだ――――    
 
- スレ8-23
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/27 01:14:59
 
 「おや?2つの尻尾にどなたさんかの写真を挟んでいらっしゃいますが?オウさん、紹介して頂けますか?」 
 「この方々は、私の運命を劇的に変化させてくれたサトシさんとヒカリさんですね。この2人の瞳はまっしぐらな輝きや心が灯っていて、 
 それでエテボースもこんなに素直で強い選手になれたのかもしれません」 
 「成程、マサラタウン出身のサトシ君とフタバタウン出身のヒカリちゃんですか。今ニュースでもリーグ戦でのスズラン大会、 
 グランドフェスティバルに向けて調整中と注目の2人とお聞きしましたが?」 
 「エボエボ!ホッホッホ♪」   
 マスコミやリポーター・記者関連者に囲まれ・・・報道中にエテボースは2人ともアルバムを開き、 
 旅して来た事を視聴者に公開していた。それに胸をうたれサトシはウルウルと涙ぐんでいた   
 ――――全然あの頃とちっとも変わってねえ、リスクとか明日の事とか考えない・・・そのあなどけない笑顔 
 ・・・だから俺は、立ち止まらず突き進むお前が好きなんだ――――   
 「やっほー、サトシ!だ~れだ?」 
 「その声や感触、雰囲気はヒカリだな。見えてなくたって分かるぜ、」 
 「ピンポーン、正解だよ。あれ、え・・・エテボースじゃない!?」   
 目隠し遊びに浸らず、彼女はTVの前に行き・・・取材中での特番を見た 
 「エボエボ~~!!」 
 「この子は、賢くて礼儀・使命感もあり・・・負けてもへこたれずに、どんなスパルタ修行でもめげません。 
 きっとサトシさんやヒカリさんも・・・こんなに素晴らしい子と旅できて幸せだったと私は思います」   
 褒めちぎりやおでたてとかでなく、心の底から本当に思った事を言葉にするオウと、 
 コンテストでのダイアリー写真を見せびらかすエテボースを見てヒカリは涙をポロポロ流した、彼は彼女の肩をポンポンとなだめた   
 「忘れてなかったんだ・・・あたし達の事。あんなにピンポンに夢中だったから、 
 もう忘れ去られてるかと思った・・・疑ってごめんね、エテボース。うぅう!」 
 「ほらミニタオルで涙を拭こうぜ。顔を上げろよ、ヒカリ。俺ら2人のヒロインがTVに出てるんだ。1秒だって目をそらすなよな」      
 
- スレ8-24
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/27 22:28:15
 
 今年度の最高殊勲選手に表彰を受け、エテボースはトロフィーと賞状を贈呈されて・・・ 
 ギャラリーの期待は高まるばかりの中で・・・ヒカリはそれを凝視していた。   
 ―――ママからの誕生日プレゼントで宝物にしてた自転車は失ったけど・・・代わりに得たものはいっぱいあったんだ。 
 友達も増えて、沢山お話もできるようになって・・・奇跡という軌跡は誰が左右してるんだろう?―――   
 「地の果てまで遠くに離れたって、エテボースはあたしのサトシの最高の誇りだよ。だから、だから・・・」   
 ―――また声が聞きたい、触れたい・・・みつめていたいの。だからあたし達の事覚えていてね―――     
 「ああ、だからこそさ・・・今俺らにしてやれるのは、もっと強くなってる事じゃないか? 
 いつかまた・・・お帰りって言えるようにさ」 
 「さ、サトシ・・・ひっく、うぐぐ・・・うわぁぁ~~ん!」   
 会いたくても会えぬ切なさが、彼女に募り・・・涙腺があふれ・・・サトシに甘えた。その雫はサトシの服に浸透した 
 「泣きたければ泣けばいいんだ、くよくよしてもあたふたしたっていいさ。そう迷った分だけ、強くなれるんだ」   
 ・・・・・・・・   
 「泣いたら心が晴れてスッキリしちゃった!ごめんね、サトシ。」 
 「いいって。振り返りのもたまはいいけど・・・過去は胸に留めて、 
 現在と未来はさ・・・今まで以上にいい思い出作ってこうぜ?」 
 「うん、もっと・・・」   
 TVは・・・VTRの中継が終え、自動車のコマーシャルに突入していた。サトシはプツンと切断して、バッジ磨きの作業へ戻る 
 「これが、トウガンさんのマインバッジ・・・スモモさんのゴボルバッジ・・・っメリッサさんのレシックバッジ、 
 スズナさんのグレイシャバッジ・・・マキシさんのフェンバッジで7つだな。最後のジムリーダーはどんな人なんだろう?」 
 「確か、ナギサシティのデンジさんでしょ?確か電気タイプのポケモンが主軸だったと思うわよ」   
 「地面や草・岩タイプを用意すれば苦労はしないかな?でも、俺は今のスタメンメンバーで制覇したいな」 
 「サトシならきっと出来るわよ。あきらめない心はパートナー達にも伝わってるし・・・」  
 
- スレ8-26
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/27 23:15:00
 
 「それにあたしだって、いつも背中を押されて勇気づけられてるの・・・サトシと居ればもっと前に進めそうな気がするの」   
 キュッキュとメガネ拭きで、バッジをこすってるとヒカリが体育座りで彼の隣に寄って、彼女はサトシにいける!ってプッシュをした 
 「サンキュー、で?ヒカリは次のアサツキ大会で優勝すれば5つだよな?頑張れよ、案外、いや・・・俺もさヒカリの頑張ってる姿 
 ・・・刺激されてるんだぜ?なんかくじけちゃダメだって、教えて貰ってるんだ。互いに勝つって約束しようぜ」 
 「指きりね!嘘つけば針千本飲ますわよ?」   
 「はは、喉が血まみれで病院行きになるな。ますます敗北するわけにはいかないな!」 
 「冗談だよ、無理しないでゆっくり頑張って。あたし、応援するから!」   
 2人は互いに支え合って、夢の聖地に出場し合う事を指と指を絡ませて指きりをした。親友という聖域を超す絆を築くかのように・・・。 
 そして、サトシはタケシがいない事に気がつく 
 「あれ?さっきからタケシやじめじめしたグレッグルのオーラが感じられないな。どこ行ったんだ?」 
 「それもそうね・・・。あ、靴や鞄もないって事は外に出たのかな?絶対零度の寒さで遭難してなかったらいいけど・・・」   
 と懸念する2人は、窓を開け・・・遠く彼方の景色で彼がいないかを見る。 
 一方、タケシは。複数の子供に大人気で、囲まれていた。するとある幼児が中学生にいじめられていた 
 「並んでね~、良い子には素敵で・・・ん!?」 
 「馬鹿げてるね、雄弁も大概にしとけよ。この世界にサンタなんていねえよ、何ドラマのフィクションや 
 アニメの妄想に浸ってんだよ」 
 「うわぁぁ~~ん!サンタは本当にいるんだってば~~~」 
 「泣きめいたって来ねーつの。精神科逝けよ、この池沼!」   
 と暴言や暴力を奮う男児の元へタケシは行き、暴行を阻止して幼児をかばった 
 「君、物事は殴って解決しちゃいけない。この子は、ただサンタがいる事を信じてるだけなのに、殴るのはおかしいよ?」 
 「だって、自慢とか嫌味言うし・・・不条理だぜ、こいつ」    
 
- スレ8-27
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/27 23:57:39
 
 「物心がつかないうちは何も知らずに言うのは、小さい頃なら誰でも一緒じゃないかな? 
 君は先輩でしょ?なら許してあげられる位の心はあるよね?」   
 タケシは子供の背中をさすりながら・・・腰を下げ、屈んで目の高さを合わせ・・・中学生に説得した。相手側が歯がゆく大方納得いかぬ顔だった 
 「ひっぐうぐ・・・!」 
 「この子はまだ3歳位で、言葉を覚えるだけで精一杯で・・・言動の主旨とかはまだ理解できなく、悪気があって発言した訳じゃないと思うぞ」 
 「ウチは乞食で貧しくて・・・生活保護の家庭で・・・僕は、13年間も、母さんや父さんからプレゼント貰った事ないんだ! 
 幸せな奴に不幸な俺の気持ちがわかるもんかよ!」   
 「だからって八つ当たりしていい理由にはならない、例え・・・恵まれない環境や家族であっても、この子の幸せとかを否定する権利はないと自分は思う。」 
 「反面教師かにずっけえ説教すんなよ!嫌がらせ受けたのは俺なんだ、理屈並べられたって謝るか!」   
 カッとキレた彼は、優しめな声で接するタケシの聞く耳持たずに反論した。すると幼児がぺこりと頭を下げ・・・ 
 「ごめんなさい・・・・」 
 「はぁ!?ナヨナヨした優柔不断な感じで謝ったって許さんからな。このオタンコナス!スットコドッコイ!」 
 「確かに・・君の事実通りなら、同情だけでなく助けてあげたい。だけど、君より小さな子が謝ってるのに君が謝らないのは良くないぞ? 
 先輩であるお兄ちゃんなら素直に謝ろう!」 
 「け・・・分かったよ。何だかアホらしいし、大人げねえし・・・。よく考えれば火に油を注いだのは俺だし・・・。ごめんな」   
 タケシの熱意や思いやりに根負けして、その中学生は幼児に謝った。そしてタケシは白い袋を彼に渡した 
 「君は名前はなんていうのかな?教えてくれる?」 
 「え、ああ・・・ナオキ・イザナイだ。お前は確か、ニビシティのタケシだっけ?よろしくな」   
 「こちらこそ、素直でえらい君にはタケシサンタからプレゼントあげよう。ここに出会えた事に感謝!」 
 「あ、ありがと・・・。すっげぇ、スマートフォンのI Phoneだ・・・」  
 
- スレ8-28
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/28 01:02:28
 
 「確かにサンタクロースは居たな、タケシというサンタさんがさ・・・」 
 「うん、居る!居た!みんなのサンタさんが!」   
 ボソボソと小声で照れくさそうに言ったナオキの言葉に、幼児はタケシの周辺に小刻みに走り、万歳してはしゃいだ。 
 そしてタケシは2人の頭をなでなでして、会場をあとにした 
 「予算分のプレゼントは配り終えたし、帰ろうかな。今は午後の6時半か。コテージに戻れば、丁度いい時間だな。」   
 と鞄に衣装や装備品を収納して、防寒着を着て・・・リュックを背負い、雪道を歩いてると爆発の音がした 
 「な、何だ!?山奥に火事が・・・行ってみるか。」   
 原因はニャースが乗ったメカロボットによるヘルファイアを出した事らしい。所懲りもなく、ピカチュウを捕獲し、 
 サカキに汚名返上して幹部昇進を企むワンパターンな作戦だ 
 「にょほほほほーーー、今日はジャリンコらは不在ニャ!今が旬だニャ!ハブネークは、ブイゼルにクロスポイズンⅤ2 
 ・・・サボネアはピンプクにニードルアーム改でお見舞いニャ!」 
 「ブルうぅゥゥーーーーん!!」  「ザッボボォォネ!」 
 「ブィィィ~~・・・!!」  「ブックっく!!」   
 ブイゼルは青酸カリの含んだ毒の尻尾で、縄跳びの縄にヒットする様な攻撃が喰らい、 
 ピンプクは怪力で、岩をすくい腕っ節の鋭く尖った針を完全防衛した。するとピカチュウがボルテッカーG4をジグザグに繰り出した 
 「ビガビガぁァァーーー!!」 
 「電撃対処はもうとっくに完了だニャ、秘技・・・スパークスクイーズでこの機械の電力の充電にしてやるニャ!」   
 MTのクラッチをギアチェンして、メカの開部にある磁石で電気を吸い取った 
 「ざまーみろニャ!メガヤンマ、反撃でソニックブームⅤ3で見返せニャ!」 
 「メガがが!!」  「チャぁァ・・・!!」   
 風の真空派が地面にはう、やがて土もはがれて来てピカチュウはダブルパンチを受けて、急所に当たる。 
 背後からゴウカザルがフレアドライブG2を、ドタイドスがハードプラントを出す 
 「ゴガガぁぁーーーー!!」  「ドッダぁぁぁああ!!」 
 「スキありニャ!マネネ、ローキックで足元をすくえニャ!」 
 「マ、ネ、ネ!」    
 
- スレ8-34
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/30 00:29:01
 
 燃えざかった劫火を出す最中に、マネネはギュルルと転がりゴウカザルを横転させ、そのアトミックブレスは、ドタイドスにもろ当たりした 
 「ドォォォダァ~~!!」 
 「草は炎には弱いニャ!追撃して、真サイケこうせんを格闘タイプであるゴウカザルに撃って効果覿面ニャ!」 
 「マネネ~~~?マネ!!」 
 「ガァァ!?ぐぉ!?」   
 エスパーの技が、もろに当たり・・・ぴよぴよとひよこが出て混乱して自分を攻撃し始めた 
 「にょほほほ~、ジャリボーイのマキシアムな指揮がなく堕落したおミャ―らなんてひとひねりニャ!」 
 「ぶるるぃぃううう!」  「サッボネぇェ!」 
 「キッパキ!」  「メガ~ん♪」   
 エッヘンと得意気なポーズを取った。サトシ達のポケモン達はピンチに追い込まれていた。 
 するとほと走り、ぜえぜえと息切れをしたタケシが現れた 
 「騒音と、心から嫌な不協和音するかと思えば・・・この騒ぎ・・・、お前らには困ったものだ。グレッグル!どくづきV3で応戦だ」 
 「んん~~けぇぇぇ!」  「ブックっく!!」 
 「マネぇ!?」  「ギャボボボ・・・!?」   
 毒盛りの爪先でマネネにアッパースイングをして、更に追撃でピンプクはショルダータックルでサボネアをふき飛ばす 
 「ジャリボーイの保護者が来たかニャ・・・ハブネークはかみくだくV2、メガヤンマはギガインパクトG3で反撃ニャ!」 
 「ぶるるぅぅぅん!!」  「ベガっガァァ~~~!!」   
 カテナチオカウンターとしてのフォーメーションとして構えてた2匹は打って出た。 
 エナメル質の鋭き牙と、地のはう衝撃波がポッチャマとムクホークに襲う 
 「ポッチャマはハイドロカノンG2でアタックブロックをして、ムクホークは隠密行動をしてマスキッパに、ブレイブバードG4だ!」 
 「ポッチャァァツ―――――!!」  「ムックホォォオオオオ!」 
 「ギバババツ・・・!?きゅ~~・・・・」   
 ターボブーストのジェット機の様な速さの威力が、マスキッパに急所にヒットして一撃でばたんきゅをした。 
 ニャースはあたふたして早口で指揮を取り始めた    
 
- スレ8-35
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/30 00:35:36
 
 「へばらずに、反撃しろニャ!快晴への日差しを活用してサボネアはチャージ無しでソーラービームG2でブイゼルを狙えニャ!」 
 「やばい、地面にアクアジェットをして空へ飛んで回避だ!」 
 「サッボっボーーーー!!」  「ブィィ!?」   
 ギンギンした放射の虹色光線に襲われているのを見たタケシは、焦って回避命令を下したが・・・ 
 彼は何体もののポケモンの指示する処理に間に合わない状態になりつつあった。   
 ―――くっ、地の利とか・・・頭の数はこっちが優位に立ってるが、その分何体もののポケモン達に対する采配が必要なんだ―――     
 ―――でも自分にはブリーダーとしての誇り・・・それにポケモンドクターになる夢もある、友達や仲間たちに・・・ポケモンを守れてこそ、 
 そのゴールへ少しでも近づけるヒントになるはずなんだ―――     
 「向こう側の士気が下がりつつある今こそ好機があるニャ!マネネ、気合いパンチ・・・ハブネークははかいこうせんG3で追撃ニャ!」 
 「マッネネぇぇェ!!」  「グルルゥゥンンーー!!」   
 核兵器に近い痛烈な気功波と、鋭き鉄拳が弱ったゴウカザルに挟み撃ちに攻撃してきた。タケシは、ある補助系に近い指揮をした 
 「よし、グライオン!地面にステルスロック、パチリスがフラッシュで視界を妨げて翻弄させるんだ」 
 「グッライオーーー!」  「チッパぁァァ~~!」   
 粉々になった岩石と土の砂埃と、まばゆい光がニャースの視界に影響を及ぼし、ロケット団側のチームは戸惑いを隠せない状態になり、 
 攻め組だった2匹は、攻撃を空ぶかしをしてしまう 
 「ニャミャ!?やな感じでままならないニャ・・・、メカロボで、ミサイルで立場逆転してやるニャ!」 
 「今だ、ピンプク!バランスディテクションの怪力で、ピカチュウを投げ飛ばせ!そしてボルテッカーG4だ!」 
 「プックック・・・プウ!!!」  「ビガッガガーー、ピカ!」   
 剛速球の速さで投げられ、勢いをつけた状態のピカチュウは、千万ボルトの脅威的な力にて一気にハブネークとメガヤンマを巻き添えにさせ、 
 ダブルノックアウトにさせた 
 「ぶるる・・・ん~~」  「がぁぁ・・・」    
 
- スレ8-38
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/31 14:08:46
 
 「数秒でけ、形勢逆転にひっくり返されたニャ・・・。こうなれば、この捕獲器で責めてピカチュウだけでもゲットして・・・」 
 「ゴウカザル、そのメラメラした怒りの炎は・・・そうか猛火の特性やこの窮地で、ブラストバーンを使えるようになったのか、よしありったけの力でいっけ!」   
 摂氏六千度の太陽かの暑さの炎を、ニャースの自家製のメカへと吐く。耐熱に度を越したのか、オーバーヒート現象が起きて大爆発が起きた。 
 ニャース達全員は爆風で、遠い果ての彼方へと飛ばされる 
 「やな感じニャ~~~!」   「ザッボネぇネ~~」   「きゅぅぅぅ~~ん」   
 「ぷるるううん・・・」   「まねね~~・・・」   「メガァァん」      
 「ふぅ・・・流石に3人分の采配はこたえたな~。よし、みんな!サトシ達のところに帰ろう!腹がグウグウ空いてるだろ?今夜は盛大なパーティだぞ」   
 彼は、大勢の頼もしき仲間に囲まれハーレムとなり。なつかれたりして大変なようだ。そして雪が舞い降り、眩しい光に差す山の先に・・・七色の虹で出ていた 
 「綺麗だ・・・。ん?ミミロルは、雪うさぎを作ってたのか?見事な出来栄えだな。しかもお城にトンネルの形も作ったのか、すごいぞ」 
 「みんみ♪」   
 虹のアーチが描くテンガン山が見え、斜面の雪は反射の光でキラキラ輝いていた。 
 そしてムサシ達は予約したディナーの時間へと迫り、旅館の部屋の戸締りをしていた 
 「セキュリティーロックは良しね、じゃあ行くわよ!トラフグ・宮崎産の牛肉、たらばがに等の魚介類の寄せ鍋食べ放題へ!」 
 「それに超1流のコックが手がけたミルフィーユやガトーショコラとかもあるらしいぞ~。夢かどうか疑いたくなるぜ」 
 「なら、頬をつねってみれば?夢なら何も痛みは感じないって言うし・・・」 
 「どれ・・・最大級の握力でひねろうか。ぐぉぉぉ!!いででぇぇ!」   
 試しに薬指と人差し指で両方の頬を引っ張ると、神経に痛みが生じてコジロウが痛恨な体感をした。ムサシは、彼の暴れっぷりにぎゃははと笑う 
 「おほほほ、まさかマジでするなんてね~。小島よしお二世になりなさい!」    
 
- スレ8-39
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/31 14:12:13
 
 「ひどいよ、ムサシ~~。実験台にしたな・・・。ん?なんかひゅるるると落っこちて来るような音がこだまして・・・」   
 と天井を顔で見上げてると、先程ブラストバーンに遥か星へなったニャース達が飛んで来て、まともにコジロウが下敷き役になってしまう 
 「おごぉぉぉぉ!!い、痛てぇ!にゃ・・・ニャースか?」 
 「さては、ピカチュウ達にコテンパンに完敗して、ここまで飛んできたのよね?やっぱり女優であるエース不在は駄目よね~」   
 (よく言うぜ、深追いや欲張りの敗因がどれ程あったことか・・・ま、今日くらいは伏せておこう) 
 「中盤まではいけてたニャ、ニャけどタケシの元ジムリーダーの血統による指揮で敗れたニャ・・ごめんにゃさい・・・」   
 折角の3人でのインターバルをすっぽらかしにしておきながら、何も収穫無しに負けて戻って来た情けなさに 
 流石のニャースも頭を2人に下げ、他のポケモン達も土下座をした 
 「まねね・・・」  「ザッボネね・・・」   
 「ぷるるるぅぅ・・・」  「めががっ・・!!」 
 「馬鹿ね・・・もう顔上げなさい。過ぎた過去は生ごみよ、それに悔やむより・・・これから先どう行動したら勝てるかを皆で考えるのよ。 
 悔やみよりか、反省にはまだ未来があるんだから」   
 「今は身体を休めよう、千里も道も一歩からって言うし・・・皆で結束力を更に固めて、この悔しさをバネに来年も少しずつ頑張ればきっと道は開けるさ」 
 「ほら、今夜は豪勢な御馳走でやな事もさっぱり忘れて・・・心に栄養つけて、明日へと備えるのよ、いい?」   
 2人のアドバイスに、ポケモン達は瞳をうるうるして大泣きし、思いっきり飛びつく。そして全員で店舗へと向かっていく 
 「ワンダフル・・・ニャ~、到底庶民じゃ手に届かない、ブランドの・・・予算はいいのかニャ?」 
 「心配すんなって、サカキ様からの冬季ボーナスさ。今夜は目いっぱいワイワイしような」 
 「いっつもの命令の高飛車な性格はどうしたの?そんな野暮じゃ、ペルシアンからボスの膝は奪えっこないわよ?」 
 「おみゃーら・・・ありがとニャ、来年もよろしくニャ!」    
 
- スレ8-40
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/31 19:32:47
 
 普段は喧嘩の茶番時な3人は、チーム一丸にして・・・次こそはビクトリーの座を全員で掴み取る事を誓い合う 
 「ええ、こちらこそね。メカやロボットに、作戦とかの設計しっかり頼んだわよ」 
 「ああ、次の年こそは、レアなポケモンを大量に捕獲して幹部昇進して・・3人で揃って・・いや、ここにいる全員で出世しような!」   
 「マネネ!」  「ぶるるる~~~ん!」   
 「サボサボ!」  「メガ、メッガッガ!」   
 ガヤガヤでドタバタに盛り上がってると、ムサシのモンスターボールからソーナンスが出現した 
 「そぉぉぉ、なんす!」 
 「そう言えば、おミャは寝てたのかにゃ?」   
 と首をかしげるソーナンスに他の全員は大爆笑した。彼らのムードはまるで高校野球の甲子園で優勝した歓声の様に、満ちあふれていた 
 サトシ達は・・・・夜の7時近くになった時計をみて、2人でお寿司・刺身・フライドチキン・枝豆やカキフライ、有頭海老、蒲鉾・ 
 黒豆・卵焼きにサーロインステーキなどを机に並べて夜食の準備をしていた 
 「サトシ、一気に持たずに少しずつね。落としたら駄目よ。あとウーロン茶・梅こぶ茶とミネラルウォーターも」 
 「食後にはヒカリの特製フルーツケーキに、CCレモン・ファンタグレープ・なっちゃんオレンジがあるし、今日は大暴れしてやるぜ。 
 けどやけにタケシやピカチュウ達、遅いなぁ。もう夕暮れからすっかり暗闇なのに・・・」 
 「うん・・・、3人揃わなきゃ何か淋しさがあるよね。」     
 カントリー風でのコテージの空間で2人きりの夜に、不安や恐怖が募ってきたのかヒカリはサトシの横へぴとっ・・・と寄る 
 「でも怖くなんてないよ、今はこうしてサトシがこんなにそばで居てくれてるし」 
 「そっか・・・。ヒカリはさ、1人で自宅での留守番してた時ってどう過ごしてたんだ?」 
 「え・・・、なんだか1人風邪ひいて取り残されてさみしい気分だったよ。学校で落ち込んでた時、下校して帰宅した時に、 
 誰もいなかったら1人で勝手に拗ねて家族に困らせた時もあったし・・・」 
 「へぇ~、俺なんか家庭ゲームしたりや外で友達と隣町でゲームセンターでギャースカって楽しんでたぜ?」    
 
- スレ8-41
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/31 20:15:47
 
 と2人でソファーに座って、お留守番での過ごしてた時の話をした。先程に静けさはいつの間にか活気に戻りつつあった。 
 「強いなぁ、あたしにもそんな勇気が欲しいなあ・・・ねえ、サトシ。後で、屋上のバルコニーに来て。渡したい物があるの、いい?」 
 「ああ、構わないぜ。じゃあ9時半くらいに行くよ、何か夜空の観測とかでもするのか?」   
 「ちーがーいーまーす!今渡したい物って言ったわよ・・・んも~、きちんと聞いてた?」 
 「悪りぃ、聞き過ごしてた。そう怒んなって!あっ、靴音がこだましてるぞ。きっとタケシだ!」   
 ヒカリがお決まりの方程式である鈍い心のサトシに呆れぷく~と顔を膨らませてると、玄関から霜焼けして荒く白い息をするタケシや 
 ポケモン達が帰宅したようだ 
 「お帰り、タケシにみんな!ガタガタに震えて寒そうじゃん、こっちに電気ストーブあるから温まれよ」 
 「かたじけない・・・。少しボランティアが長引いたんだ、下準備は整えてくれたか?」 
 「バッチリにグッドよ!料理に小皿・スプーン・フォークやコップもあるし、いつだってパーティ開始して大丈夫!」 
 「ピカピカ!」  「んん~~?」  「ぷっくっく」   
 時は遅し?既に、ピカチュウは皿にチキンナゲットやポテトサラダを、グレッグルはグラスにジンジャーエールを注ぎ、 
 ピンプクははまちや帆立の刺身を皿に盛っていた。   
 「みみ~~」  「ムックホォォ!」 「ウソウソ~~」 
 ミミロルは、冷凍庫にあったバニラアイスとメロンソーダをミックスにメロンソーダにして、ムクホークはカキフライをつまみ食いしていた。 
 どうやら、ウソッキーは先程まで暖炉の薪や新聞紙での炭おこしの作業をして、後で浅めの湯船に浸かっていたようでさっぱりした顔の様子だ。   
 「すっかり、先越されたな!よし、俺達も食うか」 
 「ええそうしましょ。ねえ!その食べる前に3人で赤鼻のトナカイ歌おうよ!」 
 「よし、出だし行くか!♪~真っ赤なお鼻のトナカイさんは~♪ いつもみんなのわらいもの~♪」   
 タケシが先頭の歌詞を歌い、次にサトシとヒカリで次の歌詞をメリハリのあるハモリで歌い出し、やがて3人で混声に賑やかに歌う。  
 
- スレ8-42
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/31 21:26:31
 
 3人は輪になって踊り、後ろでポケモン達はタンバリンや木琴でアカペラとしてリズム感を取っていた 
 「チッパリン~~♪」 「キッキィィ!」 「ポチャチャツ~~♪」   
 「「ほらほら、マンムーも起きて!♪~でもその年のクリスマスの日~♪ サンタのおじさんいいました~♪」」 
 「「「~♪暗い夜道はピカピカの~ お・ま・えの鼻が役に立つのさ~~♪」」」   
 「ブウイブィ~!」 「ドダドッダァァ」 「グッグライォォ!」   
 鼾かきでグースカ居眠りしてたマンムーが起きて、更に部屋中は楽器の音や声でにぎわいな空間になる。 
 「「「~♪いつも泣いてたトナカイさんは♪今宵こそはとよろこびました~~♪せーので、メリークリスマス!」」」   
 と派手にクラッカーを鳴らし、全員でソファーにもたれ食事を始めた。 
 序盤からサトシはガツガツと串カツやビントロやうにのお寿司を一気食いして飛ばした状態だ 
 「もぉ~、サトシ!味わって噛んで食べなきゃ・・・消化に悪いよ?」 
 「焦らずとも食べ物は逃げないぞ~?一口に20回噛んで飲み込まんでも十分に食べられるぞ」 
 「食える時に食う!それが俺の流儀さ!万一地震とかあって、台無しになればショックだしな!」   
 ―――今宵はいい月明かりな夜、俺達やポケモンはハイテンションにて盛りだくさんに楽しんだ。 
 エビフライ、大トロに霜降りのステーキの取り合いや・・カルピスを絨毯にこぼすとかのパニックもあって・・・―――   
 ―――食後にはヒカリの、ふわふわ感があって果物たっぷりのケーキを食べ、ポケモン達には大絶賛で5分で売り切れたのにはびっくりしたぜ~。 
 全員には、イマジネーションを超える最高の笑顔があったんだ。―――     
 で、ロケット団はグランドホテル内でもリッチ感のあるレストランで白菜・白ネギ・ほうれん草・蟹・はまぐり・牛肉・キングサーモン・ 
 豆腐・春雨に手打ちうどんなどをゆがいた鍋に囲まれていた 
 「うぉ~!このジューシーな肉に、シャキシャキした白菜・・・海の幸の蟹のコラボ!う~生きててよかったぁ~~」 
 「ダバ~って涙流す程かしら?まあ、ネギや大根おろし、ポン酢に七味による相性は抜群なのは間違いないわね」    
 
- スレ8-43
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/31 22:43:21
 
 「ニャ~、鍋に餃子は斬新とは思ったけどイケてるニャ!こっちの鶏団子と春菊も貰うニャ!」 
 「まねねぇぇぇ~♪」 「しゅるるるぅ!」 「ザボボ~~」   
 マネネは、ニガリ豆腐やえのきをチビチビと噛んで味わい、ハブネークは椎茸や甲羅部分のズワイガニを一気食いに、 
 サボネアは細うどんをしゅるると口へと吸い込むなど・・ポケモンなりに楽しんでいた   
 「メガァァーーん~~♪」 「そ、そ~~なんすぅぅ!」   
 この2匹は箸で、骨付きのぶつ切り肉をじっくり味わっては、ロースの肉をしゃぶしゃぶ風にしてすぐに食べたりや、 
 あらゆる調味料を使って異なる楽しみ方をしていた 
 「次にメイン級の河豚、ブラックタイガーを追加だな!う~ん、煮えたぎった時の昆布の香りがまた食欲のそそぐんだよな~」 
 「私は、鯛・太刀魚の追加に、マロニーのくずきりを入れるわ」 
 「ニャーは、花柄の人参・チンゲン菜をドパァァと大胆に入れるニャ!」   
 どっさりと具材を足し、ムサシはポット湯を入れ蓋を閉めた。その時、彼女の脳裏にはドクケイルの面影があった 
 「ドクケイル・アーボック・ベロリンガにも、味わせてあげたかったわ。苦しくてもつらくたって乗り越えた分だけ・・・こんないい事もあるってね」 
 「ぁあ、マタドガス・チリーン・ガーディ・ウツボット達も駄目な俺達についてきてくれた。だから 
 来年も脱退したあいつらの分も背負って・・・ロケット団の名を汚さない様に頑張らないとな」 
 「後ろ向きな考えは今日で卒業して、今を生きくニャ!ニャにはお前達というかけがえのない仲間に出会えて今の自分があるんだニャ!」   
 お葬式・・・お通夜の様なムードの様に、じめじめした雰囲気にニャースは2人を元気づけた。 
 「サボサボ!」 「マネネ!」 
 「そ~な~んす!」 「メガメッガ!」   
 相棒の4匹もコジロウやムサシの頭や背中をポンポン摩り、慰めた。そして全員で笑顔になり・・・ 
 「うっしゃー、パッと騒ごう!我ら最強軍団ロケット団、ホワイトホール明るい未来が待ってるぜ!」 
 「ナンセンスよ、ここは名言、いえあの格言を全員で叫ぶのよ!」   
 ―――明日も明後日も皆で、いいかんじぃぃぃーーー!!―――        
 
- スレ8-44
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/31 23:42:35
 
 ホーホー・ヨルノズクやウパーの鳴き声が聞こえる夜の9時、満腹でお腹が膨らむサトシはこわばった身体を起こした。 
 「あ、約束の時刻だな。3フロアへと階段に登って、バルコニーに行くか」   
 豆電球や、蛍光灯が消灯させていて・・・足元が見えづらい床をひたすら歩いて、月の輝きで照らされて先の方へ向かう 
 「さみぃ~、歯がガチガチいってるぜ。気温も0度だし、本場な冬場だな。冬眠中なのかカエルや熊も見かけないな・・・。」   
 とサトシは四季の12月、師走である冬季の体感をして、雪化粧されたバルコニーへと足を踏み入れた 
 「あれ?誰もいねえぞ?んだよー、ヒカリの奴・・・俺をおじょっくてからかっただけかよ、戻ろうと」   
 とぼとぼ引き返そうとした時・・・白のフリルと赤い服、サンタのコスチュームした青髪の女の子が屋根からスットンと急降下してきた 
 「ヒカリ?何だそのかっこ・・・今秋葉原とかで流行りのメイドコスプレか?」 
 「ちーがーいーまーす!ヒカリじゃなくて、サンタクロースです!」 
 「へ?俺がとぼけてんのか?れっきとしたヒカリだろ。その声や仕草とかさ」   
 と本人はサンタになりすますものの、数秒で見抜かれ・・・ヒカリの考えてた事が裏目に出てしまい、焦り出す 
 「つーか、その・・・きっかけはさしおき、何の用事だっけ?」 
 「うんとね・・・えっとこれ受け取って欲しくて、いびつでヘンテコな形かもしれないけど・・・」   
 瞳をつむって、ひしる思い・・・勇気を出しきり白いラッピングした袋をサトシに渡す。 
 彼は空気を読めずに大雑把な開け方をして、中身を確かめる 
 「せ、セーター?すげー、まるでしまむらやユニクロで販売されているみたいな精密度だな。 
 タイムリーだし、早速着るか・・・。でも何で俺に?」   
 「だって、サトシ・・・クリスマスを心から楽しんでなさそうで・・・少しは補えたらなって。」 
 「馬鹿だな、埋め合わせるかに無茶しなくたっていいのにさ。左手がボロボロだぞ?ほら手を貸せよ」 
 「ご、ごめん・・・いつの間に携帯救急箱を?」    
 
- スレ8-46
 
- step and go for Christmas
 - 10/12/31 23:59:25
 
 と消毒液を患部に塗って、脱脂綿・ガーゼ・包帯を使いヒカリの手当てをした。彼女は手が触られていてドキドキしていた 
 「何カ月、旅してんだ?ヒカリは無謀で、向こう見ずなのはとっくの昔に知ってるぜ?まあ、何より俺とどこか似てるからさ」 
 「ごめんね、偉そうな態度取って・・・。クリスマスを・・・台無しにしてたのはあたしの方だった・・・」   
 「頭上げろって!俺すんげー嬉しかったぜ、血が滲んでまで俺だけの為にセーターを編んでくれるなんて。 
 最高のクリスマスプレゼントにふさわしいと思うぜ、俺だけ何もないのは変だし・・・これ、俺の気持ちとしてキャッチしてくれ」 
 「きゃ!?」   
 彼はヒカリをお姫様抱っこして頬にキスした。出会えた奇跡と感謝・・・好きだという全ての意味を込めて。 
 今年のこの出来事は、サンタのどんなプレゼントよりサトヒカにとって、絆を再確認し相思相愛を高める 
 ・・・一生の宝物である贈り物となったことでしょう   
 「ヒカリ・・・その気になった時でいい。生涯、俺との永遠のバッテリーを組んでくれよな」 
 「うん。そしてメリークリスマス!来年も再来年もずっと一緒だよ!サ・ト・シ」   
 サトヒカクリスマス・終了    
 
- スレ8-47
 
- step and go for Christmas
 - 11/01/01 00:11:23
 
 どうも、クリスマス編を書いてた者です。 
 ふぅ~なんとか正月前までに短編を完成させる事が出来ました。相変わらずの駄作ですが。 
 クリスマスはもうすっかり過ぎてたので、少し正月をテーマにした話も混ぜてみました。来年もよろしくとか 
 私は実は・・この短編で初めて話自体を完成させた事に気付きました。よほど私が話の構成が下手な証拠ですね・・・   
 今年もみなさんにとって最高のサトヒカの年になりますようにと、お祈りします   
 by:step and go