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サトヒカSS投稿スレ7

1 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/12 23:11:57
SSを書くスレです。
埋まったので立てました。

2 名前:―69―13年後―狙い―:10/09/12 23:44:10
ガシッ!!?
リザードンはフレアドライブを当てた後サンダ―をつかんだ。
サンダ―「キシャァアアア!!!?」
コワード「何!?」
サトシ「全力でブラストバーン!!?」
リザードン「グォォォォオオオオオオ!!!!?」
サンダ―「キシャァアアアアア!!!!!!?」
強烈なブラストバーンの炎を受けた瞬間、サンダ―も負けじとかみなりをリザードンにくらわせた。
リザードン「グワァア・・・!!?」
ブラストバーンの炎とかみなりの電気がぶつかり合い爆発が起きた。
ドンッ!!!?

―――またまた爆発!!?両者ともに果たして無事なのか!!!?
サンダ―「キシャァァァァァアア!!!?」
サンダ―は煙の中から先に出てきた。
サトシ「・・・・・・・・・。」

リザードン「グワォァ・・・。」
―――リザードン戦闘不能!?ここで残りポケモン1vs1の戦いに持ち込まれた!!!?
サンダ―「キッ・・・キシャァァァァァアア!!!!?」
コワード「ん?」
―――なぁんと!?コワード選手のサンダ―!?やけどを負ってしまったぁ!!?
シロナ「こういう事だったのね・・・らしくない戦い方ね・・・。」
ヒカリ「だからさっき表情が・・・・。」
シロナ「でもこのやけどが与えるものは大きいわよ!?」

3 名前:―70―13年後―ピカチュウ登場―:10/09/13 00:25:13
サトシ「・・・・・・・。」
ピカチュウ「ピカピ・・・・。」
サトシ「リザードン・・・お前ピカチュウに後を託すために・・・お前は立派なエースだ、リザードン。」
ピカチュウ「ピカチュウ!?」
サトシ「ピカチュウ、後は頼んだぞ!?」
ピカチュウ「ピカァ!!?」
ピカチュウは勢いよくフィールドに飛び出して行った。

ヒカリ「最後はピカチュウか。」
その言葉をヒカリが言った瞬間、ヒカリのモンスターボールからポケモンがいきなり飛び出してきた。
ヒカリ「うわぁ!?」
ミミロル「ミミロー!!?」
ヒカリ「もうーミミロルったら驚かさないでよ・・・。」
ミミロル「ミミミ・・・。(ごめんねヒカリちゃん・・・。)」

コワード「ハハハハハッ!!!?」
コワードは笑い始めた。
サトシ「何が可笑しい!!?」
コワード「僕ちんは事前に調べておいたのさ!?そのピカチュウの技は
     ボルテッカ―、10万V、アイアンテール、電光石火!!?
     特性、蓄電でボルテッカーと10万Vは無効!?アイアンテールは効果はいまいち
     まともに使える技は電光石火だけ!!?キャハハハハハハハハハハ!!!!!?」
サトシ「・・・・・・ピカチュウ。」
ピカチュウ「ピカァ?」
サトシ「ここまでずっと二人で二人三脚で俺達は来た
    これまでの経験を生かせばきっとなんとかなるはず
    伝説ポケモン相手でさえそれは変わらない!?
    全力で行くぞ、ピカチュウ!?」
ピカチュウ「ピカァ!?」
シロナ「ここからどうするか・・・!?」
ヒカリ「サトシを信じてる・・・。」
ミミロル「ミミロ・・・・。」

NEXT---ピカチュウの異変、ヒカリの涙。

4 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/13 09:28:15
新スレ乙です

>小さき種達の感想
さすがはヒカリ、電撃起こしは容認ですか
コンテスト初練習は初々しくていいもんですね

>13年後の感想
リザードンおまえ…!無茶しやがって
これでピカチュウに勝機が生まれた?
ヒカリとミミロルも応援がんばれ(NEXT---が気になりますが)

5 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/13 21:45:45
ヒカリの涙…だと?
続きが気になりすぎてヤバイ

6 名前:小さき種達 ソラの挑戦:10/09/13 22:40:15
ソラは深呼吸して気持ちを落ち着かせた。
「行くわよ、ミミロル!」
「ミミ!」
「まずは10万ボルト!」
「ミーミ!」
ミミロルは空中に向って10万ボルトを放った。
「続けて冷凍ビーム!」
「ミミー!」
ミミロルは10万ボルトに向って冷凍ビームを放った、すると、10万ボルト
は砕けて氷の柱とかした。
「今よ、飛び跳ねる!」
「ミミ!」
ミミロルは氷の柱に乗りながら飛び跳ねた。
「アイアンテール!」
「ミミロ!」
ミミロルは氷の柱をアイアンテールで砕き電気と氷の粒子が降り注いだ。
「中々やるじゃないか、ソラ!」
「ポチャ!」
「ありがとう、お兄ちゃん!」
「ミミロ!」
すると、アイは
「ソラ・・初めてにしては、中々良かったわ!」
「ピカチュウ!」
「ありがとう、お姉ちゃん!」
「だけど、まだまだ、技が目立ってしまっているから・・ミミロルが
目立つ様に頑張りましょ!」
「うん!」
「ミミロ!」

7 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/14 00:35:01
おお、手本を見て育ってきただけのことはある

8 名前:小さき種達 ソラの挑戦:10/09/14 22:17:59
その頃、ヒカリはアカリとメグに母乳を与えていた。
「アカリとメグ、凄い食欲だね!」
「ベイ!」
アカリとメグは飲み終えるとピカチュウとポッチャマがアカリとメグを
ヒカリから預かり抱いた。
「ありがとう、ピカチュウ・・ポッチャマ・・」
ミミロルはアカリとメグの汚れている口に布巾で拭いた。

その頃、ソラはセイとポケモンバトルの練習に入ろうとしていた。
「出て来い、プラスル!」
「プラ!」
セイはモンスターボールからプラスルを出した。
「ソラ・・ミミロルの持てる力を引き出すんだ!」
「うん、分かったよ・・お兄ちゃん!」

9 名前:小さき種達 ソラの挑戦:10/09/14 22:35:57
「先攻はソラからだ!」
「行くよ!・・ミミロル、10万ボルト!」
「ミミロ!」
ミミロルはプラスルに向って10万ボルトを放った。
「プラスル!・・かわして、気合パンチ!」
「プラ!」
プラスルは10万ボルトをかわしてミミロルに気合パンチをヒットさせた。
「ミミロル!?」
ミミロルは倒れながらも必至に耐えた。
「ミミロル!・・飛び跳ねる攻撃!」
「ミミ!」
ミミロルは大きくジャンプしてプラスルに向っていた。
「アイアンテール!」
「プラ!」
プラスルは飛んでいるミミロルに向ってアイアンテールを放った。
ミミロルの飛び跳ねるとプラスルのアイアンテールがぶつかり合ったが
プラスルのアイアンテールがミミロルの飛び跳ねるを打ち勝ちミミロル
を吹き飛ばした。
「ミミロル!?」
ソラはどうしたら良いのか分からずに慌て始めた。
「止めだ!・・プラスル、10万ボルト!」
「プーラ!」
プラスルの10万ボルトはミミロルに向っていた。
「ミ、ミミロル!・・れ、冷凍ビー・・」
ソラが指示を出す前にプラスルの10万ボルトがミミロルを襲った。
「ミミロル!?」
「ミ、ミミロ〜・・」
ミミロルは目を回しながら倒れていた。
「そこまでだ!」
「「パパ!?」」
セイとアイはサトシの声に驚いた。
「ミミロル!!」
ソラは倒れているミミロルに駆け寄り抱いた。
「大丈夫・・ミミロル?」
「ミミ・・」
ミミロルは手を上げながらソラに大丈夫だと伝えた。
するとサトシがソラに近づいてきた。
「ソラ・・さっきのバトルの最後に慌てただろう・・」
「うん・・どうすれば良いか分からなかった・・」
「ソラが慌てたら、ミミロルにも慌てが伝わってミミロルも慌ててしま
う!」
「・・・」
ソラは無言でサトシの話を聞いた。
「ソラ・・バトルもそうだが、コンテストも自分が慌ててしまったら
ポケモンにも影響する・・だから、慌てるのは駄目だぞ!」
「うん・・」

10 名前:―71―13年後―ピカチュウの異変―:10/09/15 02:23:30
―――それでは互いに最後のポケモン、ピカチュウvsサンダ―始め!?
サトシ「ピカチュウ、電光石火!!?」
ピカチュウ「ピカピカピカァ!!?」
コワード「サンダ―、ぶっ潰せぇ!!?」
サンダ―「(キッ・・・・!!?)」
みきりのタイミングをサトシは逃さなかった。
サトシ「(みきりか!?)空中へジャンプ!?」
ピカチュウ「ピッカ!!!?」
ピカチュウは尻尾を使い空中へと飛び上がった。
サンダ―「キシャァアアア!!?」
サンダ―はピカチュウの背後をとるため、みきりのスピードを利用して素早く背後へと回った。
サトシ「よし!?(読み通り!?)」
ピカチュウ「ピカァ。」
サンダ―「!?」
ピカチュウはサトシのあらかじめ指示していた通りに一回転しサンダ―と向き合った。
サトシ「(さっきリザードンが雷をみきりを利用されくらった時も背後だった、同じ間違いはしないさ!?)
    ピカチュウ、アイアンテールで叩き落とせ!?」
ピカチュウ「ピーカァ!!?」
サンダ―「キギャャャァァアアア!!!?」
サンダ―はサトシの罠で空中に誘いこまれ地面に叩きつけられた。
シロナ「威力は半減でも技を最大限に利用すれば十分に立ち向かえるはず。」
サトシ「反撃に気をつけながら一旦引くんだ!!?」
ピカチュウ「ピカァ!?」
ピカチュウはサンダーから距離をとりながら着地した・・・その時サンダ―に異変が・・・。
サンダ―「キッ・・・キィシャァァァ!!!?」
コワード「こっ・・凍ってるだと!!?」
シロナ「何で!?」
ヒカリ「!?(前にも同じような事が・・・!?)」
―――なんと!?サンダ―体の一部が凍ってしまった!?一体何があったのかぁ!!!?
サトシ「凍った?・・・・えっ?ピカチュウ!?尻尾!!?」
ピカチュウ「ピィカァ・・・?ピカァ!!?」
ミミロル「ミミ!?」
ピカチュウの尻尾に氷がパラパラとついていた。

11 名前:―72―13年後―氷の正体―:10/09/15 02:51:03
サトシ「尻尾に氷・・・(ピカチュウは氷タイプの技は覚えない・・・可能性があるとしたら・・・。)
    ピカチュウ。」
ピカチュウ「ピィカァ?」
サトシ「アイアンテールをする時涼しげな感じはあったか?」
ピカチュウ「(そういえば・・・。)ピカ。」
ピカチュウはコクと頷いた。
サトシ「(まさか・・・。)ピカチュウ、その涼しげな感じを10万ボルトを
    する感じで出す事は出来るか?」
ピカチュウ「ピカピカ。(試してみる。)ピィ―――カァ――・・・・・。」
電気袋の赤い頬が輝きはじめた・・・。
ピカチュウ「チュ―――ッ!!!!?」
放たれた水色に近い特殊技はまわりの地面を凍らせた。
シロナ「まさか・・・めざめるパワー!!?」
ヒカリ「そうか!?めざめるパワー・・・凍ったといえば氷!!?」
サトシ「やっぱりだ!?これで攻めやすくなる!!?」
ヒカリ「この前のマサト君とのバトル中にカイリュ―が凍ったのは
    目覚めるパワーが原因だったのね!?」

シロナ「この局面で目覚めるパワー・氷を出す
    ・・・・この運の良さもサトシ君特有のモノね。」

12 名前:―73―13年後―形勢逆転―:10/09/15 03:21:33
コワード「こ、これは・・・やばいんじゃ・・・!!?」
―――ここでなんとチャンピオンのピカチュウ!?
   新技、めざめるパワーを手に入れたぁぁ!!!?これは勝負に大きく影響しそうだぁ!!?
サトシ「よし!?行くぞピカチュウ!?」
ピカチュウ「ピィッカァ!!?」
ピカチュウは気合が入っている。
コワード「うるさいうるさい!?調子に乗るなぁ!?行け!?サンダ―!!?」
サンダ―「キシャァァァァァ!!?」
サンダ―は熱風を吹かせた。
サトシ「10万ボルトでカウンターシールド!?」
ピカチュウ「ピッカァ!?ピカピカピカ・・・・!!!?」
ピカチュウは熱風をカウンターシールドで見事に防いだ。
ピカチュウ「ピカァ!!!?」
サンダ―「キュァァァァア!!!?」
熱風を吹かせた後ピカチュウがカウンターシールドから体制を立て直している間に
サンダ―はピカチュウに接近してきた。
コワード「行けぇ!?シグナルビーム!?」
サトシ「アイアンテールで弾けぇ!!?」
サンダ―「キィシャァアアアアア!!!!?」
バシッ!!?
ピカチュウ「ピカァァァァア!!!?」
サトシ「今だ!?目覚めるパワー!!?」
ピカチュウ「ピカァァァア!!?」
目覚めるパワーはサンダ―に命中した、効果抜群である。
サンダ―「キギャァァァァァァア!!!!?」
コワード「サンダ―!!?・・・・ハハッ。」
コワードはまた不吉な笑みを浮かべ始めた。

サトシ「このまま押し切るぞ!?」
ピカチュウ「ピカァア!!?」

13 名前:―74―13年後―ヒカリの涙、叶えられた想い―:10/09/15 03:54:51
シロナ「決まったわねこの試合・・・実際はルギアだけのワンマンパーティー・・・
    トレーナーは初心者、しかもやけどという状態異常を背負った上で
    最後の相手がチャンピオンのエース級、ピカチュウ・・・
    これはもう勝負はついたわね・・・。
ヒカリ「よかった・・・サトシが勝って・・・。」

ミミロル「ミミロー!?ミミロー!?」
ミミロルは突然喜び踊り始めた。
ポッチャマ「ポチャァ・・・。」
ヒカリ「そうか・・・勝つんだから・・・!?」
シロナ「ヒカリちゃん、結婚おめでとう!?」
ヒカリ「ありがとうござ・・い・・・・・ぐすっ。」
ヒカリは泣きだした。
シロナ「えっ!?・・・え?・・ヒカリちゃん?」
ヒカリ「ご、ごめんなさい・・・つい。」
シロナ「いつ・・・サトシ君を好きになったの?」
ヒカリ「一緒に旅をしていて・・いざ別れる事になった時です・・
    ずっと一緒に旅をしていたサトシがどこか遠くに帰ってしまう・・・って
    思ったら悲しくなってきちゃって・・・
    その後いざ別れたてみたら別れてみたらわかったんです。
    サトシが好きだって・・・・。
    旅をしていた時は近すぎてサトシの事がよく見えてなかった・・・。
    それからずっとです・・・ずっと・・・。」
シロナ「えっ・・・!?あれからずっとって事は・・・13年ずっと!!?」
ヒカリ「はい・・・長かったです・・・(ぐすっ)。」
シロナは頭がくらっとなった。
シロナ「・・・よかったわね・・・無事叶って。」
ヒカリ「はいっ!?」
ヒカリは笑顔でうなずいた。


しかし、この試合終了後30分後に悲劇がヒカリを襲った・・・・。

14 名前:―75―13年後―決着!!?―:10/09/15 04:20:47
シロナ「さぁ・・・試合の方も勝負がつくみたいね・・・。」
―――チャンピオンのピカチュウ!?サンダ―を追い詰めたぁ!!?
リザードンからのやけどのダメージがサンダ―を苦しめ続け、その蓄積は相当なダメージとなっていた。
サンダ―「キュァァアア・・・・!!?」
ピカチュウ「ピカァ!!?」
サトシ「もう一息だな・・・。」
コワード「・・・・・・フフフッ。」
サトシ「決めるぞピカチュウ!?」
ピカチュウ「ピカァ!」
サンダ―「キ、キシャャャァァ・・・・!!?」
サンダ―は苦し紛れにシグナルビームを撃ってきた。
サトシ「かわして接近!?」
ピカチュウ「ピカァ!!?」
ピカチュウは素早くシグナルビームをかわしサンダ―に接近した。
サトシ「くちばしに尻尾を巻きつけろ!?」
ピカチュウ「ピカ!?」
サンダ―「・・・・・・・!?」
サンダ―はくちばしを尻尾で包むようにして掴まれ逃げる事が出来ない。
サトシ「今だ!?全力で目覚めるパワー!!?」
ピカチュウ「ピッカァ――――!!?」
サンダ―「!!!!?」
コワード「・・・・・・・・・ハハ。」
―――ピカチュウに掴まれたサンダ―!?目覚めるパワーを0距離で受けてしまったぁ――!!?
サンダ―はそのまま地面に墜落した。

サンダ―「キュァァ・・・・・・。」

―――サンダ―戦闘不能!!?ピカチュウの勝ちぃ!!!?
   よってこの勝負、チャンピオン防衛成功!!!!!!!?

15 名前:―76―13年後―ただじゃ終わらない―:10/09/15 04:56:11
サトシ「やったぁ――――!!!?」
ピカチュウ「ピカァ――!!?」
ヒカリ「やったぁ――――!!!?」
ミミロル「ミミロ――ル!!?」
シロナ「フフフッ・・・・。」
ポッチャマ「ポッチャァ――!!?」
サトシ「よく頑張ったぞ!?ピカチュウ!!?」
ピカチュウ「ピーカァ―・・・・・。」
緊張の緒が切れたのかピカチュウは少しだらけた。

一方、負けた悪役はこの後の最悪な悪あがきに燃えていた。
コワード「クククッ・・・クハッハハハハハッハハハ・・・!!!!?」
サトシ「負けたのに何をそんなに笑ってるんだ!!?」
コワード「僕ちんが負けたのに何もやり返さないはずがないだろう!!?」
サトシ「何ぃ!!?」

NEXT---コワードの仕掛ける最悪の悪あがき、観客の命を賭けサトシ、ヒカリ、急ぐ・・・!?

16 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/15 23:07:18
>>8
育児を手伝うするポケモンにもえる
ソラはいろいろ教えてもらっていいな
これが英才教育というやつか!

>>12
おお目覚めるパワーで大勝利
ヒカリとシロナのやりとりのところいいですね
悪あがきってなんだ…!?ヒカリにげてー

17 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/09/15 23:34:46
その後、セイ達は傷ついたソラのミミロルを連れて家に戻り手当てを
していた。
「ちょっと、痺れるからな・・」
サトシはミミロルに傷薬を塗るとミミロルは痛そうにしていた。
「ミミ・・」
ヒカリのミミロルがソラのミミロルを優しく撫でていた。
「はい!・・これで終わりだ!」
サトシはミミロルの手当てを終えるとミミロルは元気になっていた。
「良かったわね・・ミミロル!」
「ミミロ!」
ソラのミミロルはソラに抱きついた。
「その元気があれば、大丈夫だな・・」

そして、ノゾミとハルカ達がやってきた。
サトシ達はリビングでお茶をしていると突然、ハルカがヒカリとサトシ
にある事を聞いてきた。
「ねえ、ヒカリとサトシはあの映画は引き受けたの?」
「正直・・まだ、迷っているわ・・」
セイ達は何を言っているのか分からなかった。
「ねえ、パパ、ママ・・映画て何?」
アイがヒカリとサトシに聞くとヒカリがアイの質問に答えた。
「実は・・私とサトシの旅を映画にしたいて話が来たの・・」
「本当!?・・凄いよ!」
「ピカチュウ!」
「だけど・・映画に出るかどうか、迷っているんだ・・」
すると、アイが
「絶対、出るべきだよ!!・・パパとママの旅を沢山の人に見ても
らおうよ!」
(そうでしゅ、絶対出るべきでしゅ!)
「ピカチュウ!」
セイ達もサトシとヒカリに映画に出るべきだと薦めた。
そして、サトシとヒカリはセイ達の薦めで映画に出る事を決意した。

18 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/15 23:49:05
映画にラブシーン

19 名前:―77―13年後―胸騒ぎ―:10/09/16 01:07:32
コワード「時限爆弾をセットしたぁ!!?」
サトシ「何だって!!?」
シロナ「!!?」
ヒカリ「えっ・・!?」
女の勘か、ヒカリはこの後起こる悪夢のような出来事を予感したのか・・胸騒ぎがした。
コワード「3つセットした中の2つはフェイク!?1つはとんでもない爆弾さぁ!!?
     このスタジアムくらい簡単に吹き飛ぶ位のね!!?ハハッ!!!?」
サトシ「何ぃ!!?」
コワード「ここに爆弾のスイッチがあるぅ!!?」
サトシ「!!?」
コワード「押してここからさよならだぁ!!?」
サトシ「やめろぉ!!?押すんじゃ・・・!!?」
ポチッ・・・・・

コワード「押しちゃったもんねぇ・・・・エへへへへへへ・・・・。」
サトシ「くっ・・・!!?」
コワード「制限時間は30分!?お前らの寿命も後30分だぜぇ!!!?
     このスタジアムの電気系統をいじったからドアも今頃開かなくなってる頃・・・
     お前らはもう逃げられないんだぞ!!!?アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!?」
その時、空からボーマンダに乗った2人組の男が現れた。
コワード「おいっ!?早く僕ちんを乗っけて逃げろ!?」
男1「はい、ぼっちゃま。」
男2「はい、ぼっちゃま。」
サトシ「こらっ!?待てぇ!?・・・くっ!?(ポケモン達さえいれば・・!!?)」
コワード「うるせぇチャンピオン!?僕たんに跪けぇ!!?」
空へと飛びゆくボーマンダの上からコワードはサトシを挑発しながら去って行こうとした。
シンジ「全速力で奴らを撃ち落とせ!?ドンカラス!!?」
ドンカラス「クワァァァ!!?」
しかしボーマンダがスタジアムから飛び立った時、スタジアムの屋根が閉まり始めた。
シンジ「何だと!!?」
ドンカラス「クオァァァ!!?」
シンジのドンカラスは屋根が閉じる瞬間に間に合わなかった。
シンジ「くっ・・・!?」

20 名前:―78―13年後―爆弾処理開始―:10/09/16 01:28:22
観客は時限爆弾の話を聞き、恐怖で怯えざわめきはじめた。
「いやぁ――――!!!?」
「助けてくれぇ―――!!!?」
「死にたくな――い!!?」

サトシ「シロナさん!?皆を爆弾処理に向かわせて下さい!?」
シロナ「わかったわ!?ついでに外部のトレーナーに応援を頼んでコワードを追わせるわ!?」
シロナはポケフォン(携帯電話のようなもの)出して連絡をとり始めた。
ヒカリ「私も手伝うわ!?」
サトシ「助かる!?ありがとうヒカリ!?」
シンジ「さっきは済まなかった。」
サトシ「気にすんなって!?さぁ!?探しに行こう!?」
ピカチュウ「ピカァ――・・・。」
サトシ「ピカチュウ、おつかれ・・・ゆっくり休んでてくれ!?」
ピカチュウ「ピカピ、ピカァ・・・。(サトシ、ごめん・・・。)」
ミミロル「ミミロ・・・。(無茶しないで・・・。)」

シロナ「オ―バ君達から爆弾らしきものを見つけたって連絡が・・・・!!?」
サトシ「わかりました!? ヒカリ、行こう!?
    シロナさんとシンジは別行動で残り2つを探してください!?」
ヒカリ「うん!?」
シロナ「了解!?」
シンジ「わかった。」

一方、爆弾らしき箱を見つけたオ―バ達は――――

21 名前:―79―13年後―アフロと爆弾・前―:10/09/16 01:58:48
リョウ「この箱・・・無茶苦茶怪しいですよね・・・。」
オ―バ「まあな、開けてみろよリョウ。」
リョウ「ええっ!!?俺がですか!?オ―バさんが開けて下さいよ!?」
オ―バ「あ?俺は・・・そうだ俺は確認する係なんだよ!?お前は開ける係だ!?」
リョウ「そんな理不尽な・・・。」

ジュン「爆弾見つかったか!?」
リョウ「いい所に来たなジュン!?」
ジュン「はっ?」
リョウ「ここに爆弾の入っているらしき箱がある!?処理はジュンに任せる。」
ジュン「えっ!?俺ぇ!!?いやいやここは四天王のリョウさんに・・・。」
リョウ「いやいやいや・・・ここは四天王のオ―バさんに・・・。」
オ―バ「いや、お前らに任せる。」
ジュン「はいはいはーい!?じゃあ俺がやる!?」
リョウ「はいはいじゃあ俺がやる!?」

ジュン、リョウ「(じ――――――っ・・・・・!?)・・・・・。」
2人は横目でオ―バを何かを訴える目で見ている。
オ―バ「(何だ・・・!?この手を挙げなくてはならないような雰囲気は・・・!?)
    じゃあ俺が・・・。」
ジュン、リョウ「どうぞどうぞ!?」
オ―バ「お前らなぁ!!?」
???「あんたらいいからさっさと箱開けて確認しな!?」
リョウ「キクノさん!?・・・って!?キクノさんが2人!?」
キクコ「失礼だねぇ!?私ゃキクノの妹キクコだよぉ!?」
ジュン「妹なんかいたのかキクノばあちゃん!?」
キクノ「いたわよ、元カントーの四天王さ、今はCMなんかに出てるね。」
オ―バ「CM?」
ジュン「何のCM?」
キクコ「こんなCMさ・・・
    ね○ねるね○ねは・・・へっへっへっ!!?う・ま・い!?テッテテテ―!!?」
キクノ「お菓子のCMさ、私ゃおいしいとは思わないがね。」

22 名前:―80―13年後―アフロと爆弾・後―:10/09/16 02:50:38
キクコ「ねぇちゃんは砂ポケモン使いすぎて砂嵐で砂が口の中に入っちゃって味覚がおかしくなったのさ!?ケッ!?」
キクノ「相変わらずの口の悪さだね・・・さあさっさと箱を開けるんだよオ―バ。」
オ―バ「はいはい開けますよ・・・キクノさん。」
オ―バは開ける係であるため一番危険である事に気付き息を飲んだ。
オ―バ「(えーい!?どうにでもなりやがれ!!?)うおーっ!!?」
バサッ・・・
箱を開けるとビリリダマと「はずれ」と書いてある紙が入っていた。
ドッカ――ン!!!?

リョウ「ケホッケホッ・・・!!?」
ジュン「おいっ・・・!?皆大丈夫かぁ!!?」
そこでやっとサトシとヒカリがやってきた。
サトシ「うおっ!?ケホッケホッ!?凄い煙だ!?ヒカリ!?気をつけろ!?」
ヒカリ「うん!?コホッコホッ!?」
オ―バ「うおおおお―――っ!!!?」
サトシ「どうしました!?オ―バさん!!?」
オ―バ「髪がぁ・・・!?俺の自慢の髪が!?美しくないアフロになっちまった!!?」
ヒカリ「(いつもと変わらないような・・・!?)・・・・・。」
キクノ「まったくだらしないねぇ・・・今の若者達は・・・。」
サトシ「キクノさん!?・・・あなたはキクコさん!?」
キクノ「あんた妹の事知ってたのかい。」
キクコ「大きくなったね、チャンピオン。」
ジュン「何で一番ばあちゃん達が無傷なんだよ!?」
キクノ「せっかくオ―バが開ける番なんだ、私達ゃぁオ―バが開ける前に避難させてもらったよ。」
リョウ「まったく・・・年をとると悪知恵が働くようになるとはこの事ですね。」
オ―バ「俺の髪ぃぃぃぃぃぃ―――――!!!?」

その時、シンジから連絡があった。
シンジ「爆弾らしいものを見つけた、3階の放送席だ!?」
サトシ「ああ!?わかった!?」
ブチッ―――
ヒカリ「後爆発まで20分・・・早くしないと・・・。」
サトシ「ああ、急ごう。」
キクノ「さあ、早くしな急ぐんだよ2人とも。」
サトヒカ「はい!?」
2人は3階の放送席へと向かった。

23 名前:―81―13年後―シンジ23歳の苦悩・前―:10/09/16 04:06:51
シンジ「とりあえず見つけたが・・・開けてみるか。」
シゲル「いや・・・爆発時刻まであと16分・・・シロナさんが最後の一個を見つけたと言う連絡が入ってきた
    中身は残り時間を表したモニターのついた機械が入っていたと聞いた
    恐らくそっちが本物だろう・・・。」
シンジ「じゃあはずれだったとしてこの箱の中身はなんだ?」
シゲル「一個目ははずれだったんだろう?その中身は電話で聞かなかったのかい?」
シンジ「あいつも急いでいたし簡略化したかったから場所しか伝えなかったからな
    ・・・ただ少し後ろから複数の人の咳が聞こえたような・・・。」
???「・・・って事はその場所が煙たかった・・・爆発でもしたのかな?」
シゲル「ノゾミ!?」
ノゾミ「ヒカリの結婚を賭けた防衛戦がそろそろ終わるかと思って来たらこの騒動に巻き込まれちゃったよ。」
シゲル「君も来てたのか・・・もしかしたらの場合もあるから来ないでって言ったじゃないか。」
ノゾミ「私だって助けになりたかったんだよ・・・
    研究所にいるのも退屈だったしね。」
シゲル「君にもしもの事があったら・・・。」
ノゾミ「大丈夫だよ、ヒカリもいるしポケモン達もついてるんだからさ。」
シゲル「いや!?君に何かあったら・・・僕は・・・!?」
ノゾミ「付き合い始めて思ったんだけどやっぱり過保護な所があるよねシゲルって、普段は冷静な感じなのに。」
シゲル「ノゾミの事を考えると冷静にはなれないんだよ・・・。」
ノゾミ「・・・・・シゲル。」

まるで別世界にいるかのように見つめ合う2人の横から耐えられなくなったシンジが一言。

シンジ「もう・・・いいか?」
ノゾミ「(カァァァ―――ッ。)」
我に返り恥ずかしくなったノゾミは頬が赤くなった。
シゲル「うーん・・・。シンジ君、せめて誰かが来るまでそっとしておいて欲しかった。」
シンジ「3万人の命がかかってるんだぞ!?そんな事してる場合か!?」
シゲル「これははずれ、今サトシからメールで返信が来た、こっちにはヒカリが来るそうだ。」
シンジ「もういい!?開けるぞ!?」

24 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/09/16 22:57:20
1週間後、サトシ達は映画の撮影の為、シンオウ地方に向っていた。
「久しぶりに、アヤコお婆ちゃんに会えるね!」
「うん、早く、アヤコお婆ちゃんに会いたい!」
「ミミロ!」
「チュパ!」
サトシ達はアヤコと船場で待ち合わせを約束していた。
「ソラちゃん達・・嬉しそうだね・・」
「ニャル・・」
「久しぶりにアヤコさんと会えるんだもん・・喜びたくなるわ・・」
ノゾミとハルカも映画に出る事になりサトシ達と一緒に行動していた。

そして、マサゴタウンが見えてきた。
「見て、マサゴタウンよ!」
船場にはアヤコが手を振っていた。
「ママ!」
「お帰りなさい!」
「ただいま!・・ママ!」

25 名前:―82―13年後―シンジ23歳の苦悩・後―:10/09/17 04:58:15
そこへ全速力で走ってきたヒカリがやって来た。
ヒカリ「待って!?パチリス、チャームアップ!?」
パチリス「チュパー!?」
ヒカリ「シンジ、箱を開けたらすぐに離れて!?」
シンジ「わかった!?」
箱を開ければ案の定、今度はマルマインが入っていた。マルマインは大爆発をしようとした。
ヒカリ「パチリス!?マルマインをリフレクターで囲んで!?」
パチリス「チュッパ!?」
ドッカ―ン!!?
リフレクターによって大爆発の威力は軽減され少し風が吹いただけで被害は済んだ。
ヒカリ「パチリス、お疲れ様。」
パチリス「チュパァ―!?」
ヒカリはパチリスをモンスターボールに戻した。
ノゾミ「ヒカリ!?」
ヒカリ「ノゾミ!?来てたの!?」
ノゾミ「うん。結婚おめでとうヒカリ!?」
ヒカリ「ありがとう!?ノゾミ!?」
シゲル「ヒカリ、結婚おめでとう!?サトシ君を宜しく、そしてノゾミを紹介してくれてありがとう!?」
ヒカリ「気にしない気にしない!?2人が無事くっついて良かった!?
    じゃあサトシの所行ってくる。」
ノゾミ「気を付けなよ、最後の一個は本物なんだから。」
ヒカリ「大丈夫大丈夫!?行ってきまーす!?」
颯爽とヒカリはサトシの元へと駆けていった。
ノゾミ「あんたが大丈夫って言う時が一番安心出来ないだけどね・・・。」

シンジ「(どいつもこいつも・・・俺もそろそろ・・・なのか?)」

シンジ23歳の苦悩・・・この後、シンジはある人と再開しその出会いが苦悩解決への足掛かりとなる。

26 名前:―83―13年後―残り10分・・・―:10/09/17 05:27:04
制限時間後10分を切った頃―――
シロナの元へサトシはやってきた。
サトシ「シロナさん!?」
シロナ「チャンピオン!?」
サトシ「爆弾は?」
シロナ「これよ・・・。」
・・ピ・・ピ・・ピ・・ピ・・
サトシ「これって・・・あのよくある赤、緑、青どれか当たりを切れば止まる、
    はずれを切ればドカン・・・ってやつですよね。」
爆弾は通路の地べたに置いてあったため何度か蹴られたのか箱の外側が少しへこんでいた。
シロナ「・・・恐らく。」
サトシ「・・・ってことは観客3万人の命がこの選択にかかってるって事か・・・。」
シロナ「そういう事ね・・・どれを切る・・・?」
サトシ「そうですね・・・うん?」
ドドドドド・・・・・!?
四苦八苦していた2人の元に恐怖で怯えた観客達はスタジアム内を脱出経路を探して駆けずりまわっていた。
「キャ―――!!!?」
「非常用の脱出経路を探せぇぇ――!!!?」
サトシ「一旦避けましょう。」
シロナ「そうね。」
2人が避けた時爆弾の方から不吉な音がした。

ガンッ!?ブチッブチッ!!?
サトシ「・・・・・!?(今の音・・・!?)」
シロナ「・・・・・!?(嫌な予感が・・・。)」
ドドドドド・・・・・!!?
観客達は去った・・・しかしそこで2人は絶望的な状況を目の当たりにした。・・・。


27 名前:―84―13年後―自己犠牲―:10/09/17 06:15:31
ピピピピピ・・・・・ピッ!!?
サトシ「何だ・・・!!!?」
シロナ「なんて事!!?」
観客の人ゴミにもまれ爆弾の糸は2本切れていた。
そして・・・糸が切れたせいか残り6分あった残り時間は1分に減っていた。

サトシ「・・・・・・・・。」
シロナ「・・・・・・・・。」
2人はしばらく沈黙していたが、サトシは思い切った考えに出た。
サトシ「・・・・・シロナさん。」
シロナ「・・・・・何?」
サトシ「ガブリアスを出して下さい。」
シロナ「?・・・何をするかは知らないけど無茶はしないでよ・・・ガブリアス!?」
ガブリアス「ガブリァァス!!?」
サトシ「ガブリアス、かわらわりで外への穴を空けてくれ。」
ここは4階の通路である。
シロナ「ここは4階、確かに1〜3階とは違ってバトルフィールド用のコーティングはされていないから
    簡単に壁は砕けるわ・・・でも何で・・・?」
サトシ「・・・考えがあります。」
シロナ「??・・・ガブリアス、言う通りにして。」
ガブリアス「ガブァ!!?」
ガブリアスはかわらわりで壁を砕いた。

ミシッ・・・ミシッ・・・ドシッッ!!!?
かわらわりで壁が砕かれ、外の風が勢いよく中に入ってきた。
シロナ「一体どうするつも・・・!!!?」
サトシは爆弾を抱きかかえた。
サトシ「・・・・・・・。」
シロナ「まさか・・・あなた・・・!!?」

28 名前:―85―13年後―サトシ、死す―:10/09/17 06:40:58
シロナ「いいの?・・・ヒカリちゃんを不幸にしても・・・。」
サトシ「あはは・・・俺みたいなポケモンの事しか考えられないダメ男より
    いい男なんていっぱいいますよ。」
作り笑顔かはわからない笑顔でサトシは笑った。
シロナ「!!?・・・本気でそんな事を言ってるの・・・!?
    厳にヒカリちゃんは・・・・!!?」
サトシ「これしかないでしょう!!?
    俺の防衛戦の為に3万人もの人を殺す訳にはいかない!!?」
サトシは強く怒鳴った。
シロナ「っ!!?・・・・・・!!?」
サトシの言葉に何も言い返せない自分の無力さにシロナは情けなくなった。
シロナ「っ!!?・・・・・・。(実際、私は何も出来ない・・・!!?)」
悔しさから唇を噛み、拳を強く握った。

サトシ「じゃあ、後の事は頼みます。」
シロナ「くっ・・・・・!?」
13年前・・自分が道を導き、2年前・・自分からチャンピオンの座を奪った男は
今、自分の目の前で命を落とそうとしている・・・誰かの為に・・・。
その自分がかわいがってきた後輩でありチャンピオンに何もする事が出来ない自分が悔しかった・・・。

シロナ「・・・・・っ!?(こんな誰かの為に命を捨てられるチャンピオンを・・・救う事が出来ないなんて・・・
    悔しい・・・悔しい!!?・・・今、私が出来る事は・・・!!?)」

29 名前:―86―13年後―爆発―:10/09/17 07:00:36
サトシ「・・・ヒカリがここに来たらこの壁の穴の向こう側には入らないように
    止めて下さい・・・入ってくるだろうから・・・。」
チャンピオンは一人爆弾を抱え壁の向こう側へと歩いて行った・・・。
シロナ「・・・・・・・・・。」

ヒカリ「シロナさん!?爆弾は!?」
シロナ「・・・・・・・・。」
ヒカリ「シロナさん・・・・・?」
シロナはヒカリを強く抱きしめた。
ヒカリ「えっ・・・・・?シロナさん・・・!!?」
シロナ「・・・・・。(今、私に出来る事、それはチャンピオンの想いを無駄にしない事・・・!!?)」

ヒカリ「・・・・・・・!!!!!!?」
壊れた壁、どこにもない爆弾、おかしいシロナ、先に来たはずのサトシがいない・・・
ヒカリは悟った・・・

”サトシに何かがあった!!?”

ヒカリは暴れだしたがシロナは強く決して離さなかった。
ヒカリ「サトシィィィ!!!?サトシィィィイ!!!!?」
シロナ「・・・・・・くっ!?」

ドッカ―――――ン!!!!!!!?

耳に響く轟音・・・壁に空いた穴から吹く風・・・
その一瞬が止まって見えた・・・・。

NEXT---「サトシの馬鹿」ヒカリ、悲痛の叫び

30 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/17 09:30:56
なにこれ、サトシどうなったの…!?
すげー気になる
来週のアニポケより気になる。

31 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/09/17 12:44:17
船が港に着くとソラ達は一目散にアヤコの元に走っていた。
「「「アヤコお婆ちゃん!」」」
ソラ達はアヤコに抱きついた。
「皆・・久しぶりね!」
「うん!・・アヤコお婆ちゃんに会えて嬉しいよ!」
するとサトシ達がアヤコの元に近づいてきた。
「ママ!」
「お帰りなさい、ヒカリ!・・それにサトシ君も!」
「お久しぶりです、アヤコさん!」
アヤコはノゾミとハルカにも挨拶をした。
「長旅で疲れたでしょ・・フタバタウンに向いましょ!」
サトシ達はアヤコと共にフタバタウンに向った。

サトシ達はフタバタウンのアヤコの家に着いた。
「さあ!・・皆、入って!」
アヤコがドアを開けるとソラ達は走って家の中に入った。
「こらこら・・走ったら駄目だぞ!」
サトシはソラ達に注意をするとソラ達は謝った。
「良いのよ、サトシ君・・」
「でも、アヤコさん!」
「子供ははしゃぐ位が良いのよ・・」
アヤコの言葉にサトシは言葉が出なかった。

サトシ達はリビングでアヤコとお茶をしながら話をしていた。
するとアヤコはサトシ達に映画の撮影場所を聞いてきた。
「明日は何処で撮影なの?」
「明日はマサゴタウンで撮影よ!」
「ヒカリとサトシ君が初めて出会った場所ね?」
「ええ、そうよ!」
ヒカリはアカリとメグを優しくなでていた。
「セイ君達も映画に出るの?」
「うんうん、俺達は映画には出ないんだ・・」
「ポチャ・・」
「だけど、撮影を見学しようと思っているの・・」
(ヒカリとサトシの出会いを見てみたいと思うでしゅ!)
「ピカチュウ!」
するとアヤコが
「それじゃ、私もいこうかな?」
「え!?・・本当?」
「ええ、サトシ君とヒカリの出会いを是非、見てみたいわ・・」

32 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/17 23:08:36
サトシかっこいい・・・
こういうところにヒカリは惚れたわけか
生きててくれ

33 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/18 00:41:06
>>24
初対面を二人でふりかえるのか、それとも再現ドラマをやるのか
どんな映画を作るのか楽しみだ

>>29
サトシの馬鹿!!(生きろ的な意味で)
奇跡よ起これ…

ちょっと前のところで、爆弾処理中でもギャグをやる四天王はさすがだと思いました

34 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/09/18 21:58:51
その夜、サトシ達はそれぞれ部屋で眠りに着こうとしていた。
ヒカリは子守唄を歌いアカリとメグは眠ってしまった。
(ヒカリの子守唄は抜群でしゅ!)
「ありがとう、シェイミ!」
ヒカリはアカリとメグを布団の上に寝かしつけた。
「さあ、シェイミも早く寝るのよ!」
(は〜いでしゅ!)
ヒカリとシェイミは眠りついた。

次の日、サトシ達は撮影場所のマサゴタウンに向った。
そして、撮影現場に着くとそこには
「お、サトシ!」
「タケシ!?」
撮影現場にはタケシの姿があった。
「タケシじゃない!・・久しぶり!」
「ああ、久しぶりだな、皆!」
「だけど、何でタケシが此処に?」
「俺も、映画に出るんだよ!」
「え!?本当?」
「ああ、本当だ!」
サトシ達はタケシが映画に出ることに驚いていた。
すると映画のスタッフがサトシとヒカリ、タケシを部屋に連れて化粧
をさせた。
「それじゃあ、撮影を始めますのでサトシさん、ヒカリさん、タケシさん
お願いします!」

35 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/19 00:06:15
共演者のサトヒカもタケシのこと知らなかったんだ
タケシらしくてわらた

36 名前:―87―13年後―叫び―:10/09/19 01:02:14
シロナ「くっ・・・・・うっ・・・・・!?」
ヒカリ「・・・・・・・・・・・・・。」
シロナは泣き崩れヒカリを離した。
ヒカリ「・・・・・・・・・・・・・。」
ただ、呆然とヒカリは壁に空いた穴の方へと歩いて行った。

ヒカリ「・・・・・・・嘘・・・・。」
空には黒い煙がまだ青い空をうやむやにするように広がっている・・・・。
ヒカリは体中の力が抜けて泣き崩れた。
ヒカリ「私を不幸にしないって・・・防衛戦に勝って結婚するって・・・
    ピカチュウ達だってこんなの許さないよ・・・
    ねぇ・・・サトシ・・・・返事してよ・・・・!!?
    サトシィィィィィィ・・・・・・!!!!?」
大声でヒカリは泣きだし始めた。

ヒカリ「サトシの馬鹿ぁ――――・・・・・!!!!!?」

コツコツコツコツ・・・・・

シロナ「・・・・・・・・!!!?」
ヒカリ「うっ・・・ひっ・・・くっ・・・・。」

その時後ろからヒカリは抱きしめられた・・・・。

ヒカリ「えっ・・・・・・。」

いつもと同じ匂い、肌触り、抱きしめ方、抱きしめる時の強さ・・・
全てがいつもと同じ・・・。
私の一番愛する人・・・・・。

37 名前:―88―13年後―約束して・・・―:10/09/19 01:23:45

サトシ「ごめん・・・なんか酷い旦那だな・・・俺。」
ヒカリ「・・・・・・馬鹿ぁ・・・・!!!?」
サトシ「えっ・・・?」

ヒカリ「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿ぁぁ・・ぅぅ・・・!!?」
サトシ「・・・ごめん・・・。」
サトシはより強くヒカリを抱きしめた。
ヒカリ「・・・約束して・・・グスッ・・。」
サトシ「・・・・約束?」
ヒカリ「私より先に死なないって・・・・!?」
サトシ「・・・えっ?」
ヒカリ「サトシいつもなりふり構わずポケモンの為に無茶したりするでしょ・・・?
    自分とか私の事なんか二の次で・・・・。」
サトシ「まぁ・・・俺はそういう性分なん・・・。」
ヒカリ「やーくーそーく――!!!?」
サトシ「はい・・・します。」
ギュッ・・・!!?
ヒカリ「・・・よかった・・・生きてて・・・良かった・・・!!?」
ヒカリはサトシを強く抱きしめ返した。
サトシ「・・・ヒカリ・・・・。」
サトシもヒカリをより強く抱きしめた。
ヒカリ「・・・・けほっけほっ!?サトシ・・・痛い・・!?」
サトシ「あっ!?ごめんごめん・・・!?」
ヒカリ「・・・・・・・・。」
サトシ「・・・・・・・・。」
二人はお互いに見つめ合った。
ヒカリ「・・・サトシ・・・。」
サトシ「・・・ヒカリ・・・。」
二人は口づけを交した。


38 名前:―89―13年後―ありがとう―:10/09/19 01:54:08
シロナ「それにしても・・・なんで無事なの・・・?」
???「お答えしましょうか・・・美しきトレーナーさん。」
シロナ「トップコーディネーターマスター!?」
ミクリ「お久ぶりですシロナさん。」
シロナ「あなたがチャンピオンを助けてくれたの?」
ミクリ「ああ、久しぶりにかわいい後輩達(ヒカリとノゾミ)の顔が見たくなって
    車でここに来ようとしてたら上の方から人が飛び降りようとしてる・・・!?
    ”これは助けなければ”とミロカロスを出して助けに行ったんですよ。
    爆弾はミロカロスの尻尾でなるべく高い所まではじきあげてから爆発させましたから
    爆弾の被害も最低限の被害で済んでると思いますよ。」
シロナ「そう・・・ありがとう・・・本当にありがとう・・・!!?」
ミクリ「気にしないでくださいよ・・・後輩を悲しませたくなかっただけですから・・・。」

この後、ミクリはヒカリにトップコーディネーターマスター防衛戦に敗れマスターの座を奪われる事となる・・・
・・・しかし、ヒカリは勝利後コーディネーターを引退することとなりまたマスターの座に就く事となる・・・。
それはまだ、先の話である。

シロナとミクリは熱くキスを交わす二人を見て気まずくなった。
シロナ「・・・・・・・・。」
ミクリ「うーん・・・お熱いね・・・。」

NEXT---一方爆弾を取り付けたあの愚かもの達にあの伝説ポケモンが・・・!?サトシとヒカリに大きな波の予感・・・!?

39 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/19 22:03:14
やった!
早くも新婚な雰囲気のサトヒカがいい感じです
でももしミクリ様が居なかったらと思うと恐ろしいな…

40 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/09/19 23:16:08
サトシ達は化粧が終わると撮影が始まろうとしていた。
「それじゃ、本番行きます!・・アクション!」
監督の言葉で撮影が始まった。
サトシとヒカリは初めての映画の撮影に苦戦しながらも必至に当時の
事を思い出しながら撮影は進んだ。
「ふぅ〜・・疲れたわ・・」
サトシ達は映画の撮影に疲れていた。
「お疲れ様、サトシ、ヒカリ、タケシ・・」
ハルカとノゾミはサトシ達にタオルを渡した。
「ありがとう、ノゾミ、ハルカ!」
サトシ達は汗をタオルで拭いた。
(ヒカリ達がまさか・・あんな出会いなんて驚いたでしゅ!)
シェイミはサトシ達の出会いに驚いた。
その後、サトシ達は一旦タケシと別れて、フタバタウンに帰っていた。

「さあ、明日も映画の撮影だから沢山食べてね!」
アヤコはサトシとヒカリの為に沢山の料理を作っていた。
「ありがとう、ママ!」
「さあ、食べようぜ!」
セイ達もアヤコの料理を口に運んだ。
「アヤコお婆ちゃんが作るハンバーグは美味しい!」
「うん、アヤコお婆ちゃんのハンバーグは一番好き!」
「そう言ってくれると嬉しいわ!」
セイ達の言葉にアヤコは笑みをこぼした。
その後、サトシとヒカリは明日の撮影の為に早く眠りついた。

41 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/20 18:11:02
http://b9.0zero.jp/bbs/index.php?uid=yokkon&dir=149&num=1&th=

サトヒカファン発見

42 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/20 23:12:36
>>40
シェイミがかわいい
本人が再現VTRを作ったみたいですごい見たいw

43 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/09/20 23:31:57
次の日、サトシ達は次の撮影現場である、コトブキシティに向った。
そして、コトブキシティの撮影現場に着くとヒカリとノゾミは撮影現
場を見て驚いた。
「ここて!?」
「私とノゾミが初めて出会った、コンテスト会場!・・」
そこはヒカリとノゾミが初めて出会ったコンテスト会場であった。
「今日の撮影はヒカリとノゾミが初めて出会ったシーンを撮るんだ・・」
サトシがヒカリとノゾミに説明しながら控え室に向っていた。
控え室でサトシ達は化粧を済ませると控え室を後にした。

そして、ヒカリとノゾミが初めて出会うシーンの撮影が始まった。
「ママ、ドレス、ありがとう、凄い気にいちゃった!」
(喜んでもらえて嬉しいだけど・・一つ足りないのよ・・チョーカー
入っていなかった?)
「チョーカー?・・入っていなかったような?」
するとヒカリの後ろにニャルマーが出てきた。
「ニャー!」
「あれ?・・ニャルマー・・」
ニャルマーは尻尾にあるチョーカーをヒカリの前に出した。
「もしかして、これて・・」
(それそれ!・・それよ!)
その時、ノゾミがヒカリに声をかけて来た。
「やっぱり・・あんたのか・・」
「あなたが見つけてくれたの?」
「ロビーに落ちていたよ・・」
「だけど、よく私のチョーカーだって分かったの?」
「このポケモンセンターの中でそのチョーカーが合う服を着ているのは
あなただからね・・」
ヒカリはチョーカーを首につけるとノゾミにお礼を言った。
「ありがとう・・私はヒカリ、あなたは?」
「ノゾミ・・あんた、コンテスト初めて?」
「分かる?」
「分かるよ・・そういうオーラ出てる・・」
「やっぱり・・」
「うゎ・・かっこわる・・」
ヒカリはノゾミにリボンを見せてもらった。
「私もリボンゲットしてみせる!」
「本気?」
「本気、大丈夫!」
「じゃ、ファイナルで会うだろうね、頑張ろう!」
ノゾミはそう言ってその場を去った。
「ファイナル!?・・うゎ、渡しデビュー戦なのに大胆な事言っちゃった!」

それを遠くから見ていたサトシ達は
「思い出すぜ・・ヒカリとノゾミが出会った頃を・・」
「ヒカリの落し物で出会うなんてヒカリらしいわね!」

44 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/21 00:16:51
これの映画はいい企画ですね

45 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/09/21 23:07:16
その後、ヒカリとノゾミの初めての出会いを取り終わると休憩に入った。
「ふぅ・・疲れたわ・・」
「ああ、昔の事を思い出しながら演技するのがこんなに大変だったなんて・・」
ヒカリとノゾミは撮影の大変さで疲れ始めていた。
するとアイとノンがヒカリとノゾミに近づいた。
「「お疲れ様、ママ!」」
アイとノンは冷たい飲み物を持ってきた。
「ありがとう、アイ・・」
ヒカリとノゾミはアイとノンから飲み物を受け取った。
するとヒカリのシェイミが
(まさか・・ノゾミとの出会いがヒカリの落し物だったなんて・・驚
いたでしゅ!)
シェイミの言葉にヒカリは顔を赤くしてシェイミに怒った。
「はは・・あの時のヒカリは結構・・ドジが多くてサトシやタケシに
心配されていたからね!」
「ノゾミまで・・」
ヒカリは少し落ち込んだ。
その後、ヒカリとノゾミはアイとノンに今までの旅の事やコンテストなどを
話した。

46 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/09/22 23:00:16
休憩が終わるとヒカリとノゾミのコンテストバトルの撮影が始まろうと
していた。
「ママ達のコンテストバトルを見るのは初めてだわ!」
「ピカチュウ!」
アイ達はヒカリとノゾミのコンテストバトルを見れるのが嬉しかった。
「だけど、映画の撮影だから、ヒカリが負けてしまうだよな・・」
「ピカチュウ・・」
「ポチャ・・」
するとユリとミライが
「もう、サトシパパはそんな事言って!」
「そうだよ!」
「ベイ!」
ミライとユリの言葉にサトシは謝った。
「だけど、ママ達のコンテストバトルを見れるのは嬉しい!」
(そうでしゅ、ヒカリ達のコンテストバトルを見れるだけでミーは
嬉しいでしゅ!)

ヒカリとノゾミの準備が終わり撮影が始まろうとしていた。
「思い出すわね、ノゾミ・・あの頃を・・」
「ああ、あの頃の私達はお互いに競い戦ったわね・・」
「映画の撮影だけど、本気で行くわよ、ノゾミ!」
「望むところよ!」
ヒカリとノゾミは火花を散らしていた。
「あらら、ヒカリとノゾミ・・本気だわ・・」
セイとノンは腕に抱いているアカリ達に話かかけた。
「アカリ・・メグ・・ママ達を応援しよう!」
「リンもママを応援しようね!」
アカリ達は笑顔で笑った。

47 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/22 23:30:07
初コンテストが懐かしい

48 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/09/23 23:47:16
撮影が始まるとヒカリとノゾミのコンテストバトルが始まった。
「ミミロル、チャームアップ!」
「ニャルマー、レディーゴー!」
「ミミ!」
「ニャル!」
ミミロルとニャルマーは元気良くモンスターボールから出てきた。
「ママ、頑張って!」
「ミミロ!」
「ミミロル、ピヨピヨパンチ!」
ミミロルは大きくジャンプしてニャルマーに近づいた。
「ニャルマー、尻尾でジャンプ!」
「ニャル!」
ニャルマーは尻尾をバネにして回転しながらミミロルのピヨピヨパンチ
をかわした。

「ニャルマーの尻尾にあんな使い方があったなんて・・」
「ニャル・・」
ノンとニャルマーはノゾミの戦い方に驚いていた。

「ミミロル、地面に向って冷凍ビーム!」
「ミミロ!」
ミミロルは身体を回転させながらフィールドに冷凍ビームを放った。
ミミロルの冷凍ビームにフィールドは氷のフィールドとかした。
そしてニャルマーは氷のフィールドに足を取られてしまった。

「さすがだな、ヒカリ・・」
「バトルフィールドを制圧をするのはサトシとヒカリの得意技だもんね!」

「ニャルマー、地面向ってシャドークロー!」
「ニャル!」
ニャルマーのシャドークローは氷のフィールドに当て砕けた氷がミミロル
を襲う。
「ミミロル!!」
「ニャルマー、尻尾でミミロルを捕まえろ!」
ニャルマーは尻尾でミミロルを捕まえた。
「10万ボルト!」
「ニャール!」
ニャルマーはミミロルを捕まえたまま10万ボルトを放った。
「ミミロル!?」
その時、タイムアップになりヒカリとノゾミは画面を見上げた。
「はい!・・カット!」
監督の言葉で撮影が終わるとヒカリはすぐさまミミロルに駆け寄った。
「ミミロル、大丈夫?」
「ミミ!」
ミミロルは至近距離からの10万ボルトを受けていながら元気良くジャン
プした。
「以外にタフだね、ミミロルは・・」
「ニャル・・」
ノゾミとニャルマーがヒカリとミミロルに近づいてきた。
「さすがったわ、ノゾミ・・」
「こっちもヒカリとの久しぶりのコンテストバトルは楽しかったよ!」
「ニャル!」

49 名前:―90―13年後―助っ人―:10/09/24 01:01:13
その頃、爆弾を取り付けた当の本人達―――――

コワード「ハハハハハッ!!?チャンピオンめぇ!!?ざまあみろぉ!!!?
     これでチャンピオンも終わりだぁ!!!?ヒャヒャヒャッ!!!!?」
狂ったように笑うコワードに珍しく秘書2人は意見した。」
サコン「恐れながら坊っちゃま、このサコン爆弾は少しやりすぎだったかと・・・・。」
コワード「うるさぁーい!!?あいつはこの僕ちんに恥をかかせたんだぞ!!?
     このいずれは経済を支配し、世界を裏で支配するこの僕ちんをな!!?
     ざまぁ見やがれ!?キャハハハハハ!!?」
ウコン「いえ、このウコンもサコンと同じ意見でございます。」
コワード「なんだとぉ!!?」
ウコン「あのスタジアムには数万人の観客がいました。
    これはもみ消せるレベルを超えているのでは・・・?」
コワード「うるさいうるさぁ―――い!!!?
     僕ちんの逆らうとただじゃおかな・・・・・!!!?」

ドッドッドッドッドッ・・・・・!!!!?
3人が乗るボーマンダの後ろにはいつの間にか
ピラミッド型の大きな飛行物体が接近していた。
コワード「な、何だ!?これは・・・!!!?」
やがてピラミッド型の飛行物体の中から声が聞こえてきた。
????「レジアイス!?ストーンエッジ!?」
レジアイス「ゴゴゴゴゴ・・・・!!?」
ストーンエッジはボーマンダに命中し、ボーマンダは墜落した。
コワード「うわぁぁぁぁぁ!!?落ちるぅ!!?
     まだ死にたくないよぉぉぉぉお!!!?」
サコン「ウコン!!?」
ウコン「サコン!!?」
サコンとウコンはパラシュートでコワードを救出し、
そのままパラシュートは地面へと無事着陸した。

コワード「!!?ぶはっ・・・僕ちんに何をするんだぁ・・・!!?」
ジンダイ「渇!!!!?スタジアムの騒動の顛末は今聞いた!?
     全員無事、けが人もないそうだ!!?」
コワード「何だとぉぉぉ!!?」
サコン「(よかった・・・尻ぬぐいも少しは楽になる・・・ホッ・・・。)」

50 名前:―91―13年後―因果応報―:10/09/24 01:41:30
ジンダイ「シロナ君に頼まれここへやってきた!?
     覚悟しろ!?その腐りきった心を叩きなおしてやる!?」
コワード「そんな事やらされてたまるかってんだ!?
     行けサコンウコン!!?」
コワードに命令され秘書2人はとっておきの2体を繰り出した。
サコン「ゆけ!?バンギラス!!?」
ウコン「行って来い!?ハッサム!!?」
ジンダイ「・・・・・・うむ。」
2人の繰り出したハッサムとバンギラスを見てジンダイはある言葉が浮かんだ。
ジンダイ「因果応報だな・・・・。」
ウコン「何?」
ジンダイ「以前、サトシ君とヒカリ君に助けられたあるポケモンが2人を殺そうとしたお前達に怒っている。」
コワード「ああん?あるポケモン?」
ジンダイ「出てきていいぞレジギガス!!?」
レジギガス「グゴゴゴゴゴ・・・・!!!?」
サコン「因果応報・・・だと。」
ジンダイ「そうだ!?お前達は伝説のポケモンを操るというとんでもない事をやらかして
     チャンピオンのポケモンとは言え、いわゆる普通のポケモンと戦った。
     今からお前達も普通のポケモンで伝説のポケモンと戦うのだ。」
ウコン「ちっ!?くだらねぇ説教なんかしやがって!?
    まだ負けた訳ではないわ!?ハッサム、シザークロス!!?」
ハッサム「ハッサー!!?」
レジギガス「グゴァァァ!!!?」
シザークロスをレジギガスはモノともせず左手でハッサムをつかみ
炎で包んだ右腕をハッサムに向けてレジギガスは振り落とした。
ハッサム「ハッ・・・!!?」
ウコン「ハッサム!!?」
レジギガス「グゴォオオオオ!!!!?」
荒々しく燃え上がった炎のパンチはハッサムに命中した。
バコッ!!!?
ハッサム「ハ・・・・ッサ・・・。」
ウコン「ハッサム!?・・・ちっ!?」
ハッサムは一撃で気絶した。

51 名前:―92―13年後―タワータイクーン―:10/09/24 02:39:18
サコン「一撃・・・!?今の内です坊っちゃま!?お逃げ下さい!?」
コワード「そ、そうだな・・・!?行かせてもらうよ・・・ハハッ!?」
しかし、コワードを待ち構えていたブレーンがいた。
??「行かせないよ・・・フーディン、サイコキネシス。」
コワード「おわっ!!?」
フーディンはサイコキネシスでコワードを浮かせた。
サコン「坊っちゃま!!?・・・誰だ!!?」
リラ「バトルフロンティア タワータイクーン リラ。」
サコン「フロンティアブレーンか!?
    バンギラス!?フーディンに噛み砕く!?」
バンギラス「ギラァァス!!?」
その瞬間、レジギガスがバンギラスへと迫ってきた。
ジンダイ「レジギガスを忘れるな。」
レジギガス「レジギガァァァァァァァアス!!!?」
サコンがレジギガスを逃がそうとしている間にレジギガスの特性、スロースタートが発動していた。
レジギガスは気合パンチをバンギラスへと向かって仕掛けた。
レジギガス「ッギガァァァァァァア!!!?」
バンギラス「ギラ・・・!!!?」
バキッ!!!!?
バンギラス「ギィラァァァァァアアス!!!!?」
レジギガスの特性、スロースタートの効力でレジギガスのパワーは異常な程に膨れ上がっていった。
バンギラスは強烈な気合パンチを受けて十数メートル先まで飛ばされダウンした。
リラ「よくもサトシを殺そうとしてくれたね・・・・。
   フーディン、サイコキネシスで一か所にこいつらを集めて!?」
ジンダイ「お前達をシロガネ山の頂上に送ってやる
     あそこには化け物のように強い野生ポケモンの住処がある・・・
     そこで心と体を鍛え直してこい!!?」
コワード「いやだぁぁぁぁぁ!!!?」
シロガネ山の方向をジンダイは指差した。
ジンダイ「あの方向にこいつらを飛ばしてくれレジギガス、破壊光線!!?」
レジギガス「レージーギーガァァァァァアス!!!!?」

3人「うわあああああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・。」
コワード達はシロガネ山へと破壊光線で飛ばされていった。

52 名前:―93―13年後―嵐の前―:10/09/24 03:20:13
ジンダイ「まったく・・・性根まで腐りきった奴らだ。」
リラ「・・・サトシ大丈夫だったんですか?」
ジンダイ「爆弾も外で爆発させてけが人も出なかったそうだ・・・。」
リラ「(ホッ・・・。)・・・よかった。」
ジンダイは他のブレーンから聞いた疑惑をリラへと、サトシの結婚決定を決まった事を機会についに聞いた。

ジンダイ「リラ・・・お前、サトシ君の事が好きなのか?」
リラ「えっ・・・?何を言ってるん・・ですかジンダイさん。」
わが子のように可愛がってきたリラの言葉がつまった事が質問の回答を明確にさせた。
ジンダイ「・・・・そうなのか?」

リラ「・・・・・・・・・はい。」
ジンダイ「サトシ君、ヒカリ君と結婚するそうだ。」
リラ「えっ!?」
ジンダイ「・・・・・・後悔はないのか?」
リラ「・・・・・・・・・・・。」
ジンダイ「もしも後悔があるなら・・・想い・だけ・・で・・・・・も・・・。」
バサッ・・・・

リラ「えっ?・・・ジンダイさん・・・?」
ジンダイは突然気を失い地面に倒れた。
リラ「ジンダイさん・・・ジンダイさん!?
   ジンダイさーん!!!?」

この出来事から数日後・・・サトシとヒカリに大きな壁が立ちはだかる事となる。

NEXT---次回、サトシとヒカリのラブラブ風景から一転・・・・サトシ、○○する?

53 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/09/24 23:00:46
その後、サトシ達は映画の撮影の為、シンオウ各地を飛び回った。
そして、次の撮影場所であるキッサキシティにサトシ達は向っていた。
「ねえ、ノン・・キッサキシティでどんな町なの?」
「ピカチュウ?」
アイはキッサキシティについてノンに聞いた。
「キッサキシティは雪に覆われているんだけど、空気が澄んでいて綺麗
な町よ!」
「ニャル!」
するとミライはユリに話かけた。
「ユリはキッサキシティは初めてよね?」
「うん!・・ママが住んでいた町だから町に着いたら、色々見てみたい!」
ユリ達が楽しみにしている中、サトシ達の目の前にキッサキシティが
見えてきた。
「見えてきたわよ、あそこが、キッサキシティよ!」
「あれがキッサキシティ!」
「綺麗・・」
「ミミロ!」
「チュパ!」
サトシはキッサキシティに入るとポケモンセンターに車を走らせた。
するとポケモンセンターの前にある人物がサトシ達を待っていた。
「お、来た来た!」
サトシはその人物の前に車を止めるとノゾミがその人物に駆け寄った。
「久しぶり、ノゾっち!・・元気にしてた!」
「相変わらずですね、スズナ先輩!」

54 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/24 23:37:39
>>48
ポケモン達も演技がうまい
この映画、家族でキッサキ旅行までできていたれりつくせりですね

>>49
コワードに因果応報のフルボッコ
で、ジンダイに何が起こった!?
リラが口封じにどついたわけでは無いようだけども

55 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/09/25 22:58:47
スズナはノゾミが腕に抱いているリンに気付いた。
「あら!・・もしかして、この子がリンちゃん!」
「はい、私の子供です!」
「可愛い!」
すると車からサトシ達が下りてきた。
「お久しぶりです、スズナさん!」
「ピカチュウ!」
「ポチャ!」
「サトシ君!・・それにヒカリちゃん!」
「スズナさん、お久しぶりです!」
「凄く綺麗になったわよ!・・ヒカリちゃん!」
「ありがとうございます!」
スズナはセイ達に気付いた。
「もしかして、この子達?」
「はい、俺達の子供です!」
セイ達はスズナに自己紹介をした。
「皆、サトシ君とヒカリちゃんに良く似ているわ!」
するとスズナはヒカリの腕に抱かれているアカリとメグに気付いた。
「あら!・・この双子は今年生まれた赤ちゃん!」
「はい、名前はアカリとメグです!」
「アカリちゃんとメグちゃんか・・良い名前ね!」
「ありがとうございます!」
するとスズナはノンとユリに気付いた。
「ノンちゃん、久しぶりね!」
「はい、お久しぶりです!」
「前会ったときより、立派な顔をしているわ!・・もしかしたら、トッ
プコーディネーターに早くなれるかもしれないわね!」
「ありがとうございます、スズナさん!」
ノンはスズナの言葉に喜んだ。
するとユリがスズナの前に出てきた。
「スズナさん!・・初めまして、ユリて言います!」
「初めまして、あなたとは初めて出会うわね!」
スズナはユリと話が終わると
「さあ、皆が帰って来たのお祝いしてパーティを開くわよ!」

56 名前:―94―13年後―幸せ―:10/09/26 01:17:52
防衛戦から3日後・・・・
サトシとヒカリは式場選びをしていた。

サトシ「もうそこでよくないかぁ・・・・。」
ヒカリ「あっ!?・・・・ここもよくない!?」
呆れ気味にサトシは返事した。
サトシ「うん・・・ここもいいなぁ・・・。」
ヒカリ「ええっとーええっとぉー・・・ここも・・・。」

サトシが呆れるのも無理はない
防衛戦の次の日からもう3日、このように式場選びにヒカリは没頭しているのである。
サトシ「・・・・・・・・フーッ。(でもこういうのも悪くはないな・・。)」
ヒカリ「・・・サートーシ聞いてるの?」
サトシ「えっ・・?ああ・・・聞いてるよ・・・ハハハ・・・。」
ヒカリ「・・・そうよね・・・いいかげん決めなきゃね・・・
    いつまでも迷っていても仕方がないものね・・・。」
いきなり落ち込んだヒカリにサトシは元気づけのつもりで言葉を発した。
サトシ「まあ・・・時間はまだまだあるんだからそんなに焦らなくても・・・。」

ヒカリ「・・・そうよね・・・
    ・・・・じゃあさぁ!?これなんかどう!?」
落ち込んだ表情は一変、輝かしい表情でサトシ目がけて飛び込んできた。

コクッ
サトシは思わず頭を抱え呆れた。
サトシ「・・・・・・。(言うんじゃなかった。)」

ピンポーン――――
ヒカリ「はーい。」
ハナコ「大丈夫大丈夫、私が出るわよ。」
ヒカリ「あっ、すみませんハナコさん。」
ハナコ「はーい。」

ガチャッ―――

57 名前:―95―13年後―ブレーンとしての本題―:10/09/26 01:58:41
ハナコ「あの・・どちら様?」
リラ「バトルフロンティアでフロンティアブレーンをしています
   リラと申します。」
ハナコ「(ああ・・・サトシの知り合いね・・・。)
    ああ、今サトシ呼ぶわね
    サトシー!?リラさんっていう子が来てるわよー。」
サトシ「リラ?何の用だろ?」
ヒカリ「・・・・・・・・?」
この時、また防衛戦の時のようにヒカリに嫌な予感がした。
リラ「サトシ、久しぶり。」
サトシ「久しぶりだなぁ!?リラ!?」
リラはテーブルの上に散らかる結婚式場のパンフレットの山を見て、少しブルーなった。
リラ「・・・・・・・・。」
サトシ「そういえば・・・リラ、あの後コワード達はどうなった?」
リラ「あっ・・ああ、ジンダイさんとレジギガスが破壊光線でシロガネ山に吹き飛ばしたよ。」
サトシ「やり返して来ないか・・・それが気になるな
    無茶苦茶しつこそうだし、あの御曹司・・・。」
ヒカリ「確かに・・・私お茶入れてくるね。」
サトシ「ああ、頼む。」
バタン・・・・。

この後数分で状況は一変する・・・。
リラ「・・・・・・・・。」
サトシ「で?一人で来たりして何かあったのか?」
リラは本題に入った。
リラ「実は・・・ジンダイさんが倒れたんです。」
サトシ「えっ?何だって!!?」
リラ「倒れた理由はただの疲労らしいんですが・・・ジンダイさんもそろそろ歳です・・・
   それにも関わらず全国どこだろうと飛びまわって・・ここらでキングの交代も皆考え始めてるんです。」
サトシ「確かに・・・全国を飛び回ってバトルをしまくるんだもんな・・・
    ジンダイさんとは言え歳で疲労が来たか・・・。」
リラ「そこでお願いがあって、ジンダイさんが不在の期間中の代わりのブレーン候補を立ててもらえませんか?」
サトシ「わかった。リーグに申請してくれ代わりを派遣させてもらうよ。」

リラはブレーンとしての本題が終わり一息ついた
そしてリラはついに女性としての本題に入った。

58 名前:―96―13年後―サトシ、浮気する?−:10/09/26 02:28:41
リラ「・・・・・サトシ。」
サトシ「んっ?」
リラ「・・・・僕は君の事が好きだった・・・。」
突然のからかいにしか聞こえない言葉にサトシは思わず。
サトシ「えっ・・・?冗談だろぉ・・・ハハハッ。」
リラ「冗談なんかじゃない!?」
サトシ「え?」
リラは真面目な顔でサトシを見つめた。
リラ「君が僕にブレーン戦で勝負に来た時・・・あの時からずっと好きなんだ!?サトシの事が!?」
サトシ「リラ・・・。」
リラ「バトルフロンティアのピラミッドキングにならない?」
サトシ「・・・・・・。」
リラ「チャンピオンのブレーンなんか来たら全国から足を運んできちゃうよ!?きっと!?」
サトシ「・・・・リラ・・。」
悲しいまでの理想は目の前にいる夢の元である本人に打ち砕かれた。
リラ「・・・・わかってる、結婚するんでしょ?」
サトシ「・・・・ああ、だから悪いけど・・そんな事は・・・。」
リラ「私の想いだけでも受け取って・・・。」
強引にリラはキスしようとしてきた
この時、リラ本人もサトシがキスをさせる訳がない、防がれると思っていた。
サトシ「!!?止めるんだリラ!?・・・・・っ!!?」
自分の体が動かない事にサトシは気づいた。
サトシ「(これは・・・サイコキネシス!!!?)」
2人の唇は重なった・・・・。


バタン
ヒカリ「お茶はいっ・・・・・・・・。」
サトシ「!!!!!?」

ガチャン!!?

ヒカリは目の前の光景を見た瞬間に3人分のお茶を下に落としてしまった。

59 名前:―97―13年後―はめられた!?―:10/09/26 02:52:18
ヒカリ「・・・・・・・・・。」

バタン

ヒカリはドアを閉めた後、無言のまま外へ飛び出して行った。

リラ「・・・・・ご、ごめん。」
リラはなんと言っていいかわからず、逃げるように出ていった。
サトシは一瞬の放心状態の後ヒカリを追いかける為、外へと飛び出して行った。


リラ「どうしよう・・・とんでもない事に・・・。」
エーフィ「フィ――。」
リラの元へと戻ったエーフィは今自分がした事をリラに伝え始めた。

リラ「ど、どうしよう・・・・。」

注:リラはポケモンと意思のキャッチボールが出来ます。

NEXT----次回、この騒動と同時進行でピカチュウとミミロルにエーフィの魔の手が・・・。

60 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/09/26 19:10:46
「また、パーティを開くんですか、先輩?」
「もちろん!」
ノゾミは少し呆れた。
だが、ソラ達は喜んでいた。
「パーティを開くの!」
「ええ、お菓子や甘いものも沢山あるわよ!」
「やった!」
サトシ達はスズナの案内でポケモンスクールに向った。

ポケモンスクールに着くと既にパーティの準備が終わっていた。
「凄い、お菓子が一杯!」
ハルカはお菓子を見て目を光らせた。
「相変わらず、行動が早いですね、先輩!」
「早いに越した事はないでしょ!」
すると、校舎から子供たちがスズナに駆け寄って来た。
「スズナさんこの子達は?」
「この子達はこのスクールの生徒達よ!・・サトシ君達が来るの楽しみにし
ていたのよ!」
子供たちはサトシとセイに近づいてきた。
サトシとセイは子供たちに握手やサインをしてあげた。
「凄い人気だね!」
(凄いでしゅ!)
「この前のチャンピョンリーグ防衛戦でのサトシ君とセイ君のバトルで
子供たちがサトシ君やセイ君みたいなトレーナーになりたいて子が増えたの!」
ヒカリ達はサトシとセイの人気に驚いた。
「さあ、パーティを始めましょ!」

61 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/27 01:54:58
>>55
いろんな地方に知り合いができていいですね
子供たちはスズナと仲良くなっとけばなにかと心強そう
姉御ゲットだぜ

>>56
これはまたとんでもないことに
エーフィ怖い子…!(白目)
サトシ全力で説明を頑張れ…ヒカリと結婚するんだろおぉ

62 名前:―98―13年後―色々と―:10/09/27 21:24:53
一方それと同じ時間にピカチュウとミミロルはサトシとヒカリが結婚式場を決めている様子を窓から見ていた。

ミミロル「ヒカリちゃん今日も結婚式の式場決め?張り切ってるわね。」
ピカチュウ「ミミロル、覗かない方がいいんじゃない?二人の邪魔だよ。」
ミミロル「覗かれてる時に覗かれてる事に気付かずイチャイチャしてるのを見るのが面白いのよ。」
ピカチュウ「何?その覗き趣味?」
ミミロル「そんな事よりも私達も色んなポケモン呼んで結婚式よ!?」
ピカチュウ「僕らも準備?(サトシの振り回される様子見てたら笑えないや・・・。)」


ピンポーン―――
ピカチュウ「誰か来たのかな?」
ミミロル「あれっ?」
エーフィ「久しぶりね、ピカチュウ。」
ピカチュウ「君は・・・リラちゃんのエーフィ?」
エーフィ「ええ、色々あってリラと一緒に来たの。」
ミミロル「えっ?」
ピカチュウ「色々?」
エーフィ「色々よ・・・。(このミミロル・・・。)」
ミミロルはピカチュウの尻尾をさりげなく握っていた。
ピカチュウ「?」
ミミロル「色々って何?」

このミミロルがリラの恋敵であるヒカリのポケモンであると確信したエーフィは
この二匹を引き離す作戦に出た。
エーフィ「ピカチュウ、覚えてる?私と戦った時の事。」
ピカチュウ「ああ、うん!?覚えてるよ。」

エーフィ「その時私に”一生エーフィを愛すわ”っていったわよね。(嘘)」
ミミロル「えっ・・・・!?」
ミミロルの表情は一瞬にして氷ついた。
ピカチュウ「えっ!!?そんな事言ってないよ!!?」
ピカチュウはエーフィの嘘で氷ついたミミロルの為に弁解を始めた。


63 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/09/27 21:35:17
パーティが開かれサトシ達は楽しんでいた。
「う〜ん、このケーキ最高かも!」
ハルカはお菓子やデザートに夢中であった。
「ハルカちゃん・・凄いわね・・」
スズナもハルカの食欲に驚いていた。

セイ達もお菓子やデザートを食べていた。
「お!・・このアイス、甘くて旨い!」
「ポチャ!」
セイとポッチャマはキッサキ名物のアイスを満喫していた。
(このクッキー、美味しいでしゅ!)
「ピカチュウ!」
「コーン!」
「ブイ!」
シェイミ達はクッキーの皿の周りに集まって食べていた。
「もう、シェイミ達は独り占めしたら駄目よ!」
アイがシェイミ達に注意しようとするが
「良いのよ、アイちゃん!・・まだ沢山あるから大丈夫よ!」
スズナの言葉でシェイミ達は再び食べ始めた。
「もう・・」

そして、パーティが終わりかけた時、スズナが突然
「ねえ、イーブイがグレイシアに進化する氷があるんだけど、見る?」
スズナの言葉にセイ達は
「グレイシアに進化する氷か・・見てみたいです!」
「ポチャ!」
「私も!」
「ピカチュウ!」
サトシ達も見てみたいと言い出した。
「それじゃ、片付けをしたらいきましょ!」

64 名前:―99―13年後―ショック―:10/09/27 22:38:26
エーフィ「(リラの為なら・・・!?)私は覚えているわよピカチュウ、
     ”僕はエーフィ程美しいポケモンを見た事がない、あなたに宝石をプレゼントします”って
     ほら。」
エーフィは”ほら”っとエーフィなら誰しもついている、おでこの宝石らしきものを指差した。
ピカチュウ「何言ってるのエーフィ、それって元々つ・・・―――――っ!!?」

エーフィ「(ピカチュウにはかわいそうだけど、しばらく黙ってもらうわ。)」
エーフィはサイコキネシスを利用してピカチュウの口を塞いだ。
ミミロル「・・・・・・・。」
ピカチュウ「――――――――!!?(ミミロル!?まさか!!?)」
しゃべれなくなった電気鼠の予感は的中した、ミミロルは放心状態でいつも付いていると言う事になど気づける状態ではなかった。
エーフィ「そういう事ねミミロル・・・私とピカチュウの関係がよくわかったでしょ?
     さあ、どこかに行って。」

ピカチュウ「ヒィ――カ―――――・・・・・・!!?」
必死にしゃべろうとピカチュウは頑張ったが・・・
ミミロルはそっとピカチュウに言った。
ミミロル「ピカチュウ・・・・幸せにね。」
ピカチュウ「ヒィ――――――!!!?(え―――――――っ!!!?)」
ミミロルの言ったいつも押しばかりのミミロルらしくない、引きの言葉に
ピカチュウは驚いた・・・ましてや”幸せにね”である、そのあっさりさに恐怖をも覚えた。
エーフィ「(少しやりすぎたかしら・・・。)」
ピカチュウはミミロルを引きとめようとしたがしゃべれない為、
ミミロルからしたら馬鹿にされていると勘違いしたようである。
ミミロル「もう!?私に付きまとわないで!?冷凍ビーム!!?」
ピカチュウ「・・・・・・!!!?(そんな殺生な!!!?)」
ミミロル「ミミーロ――!!!?」
ピカチュウは見事に冷凍ビームで固まった。

エーフィ「女のうらみって怖いわねー。(他人事)
     さあ、次は・・・・と。」
エーフィは窓からサトシとリラの様子を見ながら待った。
サトシにリラがキスをするタイミングを・・・・・。
(エーフィはいつもリラのサトシへの想いの度合いから玉砕覚悟でキスまで
いくと踏んでいた。)

65 名前:―100―13年後―賭け―:10/09/27 23:13:42
リラ「私の想いだけでも受け取って・・・。」
サトシ「やめるんだ!?リラ・・・・・っ!!!?」
エーフィ「(今ね!?)」
エーフィはサトシにサイコキネシスをかけた。

バタン!!?
エーフィ「ん?」
ヒカリ「ぐすっ・・・・うっ・・。」
ヒカリは涙を流し始めた。
ミミロル「ミミロー・・・・ミミミ、ミミロー・・・ル。」
ミミロルはヒカリに抱きつき泣き始めた。
ヒカリ「ミミロル・・・うっ・・・ふっ・・・。」
ヒカリもミミロルと抱き合い泣き始めた。

そのまま1人と1匹は1番道路へと消えていった。
サトシ「ヒカリィィ―――!!!?ヒカリィィ――――!!!?」
エーフィ「(・・・・成功ね。)」

話は事後へと―――
リラ「エーフィ!?やりすぎだよどうするの!!?もしもこのまま2人が・・・。」
エーフィ「(そうなればいい!?)」
リラ「えっ!?」
エーフィ「(私はいつも見てきた・・リラがサトシを想っている姿を!?
     いつも他人の幸せばかり!?少しは自分の幸せを考えなさいよ・・・!!?)」
リラ「エーフィ・・気持ちは嬉しいけど・・・。」
エーフィ「(自分が幸せになろうとは思わないの!?)」
リラ「さっきのサトシの様子を見ててもかなりヒカリさんを大事にしてそうだったし・・。」
エーフィ「(大事に想っているかどうかは確かめられるかもよ?これから・・・
     あれだけ2人の仲を荒らしたの・・・元に戻るのは大変なはず
     ・・・だから戻らない場合リラがサトシにプロポーズすればいいのよ。)」
リラ「僕が?」
エーフィ「(私はリラの方がサトシを幸せに出来ると思う・・・
     だからこの賭けを提案し実行した!?)」
リラ「(・・・・・・・・・・。)」
リラはエーフィの思いを受けて、賭けに出るかを迷い始めた。

NEXT----サトシのヒカリ捜し、一方ヒカリはどこへ・・・?

66 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/09/28 21:30:25
パーティが終わりスズナはサトシ達をグレイシアに進化する氷の所に
案内した。
((寒いでしゅ!))
アイのシェイミとヒカリのシェイミはアイとヒカリの上着の中に入っ
た。
「シェイミは寒がりすぎるよ・・」
「ミミロ!」
ソラの言葉にサトシは
「シェイミは元々寒いのが苦手なんだ・・」
「ピカチュウ・・」
「ポチャ・・」
そんな会話をしながら目的の氷に着いた。
「此処がグレイシアに進化出来る氷よ!」
サトシ達の目の前に神秘的な氷であった。
「これが・・」
「グレイシアに進化出来る氷・・」
「ポチャ・・」
「綺麗・・」
「チュパ・・」
神秘的な輝きにサトシ達は見惚れていた。
すると、ノンのイーブイが氷に近づこうとした。
「イーブイ!?」
「もしかしたら、グレイシアに進化したいのかしら?」
「そうなの、イーブイ?」
イーブイはうなずいた。
「イーブイがしたいなら構わないわ!」
ノンは笑顔で笑いかけるとイーブイは嬉しそうにノンに飛びついた。
ノンはイーブイを受け止めると氷に近づきイーブイが氷に触れた瞬間
イーブイの身体が光だした。
ノンはイーブイを地面に降ろすとイーブイの身体が変わりグレイシアに
進化した。
「グレーイ!」
グレイシアはノンに近づいた。
「グレイシア、これから一緒にコンテストを頑張っていきましょ!」
「グレーイ!」

67 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/09/29 01:33:36
>>62
ポケモンの結婚式一度見てみたいな
エーフィめ〜ミミロルまでも倒すとは恐るべし
逆転を信じてる!

>>63
パーティーで食べまくるシェイミがかわいい
イーブイ進化でノンやったな

68 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/09/29 21:28:26
その夜、サトシ達が眠りついた頃、ヒカリ、ノゾミ、ハルカ、スズナ
はパジャマパーティを開いていた。
「それで、ノゾっちがコンテストの道に進んだの!」
スズナはノゾミがコンテストの道に進んだエピソードを話していた。
「へえ〜ノゾミにそんな事が・・」
ハルカはノゾミのコンテストのエピソードに驚いていた。
「ヒカリちゃんとノゾっちのファイナルのバトル・・手に汗を握る熱
いバトルだったわ!」
スズナはヒカリとノゾミのファイナルのコンテストバトルの話になる
とヒカリとノゾミは
「あの頃は・・ノゾミに追いつこうと必至にポッチャマ達と一緒に
頑張ってきてやっとノゾミに追いつけて嬉しかったわ・・」
するとハルカが
「そこは・・サトシと一緒の方が良いんじゃない?」
ハルカの言葉にヒカリは顔が赤くなった。
(顔が赤いでしゅね、ヒカリ!)
シェイミはヒカリをからかった。
「まあ、その時のヒカリはサトシに告白する為にも負けられなかったんだと
思うわ・・」
ノゾミは当時の事を思い出していた。
「でも、ノゾっちもサトシ君が好きだったなんて、驚いたわ!」
当時、スズナはノゾミがサトシが好きだった事に驚いた。
「でも、サトシと出会って良かったわ・・ケンジに出会い、ノンやユリ
リンが生まれて私は幸せよ!」
ノゾミの言葉を聞いたスズナは
「それでこそ、ノゾっちよ!」
スズナはノゾミの背中を叩いた。
「先輩こそ、早く結婚しないと乗り遅れますよ!」
ノゾミの言葉でスズナは言葉を失った。

69 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/09/30 22:33:14
次の日、キッサキジムでは撮影の準備をしていた。
「サトシ君、スクールの子達も私達のバトルを見せてもいいかしら?」
スズナはスクールの子達にサトシとのバトルを見せてあげようとサトシ
に話した。
「はい、構いません!」
サトシは承諾すると子供たちは観客席に座った。

カメラの後ろではノンがヒノアラシにお願いをしていた。
「ヒノアラシ、映画の撮影だからね!・・サトシパパの言う事を聞くの
よ!」
「ヒノヒノ!」
ヒコザルの代役をノンのヒノアラシに決まっていた。
「ありがとう、ヒノアラシ!・・撮影が終わったらヒノアラシの好きな
ポフィンを作ってあげるね!」
「ヒノ!」
ノンはヒノアラシをモンスターボールに戻してサトシにモンスターボール
を渡した。

そして、撮影が始まりヒカリ達はスズナとサトシのバトルを見学していた。
「気合で勝つわよ、ユキノオー!」
「ジュノオー!」
「頼むぞ、ヒノアラシ!」
「ヒノ!」
モンスターボールからヒノアラシが出てきた。
「頑張って、ヒノアラシ・・」
「ニャル・・」

70 名前:―101―13年後―嘆き―:10/09/30 23:07:58
ヒカリがマサラタウンを去ったのを知らずサトシは日が暮れた後もヒカリを捜していた。
サトシ「ヒカリ・・・どこに行ったんだ・・・・。」
そこへ同じくトレーナーと同じ目にあったポケモンがサトシの元へ戻ってきた。
ピカチュウ「ピィカァ――・・・・。」
サトシ「ピカチュウ、どうしたんだ?」
ピカチュウは悲しげな顔で”サトシとおんなじ目にあったのさ”と訴えた。
サトシ「まさか・・・・ピカチュウ、お前もか・・・。」
ピカチュウ「ピカ・・・・。」
サトシ「ヒカリィ・・・ミミロル・・・どこにいるんだよ・・・。」
ピカチュウ「ピィ・・・カ・・・。」
嘆く男達・・・・

一方、泣く女達・・・・
ヒカリはその頃、ニビまで辿り着きポケモンセンターで泊まる手続きをしていた。
ヒカリ「今日泊まりたいんですけど、ベット空いてますか?」
ジョーイ「ええ、空いてます・・よ・・・えっ?」
ヒカリ「泊まりたいんですが。」
ジョーイ「え、ええ・・・わかったわ・・・。」
ジョーイが驚くのも無理はなかった、ヒカリはショックが収まらないまま
ずっと涙目のままだった。
ミミロル「ミミ・・・ロ・・・。」
ヒカリ「うっ・・・。」
早く寝てしまおうと部屋へと足早に向かって行こうとしていたその時。

???「ジャリガール!!?」
ヒカリ「ぐすっ・・・へっ?」
ムサシ「こんな所で何して・・・って?えっ?何泣いてんのよ!?」
ヒカリ「うっ・・・・くっ・・・うわーん!!?」
悲しみの余りヒカリはムサシに抱きついた。
ムサシ「えっ?えっ!?な、何があったのよ!?」

71 名前:―102―13年後―あんただったの!?―:10/09/30 23:43:10
―――ヒカリは今日の天国から地獄に堕とされたような出来事を涙ながらに部屋に移動した後に説明した。
ムサシ「うわぁー・・・・。」
ヒカリ「ひっく・・ひっく・・・!?」
しかし、ヒカリの話を他人事として冷静に聞き、ピカチュウ捕獲の為サトシをずっと追いかけまわしていたため、
サトシとヒカリよりも付き合いが長いムサシからすれば、信じがたい話でもあった。
ムサシ「泣きたいのはわかるけどさ・・・あのジャリボーイに限って浮気はないでしょ・・・。」
ヒカリ「でも・・でも見たもん・・・サトシとリラがぁぁぁぁああん!!?」
ムサシ「落ち着きなさいよ!?事故かもしれないでしょ!?」
ヒカリ「どうやったら事故でキ・・・うわぁぁぁぁああん!!?」
吐き出せば吐き出すほど気持ちがブルーになっていくヒカリを見て、ムサシは軽く怒鳴った。
ムサシ「だから・・・しっかりしなさいよ!!?
    あんたがそんなんじゃらちが明かないわよ!!?」
ヒカリ「だって・・・うっ・・・。」
ムサシ「あいつは浮気なんか出来やしないわよ!?
    あんたより付き合いが長い私が言うんだから間違いないわよ!?」
ヒカリ「な、なんでそんな事・・・ぐすっ。」
ムサシ「あいつが誰かと旅してるのをずっと見てきたんだから
    あんたがあいつと旅をしてた時もずっと見てたしね・・・
    ジャリボーイの事はR団なら全部お見通しよ!?」
ヒカリ「でも私がコンテストの時とかは全然襲ってこなかったじゃない・・・。」
ムサシ「あんたらにはばれてなかったみたいね。」
ヒカリ「えっ?・・・ぐすん。」
ムサシ「ちょっと待ってな。」

そのままムサシは部屋を出て行った。
ヒカリ「ん?何をするんだろ・・・?」
ミミロル「ミミ・・?」

72 名前:―103―13年後―間違いないわ―:10/10/01 00:19:21
―――数分経過・・・・。
ムサリーナ「お待たせ。」
変装したムサシの懐かしい格好を見て、ヒカリとミミロルはとても驚いた。
ヒカリ「えっ!?ムサリーナさん!!?」
ミミロル「ミミィ――!!?」
ムサリーナ「あら、まだわかんないらしいわね。」
ムサリーナはそっと派手なメガネをとった。
ムサリーナ「じゃあーん。」
ヒカリ「えっええっ!?ムサリーナさんってムサシだったの!!?」
ミミロル「ミミロー!!?」
ムサシ「そうよ・・・私こそ美人コーディネーター!?
    キャンディー・ムサリーナだったのよ!!?」
ヒカリ「どうりでシンオウを旅した後見かけなかったはずだわ・・・。」
ミミロル「ミミロゥ・・・。」
ムサシ「これで私達があの時コンテストを襲わなかった訳が理解出来たわね?」
ヒカリ「ええ・・・でも・・・。」
ナイーブになっていたヒカリの言葉を横切ってムサシはヒカリを元気づけた。
ムサシ「大丈夫よ、どのジャリガールと旅をしていた時よりも
    あんたと旅をしていた時が一番ジャリボーイも生き生きしてたし。」
ヒカリ「そうかな・・・。」
ムサシ「私が言うのよ!?間違いな・い・わ!!?」
ムサシは”な・い・わ”をわざとらしく強調した。
ヒカリ「えっ・・・はは・・・そうね・・・
    ・・・ありがとう・・・少し元気出た。」
ムサシ「それは良かった・・・であんたはどこへ行こうとしてたの?」
ヒカリ「ハナダシティ。」
ムサシ「ハナダ・・・ああ、あいつの所ね。」

――― 一方、サトシとピカチュウはヒカリとミミロルが見つからないので寝られずにいた。
サトシ「ヒカリ・・・。」
ピカチュウ「ピピカァ――・・・。」
気がつけば眠れないまま、夜は明けていた・・・。

NEXT---ヒカリ、ハナダ到着・・・あの女がサトシに吠える!?

73 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/01 23:00:52
「ヒノアラシ、火炎放射!」
「ヒーノ!」
ヒノアラシの火炎放射はユキノオーに向っていた。
「ユキノオー、吹雪!」
「ジュノオー!」
ユキノオーは向ってくる火炎放射に向って吹雪を放った。
吹雪と火炎放射がぶつかり爆発してフィールドが煙に覆われた。
「しまった!?」
ヒノアラシは煙で周りが見えなくり慌てていた。
「落ち着くんだ、ヒノアラシ!」
サトシは慌てるヒノアラシに必至に叫んだが
「ユキノオー、ヒノアラシを捕まえるのよ!」
ユキノオーは煙の中で慌てるヒノアラシを見つけて捕まえた。
「ヒノアラシ!?」
ヒノアラシは必至にユキノオーから逃げようと暴れるがユキノオーは
離さなかった。
「そうだ!・・ヒノアラシ、背中の炎を最大火力だ!!」
「ヒーノ!!」
ヒノアラシは背中の炎を最大にするとユキノオーは堪らずヒノアラシ
を離してしまった。
「やるわね!・・ヒノアラシの背中の炎でユキノオーから逃げるなん
て・・」
「ありがとうございます!」

「ヒノアラシにあんな使い方があったなんて!?」
ノンはヒノアラシの戦い方に驚いていた。
するとノゾミがノンに語った。
「サトシはポケモンの特徴を利用してバトルするのが得意なんだ・・」
「ポケモンの特徴・・」
「そう、ポケモンの特徴をどう上手く活かせるかトレーナー次第よ!」

74 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/02 02:03:13
>>68
薄々気になっていたがやはりスズナ先輩は独身だったのか…
撮影のとき居ないポケモンは代役というのが自由でいい感じ

>>70
ヒカミミの迫力でジョーイさんもびっくりだよ
切ないけど二組の対比がちょっと面白いから困る

こういうときのムサシのありがたみは言葉ではあらわしきれないくらいだ!

75 名前:―104―13年後―緊迫と惚気―:10/10/02 22:08:38
翌日、ヒカリはハナダシティに到着した。
ノゾミはマサラタウンのオーキド研究所にいる為すぐ見つかるのを恐れカスミの元へやってきた。
ヒカリ「あのーカスミさーん?」
ギギーッ・・・・
ジムのドアは軋む音を上げながら開いた。
カスミ「はーい?・・・あっ!?ヒカリちゃん!?サトシとはうまくいってる?」
なんとなくカスミが言った言葉はヒカリの胸の傷を悪化させた。

ヒカリ「うっ・・・カスミさん・・・!!?」
カスミはヒカリの”うるっ”っとした瞳を見てただ事ではないと思った。
カスミ「えっ?ええっ!?どうしたのいきなり!!?」

―――ヒカリは昨日の話をカスミに話した。
カスミ「・・・・・・・・・・・サトーシ・・・・。」
ヒカリ「・・・・・・・・・・。」
カスミ「よくもヒカリちゃんをこんな目にぃ―――!!!?」
カスミは電話を荒々しく持ち、サトシの家に電話をかけようとした。

―――その頃当のサトシは反省と後悔にさいなまれながら
   ヒカリがどこにいるか電話で聞きまわっていた。
プルルルルルルル・・・・

サトシ「あの、サトシですがタケシいますか?」
タケシ「おう、サトシどうした?」
サトシ「そっちにヒカリがい・・・・。」

アキ「あーん。」
タケシ「あーん。(もぐもぐ・・・・。)」
サトシ「・・・・・・・・・。」
タケシ「(もぐもぐ・・・。)ん?ヒカリがどうじだっで?」
サトシ「ん?・・・・な、何でもなかった!?切るよ。」
タケシ「えっ?ちょ!?サト・・・・・・・。」

ガチャ!?
サトシは新婚の雰囲気に押され、つい電話を切ってしまった。
サトシ「ハァ――――・・・・。(ヒカリ・・・どこにいったんだ・・・・。)」

プルルルルルルルルル・・・・・

76 名前:―105―13年後―怒りの電話―:10/10/02 22:35:16
サトシ「!!!?(ヒカリか!!?)」
サトシが受話器を取ったとき、そこには今の自分とは相いれない血走った女性の怒号が飛んできた。
ガチャ!?
サトシ「ヒカリか!!?」
カスミ「あんた何やってんのよ―――!!!?」
サトシ「いいっ!!!?(声が大きい!!?)」
カスミ「話はヒカリちゃんから聞いたわよ!!?
    あんたがそんな最低な人間とは思わなかったわよ!!?
    この浮気男!!!?」
サトシ「(何も言い返す言葉がないのがまた悔しい・・・!!?)」
カスミ「ヒカリちゃん泣きながらこっちに来たのよ!!?」
サトシ「!!!?」
カスミ「はい、ヒカリちゃん。」
ヒカリ「・・・・・・・・・・。」
ちゃんと謝ろうとはしたが・・・。
サトシ「・・・ヒカリ、ごめ・・・・。」
ヒカリ「べー―――だ!!?」
サトシ「お願いだ!?俺の話を聞いてく・・・・・。」
カスミ「あんたの話なんか聞きたくもないわよ!?永遠に反省してなさい!!?」
ブチッ!!?・・・ツーツーツー・・・・・・

カスミ「これで少しは反省するでしょ!?」
ヒカリ「・・・・・・・・・。」
今頃になって気持ちが少し落ち着いたヒカリは冷静になって思った。
ヒカリ「(でも、サトシが浮気なんて・・・・。)」
しかし、今一度あの光景を思いだすと・・・・。
ヒカリ「(サトシの馬鹿・・・・・。)」
カスミ「さぁ!?今日は昨日の事なんか忘れて飲むわよー!?」
ヒカリ「カスミさん・・・・。」

――― 一方、電話をされた方は・・・・
サトシ「・・・・こっちから行こう。」
ピカチュウ「ピカ!?」
サトシ「オーキド研究所にリザードンかガブリアスを取りに行・・・・。」

ピンポーン・・・・
扉の向こうにはもう一人のヒカリの味方が立っていた。

77 名前:―106―13年後―ボックス凍結―:10/10/02 23:00:54
サトシ「はーい・・・誰だ?」
ピカチュウ「ピィカ?」
ガチャ・・・・。

ノゾミ「見損なったよ・・・・。」
サトシ「へっ?」
ノゾミ「あんたを見損なったのさ!!?シゲルも話聞いてあんたのボックス凍結させたよ!?」
サトシ「な、何だって!!?」
ノゾミ「ハナダまでは自分の足で行くんだね・・・・じゃ。」
バタン!!!?
ノゾミは冷たい言葉を放った後、ドアを激しく閉めて去って行った。

サトシ「ハナダまで2日はかかるぞ・・・!?」
ピカチュウ「ピカァ・・・!!?」
サトシ「なんて言ってられない!?今すぐ行かなきゃ!!?」

ハナコ「はい。」
サトシ「えっ・・・。」
ハナコはサトシに旅用のリュックを差し出した。
ハナコ「あなたにもあんないい娘さんが嫁いでくれるなら・・・
    私もあなたの誤解を解いてもらえるように手伝ってあげる。」
サトシ「母さん・・・。」
サトシはヒカリに前で”ママ”と呼ぶ自分に嫌気がさし(実はヒカリの前での格好つけ)
呼び方を”母さん”に変えていた(しかし、当のヒカリは内心サトシらしくないと思っている)。

ハナコ「誤解なら・・・。」
息子の不祥事にハナコは頭をかかえた。
サトシ「俺を信じてくれよ・・・。」
ピカチュウ「ピカチュ・・・・。」

NEXT---サトシ、ハナダに到着。弁解が幕を開ける。

78 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/02 23:13:37
「このまま決めるぞ、ヒノアラシ、火炎放射!」
「ヒーノ!」
火炎放射がユキノオーに向ってきた。
「そう何度も同じ手には掛からないわよ、ユキノオー、氷に向ってウッドハン
マー!」
ユキノオーはフィールドにウッドハンマーを放つとフィールドの氷が砕けて
氷の破片が火炎放射を防いだ。
「冷凍パンチ!」
ユキノオーは空中を飛んでいる氷の破片に向って冷凍パンチを放つと
氷の破片が氷の矢となりヒノアラシを襲った。
「ヒノアラシ!?」
ヒノアラシは必至に氷の矢を避けるが矢がヒノアラシの逃げ道を防いだ。
「ヒノアラシ、火炎車で氷を壊すんだ!」
ヒノアラシは火炎車で氷を破壊しようとしたが弾かれてしまった。
「何!?」
「今よ、ユキノオー、吹雪!」
ユキノオーは容赦なく身動きを封じられたヒノアラシに吹雪を放った。
「ヒ、ヒノ・・」
ヒノアラシは必至に吹雪を耐えた、その時
「ヒーノ!!」
ヒノアラシは背中の炎がヒノアラシの身体に包み込むとヒノアラシの
身体が光だした。
「あれは!?」
「進化が始まった!?」

79 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/03 00:54:34
>>75
すごい大事件になってる…
サトシ急げー!!
いたたまれないけど珍しいサトシが見れてうれしいような気がする

>>78
撮影中にアクシデントで進化!
サトシの熱さのおかげかもしれない

80 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/03 22:38:32
ヒノアラシは炎に包まれながら進化が始まりヒノアラシはマグマラシ
に進化した。
「マーグ!」
マグマラシは身体に包まれる炎を振り払うと振り払った炎がユキノオ
ーに襲った。
ユキノオーは降りかかった炎を振り払うと闘志が燃えていた。
「バトル中に進化だなんて・・燃えてくるわ!」
スズナもバトル中の進化に闘志が燃え上がっていた。
「よーし、マグマラシ、火炎放射!」
「マーグ!」
「吹雪!」
「ジュノオー!」
火炎放射と吹雪が再びぶつかり合うとマグマラシの火炎放射がユキノオ
ーの吹雪を圧倒してユキノオーに襲い掛かった。
「ユキノオー!?」
ユキノオーは火炎放射を耐えたが息がかなり上がっていた。
「留めだ、火炎車!!」
「マーグ!!」
マグマラシは巨大な火炎車となりユキノオーに向っていた。
「負けるな、ユキノオー、吹雪!!」
「ジュノオー!!」
ユキノオーは向ってくるマグマラシに向って吹雪を放った。
マグマラシは吹雪を喰らいながらもユキノオーに向って火炎車を放ち
爆発した。
「マグマラシ!?」
「ユキノオー!?」
煙が晴れるとユキノオーは倒れていた。
「カット!!」
監督の言葉で撮影が終わった。
サトシとスズナはマグマラシとユキノオーに駆け寄った。
「マグマラシ、良く頑張ったな!」
「マーグ!」
するとノン達がマグマラシに駆け寄ってきた。
「マグマラシ、お疲れ様、良く頑張ったわ!」
「マーグ!」
「ヒノアラシがバトル中に進化は驚いたよ!」
「ポチャ!」
「だけどお陰で良いのが撮れたて監督が言っていたわ!」
「ピカチュウ!」
するとスズナがサトシ達に近づいてきた。
「マグマラシの進化、おめでとう、ノンちゃん!」
「ありがとうございます!」
するとノゾミが
「先輩・・もしかしてヒノアラシが進化する事に気付いていたんじゃ
ないですか?」
ノゾミの言葉にスズナは
「やっぱり、ノゾっちにはばれていたか!」
「え!?・・スズナさん、ヒノアラシが進化するって知ってたんですか?」
ヒカリはスズナがヒノアラシの進化に気付いていた事に驚いた。
「長年、ジムリーダーをやっているうちに進化に気付いてしまうの!」
「さすが、スズナさんだ!」

81 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/04 00:36:04
スズナさんはなんともいえぬが貫禄ありますね

82 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/04 15:14:04
>>75
カスミとシゲルくらいはサトシを信じてやれよ・・・
ムサシを見習えっ!

83 名前:―107―13年後―対面―:10/10/04 21:47:17
―――サトシとピカチュウは泊まる事なく、寝る事もなく速足でハナダシティへと向かった・・・
   お月見山をも夜通しで越え、騒動から2日半後、マサラ出発から1日半でハナダへと到着した。
サトシ「ピカチュウ・・・やっと着いたぞ。」
ピカチュウ「ピィカァ・・・。」
サトシとピカチュウは2日寝ていないため疲労困憊していた。
ドンッ!?ドンッ!?
サトシ「開けてくれーーー!!?」
疲労できついながらも強く扉を叩いた。
バシッ!!!?
ヒカリがドアを開けた時とは違い、激しくドアは開かれた。

カスミ「どの面下げてここへ来たの・・・。」
サトシ「・・・・・ヒカリと会わせてくれ・・・。」
カスミ「・・・・・・・・・・。」
一瞬悩むそぶりを見せながらもカスミはジムの中に通した。
カスミ「・・・さあ、入って。」
中に入るとサトシはジム戦用の水のフィールドに招かれた
そこには・・・

サトシ「ヒカリ・・・・・・。」
ヒカリ「・・・・・・・・・。」
ヒカリは観客席で無言でサトシを見つめていた。
サトシ「・・・・・・!?」
サトシがヒカリの方を向くとヒカリは涙を浮かべ始めた。
カスミ「ずっと一晩中・・泣いてたのよ・・・ヒカリちゃん。」
サトシ「・・・・・・・・・・。」

涙を浮かべるヒカリを見て、サトシはとてつもない罪悪感に襲われた
また、過去に自分が逆の立場にさらされた時の事がサトシの頭によみがえった。

一方でヒカリはサトシをよく観察し、サトシの心境を探ろうとしていた。

NEXT---サトシがヒカリの立場になった出来事とは・・・。

84 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/04 22:41:09
ジム戦の撮影が終わりサトシ達はジム内で休んでいた。
調理場ではアイとノンがポフィンを作っていた。
「後は型に流し込んでと!」
アイとノンはポフィンの生地を型に流し込んだ。
「ピーカ!」
(早く食べたいでしゅ!)
「ニャル!」
アイとノンの作るポフィンを眺めているピカチュウとシェイミ、ニャルマーは
ポフィンが出来るのを待っていた。
「もう少しで出来るからね!」

それから30分後
「出来たわよ!」
アイとノンはポフィンを持ってサトシ達の所に持っていた。
「「お待たせ!・・ポフィンが出来たよ!」」
アイとノンがポフィンをテーブルに置くとサトシのピカチュウ達もポフィンを
取り食べていた。
アイのピカチュウ達もポフィンを食べた。
「ピカチュウ!」
「ポチャ!」
ピカチュウ達はアイとノンのポフィンを美味しそうに食べた。
(ヒカリのポフィンも美味しいでしゅけど、アイのポフィンも美味しい
でしゅ!)
ヒカリのシェイミも美味しそうに食べた。
「ありがとう、シェイミ!」
ヒカリ達はアイとノンの成長に喜んだ。

85 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/05 00:38:23
>>83
24時間マラソンを超えた…さすがはサトシ
復縁まであと少し?頑張れ…!

>>84
ものすく和みます
ポフィンおいしそう

86 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

87 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/05 18:54:49
>>86
なんだこれは?

88 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/10/05 19:31:43
前回までのあらすじ(富樫先生なみの不定期連載のため)
シャドーから脱したアイラとセイガはヘルコンザを始め様々な刺客と戦いに身を投じる。
情報員を倒しポケモンたちをスナッチしたアイラはポケモンセイバー達を信じるがそれは罠だった。
そしてアイラ達はポケモンセイバーとのタッグに挑みそれぞれ打ち破る。
そしてアイラはポケモンセイバーの官長との処刑マッチに挑み死闘の中新たな能力に目覚めD・ポケモンの助けもあって官長との戦いを制する。
セイバ−のアジトから脱出したがアイラは連戦でボロボロ・・・はたしてどうなる?

89 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/10/05 19:52:18
第6話「トトリシティ・・・新たなる闇との対峙?」
ポケモンセイバーとの戦いを制した俺達は近くの街・トトリシティの目前まで来ていた。
セ「アイラ・・・・そろそろ休んだほうがいいよ。」
俺は兄貴に心配されているようだ・・・・
それもそのはず・・・官長との戦いで体力を消耗してダウンまで喫しているのだ。
おまけに鉄球のダメージもまだ取れてなく正直運転できること自体奇跡だった。
ア「あぁ・・・心配するなよ。街いったら少し休むからよ・・・」
セ「・・・・わかった・・・・でもちゃんと休んでよ?アイラは無茶しすぎるから・・・・!!!」
ア「大丈夫。ほら・・・多分あれがトトリシティだ。」
バイクで走ること20分・・・・トトリシティに到着のようだ。
セ「・・・・よかった・・・・これで一休みだね。」
ア「そうとも言い難いぜ・・・この街はアジトから1時間以内で行けてしまうしここにシャドーとダークポケモンたちが徘徊してたら・・・」
セ「・・・・・・・・あ・・・・本部から刺客が次々に・・・」
ア「そうだ・・・・それに俺達はセイバーの過激派からも狙われている。恐らくこの街から・・・数々の死闘を演じなければならないかもしれないな。」
セ「・・・・・そんな・・・・」
セイガはうつむく・・・・それもそのはず・・・俺達は今命さえも狙われて社会からも冷たい目線で見られる・・・
すなわち俺達のの存在は社会からもイレギュラーなのだ。
ア「でもさ・・・必ず味方は現れる。パパとママもきっと俺達を認めてくれる・・・それに俺はお前の見方だ。」
さ・・・・バイクを降りようと俺は声をかけて俺達はバイクを降りカプセルに収めた。
セ「でも本当に味方なんて現れてくれるのかな?」
ア「わからねぇ・・・・でも俺達の今後の活動次第で味方は増えるさ。俺達だけでまずは頑張ろうぜ」
セ「うん!!!でも無理はだめだからね!!!」
ア「・・・・・わかった。ある程度は気をつけるよ。」
俺達は話しながらトトリシティに足を踏み入れた

90 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/10/05 20:11:39
そのころ・・・・・
?「リーダー・・・・情報員も倒され彼らは脱走を続けています。」
?「そうか・・・・だが・・・奴らは必ずトトリを訪れる・・・そこを叩くのだ。」
?「はっ・・・・例の者たちとトトリにいるシャドーに連絡し彼らを拘束します。」
女性はドアを出る・・・
?「はたしてこの街から生きて出れるか?アイラ達よ・・・ふはははは!!!」
そのころ・・・・
セ「ここが・・・・トトリシティ・・・・うそ・・・」
ア「まるで人の気がないじゃないか・・・」
俺達はにぎやかな街だとの予想を見事な形で裏切られていた。
セ「ここは・・・・やはり・・・シャドー管轄街・・・・まずいよ・・・・」
ア「・・・・・・あぁ・・・だがここを解放する・・・」
セ「アイラ・・・!!!!!正気で言ってるの??今君の体は・・・・!!!」
ア「お前が言いたいことは分かる。でも俺達はダークポケモンと人を救うんだろ?そうも言ってられない・・・」
セ「・・・・・・・うん・・・・」
ア「やろう・・・・まずは徘徊するダークポケモンをスナッチしてシャドーの団員を叩く!!」
セ「うん・・・まずはパトロールだね・・・2手に分かれよう。ポケモンは分配する?」
ア「ん?あぁ・・・じゃあ俺はエアームドとバンギラスとウソッキー・・・お前はカイリキーとサイドンとドンファンだ。」
セ「うん・・・・」
俺達はモンスターボールを分け合うと二手に分かれた。
数十分後・・・・
ア「本当に人いないな・・・・まずは聞き込みから始めるか・・・」
俺はある家のインターホンを鳴らす。
ピンポーン・・・・
ア「・・・・・だれもいねぇのかな・・・・」
するとガチャと音がして主人が出てきた・・・・
主「ひっ・・・・・・」
ア「あ・・・あぁいやおびえなくていいぜ・・・ダークポケモンと団員を見かけなかったか?」
ばきん!!!!
ア「!?!!!!!!」
いきなりコインを投げつけられて主人は怒鳴る。
主「金なら恵んでやる!!この街から失せろ!!!」

91 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/10/05 20:31:09
俺のパンチはオルクスをとらえた。
周りにざわめきが起こる・・・・
オ「やはり・・・・・貴様らは裏切り者だったな・・・だがこのボロボロの翼で何ができる???」
ア「・・・・・・・できるさ・・・貴様ら全員・・・ぶったおして皆を救う!!!」

NEXT・・・・トトリの戦い!!!ボロボロの翼
ついに始まったシャドーたちとのタイマンバトル!!!しかし徐々に追い詰められて・・・・



92 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/10/05 20:33:20
ア「なんだ・・・いきなり・・・この町って何があったんだ?俺に教えてくれ!!!」
主「とぼけるな!!!!あんたらシャドーがいきなり攻め込んで横暴・略奪していったんだぞ!!!この街のルールも変えられて俺達はシャドーの忠実なしもべになっちまったんだ!!!」
ア「・・・・・・・そうか・・・・そんなことが・・・」
主「金ならそこにある!!!頼むから集会に行って去る様懇願してくれ!!これがこの民の願いだ!!!」
ア「集会???おい話はまだ!!!!」
バタンと扉は閉められた。
ア「・・・・・とにかく尋常じゃねぇ事態だな・・・・」
とりあえず・・・奴らはアジトらしき場所で集会しているらしい・・・・
俺はセイガと数十分後合流し話をする。・・・
ア「セイガ・・・何かわかったか??」
セ「うん・・・・集会があることだけは分かったよ・・・家の人たちから出て行けと言われて・・・」
ア「どうする・・・・そこ向かうか???」
セ「うん・・・・・」
しかし・・・・
?「その必要はないぜ餓鬼ども・・・・」
ア・セ「「!?!!!!」」
俺達は振り返るとそこにはシャドーの団員達とリーダー格数人がいた。
ア「あんた等は本部の・・・・」
すると町の者たちがわっと出てきて土下座でシャドーたちを迎え入れた。
街の人「おかえりなさいませ!!!オルクス様!!ユルアス様!!ゴルア様!!ソルフィオ様!!シャドーの皆さま!!!」
ア「・・・・・・・どうなってやがるんだ??」
オ「くくく・・・・驚いたかアイラよ・・・これがこの街のしきたりなのだよ」
セ「しきたり?????街の人たちにこんなことをさせて・・・・」
とそのとき一人の少女がボールを追ってオルクスの眼の前を通り過ぎた・・・
オ「おい餓鬼!!!俺の前を通り過ぎる無礼者は処刑だ!!!」
オルクスは剣を出す…


93 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/10/05 20:34:13
とっさにその子の母親が少女を抱いた。
母親「命だけは・・・・この子の命だけは・・・」
オ「構わん!!!こいつらを殺せ!!!」
シャドーのメンバーとオルクスは剣で貫こうとするのを見て俺達は我慢できなかった
ア「やめろぉおおおおお!!!」
セ「波動変形・縛!!!」
セイガは波動の網で動けなくしたのを見て俺は蹴りを連続一閃させて団員2人を倒した
そして・・・

俺のパンチはオルクスをとらえた。
周りにざわめきが起こる・・・・
オ「やはり・・・・・貴様らは裏切り者だったな・・・だがこのボロボロの翼で何ができる???」
ア「・・・・・・・できるさ・・・貴様ら全員・・・ぶったおして皆を救う!!!」

NEXT・・・・トトリの戦い!!!ボロボロの翼
ついに始まったシャドーたちとのタイマンバトル!!!しかし徐々に追い詰められて・・・・


94 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/05 22:50:04
そして、次の日
ヒカリがソラ達に忘れも無いか確認した。
「皆、忘れ物無いわね!」
「うん、忘れ物無いよ!」
「大丈夫よ、ママ!」
「ミミロ!」
「チュパ!」
ヒカリ達は荷物を車につぎ込んでいた。

そして、荷物がつぎ込みが終わると突然
「ちょっと、待って!」
声をする方をサトシ達が向くとスズナが荷物を持ってジムから出てきた。
「どうしたんですか、先輩!?」
「私もノゾっち達に付いていくわ!」
「ええ!?」
スズナの言葉にサトシ達は驚いた。
「スズナさん、ジムを開けっ放しで良いんですか!」
「大丈夫よ、新しいジムリーダーに任せてあるから!」
「新しいジムリーダー?」
「そこはまた今度話すわ!・・さあ、早く撮影場所に向いましょ!」
スズナは車に乗り込んだ。
するとハルカはスズナの行動力に驚いた。
「スズナさんて行動力凄いのね・・」
「あれが先輩の持ち味だからね・・」

95 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/06 22:18:55
>>88
あらすじ乙です
常に重症のはずなのにくじけないところがいい!
完全回復できるときまで頑張れ

>>94
皆びっくりだよ
スズナクオリティは健在だった

96 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/06 22:40:16
次の撮影場所に向う車の中ではスズナと楽しく話をするヒカリ達であ
った。
「それでノゾミがフリルのワンピースを着た時、凄く可愛かったですよ!」
ヒカリはノゾミがフリルのワンピースを着た話をスズナに話していた。
「もう、その話はやめて・・」
ノゾミは顔を赤くしていた。
「ノゾっちがフリルを着た姿見たかったな!」
するとハルカが笑みを浮かべた。
「実はノゾミがフリルを着た写真を持っていますよ!」
ハルカの言葉にノゾミは
「やめて、ハルカ!?」
ノゾミは必至にハルカをとめようとしたがハルカは写真をスズナに渡した。
「可愛いじゃない!・・ノゾっち!」
ノゾミは顔を真っ赤にした。
「この時のノゾミはフリルとかワンピースを着なかったんです!」
「分かる、ノゾミはワンピースとか着なかったわ!」

97 名前:―108―13年後―あの時―:10/10/06 23:05:53
サトシ「見たんなら言い訳は出来ないな・・・。」
眠気と疲労でサトシはつい思慮に欠けた誤解招く言葉を口にした。
カスミ「・・・・・!!?あんたやっぱり・・・!!!?」
浮気の果てに故意でキスをしたのだと捉えられかねない言葉である事にふと気付き、サトシは急いで否定した。
サトシ「違う!!?あれは事故なんだ!?・・・ヒカリ、信じてくれ!!?」
ヒカリ「・・・・・・・・・・・。」
サトシがくたくたな中弁解していた時、一方でヒカリは冷静に故意か事故かを見極めようとしていた。
ヒカリはどうしてもサトシが浮気をするとは信じられない気持ちが大きくなっていたからである。

サトシ「俺はいつでもヒカリを信じてきた・・・逆の立場の時でも・・・。」
ヒカリ「・・・・・逆?」
やっとここで初めてヒカリは重たい口を開いた。
サトシ「ケンゴとの戦いに負けた時。」
ヒカリ「えっ・・・・サトシあの時・・・。」
サトシ「あの時・・・この感情の意味が俺にはわからなかった
    でも・・・なんか・・・つらかった。」
思いあたる節がヒカリにはあった。
ヒカリ「・・・・・・・(だから船の上で”どこ行ってたんだよ!?”って軽く怒鳴ったんだ・・。)
    でも・・・目の前であんな光景を見せられたら・・・・。」
サトシ「そうだよな・・・ごめん・・・今の俺には何も言えない・・・。」
サトシは帽子を深くかぶった。
ヒカリはその昔からの癖を懐かしみながら見ていた。
カスミ「あんた・・・本当にあやまる気あるの・・・?」
サトシ「あるさ・・・でも俺がヒカリの身になって・・・ヒカリがそんな事されてる光景を見たら・・・。」
カスミは今のサトシの言葉を聞いて怒りが沸点に達した。
カスミ「ねちねちしてる場合!?さっさと誤解なら誤解でしっかり弁解しなさいよ!!?」
サトシ「厳密に言えばされた事だけど俺がヒカリにした事は・・・・。」
不眠と疲労がサトシの判断を鈍らせていたが、ヒカリへは思いは伝わっていた。
ヒカリ「・・・・・(私の身になって一応考えてくれてる・・・。)」
カスミ「もう!?謝るの!?謝らないの!?どっちなのよ!!?」

98 名前:―109―13年後―ミミロルの審判―:10/10/06 23:37:24
ちょうどその時サトシの体も限界に来ていた。
サトシ「・・・っ!?(目がパチパチする・・・頭がくらくらしてきた・・。)」
ピカチュウ「ピカピカァ・・・。」
サトシとピカチュウがいくら人間離れしているとは言え、体力、気力ともに限界に来ていた。

一方、ボロボロのサトシとピカチュウを見ていてヒカリは判断を下した。
ヒカリ「わかった・・・サトシを信じてもいいよ。」
サトシ「えっ!?」
ヒカリ「ミミロル・・・・。」
モンスターボールからミミロルをヒカリは繰り出した。
ミミロル「ミミロー・・・。」
ボールから出たミミロルを見てピカチュウは思わず声を上げた。
ピカチュウ「ピカピカァ・・・!!?」
ミミロル「ミミミ・・・!!?」
早速ヒカリはミミロルに本題を伝えた。
ヒカリ「ミミロル・・・ボールの中で話は聞いてたよね?」
ミミロル「ミミ。」
”うん”とミミロルは頷いた。
ヒカリ「許してあげられる?」
ミミロル「ミミ・・・・・。」
ミミロルは迷うそぶりを見せながらもエーフィの言葉が少し考えればわかる事だった事を思い出し・・・
ミミロル「ミミッ!?」
笑顔でミミロルは返事した。
ヒカリ「許してあげるのね?」
ミミロル「ミミッ。」
サトシ「よかった・・・。」
ピカチュウ「ピィカァ・・・。」
しかしほっとしたのもつかの間、サトシは寝てないつけがまわってきた為か軽い目まいに襲われた。
サトシ「おっと・・・。」
ヒカリ「えっ!?サトシ、大丈夫?」
サトシ「ああ・・・大丈夫・・。」
力なき返事をサトシはヒカリに返した。
カスミ「ヒカリちゃん・・・本当にこれで良かったの?」
ヒカリ「・・・・・・・・。」
ヒカリが言葉に行き詰った時、騒ぎの発端である当の本人達が現れた。

99 名前:―110―13年後―謝罪の気持ち≧不法侵入―:10/10/07 00:10:11
ガチャ
リラ「失礼します・・・。」
エーフィ「フィ――。」
ヒカリ「リラ!?」
サトシ「!!?」
ミミロル「ミミ!?」
ピカチュウ「ピカ!?」
カスミ「えっ!?」

リラ「勝手に入ってしまってごめんなさい!?・・・でも、どうしてもあやまりたくって・・。」
ヒカリが涙する所を見ていたためカスミはつい感情的になってしまった。
カスミ「ふざけないでよ!?あんたのせいでヒカリちゃんがどれだけ・・・!!?」
ヒカリ「カスミさん・・・いいんです!?」
カスミ「でも!?」
ヒカリが求めていたのはこうなった事を攻める事ではなく、サトシの心がどこへ向いていたか、真相だった。
ヒカリ「なんでサトシはキスを防げなかったの?」
リラ「エーフィのサイコキネシスです・・・本当に・・・ごめんなさい・・・。」
ヒカリ「(サトシは嘘をついてなかった!?)いや・・・いいの・・・。」
サトシに故意がなかった事が確認でき、ヒカリはほっとした・・その時ヒカリの心にある気持ちが沸き出た。

リラ「・・・・・・・・・。」
実はさっきまでの一連の話をずっと聞いていた。
その話の内容からリラは”サトシの幸せを祈って引く”という選択肢を再び選び直す事を決めようとしていた。

がしかし、エーフィはまだ諦めてはいなかった。

NEXT---ミミロルvsエーフィ、女の戦い。

100 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/10/07 14:29:02
大作の最中で、申し訳ありませんが・・・久々に投稿します。って言っても不定期なので
次の投稿がいつになるかは分かりません。


UFOキャッチャーでサトシはタナボタな強運で一発で景品を取り、ヒカリにあげたのであった。
それで2人が心もとろける程?のうっとりした仲となり、それ目撃したノゾミにヒカリはコンテスト出るかを問う

「ご馳走様、もうお腹いっぱいさ。えっ?私はノーエントリーさ。前のイナガキ大会でのバルキーの骨折完治がまだでね」
「・・バルゥ」

杖で歩く、眉をひそめた格闘家のバルキーの頭をなでながら事情を語る
「へ〜。ノゾミはカンフー系の魅せ方も追究してるんだ」
「まぁね・・でも参戦をパスするのは充電して心を養う事だけでなく。シンジを見に来たのさ」
「シンジを?」

それは北国の雪景色での風物詩であるキッサキシティのお話の事・・・
「のぞっち、彼を見なさい。磨いだ氷と岩の吹き荒れた技を!」
「先輩、それ30分前にも見てましたよ?」
シンジが2匹のポケモンの連携・・地層の大地エネルギーと凍てつく氷の結晶のコラボを披露する

薄型テレビに接続したレコーダーで録画しておいたそのVTRを執拗な程、見ていた。
「彼は11歳の若さであらゆる可能性を秘めた子だわ。うう〜!早くチャレンジャーとして来ないかしら?」
「・・・普段は冷静な先輩が腕白になるなんて・・・よっぽどだね・・・」


「あの名門屈指のキッサキジムのスズナ先輩が何度もビデオ鑑賞する程の実力をこの目で確かめたい」
「シンジが?へぇ・・オールラウンドプレイヤーなんだな、あいつ」
「特に彼の最高警戒マニュアルの「ブロックバスター」の場面をリピート再生するほどさ」

洋服や雑貨・日用品の店舗が並ぶ商店街を歩くシンジとレイジは・・
「で?転送にて代表ポケモンは決めたかい?」
「エレキッド・ドラピオン・チコリータを目処に考えてる」
「風の吹き回しかい?君がファンシーカップ用のポケモン達をスタメン組に合流させるなんて。
普段はリングマ・ドタイトス・ブーバーンを使う彼を知ってたレイジは意外そうな顔をした


101 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/10/07 14:34:52
「コンテストは力任せでなく魅せる事だ。進化後が有利とは限らん」
「よし、なら預けと残すのと分け・・・」
シンジがレギュラーと補欠組を総入れ替えをする、相当本気のようだ。完了したのちに、彼は脳の活性化の為、キトサン配合のガムを噛んでいた。
そして大食いした食いしん坊のハルカは・・・

「ふぅ〜胸焼けでげふげふする気分〜爽やかなガムとかない?」
「僕の察しをズサンに無視した結果だね。さて・・タッチパネル操作は止め・・心の準備でも」
「なんちゃって〜、最悪なケースに備え、ガムを用意して、シュウ?」

ぷくーんと膨張されたガムを悪戯で彼の頬にくっつけようしたが、シュウは・・紫色の髪した街灯の方へ歩く
「貴方がシンジさんですね?大先輩にお会いでき光栄です。」
「・・・ビューティフルスキルを持つ薔薇の貴公子シュウさんですね?俺も面会したいと思ってました」

無縁で初対面な2人は軽く挨拶を交わす。さわやかなマナーとして・・・
「今回の予選はビジュアルとアクセサリーらしい。俺と戦うなら本戦まで勝つ事ですね」
「大した威信だね、君も落っこちる結末にならぬ様にお祈りしますよ」
「トーメナントの舞台上で会おう。落選するな」
「ええ・・満員御礼の会場で満身創痍になる位の熱烈な戦いをね」

2人はガッチリと握手し、漢の優雅な友情が芽生えた。兄がほんわかした表情でハルカに軽く挨拶をする
「こんにちは。君が、幸運の女神の異名を持つハルカさんだね?僕は牧師や育て屋の職業につくレイジって言うんだ!よろしく」
「あっはっはー、照れるかもぉ〜♪私はハルカです」

「アイツ、運よがりって侮辱されてるのを知らないようだね」
「いや、運も実力の内だろ。奇跡も努力家の奴しか降りかからん」
「へぇ〜。君は琵琶湖より深い事言うね・・ますます戦いたくなったよ」

シンジにおいては、「「運は最後まで本当にあきらめない努力や想いの強さから勝利の女神が微笑んで贈る証」」だと思い、シュウにそう言った。
タケシとメグミは喫茶店の椅子から立ち、請求書の代金を払い2人で中華街へ歩いていた


102 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/07 20:21:29
琵琶湖・・・いかりのみずうみの方が良かったんじゃないでしょうか。
横入りすいません

続き楽しみにしてます

103 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/07 22:27:22
ノゾミの恥かしい話で盛り上がった頃、サトシ達は撮影場所に着いた。
「着いたぞ!」
ヒカリ達が下りると周り見て驚いた。
「此処は!?」
「リッシ湖のコンテスト会場!?」
「ニャル!?」
「それって、ママ達の最初で最後のグランドフェスティバルの会場?」
「ええ、私とノゾミが全力で戦った場所よ・・」

サトシ達はコンテスト会場に入ると既に撮影準備が出来ていた。
「お!・・サトシ!」
「タケシ!」
タケシがサトシに気付き近づいてきた。
「タケシも此処の撮影なのか?」
「ああ、サトシ達と一緒に撮影だ!」
「そうか、長い事別々で撮影だったからな・・」
「ああ、所でヒカリ達は?」
「今、衣装に着替えている所だよ!」
「ピカチュウ!」
「ポチャ!」

104 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/07 22:27:42
その頃、ヒカリ達はコンテスト用の衣装に着替えていた。
「どう?」
ヒカリはアヤコが昔作ったグランドフェスティバル用のドレスを着ていた。
「凄く、綺麗だよ、ママ!」
「ピカチュウ!」
ソラ達はヒカリのドレスに見惚れていた。
「良いな・・私も着たい!」
「ミミロ・・」
「家に帰ったらみんなのドレスを作ってあげるわ!」
「本当?」
「本当よ!」
「やった!」
「チュパ!」
するとハルカとスズナがノゾミの腕を引っ張って来た。
「さあ、ノゾっち、来るのよ!」
「嫌ですよ!!」
ノゾミは必至に抵抗するがハルカとスズナはノゾミの嫌がる姿に楽しんでいた。
「どうしたの、ノゾミ?」
ヒカリ達はノゾミに近づくと驚いた。
「ノ、ノゾミ!?」
(どうしたのでしゅ!?・・その服!?)
ノゾミが着ていたのは赤いフリルのドレスであった。
「どう?・・ノゾっちのフリルのドレスは?」
「どうって・・」
「ノゾミがフリルのワンピースを着たままコンテストをやってもらうのよ!」
ハルカとスズナは嬉しそうにしているがノゾミは
「私は絶対嫌ですよ!!」
「もう、折角の映画なんだから可愛くして思い出に残しましょう!」
するとハルカがノゾミの頭に大きなリボンを付けた。
「凄い可愛いよ!」
ノゾミは顔を真っ赤にしていた。
「どう、ヒカリちゃん?・・ノゾっちのフリルのドレスは?」
「私も凄く可愛いと思います!」
ヒカリの言葉にさらに真っ赤にした。
「ママ・・そのドレスを着てコンテストバトルを見せてね!」
「ニャル!」
ノンの言葉でノゾミは渋々承諾した。

105 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/10/07 22:49:23
>>102
いえいえ、コメントくれるだけで嬉しいです。気まぐれに近い投稿ですが、
まあ、「こんな作者居たっけ?」な程度で見てやって下さい


「ビジネスのサラリーマンの様にてんてこまいに専念なさり余念が無いのも結構ですが・・休む事も大事ですよ?」
「う〜ん、私は生まれつき活発化で課題を上司に与えられた瞬時にウズウズするのよ」」
「ん〜、ん〜」
グレッグルはつまらそうな顔で飛ぶ数匹の蝶々を見る。居心地が悪そうだ

「うん、営業は多難よ。電気代・水道代・人件費や物価に購入費とかもかかるから大変よ」
「予算書や指示書の怠りが惨事を招きますからね・・」

業務上のスケジュールがギシギシにある事をメグミは軽々と話す。
タケシの心遣いが彼女を気楽で客観的にさせているからこそ、素直に話せるのだろう
「追伸に、ドッサリ教科書とか持っても洞察力をフル回転してこなさきゃ、何も役立たないの」
「はい、ですが言える事は、心や身体に休息を与えるのも立派な任務とも断言できます」
「うふふ、貴方を見てたら、リラックスした気するわ。」
「もし、嫌が応な誘いと弁解するのも無理はないと尺ですが、一緒にサーカスを見てリフレッシュしませんか!!」

プロポーズ(?)な素振りで密かに指をくねくねして返答を待ち・・
「おカタイわよ、遊びね?いいわよ、シフト制でもローテーションの勤務は当分店長さんだし問題ないわ」
「あ、ありがとうございます!」

サトシ達はピラミッド式の豪邸や高級ホテルなどの周辺が豪華そうな施設へ来ていた。するとサトシがある提案をした
「すっげー、広々だな。よし、記念撮影だ」
「あはは・・修学旅行みたい。えっと、カメラの内蔵HDD残量はと・・よし512MBなら余裕ね」
「本当に呑気だね、アンタ達・・ある意味見習うべきだよ」
「ノゾミもこっちこっち!折角だし皆で撮っちゃおうよ!」

皆はトコトコと歩いて、デジタルカメラでオートフォーカス等にてブレを修正しているヒカリの周りに駆け寄る




106 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/10/07 23:06:53
「あ・・・でも撮影する人が居なきゃ全員集合の写真は撮れないね・・・。なら地元の人にでも撮ってもらおっか!」
ヒカリはキョロキョロして、愛想や、人柄が良さそうな人を見渡し・・・麦藁帽子をかぶる青年に声をかけた

「あの〜すみません・・・このカメラで私達を撮影して貰えませんか?」
「うん、いいよ!困った人がいれば助ける事が流儀だしな。・・・あ、悪い。僕は昭和生まれで、
フィルム式のカメラの使い方しか・・・操作方法を教えてくれない?」
「はい!」

彼女は、画面が切り替わる時や1つボタン押すたび、ご丁寧に専属家の様な感じで説明した
「ふへ〜、アナログと違いデジタルは利便だね。よし撮影すっから、みんな固まって〜」

「よし、俺は主人公の要だし!真ん中って事で異論ないな?」
「いいよ、あたしは目立つのは好みじゃないんでね・・・」
「んも!ノゾっち。人影に身を潜めちゃ、ぼんやり写って可愛く映らなくなるわよ!」
「あたしはサトシの後ろにしよ!」

レンズ方角補正やピントを調節する青年の前に、サトシ達はベストポジションを取り始める。
サトシは前屈みでピースで、ヒカリは両ひじを彼の頭に軽く乗せ笑顔のまま両手でXサインをした姿勢だ。ノゾミはスズナに抱かれて荷が重げな顔だった

「では〜、クイズ!1+1は何だい?」
「ささ、ノゾっち!笑って笑って!みんなで、グーグースマイル!」
「「にぃ〜〜!!」」

一斉に全員が最高の笑顔になり、その瞬間に「パシャ!」とシャッター音が鳴る。その後、青年にお礼をして、
4人とポケモン達はイルミネーションで包囲された建物へ入っていった

「施設内はポケモンセンターの他に、ペットコーナー、屋上庭園・子供服・玩具・家庭用品、日用雑貨、美術画廊などのコーナーもあるのか!?すっげー」
「他にも、呉服・宝飾品・時計・美術画廊・紳士服・高級ブティック婦人靴・食料品とかもあるみたい」
「バルル〜♪」
「ぴっかっか〜」
「みみ〜みぃ♪」
サトシやヒカリはフロア案内のパンフレットの地図を見てその種類の多さに驚愕していた。

107 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/08 00:00:05
「バルル〜♪」…だと?
バル…キー?バル…ビード?

108 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/08 01:32:41
>>96>>104
ノゾっちの歴史が改変されていくw
さすがはスズナ先輩

>>97
とても読み応えがありました
サトシがなんとか乗り越えてくれて良かった
こっちまで一仕事終えたような感じです
と思ったらエーフィ!?

109 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/08 01:42:53
>>106
ポーズの取り方が面白い!
サトヒカがノリノリだ

110 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/08 22:42:49
ハルカ達がサトシの元に戻ってくるとヒカリとノゾミがフィールドに出てきた。
「ノ、ノゾミ!?」
「ピ、ピカ!?」
「ポチャ!?」
サトシ達はノゾミのドレス姿に驚いてしまった。
「どう?・・ノゾっちのフリルのドレスは?」
「驚いたでしょう!」
スズナとハルカはノゾミのドレスをサトシとタケシに聞いた。
「ま、またフリルのドレスを着せたのか?」
「ええ、折角の映画の撮影なんだから綺麗にしないといけないでしょう!」
「だからって、ノゾミにフリルのドレスは・・」
するとハルカは
「何よ!・・前にノゾミのフリルのワンピースを着た時は可愛いって言って
いたんじゃない!」
「そ、それは!」
ハルカの言葉攻めにサトシは何も出来なかった。

その頃、ノゾミとヒカリのコンテストバトルが始まろうとしていた。
「ノゾミ、そのドレス素敵よ!」
ヒカリは小悪魔な顔でノゾミをからかった。
「ほっといて!!」

111 名前:―111―13年後―勝負しなさい!?―:10/10/09 00:04:37
エーフィ「フィー―――!!!?」
ヒカリ「キャ!?」
ミミロル「ミミ―――!!?」
サトシ「うおおっ!!?」
ピカチュウ「ピカッ!?」
エーフィのサイコキネシスは
サトシとピカチュウをバトルステージから観客席へ
ヒカリとミミロルを観客席からバトルステージへ移動させた。

ヒカリ「え?何!?」
ミミロル「ミミロ!?ミミ!?(エーフィ、何のつもり!?)」
リラ「エーフィ・・・・。」
エーフィ「フィ・・・(諦めない・・・。)」
ミミロル「ミ?(えっ?)」
エーフィ「エフィ!?エーフィフィ!?(ミミロル!?今ここで勝負しなさい!?)」
ミミロル「ミミッ!?(勝負!?)」
エーフィ「エフィ・・・・エーフィーフィフィ!?(私が勝ったら・・・サトシとピカチュウの事は諦めるのよ!?)」
ミミロル「ミミロッ!!?(そんな!!?)」

しかし、ミミロルはこの時考えた・・・
ミミロル「(さっきのヒカリちゃんの様子・・・恐らくまだ心が納得してない
      あの二人の間にわだかまりが残って欲しくない。
      その為には気持ちを整理する出来事が欲しい・・・
      ・・・このバトルがその出来事になるかはわからないけど・・・。)
      ミミッ!?(わかったわ!?)」
エーフィ「フィ!?(じゃあやるわよ!?)」
ミミロル「ミミッ!?(ええっ!?)」

エーフィとミミロルはいきなり持ち主の前でいきなり戦闘準備に入った。

112 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/10/09 00:11:56
バルキー・ミミロル・ピカチュウはブラブラっとフラダンスをしていた、多分遊べると期待してでのノリノリ感だろう。
ヒカリは他の3人にポケモンセンターに用事があると事を告げて、その室内の左端に設置されたDELL製デスクトップのPCの電源をつけ、
ワイヤレス通信でアヤコ宛にアドレスを入力欄を打つ
「あ、久しぶり〜ママ!」
「あら、ヒカリ。稀少ね・・何かしらね?」
「・・話題沸騰だけど、ママってシンジと戦った事あった?」

テレビ電話で映るアヤコに、短刀直入に質問を投げかけ・・・彼女が疑問げな顔して、ある事実を確かめる。

「ええ!?ヒカリも会ってたわよ?ほら、今は目つきが悪そうな不良っぽい風貌だけど・・
1年前は目がクリクリしてて、泣きたい時に泣く素直で可愛い子だった・・あのシンジ君よ?」

画面ごしに、アルバムの収納した写真を見せ、現在とは別人のような10歳のシンジを見せられ・・・彼女は驚きを隠せずにいた
「こ、これがシンジ!?兄のレイジさんじゃないの?」
「もうヒカリったら、綺麗にさっぱり忘れちゃって・・。確か、あの時の前半は私に90%程の優位に立ってたわ・・・
けど後半の彼の競り合いは怪物級で、彼のスロースターターな特性がなければ・・多分私は負けてたわね」


これはおよそ、数十ヵ月で、殿堂入りまでされた程のアヤコとシンジの歴代戦のお話・・・
「さあ、豪華客船でのJC杯の準準決勝も大詰め!アヤコさんのニャルマーとブラッキーのデスシャドウラッシュのコラボ技で、彼を追い詰めてます!」

実況者がマイクの機器で場内を盛り上げてる仲で、シンジは・・自分とベテランを超す腕前のトップコーディネーターであるアヤコとの
天と地の差の実力さのあまりに、前で息を荒くして焦燥していた
「何故だ、俺の究極奥義が通じねえ・・信念で言う貫きじゃ、やはり無理なのか・・・折角・・・大舞台でもうひとはな・・咲かせると臨めた大会でリタイヤなのか?」

((例えて、恐竜は恐竜でも・・まだ親を見る子供のような・・))


113 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/10/09 00:22:21
「必殺技は無限大・・・終止符はなし・・」
((確かに無駄、ムラや欠点のない技とは思う。シンジの今までの技には光沢な雷が纏う衝撃で痺れる何かが感じた。でも今にはそれがなかった))

彼は瞼を閉じて、牧場の仲でレイジとのマルノームで必殺技の特訓した時の事を思い返した。
シンジは先程での、3回戦のサオリとの命がけで勝敗を超えた結末の末に30日間特訓し、
1度きりも成功した経験のなかった「ガイアブリザード」が成功したものの、今や威力と迫力の無さで想い悩んでいたようだ・・・

「完成しない、未完成・・」
「残念ね、彼なら楽しませてくれる予感がしたけど・・出来れば最高のあなたに勝ちたかったわ」
「おうと!ここでトドメのデスシャドウラッシュだ!もはや万事休す!」

一網打尽に、決着をつける体制をしたニャルマーとブラッキーはダークネスショットを
シンジのポケモンであるポッチャマとゴローンにめがけて撃たれる最中・・・奇跡は起こった

「そうか、保留や途中とかで完成しないとかじゃない!常に人間や動物が大きくなる様に成長し続けてるんだ。
ポッチャマは冷凍ビーム、ゴローンがいわなだれ!思いっきりいけえーー!!」

「な、何だか微妙に威力が増してねえか?」
「つーか、見学席からでもしみるこのビリビリ感は一体・・」」
「い、今までより・・も・・驚異的な力が・・まさか!」

大地の地層から砕けた石の粒と雪の結晶が1つに交わり・・輝きが増していく、司会者・ギャラリーやアヤコはびっくりした顔をしていた
「そうだ、これが常に進化し続ける究極奥義、ガイアブリザードG2だ!」

「こ、これは痛烈なレーザーライナーとロックブロックのコンスタント!綺麗さと突き刺さる様な力は・・!?恐るべしガイアブリザード!」
「うふふ、やっぱり私の目に狂いはなかった。この子は10年に1人のゴールデンルーキー。楽しませてくれそうね。」

ブラッキーのシャドーボールとニャルマーのシャドークローで、天馬の形になるように黒と闇の竜巻を召喚させた
「これが私のハイコスト、ダークネスペガサスよ!」


114 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/10/09 00:41:20
ドドドドッツツ・・・シュォォォーーーン・・!!!
「凄い!威力は極めて互角。とどめく歓声も決勝戦並みだ!この2人の決着はいかに!」

1%の確率でも彼は100%の努力でアヤコに立ち向かう。負けたくなくて追い越そうと必死に頑張って、一等賞を目指して・・・

「まばゆい・・瞳がチカチカする、だが視力の回復を待つ間でも一刻を争う。急いで決着をつけるか!おし、巻き返すぞ。ガイアブリザードG2!」
「ぽっちゃ〜!」
「ゴッロヲン〜!!」

ゴリゴリした地とカチコチした氷のエナジーが派手に、ニャルマーへと襲うが・・
アヤコは危険予測してたのか、ニャルマーに的確な回避指示を出す
「しなやかさと威力がいいわね・・・。逆に使用するつもりで尻尾をバネに、バックムーンサルトで避けて」
「ギニャ!」
「瀬戸際な具合でかわした!スノーボードで芸をするかの様に・・周辺の残るダイヤモンドダストがよりニャルマーを美しく奏でてます!」

モモアンが実況する中、暫定残り時間が2分58秒と迫る中、彼のゲージポイントは減らされる一方のようだ
「ダメか・・。手前じゃ・・違う!先の先を読み・・アヤコさんの癖を見出すんだ。ポッチャマ、スノーシンフォニーソングだ」
「ちゃぴぃ〜るるる〜♪」

追撃を自重して、水晶体の中で可愛らしい鳴き声とバレリーナの様な踊りで場面よく、
ユニークな披露でのアピールをしたが・・・容赦なくアヤコの攻撃が来ようとしていた
「2匹とも!同時にビックウェーブになる位の量までスピードスターを出して、サーファーになりきるのよ!」
「ニャルルルルル〜〜〜!!」
「ブラァァーー!!」
「ついに解禁か!?アヤコ選手の得意技であるシューティングウェイブです!
キラキラする数えきれない星が大津波の様に流れ、ノリリズムな音色も奏でている!」

(全面見せか・・こいつを一撃で抹消する唯一の技は・・あれしかない!)

―けど、奴を捨て身にし反動する危険性が―
―いや、やれ!出し惜しみをして勝てるほど世間・・いや勝負は甘くない―

「ゴローン、大爆発だ!」
「ゴロォオ?」
「俺を信じろ!勝つ気持ちで全開でやれ!」


115 名前:―112―13年後―戦う前から・・・―:10/10/09 01:46:08
ヒカリ「えっ!?どうしたのミミロル!?」
いきなり張り切りだしたミミロルにヒカリは戸惑った。
リラ「エーフィとミミロルが・・・サトシとミミロルを賭けて戦う事にしたみたいです・・・。」
ヒカリ「ええっ!!?そんな賭け・・・!!?」
ミミロル「ミミィッ!!?」
頼もしく返事したミミロルだったがヒカリの本音は別の所にあった
ヒカリはサトシの騒動が事故であったと確定した地点でサトシの件には納得していた
しかし、ヒカリが事の真相を理解して沸き出た感情・・・
少し前のサトシに片想いだった自分が今のリラと重なり、そのリラをヒカリは放っておけなくなった
すっきりしない事が嫌いなヒカリは・・・

ヒカリ「・・・・・うん!?戦おう!?ミミロル!?」
リラ「!!?・・・えっ!?何故・・・!?」
このまま勝負を断ればいいものを断らなかったヒカリにリラは驚いた。
ヒカリ「サトシのいい所はいっぱい知ってるもん・・・
    少し前までは私もリラと同じ片想いだった・・だからリラの気持ちもよくわかるの・・・。」
リラ「ヒカリさん・・・。」
ヒカリ「大丈夫大丈夫、気にしないで!?私も同じ立場だったらそうしてたかもしれないし・・・
    賭けも守る!?さあ、バトルしましょ!?」
リラ「・・・・・・・・・。
   (戦わずして負けた・・・そう思った・・・
    僕が同じ立場だったら許せないしバトルも受けなかっただろう・・・
    これが・・・サトシの愛した訳・・・
    でも戦わないのも失礼・・・ここは・・!!?)
    本気で行きます!?」
ヒカリ「うん!?」
カスミ「本当にそういう所サトシにそっくりね・・・ヒカリちゃん。」

一方、観客席からガタガタの体で女達に振り回される男達の声が・・・。

サトシ「おーい・・・・(えらい事になってしまった)。」
ピカチュウ「ピカチュウ――・・・・。」

NEXT---トップコーディネーターvsタワータイクーン・・・ヒカリに勝算は?

116 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/09 04:28:00
>>115
>エーフィとミミロルが・・・サトシとミミロルを賭けて戦う
……え?

117 名前:13年後の者:10/10/09 21:25:04
>エーフィとミミロルが・・・サトシとミミロルを賭けて戦う=×
エーフィとミミロルが・・・サトシとピカチュウを賭けて戦う=○

打ち間違えた・・・すみませんorz...

>>116
ご指摘ありがとうございます。

118 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/09 23:48:18
そして、撮影が始まるとヒカリとノゾミの表情が真剣な表情になった。
「トゲキッス、シェイミ・・チャームアップ!!」
「キース!」
「ミィ!」
「ニャルマー、エルレイド・・レディーゴー!」
「ニャル!」
「エル!」
ヒカリはシェイミ、トゲキッスをノゾミはニャルマーとエルレイドを出して
きた。
「シェイミ、エナジーボール!・・トゲキッス、波動弾!」
「ミィ!」
「キッス!」
エナジーボールと波動弾が合体するとフィールドの地面が割れてニャル
マーとエルレイドに向っていた。
「ニャルマー、エルレイドに10万ボルト!・・エルレイド、リーフブ
レード!」
「ニャール!」
ニャルマーはエルレイドに10万ボルトを放ちエルレイドは10万ボルト
の電気を腕に集中すると電気の刃となり合体した波動弾に向っていき
粉砕した。

「ニャルマーの10万ボルトをエルレイドに放つことでリーフブレードを
強化した!?」
「ニャル!?」
「こんな演技の仕方もあるなんて・・」
「ピカチュウ・・」
(驚きでしゅ!)
ノンとアイはノゾミの演技に驚いた。

「まだこれからよ、シェイミ、シードフレア!!」
シェイミはシードフレアのエネルギーを溜め始めた。
「させないよ!・・ニャルマー、猫騙し!」
「ニャル!」
ニャルマーはシェイミに猫騙しをするとシェイミは怯んでしまった。
「ミィ!?」
「今だよ、エルレイド、サイコカッター!」
エルレイドはサイコカッターをシェイミに向って放った。
「トゲキッス、エアスラッシュ!」
「キース!」
エアスラッシュでサイコカッターを止めた。
「やるわね、ヒカリ!」
「まだよ、私達の力を見せたげるわ、ノゾミ!」

119 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/10 00:33:24
>>110
映画の撮影は魔法の言葉!?
バトルのトゲキッス&シェイミは強そうで期待

>>111
エーフィの狙いは直接対決!
ミミロルとヒカリが立ち直ってきて良かったです
リラのことを考えてあげるところがヒカリらしくていい感じ

>>114
なんだかものすごいバトルが勃発してますね
コンテストで大爆発…だと?

120 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/10 00:53:19
せっかく良いムードだし、流れが悪くなってしまうかもしれませんが
特に疑問を感じてるワケでもないのにキャラに「!?」が多いとなんだか違和感がw
なんだか対話中に見るとお互い疑問系四六時中探り合ってる様に思えてしまってw
細かいトコロすみません、お気を悪くされないで下さい。大変面白いですSS!

121 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/10/10 00:56:48
「グニョオォォオーー!!!」
チュドォオォオォーーン!!」

核兵器並のダイナマイトが引火して煙が立つ・・両者の視界が見えづらくなる
「うわぁあと、煙がたむって死界まみれの戦場化に。潜在的危険を利用した作戦かぁ?」
「そう、自動車とかの用語で言う、ミラーや目視でも見えぬ範囲。あるい人が見落とす範囲でもある死角を利用した作戦さ。
・・今だ、ガイアブリザードG2!」

灰色のもわもわする中、目を伏せてたニャルマーに直撃した
「ギニャアァア!?」
「に、にゃ・・ニャルマ!やるわね、シンジ君。尻尾を扇風機にして、煙を払いシャドウクロスカットよ!
ブラッキーは技のチェイン役としてサイコキネシス!」

ぎゅるるんと快速で尻尾を回し、煙をかき消したニャルマは周辺のサイコキネシスの圏内に入り、幻影の闇を覆われた両爪をXの形にひっ掻き・・・交戦に徹した。
モモアンもエキサイティングな状態だ
「すかさまい剥奪戦に肉弾戦!地面もズシズシと響きます!」

「ウィークポイントをもろに当てよろけねえようだな・・再びガイアブリザードG2」
「ゴッロオンン!!」
「チャマママ〜!」
「おお!?原子の物質デブリと雪の華の技をまとわせ、アヤコ選手の技と再び大激突!衝撃波の力はほぼ互角!」
ゴッガァアァアァアァアーーーー!!

「2人とも!クイックターンをして、シールズロックプレスよ」

アヤコの指揮で、ニャルマーとブラッキーがグルグルとすばしっこく回り、鳥籠の様に囲んだ。シンジのパートナー達は身動きが不能な状況に陥る
「ニャガガッガ〜!」
「ブララァァ〜!」
「くっ!アフリカ砂漠でのアリ地獄の様に再現したアジアン最高峰のタクティスネーター技か!?く、1分28秒の僅さで・・計算が甘かった」
「深海の濁流に足がもつれるかに動けません!無防備の丸裸状態だ!ほぼジ・エンドなピンチです!」
(お、わっ・・た!俺の夢は塵に・・)

成すべくorzの姿勢でガクンとすくむ。するとアルプス席から、兄であるレイジが喝を送る
「こらぁ!シンジ、まだ81秒位で残されし中で何、テクニカルノックアウトされたかにがっかりしてるんだ!
んな野暮だと僕を見下す資格は無いよ!」


122 名前:―113―13年後―ミミロルvsエーフィ―:10/10/10 21:51:52
2人と2匹の勝負は水のフィールドで行われた。
リラ「先手はどうぞ。」
ヒカリ「ありがとう。」

カスミ「それではエーフィvsミミロル、勝負・・・始め!?」
ヒカリ「さあミミロル、エーフィに10万ボルト!?」
サトシ「10万ボルトを覚えたのか・・。」
ピカチュウ「ピカチュウ!?」
ヒカリ「(ミミロルがピカチュウにあこがれて練習したんだから!?)」
ミミロル「ミミ―――ッ!!?」
激しく放たれた10万ボルトはエーフィへと迫って行く。
エーフィ「フィ―――!!?」
エーフィは10万ボルトをスピードスターで相殺した。
ヒカリ「えっ?」
ミミロル「ミミッ?」
リラの指示もなしにスピードスターを放ったエーフィをヒカリとミミロルは疑問に思った
そこでサトシは疲れた声でヒカリに観客席から声をかけた。
サトシ「ヒカリ、リラはポケモンの心がわかるから指示は聞こえないぞー!?」
ヒカリ「えっ、指示がわからないって・・・。」
リラ「それだけではないですよ
   これでも一応チャンピオンリーグベスト8なので腕にも自信がありますから・・・
   ヒカリさんが望むなら本気で行きます。」
”本気で行きます”と口にした瞬間、リラの表情はブレーンの顔に変り始めた。
ヒカリ「確かにバトルではそっちの方が強いかもしれない
    でも私だってトップコーディネーターだもの・・・誇りとサトシに賭けても負けられないわ!?」
2人の女の間には激しく火花が飛び散った。

リラ「エーフィ・・・・・。」
エーフィ「フィー―・・・・。(キッッ!?)」
リラの合図でエーフィの目が鋭く光った、が何も変化はなかった・・ヒカリはその瞬間を見逃さなかったが・・・

ヒカリ「(どちらにしても今何も起こらないと言う事は変化技か何か、何かが起こる前に先手を取ってみよう。)
    ミミロル、水面に向かって水の波導!?」
ミミロル「ミィ――ミミッ!?」
ミミロルが放った水に波導は水面へと勢いよく向かって行った。

123 名前:―114―13年後―スカイアッパーダンス―:10/10/10 22:38:26
水の波導は大きな水しぶきを上げて波となりエーフィへと襲いかかった。
エーフィ「エーフィィ――!!?」
自分の何倍もある波をエーフィはサイコキネシスで止めた
しかし、これはヒカリの計算内であり作戦だった。
ヒカリ「今よ!?波に向かって冷凍ビーム!?」
ミミロル「ミィミィ――――!!?」
冷凍ビームで波をカチカチに凍らせていくと同時進行でミミロルはステップを踏み出した。
リラ「(くっ!?波の氷の壁で見えない・・・!?)一体何を。」
ヒカリ「ミミロル、スカイアッパー!?」
ミミロル「ミ――ミミィ――!!?」
氷のてっぺんへとミミロルは飛び上がり、ダンスを踊るようにスカイアッパーを応用して
かかとで氷を削り、その氷を勢いよくエーフィへと飛ばし始めた。
カスミ「ミミロル・・・きれい。」
ピカチュウ「ピカァ・・・。」
始めてコンテストのようなバトルをみるカスミは踊るミミロルに見入っていた
ピカチュウもさりげなく見とれていた。

シュッ シュッ シュシュッ!?
氷のかけらはミミロルのリズムでエーフィに向かって次々に襲いかかってきた。
エーフィ「フィ――!!?」
しかしエーフィはスピードスターで氷のかけらを相殺し”来るべき時”を待とうとした。

ヒカリ「(よし・・・このまま行けば至近距離で技を撃てる。)」
サイコキネシスでことごとく技を封じるエーフィへの対抗策としてヒカリが思いついたのは
エスパー技が使えないようにひるませる事だった。
しかしヒカリのミミロルには10万ボルト、水の波導、冷凍ビーム、スカイアッパー・・・
ひるませられる技はなかった・・・それ故至近距離で技をあてて力づくで仰け反らせる方法をヒカリは選んだ。

しかし、ブレーンとして様々な対策を立てた相手と日々戦っているリラは
もうすでにそれに対して手をうっていた。

124 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/10 23:06:52
「シェイミ、トゲキッスに乗って!」
「ミィ!」
シェイミはトゲキッスの背中に乗るとトゲキッスは空高く飛んだ。
「させないよ!・・エルレイド、サイコカッター!・・ニャルマー
10万ボルト!」
「エール!」
「ニャール!」
サイコカッターと10万ボルトがトゲキッスに向っていた。
「トゲキッス、エアスラッシュ!」
「キース!」
トゲキッスはエアスラッシュで10万ボルトとサイコカッターを防いだ。
「シェイミ、アロマセラピー!」
「ミィィ!!」
シェイミは10万ボルトとサイコカッターのエネルギーを利用して
トゲキッスとシェイミの身体を輝かせた。

「綺麗・・」
「ミミロ・・」
ソラ達はシェイミとトゲキッスの輝きに見惚れていた。

125 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/10 23:07:19
「ニャルマー、エルレイド、シェイミとトゲキッスをコンビネーション
を崩すよ!」
「ニャル!」
「エル!」
「エルレイド、ニャルマーの尻尾に乗ってジャンプ!」
エルレイドはニャルマーの尻尾に乗って大きくジャンプしてトゲキッスの
上を取った。
「今だよ、ニャルマー10万ボルト!」
「ニャール!」
ニャルマーは最大パワーで10万ボルトを放った。
「それを待っていたわ!・・シェイミ、10万ボルトに突っ込むのよ!!」
「ミィ!!」
シェイミはトゲキッスから飛ぶと10万ボルトに突っ込んでいた。
「何をするきなの!?」
「今よ、シードフレア!!」
シェイミは10万ボルトのパワーを吸収してシードフレアのパワーを溜めた。
「エルレイド、シェイミにリーフブレード!」
エルレイドは落下のスピードを利用してシェイミに向っていくが
「シェイミ、シードフレア!!」
「ミィィィ!!」
シェイミは最大パワーでシードフレアを放つとエルレイドとニャルマ
ーはシードフレアに襲われる。
「ニャルマー、エルレイド!!?」
ニャルマーとエルレイドは倒れていた。
「カット!!」
監督の言葉で撮影が終わった。
「ミィィ!」
シェイミは落ちてきた所をヒカリが受け止めた。
「ご苦労様、シェイミ、トゲキッス!」
「キース!」
ノゾミは倒れているエルレイドとニャルマーを起こした。
「良く頑張ったよ、ニャルマー、エルレイド・・」
「ニャル・・」
「エル・・」
ノゾミはエルレイドをモンスターボールに戻すとヒカリに近づいた。
「ヒカリ・・良いバトルだったよ・・」
「ありがとうノゾミ!」
ヒカリとノゾミは握手をした。
「まさか、10万ボルトのエネルギーを利用してシードフレアのパワーを
上げるなんて驚いたよ・・」
「うん・・アイがこの前、この方法を見せてくれて私も取り入れたの!」
(実際にやるのは初めてでしゅけどね!)

126 名前:―115―13年後―みらいよち―:10/10/10 23:15:23
リラとエーフィが仕掛けた”来るべき時”は刻々と迫っていた。

リラ「(もう少し・・・もう少し耐えてエーフィ・・・。)」
エーフィ「フィィィ――・・・・・。」
ピカッ!!?
唐突にその時はミミロルに訪れた。
ミミロル「ミミッ?」
ヒカリ「何?」
ピカチュウ「ピカ!?」
サトシ「みらいよちか!?」
エーフィが事前に仕掛けていたみらいよちは踊るミミロルへと降り注ぎミミロルは跳ねとばされた。
ドーン!!?
ミミロル「ミミィ――!!?」
ヒカリ「ミミロル!?」
その時、波により出来た氷の壁の一部がみらいよちの衝撃でひび割れて崩れ始めた。
リラ「(早く止めを、ミミロルはどこ?・・・吹き飛ばされたのなら水に落ちるはず
    耳をすますのよエーフィ・・・。)」
エーフィ「フィ――・・・。」
リラとエーフィは水面にミミロルが落ちた音を聞くため耳をすませた・・・。


ドボン!!?
リラ「(あっちだエーフィ、破壊光線!?)」
エーフィ「フィ――――!!?」
凄まじい勢いの破壊光線は音のした方の氷の壁を突き破った・・・
そこには・・・。
ヒカリ「え?」
リラ「え?」
ミミロル「ミミ―――ッ!?」
バッシャ――ン!!?
リラが音を聞いて指示をした方はミミロルが落ちた方向とは別の方向、崩れた氷だった・・・
その氷の落ちた方向にいたのは・・・

ヒカリ「キャァァァ!!?」
サトシ「ヒカリィィィ――!!?」
破壊光線は恐ろしいスピードでヒカリの方へ迫ってきた。

NEXT---ヒカリのピンチにサトシは・・・。

127 名前:13年後の者:10/10/10 23:26:40
>>120
ご指導ありがとうございます。
これからは気をつけますんで(^^;)m
下手なssですが気が向けば見てやって下さい;

128 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/10/11 00:43:38
「ねぇ・・お兄ちゃん、ママ勝っちゃダメなの?」

隣席にて暫定9歳で135cmであるジャンパースカートを着た青髪の子が弱々しい、つぶらな瞳でレイジに話しかける
「君は誰かな?僕はレイジ、君の母親さんと対戦してる人の兄なんだ」
「あたし・・ヒカリです。あのママの娘で・・」
「そう・・君はあのアヤコさんの娘なんだね。パパさんはお仕事かな?」
「う〜んとね、パパは総理大臣の仕事で東京にて単身赴任なの・・お兄ちゃんの両親は?」
「へぇ・・責任重大だね。僕らの両親は来てないんだ」

初対面だが、顔をこわばる事なく2人は互いの家庭の事を話し・・・その後静かに応援をする、兄の声で・・・
何度もピンチに追い詰められてはあきらめかけてたシンジは再び闘志をよみがえらせた

―愚かだな、俺・・何の為に死力尽くし・・どういう意味のものを探す為に・・・笑ったり、泣きじゃくって、今日までこいつらと前を突き進んできたんだ―

―かちたい・・名誉や汚名の差や歴史、無名の差とかは違う!この世界から募ったオールスター選手らと―

―1回でも長く大好きなコイツらと戦いたい!俺もポッチャマ達もコンテストを楽しみたい―

兄の怒濤な歓声から、彼はすくっと起立をした、肩の力を抜き2匹に臨機応変な指示をする

「ガイアブリザードG2を地面に蒔け!その直後・・ポッチャマは守る!ゴローンは自爆だ」
凍えた氷と岩石を床下にぶっかけ、ポッチャマは緑色のバリアで完全防御してから、ゴローンは爆発した
チュリリリ〜パリィン・・・!!ドゴォオガガガァア・・チュド〜ン!!!!

「湿り気か!ジメジメする中なら火薬の相性とも悪く自爆のダメージも軽減できる!流石シンジだ」
「トリプルブレイカーのコラボで、檻から脱出だ!残り57秒でとんな奇跡のドラマを待ち受けてるのか!」

テレポートの術かにシールズロックプレスから脱出したポッチャマとゴローンを見て、モモアンもハラハラした口調で実況をした。
青緑の衣装ドレスを着たアヤコはその服の長袖をまくって、耳たぶにつく汗をハンカチで拭いていた


129 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/10/11 01:02:47
「少子化な中・・学力低下や会社での優秀人材の欠乏は勿論、有力なコーディネーターもスカウトしづらい氷河期な中で、貴方の様なお方がいらっしゃるなんて・・」
「ママが動揺してる?初めて見た・・」
「いえ、俺も汗しぶく量が半端ない調子ですよ。20年間の無敗王者と互角に戦える事にも肝汗もいい所です」

アヤコは唯一、1度だけ・・学生時代に、今やポケリストとポケキャンで出世したユリという女性と戦った時に動揺させられた経験があったようだ。
それ以来は余裕勝ちした記憶しかない為、彼女にとっては少し不適合な場面なのかもしれない・・ヒカリはしんみりした顔でママをながめていた
「到底2カ月しか経験してないどころか、裏技並な上達っぷりね・・けど積もる話は終了した後でも可能だし、今は今しか出来ない事をしましょうか?」
「ああ・・今という1歩1歩大切にしなければ未来もないと俺は思います。今は今だけだから。な!?まぶい・・」

彼のしぶとさ、執行や勝負強さが源となり、ゴローンとポッチャマの身体が輝き出す。戦友やファン達や家族の信頼に応えるのように・・・
「ずっしり行くぞ!このWシーズンズで俺らの功名を刻むんだ。俺達は倒れようとも、まだまだ進化する!ガイアブリザードG3!」
「ゴロロォォォォーー!!」
「ポッチャァァァ!!」

更に強烈な威力を増した、極寒な雪と鉄骨な岩が交ざり、2つの物資がブラッキーの方角へ飛ぶ。アヤコは斬新な指示をだす
「ブラッキー!わざとまくれて自らの包囲にシャドーボールよ。」
「ブララァァァンーーー!!」
「うおっと!ひるんで転倒したと見せかけて・・・自分の包囲に漆黒の闇である魂をかき集めては、
強力なエナジーで結界を張ったような感じで防いでます!そうカウンターシールドです!」
「ニャルルウウウゥゥーー!!」

更に、新幹線並の速さの移動のまま走った状態の勢いでニャルマーは10万ボルトを出し、技と技をチェインさせ、
太陽と月のバラードの綺麗な翼を発生させ・・・数秒後に衝動の刃に風貌して、シンジのポケモン達に襲う


130 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/11 22:16:00
>>121
最後のほうアヤコさんが敬語使ってるよ
よほどの衝撃ということね

>>122
リラが本気だしたらヒカリの分が悪そうになって
勝負のギリギリ感がものすごいきました
>>126 外してラッキーかと思ったのに…サトシ以外が食らったら命が危ない!

131 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/11 22:29:17
>>124
シェイミ強い!今回は圧勝みたい

関係ないけどBWのゲームで
ドームにアイとソラというチアの二人組みトレーナーが出てきてびっくりしました

132 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/11 22:56:25
ヒカリとノゾミはサトシ達の元に戻ると
「「お疲れ様・・ママ・・」」
アイとノンがヒカリとノゾミに飲み物を渡した。
「ありがとう、アイ・・」
「ありがとう、ノン・・」
ヒカリとノゾミはアイとノンから飲み物を受け取った。
「ノゾっちとヒカリちゃんのバトル、凄く熱かったわよ!」
「え!・・そうですか?」
「うん!・・もう手に汗を握るバトルで私もバトルがしたくなったかも!」
スズナとハルカはさっきのバトルを熱く語った。
するとアイとノンがアカリとメグ、リンをヒカリとノゾミに渡した。
「所で、ママ、次の撮影は何処でやるの?」
「ミミ?」
ソラがヒカリに次の撮影を聞いてきた。
するとタケシが
「次はこの会場の裏でヒカリがサトシに愛の告白を撮影するんだ!」
タケシの言葉でサトシとヒカリは顔を真っ赤にして慌てていた。
「タ、タケシ!!・・今なんて!?」
ヒカリはタケシにもう1回聞くと
「だから、サトシとヒカリの告白のシーンを撮影するんだ!」
すると、スズナが小悪魔な顔をして
「もしかして、キスシーンも撮影するの!」
「ええ、キスシーンも撮影しますよ!」
サトシとヒカリの顔がさらに赤くなった。
(あれれ、顔が赤いでしゅよ!)
「べ、別に!!」
「まあまあ、そんなに赤くなる事も無いでしょ!」
「「なるよ!!」」
「いつも何処でもキスしているくせに!」
ハルカの言葉でサトシとヒカリは言い返す言葉が出てこなかった。
そして、サトシ達は会場裏に向った。

133 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/12 22:01:09
サトシ達は会場の裏に着くと既に撮影準備が始まっていた。
「さあ、もうすぐ撮影が始まるよ、ママ!」
アイはヒカリが抱いているアカリとメグをアイが抱いた。
「サトシ、ヒカリ・・落ち着けよ!」
タケシの言葉とは裏腹に顔が笑っていた。
サトシとヒカリはまだ顔を赤くしながら撮影の準備を始めた。

そして、ヒカリがサトシの告白シーンの撮影が始まった。
「サトシ、私、サトシの事が好き」
「・・・・・・え?」
「初めて会ったあの時・・サトシと出会わなかったら・・私・・トップ
コーディネーターになれなかった・・」
「ヒカリ・・」

ヒカリの告白にスズナは
「う〜ん!・・ヒカリちゃんの告白素敵ね!」
スズナはヒカリの告白に見惚れていた。

「ポケモン達に一途なところも・・無茶ばかりする所も全て・・私はサ
トシが好き・・」
「ヒカリ・・俺もヒカリの事が好きだ・・」
「・・・・・・え!?」
「ヒカリが居てくれたから此処まで頑張ってこれた・・俺にとってヒカ
リが必要だ!」
「サトシ!!」
ヒカリの目からは涙が滞る事なく溢れ出し、サトシの胸に飛び込んだ・
「・・・嬉しい・・私、今が夢じゃないかと思うくらい・・凄く嬉しい!」
「俺もだよ・・ヒカリ!」
サトシはギュッと抱き締めた。
「ヒカリ、シンオウリーグが終わったら結婚しよ!」
「うん、サトシ!」
ヒカリの言葉を聞き、サトシはいつもの満面な笑みを浮かべ、ヒカリ
を優しく抱き締め二人は目を閉じ、ゆっくりと唇を重ねた。
「はい、OK!!」
監督の言葉でサトシとヒカリはキスを止めた。

134 名前:―116―13年後―俺が守る―:10/10/12 23:24:09
サトシ「あぶないっ!!?」
疲労でボロボロのサトシはとっさの判断で観客席から飛び降り、
ヒカリの壁になろうとした。
ピカチュウ「ピカピィ!!?」
サトシ「(間に合ってくれ・・・!?)うおっっ――!!?」
カスミ「あぶない!?」
ヒカリ「え・・・サトシー!!?」

ドカーン!!?
サトシ「ぐあっっ・・!?」

バッシャーン!!?
サトシはエーフィの破壊光線を真正面から受け、そのままプールへと落ちた。

ヒカリ「サトシィィ――!!?」
目の前でその光景を見て、ヒカリは急いでサトシを助ける為プールへと飛び込んだ。
バシャーン!!?
ピカチュウ「ピカチュウ!!?」
自分のトレーナーの一大事にも関わらず不眠で体力がなく飛び込むことすら出来ぬピカチュウは
自らの非力を嘆き、ヒカリが無事サトシを助けてくれるのを祈った。

ゴボッ・・・ゴボッ・・・
「(体がボロボロなせいか体に力が入らない・・・。)」

沈みゆく自分は奥へ奥へ進むたびに耳が遠くなっていった。
「(事故とは言え罰があたったのかな・・・ん?
  何か・・声が聞こえる・・・。)」

「・・・サ・・・サァ・・・サト・・・サトォ・・・。」
「(誰かが呼んでる・・・。)」
声はとぎれとぎれ聞こえていた____その声の主はやがて自分を抱きしめた感覚があった。
抱きしめられた感覚の後_心地よく体はどこかへと向かって行った。
「(天国にでも行くのかな・・・心地いい・・・。)」

この瞬間、記憶は途切れた。

目を開けると、外は夕方・・・オレンジ色の夕日が眩しく窓から射していた
まわりを見回すと・・・点滴、自分が寝ているベット・・・病院?
握られている手・・・左手を握っている青髪の女性は俺の手を握ったまま眠っていた。

135 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/12 23:41:01
俺が守る…か
サトシらしいな

136 名前:―117―13年後―尽力―:10/10/12 23:47:29
サトシ「ヒカリ・・・・。」

ヒカリ「くぅ・・・・。」
そっと寝息を立てて無邪気な顔をして、ヒカリは眠っていた。
そこでサトシはやっとふと我に返った。

サトシ「俺・・・助かったのか・・。」
ガチャ・・・。
カスミ「目が覚めたみたいね。」
タケシ「よっ、サトシ起きたか。」
ヒカリが眠っている事に気づいていた為か二人は声のトーンを下げて言った。
サトシ「カスミ、タケシ。」
タケシ「話を聞いてきたが・・・お邪魔だったみたいだな。」
サトシの手をしっかり握って眠るヒカリを見てタケシは呟いた。
カスミ「あんたがあんな事になってヒカリちゃんすぐにプールに飛び込んであんたを助けたのよ。」
サトシ「ヒカリが助けてくれたのか・・・。」
カスミ「人口呼吸とかも全部ヒカリちゃん、救急車呼んだのは私だけど。」
サトシ「そっか・・・あの声もヒカリだったのか。」
カスミ「あんた二日も眠り続けてたのよ?」
サトシ「えっ・・・二日ぁ?」
タケシ「まさかその間ずっとサトシの側にいたのか?」
カスミ「そうよ・・・サトシ、早く結婚しなさいよ。」
ここ二日のヒカリの様子を見ていたカスミはサトシに念を押した。
サトシ「わかってる、絶対幸せにして見せる。」

137 名前:―118―13年後―再会―:10/10/13 00:15:20
ヒカリ「うぅ・・うん・・・。」
三人が話をしていた時、ヒカリはちょうど目を覚ました。
サトシ「目は覚めたか?」
ヒカリ「サトシ!?」
ヒカリはサトシを即座に抱きしめた。
サトシ「うおっ。」

タケシ「さて、そろそろ行くか。」
カスミ「そうね、二人の邪魔になっちゃうからね―――。(二ィ―――。)」
サトシとヒカリを弄るようにカスミはワザとらしく語尾を伸ばし笑って二人を見た。
サトシ「うう・・・。」
ヒカリ「ん・・・・。」
カスミが考えていた事は当たっていたようである。

タケシとカスミが出て行った後、サトシとヒカリはつのる話に花を咲かせていた。
ヒカリ「ちょっとお茶買ってくる。」
サトシ「ああ、俺の分も頼む。」
返事をするとヒカリは病室を出て1Fの自動販売機でお茶を買うため1Fへと降りて行った。
その途中、エレベーターのボタンを押すと・・・。

チ―ン・・・
ガシャーン・・・
ヒカリ「リラ。」
リラ「ヒカリさん!?」

リラはサトシの様態が気になり病院へと訪れたのであった。

NEXT---浮気編決着

138 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/13 23:01:47
サトシとヒカリはノゾミ達の元に戻ると
「お疲れ、サトシ、ヒカリ・・」
「ピカチュウ!」
「ポチャ!」
「サトシ君とヒカリちゃんのキスシーン、凄く良かったわよ!」
スズナの言葉にサトシとヒカリは顔を赤くした。
「パパとママ顔が赤いよ!」
「ベイ!」
「「べ、別に!」」
サトシとヒカリは声を揃えた。

その夜、セイ達が眠りついた頃、サトシ達はバルコニーでお茶会をして
いた。
「今日は大変だったね、ヒカリ、サトシ!」
「もう、やめて・・」
ヒカリとサトシはまた赤くなった。
「だけど、この映画の撮影で俺達の旅を思い出すきっかけになったな・・」
「ああ、この俺達が今までの経験を子供たちに教えていこう!」

139 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/14 00:12:09
>>132
大胆な映画だ!
友人たちのひやかしが気持ちいいw

>>134
サトシもふらふらだったのに凄い…
無事助かったしおかげで丸く収まっていい感じ
バトルがうやむやになったのは助かった!

140 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/14 23:34:13
その後、サトシ達は自分達の部屋に戻り眠りつこうとしていた。
「アカリとメグ・・良く眠っているわ!」
ヒカリはアカリとメグの寝顔を見て微笑んでいた。
「そろそろ寝ないと明日が大変だぞ!」
「ええ、そろそろ寝ましょ!」
ヒカリは髪止めを外しベットに入るとサトシが
「なあ、ヒカリ・・」
「何、サトシ?」
「ヒカリと出会って良かったと思っている・・」
「え!?」
ヒカリはサトシの突然の事に戸惑っていた。
「俺がチャンピョンマスターになれたのはヒカリが俺を支えてくれた
・・もし、ヒカリと出会わなかったら今こうしてセイ達と一緒に暮ら
す事はできなかった・・」
「サトシ・・」
ヒカリはサトシを抱きしめた。
「ヒカリ?」
「私も一人だけじゃ、トップコーディネーターになれなかった・・サトシ
は私が落ち込んでいた時・・サトシはいつも私の側で支えてくれた・・
あの時は凄く嬉しかった!」
「ヒカリ・・」
「だから、サトシと出会って嬉しかった!」
「俺もだよ、ヒカリ!」
サトシとヒカリは互いに抱きしめたまま眠ってしまった。

141 名前:―119―13年後―想いの重み―:10/10/15 02:44:02
ガチャーン・・・
ヒカリ「サトシ目を覚ましたよ。」
リラ「えっ!?本当ですか・・・本当にすみません!?」
済まなそうにリラはヒカリに頭を下げた。
ヒカリ「えっ?いいのよ・・・バトルだって私が最後は決めたんだし!?」
頭を下げたリラにヒカリは顔を上げさせようとした。
リラ「でも・・・僕が最初に・・・。」
ヒカリ「いいの、私が決めたんだから。」

4F・・・3F・・・と降りてゆくエレベーターの中しばし2人は無言になった。

リラ「なんで・・・そんなに心が広いんですか?」
ヒカリ「え?私ってそんな心なんか・・・。」
リラ「だったら何で私を許せるんですか!?普通だったらありえない・・・!?」
どうしてもヒカリの心情を理解出来なかったリラは思い切ってヒカリに問いかけた。

ヒカリ「そうね・・・13年も待ったからかな・・・。」
リラ「それなら僕だって・・・。」
ヒカリ「13年待ってサトシから告白されて
    13年越しに想いが叶って・・・とっても嬉しかった
    それから2人で過ごしたその日々が楽しくって・・・幸せでたまらなかった・・・。」
リラ「そこで僕が・・・やっちゃったんですよね。」
ヒカリ「・・・あの時は悲しくってたまらなかった
    13年がかりで叶った恋が裏切られたみたいで・・考えるだけでも嫌になるくらいで・・・
    でも事故だってわかった時、”サトシの想いは本当だった”ってすごく胸が軽くなって
    ”もう何でもいいや”って思っちゃって・・・その時、
    ”私ってそういう単純な所サトシと似てるな”って思えてきて
    そうして冷静に戻ったら今度はリラの姿が数ヶ月前の片想いだった自分とかぶって見えてきちゃって・・・
    そこで思ったの・・・助けなきゃって。」
リラ「助けなきゃ?」

142 名前:―120―13年後―鏡―:10/10/15 03:08:42
ヒカリ「昔の自分と重なった瞬間に頭から昔の自分が離れなくなって・・・
    ”この後自分がこうなってたらどうなっていたんだろう”って思うと怖くなっちゃって・・・
    だから許す事にしたの・・・自分に嘘はつきたくないから、
    そんな事私には出来ない。」
リラ「・・・・・・・・・・。」
この時リラは思った
”このまっすぐな感じ・・・サトシにそっくりだ”と、
”この二人はそっくりだからそばに居れるんだ・・・お互いが鏡みたいだから互いに嘘をつく事もない・・・
 いつでも素の自分でいれる人生のパートナー・・・。”
そういう事を考えている内にエレベーターは1Fに到着した。
チ―ン・・・
ヒカリ「ん?どうしたのリラ、ぼーっとして。」
リラ「え?いや、何でも・・・。」
リラの事を気にしながらもヒカリはコインを自販機に入れた・・・すると
ガシャーン
ピ・・・ピ・・・ピ・・・ピッ――!!?
ヒカリがお茶を買った時、当たりが出てもう一本おまけでお茶が出てきた。
ヒカリ「おっ!?やったー!?あたりだ!?」
小さな幸せでも過剰に喜ぶ姿をリラは見ていてまたもや思った。
リラ「(そういう所もそっくりだ・・・サトシに。)
   ヒカリさん、それでは失礼します・・・本当にお騒がせしました。」
ヒカリ「もう気にしなくても大丈夫!?気をつけてね。」
リラ「はい・・・失礼します・・・。」

―――同じ頃、ポケモン達の方も・・・。

143 名前:―121―13年後―雨降って地固まる―:10/10/15 03:44:34
エーフィ「賭けは私達の負けね、こんな事になってリラもそんな気持ちが起こる気にもなれないだろうし。」
ミミロル「まさかこんな結末になるなんて・・・。」
エーフィ「でも・・・あなた強かったわよ
     チャンピオンリーグのトレーナーとそれほどの差もなかったわよ。」
ミミロル「これでも一応次期トップコーディネーターマスターのポケモンなんだかあたりまえよ。」
ほめられ少し有頂天になったミミロルだった
しかしその姿を見て自身の負けを実感したエーフィはその場をすぐにでも去りたくなった。
エーフィ「負けたんだもの・・・おとなしく身を引くわ・・・じゃあね。」
そっとミミロルに背中を向け去ろうとしたエーフィだったがその時、
ミミロル「エーフィ!?」
エーフィ「ん?」
ミミロル「またバトルしましょう!?」
エーフィ「・・・・・うん!?」
今まで冷たい態度をとっていたエーフィはその時笑顔だった
ミミロルに返事をした後、エーフィは去っていった。

ピカチュウ「おーい!?エーフィ、ミミロル見なかった?」
エーフィ「あっちにいるわよ。」
自分がやってきたエーフィは指さした。
ピカチュウ「ありがとう!?」
去りゆくピカチュウにぼそっとエーフィは呟いた。
エーフィ「幸せにね・・・。(ぼそっ)」
ピカチュウ「ん?何か言った?」
エーフィ「何でもないわ、早く行きなさい。」
ピカチュウ「うん。」

角を曲がりピカチュウの影は消えた、エーフィはそのままリラの元へ向かった。

サトシとヒカリはこの数カ月後、結婚式への運びとなる。
しかし、奴は復讐がわりに結婚式当日、とんでもない騒動を起こした。

NEXT---次回最終章、結婚式編開始。結婚前のサトシとヒカリのとんだ悩みとは?

144 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/15 15:29:48
まさかエーフィも・・・

145 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/15 23:16:42
「チャア〜」
「ポ〜チャ〜」
サトシのピカチュウとヒカリのポッチャマは朝の日差しで目を覚ました。
「ピカチュウ!」
「ポチャチャ!」
ピカチュウとポッチャマは眠っているサトシとヒカリを起こそうとした。
「まだ、寝かせてよ、ポッチャマ!」
ヒカリは目を覚ますも布団の中に入りサトシは起きなかった。
「ピカ!」
「ポチャ!」
ピカチュウとポッチャマはお互いに見てうなずくとサトシとヒカリの
横で眠っているアカリとメグを起こさないようにセイとアイのベット
に置くとポッチャマはくちばしを伸ばした、そして、ピカチュウは
サトシの顔に尻尾を当てた。
「ポチャ!」
「ピーカチュウ!」
ポッチャマはヒカリの背中につつく、ピカチュウはサトシに10万ボルト
を放った。
「痛い!!」
「しびれびれ!!」
ヒカリは慌てて起きた。
「う〜ん、どうしたの?」
サトシとヒカリの声でセイ達は目を覚ました。
「ポッチャマが私につつくを・・サトシ!?」
ヒカリは隣で痺れているサトシに気付いた。
「お、おはよう・・」
「ピカチュウ!」
ピカチュウは何事も無かったかのような顔をしていた。
「もしかして、ピカチュウがやったの?」
「ピカチュウ!」
するとシェイミは
(どうやら、サトシが中々起きなかったので10万ボルトで起こしたといってい
るでしゅ!)
「もう・・ポッチャマ、ピカチュウ、あんな起こしかたはやめてよ・・」
「ピカピカチュウ!」
「ポチャ!」
(”そう言うならちゃんと起ろ”と言っているでしゅ!)
「ごめんなさい!」
ヒカリが謝っているなかサトシは痺れたままであった。

146 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/16 02:28:56
>>140
ほんといつもラブラブで素晴らしいです
ピカポチャがアカリとメグを動かしてるところを想像したらもえた

>>141
ヒカリの気持ちも、リラから見たヒカリもアニメとイメージ近くてすごいです
やっぱりサトシ似というのはおいしいな
NEXTのサトシとヒカリの悩みが気になる…!

147 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/16 22:40:50
サトシ達は最後の撮影場所であるスズラン島に向っていた。
「いよいよ、次で撮影が終わるな・・」
「ピカチュウ!」
「ポッチャマ!」
張り切るサトシに対してタケシは
「張り切るのは良いが、ポケモン達の調整は済んでいるだろうな?」
「ああ、ポケモン達も元気バリバリだぜ!」
「久しぶりのシンジとのバトルが出来るとあって気合入っているわね!」
スズラン島での最後の撮影にシンジとのバトルをする事になっていた。
「だけど、よくシンジは撮影をOKしたよね?」
「そうよね、彼は映画の撮影に協力しないと思うんだけど?」
ヒカリ達は何故シンジが撮影に協力する理由を考えていた。
「何でも、本気でサトシとバトルをするんだったら撮影に協力すると
言ったんだ!」
タケシはシンジが撮影に協力する理由をヒカリ達に教えている間に
スズラン島が見えてきた。
「あれが、スズラン島・・」
「ポチャ・・」

148 名前:短編 暗躍する2人:10/10/17 01:19:58
久しぶりに書きます。
長編の流れを切っちゃうかもですが、ちょっと失礼しますね。



ここは、カントーはマサラタウン。

ハナコママは、イッシュ地方での旅行を終え、家に帰ってきていた。

ハナコ「それじゃあ、バリちゃん、お買いものお願いね〜」
バリヤード「バ〜リバ〜リ」
バタン
ハナコ「ふ〜・・さて、バリちゃんが帰ってくるまで、お部屋のお掃除でもしてようかしら。じゃあ、まずはサトシの部屋からね!」
トン・トン・トン・・・ガチャ
ハナコ「・・・今度はいつ帰ってくるのかしらね。まぁ、いつ帰ってきてもいいように、ちゃ〜んとキレイにしとかないとね。」

149 名前:短編 暗躍する2人:10/10/17 01:20:31
ハナコ「ふぅ・・よ〜しキレイになったわね・・(ヒラッ)・・・あらっ?何かしら、写真?」
ハナコ「サトシと・・・隣に写ってるのはヒカリちゃんね。足元にはピカチュウと・・・えっとミミロルだったかしら。」
ハナコ「ポケモンとトレーナーのダブルカップルって感じね。初々しくていいわ〜。」
ハナコ「タケシ君から話を聞いた時はビックリしたけど、やっぱり(ピンポ〜ン)・・あら?バリちゃんがもう帰ってきたのかしら・・・。ハイハイ、いま出ま〜す。」」
トントントン・・ガチャ
ハナコ「あら?あなたは・・・・。」
???「お久しぶり、といっても直接会うのは初めてでしたわね。」

150 名前:短編 暗躍する2人:10/10/17 01:20:58
ハナコ「わざわざ遠くから、来て頂いて。大変でしたでしょう?」
???「いいえ、目的を果たすためなら、このぐらいの距離なんてことありません。」
???「第一、将来的には何度も行き来することになるでしょうから。今の内から慣れておかないと。」
ハナコ「そうでしたわね。じゃあ、今度は私がフタバタウンまで行くことにしますわ。アヤコさん。」

151 名前:短編 暗躍する2人:10/10/17 01:21:56
アヤコ「サトシ君はいまどこに?」
ハナコ「イッシュ地方です。旅行で行ったんですけど、現地で旅に出たいって言い出して・・・。」
アヤコ「ふふ・・・サトシ君らしいですわね。」
ハナコ「ヒカリちゃんはどうしてるんですか?」
アヤコ「ホウエン地方に行くといって、1人で旅に出ました。今は、トウカシティのハルカさんのご実家でお世話になっているそうです。」
ハナコ「ハルカちゃんの・・・。でも今回は1人旅ですし、少し不安じゃありませんか?」
アヤコ「不安じゃないと言えば嘘になります。でも、あの娘もサトシ君との旅でずいぶん成長しました。きっと大丈夫ですよ。」
アヤコ「ポケモン達だっていますもの。それに、将来のことを考えると、このくらい乗り越えてもらわないと。」
ハナコ「あらまぁ。」

152 名前:短編 暗躍する2人:10/10/17 01:23:07
アヤコ「さて、そろそろ本題に入りましょうか。」
ハナコ「本題というと、やっぱり・・・。」
アヤコ「ええ、プロジェクト"E"、そして"W"についてです。」
ハナコ「それぞれ、準備は進んでいます。問題となるのは・・・。」
アヤコ「ええ、プロジェクト"E"を実行に移すタイミングです。」
ハナコ「やっぱり、次にサトシが帰ってくる時が一番いいんじゃないでしょうか。」
アヤコ「さすがにイッシュ地方は遠いですから、そう気軽に呼び戻したりできませんものね。」
ハナコ「でもそうなると、いつになるか分からないと・・・。」
アヤコ「気長に待ちましょう。あの二人の絆はそう簡単に断ち切れはしないでしょうし。」
ハナコ「・・・そうですね。じゃあ、私達はその日に向けてしっかりと準備しておきましょう!。」
アヤコ「ええ!」

153 名前:短編 暗躍する2人:10/10/17 01:24:09
ハナコ「でも、このくらいの話なら、電話でもよかったんじゃありません?」
アヤコ「実は、あなたにお渡ししたいものがあったんです。」
ハナコ「渡したいもの?」
アヤコ「ええ、(ゴソゴソ)これです」
ハナコ「ノート?でもこれは・・・。」
アヤコ「これはとある目的に特化したメモ書きノートです。占いや画数による判断なんかも載っています。」
ハナコ「これを私に?ということは・・・。」
アヤコ「もちろん、私も自分用のを持っています。」
ハナコ「なるほど・・・プロジェクト"E"と"W"が成功すれば次に待っているのは・・・。」
アヤコ「その通り。この大役、私は譲るつもりはありませんが、それはあなたも・・・。」
ハナコ「ふふふ・・・もちろんですとも。」
アヤコ「でしょうね。・・・これは私達の戦いです。」
ハナコ「・・・負けませんよ〜・・・。」
アヤコ「・・・私もです・・・。」
ハナコ・アヤコ「「うふふふふふふ・・・」」

154 名前:短編 暗躍する2人:10/10/17 01:24:46
バリヤード「バリ〜?」
家の中では、不気味に笑い合っているママさん二人。
その背後には、カイオーガとグラードン、いやディアルガとパルキア、いやさミュウとミュウツーが見えたかもしれない。
そんな姿をみて、買い物を終えたバリヤードはなかなか家に入れないのであった。

子供達の将来を考え、暗躍するママさん達。
果たして、サトシとヒカリの運命やいかに・・・。

つづく


155 名前:短編 暗躍する2人 あとがき:10/10/17 01:29:32
ママさん2人の暗躍でした。

実は、昔に1スレ目で書いた短編の続きです。
興味のある方は、1スレ目をグライガーで検索してみてください。

お目汚し、失礼しました。

156 名前:―122―13年後―スキャンダル!?―:10/10/17 02:30:33
サトシ「じゃあ、ここで決まりだな。」
ヒカリ「ええ、長かった・・・。」
騒動から一週間余り経った頃、ようやく式場が決まった。
サトシ「場所はハナダシティの上の方の25番道路の岬に新しく出来た式場だな。」
ヒカリ「やっと決まったわね。」
サトシ「そうだ!?」
ヒカリ「どうしたの?」
いきなり大きな声を上げてサトシはソファーから飛び上がりドアを開けて自分の部屋へと向かった。
ヒカリ「ん?」
首を傾げるヒカリの元へサトシは紙を持って戻ってきた。
ヒカリ「何それ。」
サトシ「婚姻届だよ。」
ヒカリ「えっ!?もう取って来ちゃったの!?後で2人で取りに行こうと思ってたのに!?」
出しぬかれた気分になりヒカリは悔しくなり少し気を悪くした
しかしサトシには二人で行かない方がよいと判断させた理由があった。
サトシ「芸能新聞見たか?」
ヒカリ「いや、最近どたばたしてたからそんなの見る暇なんてなかったし。」
何故婚姻届の話から芸能新聞なのか、サトシが広げた新聞の一面を見て
”ポケキャンの人気モデル兼トップコーディネーターマスター候補”のその女性は理由を理解した。

”ポケモンマスターサトシ、トップコーディネーターヒカリ、超大物の熱愛発覚!?”

ヒカリ「ああ!?ばれちゃったんだ。」
サトシ「こっちなんか、見てみろよ。」
ヒカリ「ん?」

”マサラに新居!?5億円の豪邸?”
”トップコーディネーターヒカリ!?妊娠3カ月!?”

ヒカリ「ええっ!?ちょ、ちょっとある事ない事・・・!!?」
サトシ「デマ記事もここまで来ると(想像と妄想が)凄いよな。」
次々と書かれているデマ記事に一喜一憂するヒカリにサトシは、
サトシ「とにかく、これだけ見張られているから二人で出歩くのはよした方が・・・。」

カシャッ!?

サトヒカ「えっ!?」
二人がシャッター音で振り返ると窓にはカメラを片手に逃げる男の姿があった。
サトシ「やばっ!?」
ヒカリ「撮られたかな!?」
その時は慌てふためいた二人だったが実は心配は無用だった。

157 名前:―123―13年後―恐怖の用心棒―:10/10/17 03:20:45
記者「これはスクープだ!?机の上に婚姻届と言う事は・・・!?
   やったー!?スクープだ、スクープだぁ――!!?」
大物芸能人のスクープをフィルムに収め、記者は全速力でその場から立ち去ろうとした
しかし、その記者は自分が見張られている事に気づいていなかった。

「ポチャ――!!?」
「メガァ――!!?」
二つの奇声の後、エナジーボールとバブル光線が記者を襲った。
記者「ぐああっ!!?」
攻撃は見事に命中し、倒された記者にそれを放った本人達は近づきカメラを奪った。
ブチッ!?
記者「こ、こらぁ!?何を・・・!?」
ポッチャマ「ポチャァァァァ!!?(うるさいわぁぁぁぁ!!?)」
メガニウム「メグァァァァァ!!?(黙れぇぇぇぇぇぇ!!?)」
鬼の形相で威嚇するポッチャマとメガニウムを見て、記者は大いに怖がった。
記者「ヒィィィィィィェ・・・!!?」
ポッチャマ「ポッチャ!?ポチャチャチャチャ!?(おい!?こんなヒカリを不幸にさせるようなモノを世の中に出させるか!?)」
メガニウム「メガメガ二ウムウム!?(こんな忌々しきフィルム壊しちまいなポッチャマ!?)」
ポッチャマ「ポチャ。(おう。)」
カチャ・・・
ビリリリリリリリ―――!!!?
ポッチャマ「ポチャ―――。」
カメラのフィルムをポッチャマはくちばしでズタズタに引き裂いた。
記者「ああっ・・・あ!!?俺のスクープがぁぁぁ・・・!!?
   よくも俺のスクープぅおおおおおお!!!?
   行けぇ!?パルシェン!!?」
パルシェン「パルシェェェェン!!?」
興奮の余りポケモンを出した記者だったが冷静になって改めて考えた・・・

記者「(冷静になって考えるとここにいるって言う事は・・・
   チャンピオンのポケモンや・・・!?)」
記者が冷静になった時はすでに遅し、二匹の怒りは頂点に達していた。

ポッチャマ「ポチャチャチャ・・・。(いい根性だな・・・。)」
メガ二ウム「メガ・・・メガニューウムム・・・。(ほう・・・盗撮した上にバトルを挑むとはねぇ・・・。)」
記者「ひいぃ!!?(これはヤバい!!?)」

158 名前:―124―13年後―見張り―:10/10/17 04:00:46
以下、記者とパルシェンのサンドバックタイム。
ポッチャマ「ポゥォ―チャ――!!?(ハイドロポンプ――!?)」
メガニウム「メェ――ガァ――!!?(リーフスト――ム!?)」
記者「ぐおおおぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・。」
パルシェン「パルシェェェェェェ・・・・・・。」
記者とパルシェンはポッチャマとメガニウムの切り札で遥か彼方へと飛ばされた。
ポッチャマ「ポッチャ。(25人目追い出し完了。)」
メガニウム「メーガ二ウッム(サトシに集る虫は私が除去するわ。)」

実はこの二匹とピカチュウとミミロルは忍び込んだマスコミを
この数日追い出す作業をサトシとヒカリに黙ってやっていた。
ピカチュウ「この音は・・・あっ!?ポッチャマ、メガニウム。」
ポッチャマ「よう、親友。」
ミミロル「あんまり派手にしちゃダメよ馬鹿ペンギン。」
ポッチャマ「馬鹿は余計だ。」
メガニウム「で、初めて撮られた事に気付いたサトシはどんな反応だった?」
ピカチュウ「それがサトシが”もう結婚するんだしいいだろ”って言ったら
      ヒカリも”そうよね”って言っちゃって・・・・。」
メガニウム「はぁ・・・サトシらしい・・・でもそこが好きなのよね。」
ポッチャマ「あっ!?僕がヒカリで言おうとした事を!?」
ミミロル「そんなのいいから見張るわよ。」
ピカチュウ「ここの所3日で25人・・・結婚式までに何人来る事やら・・・。」
全員「はぁ・・・。」
日が暮れるまで見張り続けポケモン達もそのマスコミの粘着ぶりに呆れていた
一方、そのような苦労など知る由もないトレーナーの元へシゲルが訪れた。

NEXT---サトシにシゲルの用とは・・・

159 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/17 04:15:36
>>147
シンジが撮影許可・・・確かにらしくなさすぎる。

>>148
まさか・・・名前って・・・。

160 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/17 09:15:11
>>158
毎回ポケ同士の会話が楽しいです。
…ミミロルひでぇ、馬鹿ペンギンてww
ピカチュウ相手の態度とまるで違う件w

161 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/17 23:23:25
サトシ達を乗せた船スズラン島に着いた。
「う〜わ、凄い綺麗な島だわ!」
「ピカチュウ!」
「本当だ!」
「チュパ!」
アイ達はスズラン島の魅力に見惚れていた。
「見惚れているのは良いけど、直ぐに撮影が始まるわよ!」
サトシ達は直ぐに撮影場所であるスタジアムに向った。

そして、サトシ達はスタジアムに着くと観客席でシンジが座っていた。
「シンジ・・」
サトシはシンジに近づいた。
「来たか・・」
「遅れてすまない、シンジ・・」
「早速、始めるぞ・・」
「ああ・・」
シンジとサトシはフィールドに向った。
「何だか・・サトシとあいつ口数が少ないわね・・」
「ニャル・・」

162 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/18 01:04:27
>>147
真剣フルバトルまで見られるんですか!盛りだくさんですね

>>148
ママさん達からなにやら心強い発言が!?
プロジェクト"E"と"W"が何なのか楽しみ

>>156
25人も…
心の荒れたポッチャマ達が心強いです
撃退でストレス解消してたりして

163 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/18 22:36:52
サトシとシンジがフィールドに立つと観客席の席が埋まるほど観客が
座っていた。
「な、何これ!?」
(凄い人でしゅ!)
ヒカリ達が驚いているとヒカリ達に声をかける人物が現れた。
「映画スタッフが集めたエキストラだ・・」
ヒカリ達は声がした方向に振り向くとそこには
「「「レイジさん!」」」
ヒカリ達の前にはレイジが立っていた。
「どうして此処にいるですか、レイジさん?」
「僕も、サトシ君とシンジとのバトルを見たくてね・・シンジと一緒
に来たんだ・・」
するとタケシは
「もしかして、シンジに映画に出るのを進めたのはレイジさんですが?」
「いや、映画の誘いが来た時にシンジはサトシ君とのバトルで演技はしない
と言ったんだ・・」
「シンジらしいな・・」
「それとサトシ君に勝っても文句は言わないという条件で映画に出る事を
承諾したんだ・・」
「それじゃ、映画の意味が無いわよ!」
「ニャル!」
「まあ、彼らしいけどね・・」
「だけど、サトシが勝てば問題ないでしょ!」
(そうでしゅ、サトシは絶対勝つでしゅ!)
だが、レイジは
「どうだかな、今回のシンジは前回のセキエイ大会から大分修行をしたか
らね・・」
「大丈夫ですよ!・・シンジがいくら強くなろうとサトシは絶対勝ちます!」
ヒカリの言葉にレイジは
「そうだね、バトルはやってみないとどっちが勝つか分からない・・最後まで
二人のバトルを見届けよう・・」

164 名前:―125―13年後―リーグ指令―:10/10/19 15:31:22
ピンポーン・・・
ハナコ「はーい。」
ガチャ
シゲル「こんにちはハナコさん。サトシいますか?」
ハナコ「シゲル君、今サトシ呼ぶわね
    サトシィ――シゲル君よー。」
サトシ「シゲル?何だ?」
シゲル「やあ、サートシ君。」
サトシ「シゲル、どうした。」
シゲル「ポケモンリーグからの指令だ。」
サトシ「えっ。」
いきなりの訪問にいきなりの指令、サトシは焦った。
サトシ「で、何の指令だ?」
シゲル「・・・・・・・・・。」
何の指令か聞かれてシゲルは黙った。
ヒカリ「?」
サトシ「・・・・・?」
シゲル「コワードが奪ったポケモン達の各地方をめぐっての確認だ。」
サトシ「・・・・確認?要はそれぞれの場所に戻った
    伝説ポケモンがどうなっているのか、自然環境などの調・・・・。」
シゲルが何故黙ったのかをサトシは理解した。
ヒカリ「?・・・サトシ、何で黙ったの?」
サトシ「・・・・結婚式を予約したのは三カ月後・・・・
    まわるのはカントー、ジョウト、ホウエン、シンオウ・・・・。」
ヒカリ「あっ・・・・。」
ようやくヒカリも理解した、調査内容が三カ月以上かかってもおかしくはない内容である事に。
シゲル「どうする・・・リーグ理事長は”ぜひチャンピオンに”と君を名指しで指名してきたぞ・・・。」
サトシ「・・・・・・・・・。」
ヒカリ「・・・・・・・・・。」
しばらくの間、三人の間に沈黙の時間が流れた・・・・。

サトシ「決めた・・・。」
ヒカリ「え?」
サトシ「三か月・・・結婚式までに戻ってくる!?」
ヒカリ「・・・・フフッ・・。」
シゲル「ハハハッ・・・・。」
サトシのあまりに単純な提案を聞いてヒカリとシゲルはつい笑ってしまった。

165 名前:―126―13年後―手助け―:10/10/19 16:02:41
サトシ「え?何で笑うんだよ。」
ヒカリ「いや、あまりにもサトシらしくて単純だなぁ・・・って。」
サトシ「悪かったな単純で・・・。」
ヒカリに指摘され、サトシは少しふてくされた。
シゲル「まあ確かにそれが結婚式を成功させる一番スムーズな方法ではあるな・・・
    理事長の意見を折り曲げるよりかは遥かに楽だ。(予想通りすぎる展開だ・・・。)」
サトシ「うん、だがな・・・式の用意が・・・。」
ヒカリ「そうだ・・・。」
???「用意だったら私が手伝うよ。」
ヒカリ「ノゾミ!?」
サトシ「手伝ってくれるのか!?」
その大きな助け舟にサトシは喜んだ。
ノゾミ「ああ・・・この前は私がヒカリからの電話の様子があまりにも悲惨だから、
    ついシゲルに強く言ってボックスの凍結なんかさせちゃったからね。」
シゲル「まあ、ノゾミの言葉を間に受けてサトシを信じず簡単に
    ボックス凍結なんかしちゃった僕にも原因はあるんだけど。」
ノゾミもシゲルもいつもの似たもの同士の癖である、右手を広げながら話す癖を同時にしながら語った。
サトシ「二人ともそういう癖そっくりだな。」
ヒカリ「今初めて気づいた・・・。」
ノゾミ「コホン・・。」
”おいおい”といった感じでノゾミはワザとらしく咳をした。
シゲル「君達に言われたくはないね。」
サトシ「どうも。」
いつものお約束の言葉を軽くあしらい、サトシは少しでも早く戻ってくる為の提案をした。
サトシ「明日にでも出発出来ないか?」
シゲル「ご心配なく君がこの選択をする事は予想についてた(まさかだったけど)
    明日にでもクチバの飛行場から飛び立てるように手配しておいたよ。」
サトシ「さすが親友!?気が効くぜ!?」
ヒカリ「それなら早く用意しないと!?」
サトシ「ああ!?」
二人はこの後急いで用意を始め、準備が済んでからは夜遅くまでしばしの別れを惜しんでいた。

そして翌日、

166 名前:―127―13年後―友情―:10/10/19 16:30:43
サトシ「じゃあ、ヒカリ・・・行ってくる。」
ピカチュウ「ピカ。」
ヒカリ「うん。」
ミミロル「ミミィ・・・。」
重たいトランクを片手に飛行機に乗り込もうとするサトシとピカチュウに
ヒカリとミミロルはあえて動揺を見せず気丈に振る舞おうとした。
シゲル「待ってくれ――!?」
ノゾミ「ヒカリー!?サトシー!?」
サトシ「うん?」
ヒカリ「ノゾミ!?シゲル!?」
乗り込もうとしていたサトシは思わず立ち止って振り向いた。
シゲル「僕も行く。」
サトシ「えっ?いきなりどうしたんだよ。」
ピカチュウ「ピカァ?」
ノゾミ「調査作業も博士がいた方が楽でしょ。」
サトシ「そうか!?シゲル、ノゾミ、サンキューな。」
ヒカリ「本当にありがとう。」
ノゾミ「気にしない気にしない、困った時はお互い様さ。」
サトシ「研究所はどうするんだ?」
シゲル「ケンジに代理は任せてきた。そろそろ着く頃かな。」
オーキド博士がポケノーベル賞を受賞してケンジと旅だった後、研究所はシゲルが切り盛りしていた。
サトシ「そうか、宜しく。」
シゲル「こちらこそ。」
サトシとシゲルは握手をした。
ヒカリ「ノゾミもこっちの家に来ない?」
ノゾミ「是非、シゲルがいないとつまらないからね。」
シゲル「ハナコさんに宜しくな、ノゾミ。」
ノゾミ「うん。気をつけて・・・。」
シゲル「ああ。」
サトシ「行ってくるよ、ヒカリ。」
ヒカリ「・・・うん。」
ミミロル「ミミィ・・・。」

男達は空へ旅立って行った。

167 名前:―128―13年後―それぞれ―:10/10/19 16:49:19
飛び立つ飛行機の中・・・
ピカチュウ「ピカァ・・・。」
サトシ「大丈夫だよピカチュウ。」
ピカチュウ「ピカピ・・・。」
サトシ「戻ってきたら一緒に結婚式だ。」
ピカチュウ「チャ―――。」
シゲル「・・・・・(さあ、早く戻れるように頑張らないとな・・・)。」

見送る女性達・・・
ミミロル「ミミロォ・・・。」
ヒカリ「大丈夫!?サトシとピカチュウはきっと戻ってくるよ。」
ミミロル「ミミィ。」
ヒカリ「さあ、ミミロルのウエディングドレスも作らないとね。」
ミミロル「ミミロー!?」
ノゾミ「・・・・・・・・(さあ、私も用意も手伝わないとね。)」

NEXT---ヒカリの体に異変が・・・!?



168 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/19 22:38:53
(バトルフィールドを決める、ルーレットどうぞ!!)
アナウンスにルーレットは回りはじめた、そして、ルーレットは草に
点滅していた。
(今回のバトルフィールドは草のフィールド!!)
フィールドは草のフィールドに変わり審判が立った。
「では、只今より決勝リーグ決勝戦を開始します!使用ポケモンは
6体どちらかのポケモンが全て戦闘不能になった時点で終了です!」
「まずはお前だ、ドダイドス!」
「ドーダ!」
「ツンベアー、バトルスタンバイ!」
「ツンべ!」
「何だ!?・・このポケモンは!?」
サトシは初めて見るポケモンを見て驚いた。

「あのポケモンは・・」
セイがポケモン図鑑を開いて見たが「データ無し」と出た。
「データ無し!?」
「どうして、データに無いの!?」
セイ達がポケモン図鑑に載っていない事に驚いているとレイジが
「ツンベアーはイッシュ地方に生息するポケモンだよ・・」
「それじゃあ、あのツンベアーもイッシュ地方のポケモンですか?」
「ああ、シンジはセキエイ大会後にイッシュ地方を旅をしていたんだ・・」
「そうなるとシンジはサトシが戦いなれていないポケモンをどんどん
使うだろ・・」
そして、サトシとシンジのバトルが始まった。

169 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/20 21:48:38
>>163
さすがはレイジ
ブラコンっぷりは健在ですね
シンジがイッシュのポケモンゲットしててサトシやばい!?

>>164
結婚式を前に飛び込みの仕事とは運が悪い
即決して出かけちゃうところがサトシらしいけど
間に合うように帰ってきてくれー

170 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/20 23:15:56
「どんなポケモンが相手だろうと負けはしないぜ!・・ドダイドス、リー
フストーム!」
「ドーダ!」
ドダイドスはツンベアーに向ってリーフストームを放った。
「吹雪!」
「ツンベ!」
ツンベアーは吹雪でリーフストームを打ち破りドダイドスに直撃した。
「ド、ドダ!?」
「ドダイドス!?」
ドダイドスはツンベアーの強烈な吹雪に何とか耐えていた。
「戻れ、ドダイドス!」
サトシはドダイドスをモンスターボールに戻した。

「ふぅ、ひやひやしたわ・・」
(あぶなくドダイドスが戦闘不能になる所だってでしゅ・・)

(ツンベアー・・確かに戦った事のない、ポケモンだ・・見たところ
スピードは無そうだ・・)
「ピカチュウ、お前のスピードで決めるぞ!」
「ピカチュウ!」
サトシの肩に乗っていたピカチュウは肩から下りてフィールドに立った。
「ツンベアー、気合パンチ!」
ツンベアーはピカチュウに向っていた。
「電光石火でかわせ!」
「ピカ!」
ピカチュウはツンベアーの気合パンチをかわして背後を取った。
「今だ、アイアンテール!」
「ピーカ!!」
ピカチュウのアイアンテールはツンベアーに直撃した。
「ツ、ツン〜」
「ツンベアー、戦闘不能!・・ピカチュウの勝ち!」

「やった、サトシが取ったわ!」
「「パパ、かっこいい!」」
ヒカリ達が喜んでいる中、サトシは
(変だ?・・こうもあっさりやられるなんて・・)

171 名前:―129―13年後―憎悪の黒い影―:10/10/21 22:11:29
憎まれる者と憎む者はまた同じのタイミングでそれぞれ美しい愛情と危うい考えを示していた。
数か月前の防衛戦の一件は憎む者の心に多大なる復讐の種を植え付け、
その矛先は誰でもない・・・憎まれる者に向けられようとしていた。

コワード「あいつら結婚するんだって?」
卑屈さがにじみ出るしゃべり方で憎む者は秘書に質問した。
サコン「そのようで、雑誌の記事でございます。」
無愛想に記事を覗き一行一行・・・怒りは爆発する。
コワード「・・・・・くうっ!?・・・くそぉ――――!!?」
ビリッビリッビリッ!!?
憎んでいる者達の幸せ報道は憎む者を発狂させ雑誌を引き裂きそのままゴミ箱へ投げ込まれた。
コワード「この前はよくも僕ちんをよくもあんな目にぃ・・・!!?
     こうなったら・・・!?」
すると愚か者は引き出しを開けて憎む標的の一人・・・ヒカリの写真を取り出した。
コワード「この女を・・・ハハハ・・・。」
サコン「・・・・・・・・。」
ウコン「・・・・・・・・。」
防衛戦後ジンダイに酷い目にあわされた秘書は今回、復讐にも批判はしなかった。

コワード「キャハハハハハハハハ!!!?」

狂ったように笑うコワードはこの後、もう一人過去にポケモンに殺されかけたあの女を復讐の為に雇った
結婚式は大荒れとなる。

172 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/21 22:43:36
ポケモンハンターJかな?

173 名前:―130―13年後―想いは一つ―:10/10/21 22:46:47
サトシが旅立ってから毎日のように夜にヒカリは電話でコミュニケーションをとっていた
そうして結婚式の日時が現状況で実現可能か確認し調整していった。

そして旅をして二人が一度離れたひまわりの季節の少し前、ジューンブライド・・・

サトシ「後一週間で無事そっちに着けそうだ。」
ヒカリ「本当!?よかった!?」
サトシ「スーツ届いたぜ
    結婚式に間に合いそうでよかった。」
ヒカリ「ピカチュウのスーツも入ってたでしょ?」
サトシ「ああ、ピッタリだったよ
    採寸は前にピカチュウにふざけて着せてた服から採ったのか?」
ヒカリ「うん、私の手作り!?ミミロルのドレスも作ったの、かわいいわよピカチュウも期待しててね。」
自信満々のヒカリの様子を見てピカチュウは声をあげた。
ピカチュウ「ピカチュウ!?」
サトシ「ヒカリ・・・俺ら結婚するんだな。」
ヒカリ「うん・・・私サトシの奥さんになるんだね。」
いざ結婚の日取りが決まると、しみじみと今までを回想する想いが溢れてきた。

サトシ「大事にするからな・・・ヒカリ。」
ヒカリ「サトシ・・・。」
電話のモニター越し、触れられなくても想いは一つである事を再確認しあった
二人がそこにはいた。

174 名前:―131―13年後―新たな命―:10/10/21 22:59:30
サトシ「もうこんな時間か、おやすみ。」
ヒカリ「おやすみ。」

ブチッ――――

ヒカリ「・・・・・・・・・。」

電話が切れて静かになった中、その時は突然訪れた。

ヒカリ「うっ・・・!?」
急に吐き気を感じたヒカリは急いで洗面所に向かった。
ヒカリ「けほっ・・・けほっ!?・・・けほっ!!?・・・はあ・・はあ・・・
 
    ・・・・ま、まさか・・・。」

新たな生命の息吹はすぐそこまで来ていた。

NEXT---次回、結婚式始まる・・・。

175 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/21 23:14:23
(サトシ選手が先制を取りました、さあ、シンジ選手が次に繰出すポ
ケモンは!)
「ドリュウズ、バトルスタンバイ!」
「ドリュ!」
「くぅ!・・やっぱり、新しいポケモンか!」
「ピカチュウ!」
「ピカチュウ、此処は戻ってくれ!」
「ピカ!」
ピカチュウはサトシの元に戻った。
「もう一度頼む、ドダイドス!」
「ドーダ!」
「試合はじめ!」
「ドダイドス、リーフストーム!」
「ドーダ!」
ドダイドスはリーフストームを放った。
「穴を掘る!」
「ドリュ!」
ドリュウズは穴を掘ってリーフストームをかわした。
「ドリュ!」
ドリュウズはドダイドスを吹き飛ばした。
「ドーダ!!」
「負けるな、ドダイドス、ロッククライム!!」
「ドダ!」
ドダイドスは地面に着地したのと同時にロッククライムを放つとドリ
ュウズはロッククライムで空中に吹き飛ばされた。
「今だ、最大パワーでリーフストーム!!」
「ドーダ!!」
ドダイドスは吹き飛ばされたドリュウズにリーフストームを放ち直撃した。
「ド、ドリュ〜」
「ドリュウズ、戦闘不能、ドダイドスの勝ち!」
(決まった!!・・サトシ選手、ツンベアーに続いてドリュウズも戦闘不
能にした!!)

(やっぱり、変だ?・・シンジが此処まで追い込まれながら表情一つ変わって
いない・・)

176 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/22 01:47:47
>>170
シンジのツンベアーとかが弱いのはどういうことなんだろう?
控えてるすごい奴の引き立て役とかか

>>171
まさかのコワード再来…嫌な予感がする
結婚前夜のわくわく感がすごいだけに、この先が怖い!J来るのかな

177 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

178 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/22 18:56:00
>>177
なんだこれは?

179 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/22 23:59:40
シンジはドリュウズをモンスターボールに戻し次のモンスターボール
を取り出した。
「ヒヒダルマ、バトルスタンバイ!」
「ヒヒダル!」
(シンジ選手はヒヒダルマを繰出したぞ!!)
「ドダイドス、良く頑張ったな、戻ってくれ・・」
サトシはドダイドスをモンスターボールに戻した。
「次はお前だ、フローゼル、君に決めた!」
「フロ!」

「頑張って、フローゼル!」
「ポッチャ!」
「アクアジェットで倒しちゃえ!」
ヒカリ達はフローゼルを応援した。

「フローゼル、一気に決めるぞ、水の波動!!」
「フーロ!」
「ヒヒダルマ、火炎放射!」
「ヒヒーダ!」
ヒヒダルマの火炎放射はフローゼルの水の波動を打ち破りフローゼル
に直撃した。
「フローゼル!?」
フローゼルは立ち上がったがダメージが大きかったのか息がかなり上
がっていた。
「何て威力だ!・・これじゃあ迂闊に接近出来ない!」
「反撃の隙など与えるな!・・ヒヒダルマ、炎のパンチ!」
ヒヒダルマは一気にフローゼルに近づき炎のパンチを放った。
「フローゼル!」
「連続で炎のパンチ!」
ヒヒダルマは連続で炎のパンチを繰り出しフローゼルを追い込んだ。
「受け止めろ!!」
「フロ!!」
フローゼルはヒヒダルマの炎のパンチを受け止めた。
「何!?」
「今だ、最大パワーで水の波動!!」
「フーロ!!」
フローゼルは至近距離からの水の波動を放った。
「ヒーダ!!」
水の波動を喰らったヒヒダルマは壁に叩きつけられた。
「ヒ〜ダ・・」
「ヒヒダルマ、戦闘不能、フローゼルの勝ち!」

「やったこれで3連勝よ!」
(凄いでしゅ!)
「もしかしたら、完勝もあるかもしれないわよ!」
ヒカリ達が喜んでいる中サトシは
(シンジは間違いなく何かを狙っている・・速攻で決めるしかない!)

180 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/23 00:14:54
そうだ即攻で決めるんだサトシ

181 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/23 03:47:19
>>174
結婚!!結婚!!

182 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

183 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/23 21:52:49
「フローゼル、良く頑張ったぞ、ゆっくり休んでくれ・・」
サトシはフローゼルをモンスターボールに戻した。
シンジもヒヒダルマをモンスターボールに戻して新たなボールを取り出した。
「ギガイアス、バトルスタンバイ!」
「ギーガ!」
「ギガイアス・・見た所、岩タイプのようだな・・ならば!」
サトシはモンスターボールを取り出した。
「頼むぞ、ガブリアス!」
「ガーブ!」
「バトル始め!」
「ギガイアス、ステルスロック!」
「ギーガ!」
ギガイアスはガブリアスの周りに岩を飛ばした。
「ステルスロックで交代を封じるきか!」

「ステルスロックてどんな効果なの?」
「ミミ?」
ソラはステルスロックの効果が分からずにヒカリに聞いた。
「どう説明したら良いのかしら?」
(もしかしてヒカリは知らないのでしゅか?)
「ち、違うわよ!」
ヒカリが上手く説明出来ないと判断した、タケシが代わりに説明した。
「ステルスロックはポケモンがモンスターボールから出てきた時に
ダメージを与える技なんだ・・」
「それじゃあ、交代するたびにダメージが溜まるんですか!」
「ああ、これで、サトシは交代をしにくくなった・・」

「ステルスロックを放った所で交代しなければ問題ない!・・ガブリ
アス、地震だ!」
「ガーブ!」
ガブリアスの地震はギガイアスの身体が宙に浮くほどの威力であった。
「今だ、瓦割り!」
ガブリアスは宙に浮いているギガイアスに瓦割りを直撃させた。
「ギ、ギガ〜」
「ギガイアス、戦闘不能、ガブリアスの勝ち!」
「よし、このまま、行くぞ、ガブリアス!」
「ガーブ!」
(だけど、此処まで追い込んでもシンジは大きな動きが無い・・いったい
何を企んでいるんだ・・)

184 名前:―132―13年後―母の気持ち―:10/10/23 21:54:47
それから約一週間後、結婚式当日。

ヒカリ「よしっと!?」
ミミロル「ミミロー!?」
ヒカリ「ミミロル、ドレス似合ってるるわよ。」
ミミロル「ミミ!?」
ヒカリとミミロルがドレスを着替え終わった所でアヤコがヒカリの元へとやってきた。
アヤコ「ヒカリ、似合ってるわよ。」
ヒカリ「ママ!?」
わが子の花嫁姿・・・ふと23年にも及ぶ子育ての想い出が頭をめぐる・・・。
アヤコ「あのヒカリがお嫁さんになるなんて・・・。」
母親として自分の娘の成長に感動したアヤコは目に涙を浮かべた。
ヒカリ「ママ・・・。」

次の訪問者は・・・
ユモミ「ヒカリー。」
ケンゴ「ピーカーリー。」
ヒカリ「ユモミ!?ケンゴ!?」
ユモミ「あらあら、きれいなドレス着ちゃって。」
ヒカリ「へへー。」
一方、初恋の相手の結婚と言う逃れようもない事実を目の当たりにした男は強がった第一声に反してただ黙っていた。
ユモミ「何黙ってんのよ。」
黙るケンゴをユモミはポンッと背中を押した。
ケンゴ「ヒカリ・・・幸せになれよ・・・。」
精一杯に言葉だった
押しつぶされそうな想いに反する言葉は男をその場から遠ざけようとした。
ケンゴ「じゃあな・・・。」
ユモミ「・・・・・・・・。」
ヒカリ「うん・・・・。」
男の想いに気づいていた女性達はあえて黙って見送った。

ウララ「・・・・・・・・フン。」
ケンゴが部屋から出てくるとウララが立っていた。
ケンゴ「笑えばいいさ・・・。」
いつものように偉そうに立つウララに皮肉を若干込めて言った
しかし、ウララから返って来た言葉は意外なモノだった。

185 名前:―133―13年後―励まし―:10/10/23 22:34:33
ウララ「おとなしく引き下がったものね。」
案の定の言葉、予想通り過ぎてつい強く言葉が出た。
ケンゴ「僕はちゃんと告白したさ!?
    でも・・・ヒカリのサトシへの想いには届かなかった・・・。」
ウララ「それでもいいんじゃない。」
強い言葉の次の言葉は意外なモノだった。
ケンゴ「え?」
ウララ「届いても届かなくても今のあんたがトップコーディネーターになれたのは
    あいつのおかげなんでしょ?」
ケンゴ「・・・ああ。」
ウララ「だったら、自分の好きな人がくれたチャンスを大事にしなさいよ
    あんた一応トップコーディネーターマスター候補の一人なんだから・・・
    ・・・・変な負け方されたら負けた私が困るのよ・・・。」
一度グランドフェスティバルの決勝戦でぶつかりケンゴに敗れ、トップコーディネーターになる事が遅れたことで
コーディネーターマスターの候補からもれてしまったウララは恨み節をいつものようにいれつつも
励ますように語った。
ウララ「ほら、くよくよしないでよ・・・気持ち悪いわね。」
一瞬で励まされた感覚をみごとにかき消した最後の言葉、釣られるように反撃の言葉が口から出た。
ケンゴ「・・・よかったよ、やさしいウララなんて気持ち悪いからな!?」
しかし、自分的には”励ましてあげた”気分だった女はその皮肉言葉に噛みついた。
ウララ「あんたねぇ!?私がめずらしく励ましてあげたら”気持ち悪いですって!!?」
ケンゴ「当たり前だろ!?だいたいな・・・・!?」
噛みついた言葉に釣られまた噛みつきいつの間にか口喧嘩に発展していた。

その様子をヒカリとユモミはそっと見ていた。
ヒカリ「ウララらしいわね。」
ユモミ「ったく・・・結婚式くらいもっと静かに出来ないのかな。」

他人事のように他人の様子を眺めていたヒカリだったがある心配事が頭にはあった。
ヒカリ「それにしても・・・・サトシ遅いなぁ・・・まだかな?」
結婚式前日の夕方には到着すると言っていたサトシだったが
嵐で飛行機が遅れ、結婚式ぎりぎりに到着するという連絡が入っていた。

186 名前:―134―13年後―連絡―:10/10/23 22:51:22
ハナコ「ヒカリちゃん。」
ヒカリ「ああ、ハナコさん!?
    サトシから連絡ありました?」
ハナコ「今連絡があってクチバについたって、ガブリアスでこっちに向かってるそうよ。」
ヒカリ「本当ですか!?良かった。」
連絡内容を聞いて一安心した花嫁はミミロルをそっとなでた。
ヒカリ「もうすぐ着くって!?」
ミミロル「ミッミィ―!?」
安心していたヒカリの元へ次の来訪者が・・・

カスミ「ヒカリちゃーん。」
ヒカリ「カスミさん!?ノゾミ!?ハルカ!?タケシ!?」
ハルカ「うわ!?ヒカリとってもきれいかも!?」
タケシ「ああ!?」
カスミ「ミミロルもきれーい!?」
ノゾミ「さすがモデルコンビだね。」
仲間達はヒカリとのドレスをべた褒めしヒカリとミミロルは大いに照れた。
ヒカリ「ありがとう!?」
ミミロル「ミミロー!?」

しかし、コワードの魔の手はすぐそこにまで来ていた・・・。

187 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/23 23:01:43
シンジはギガイアスをモンスターボールに戻して次のモンスターボー
ルを取り出した。
「ペンドラー、バトルスタンバイ!」
「ペーン!」
「ガブリアス、このまま行くぞ!」
「ガーブ!」
「バトル始め!」
「ペンドラー、剣の舞!」
ペンドラーは剣の舞で攻撃力を上げた。
「ガブリアス、一気に決めるぞ、ドラゴンクロー!」
ガブリアスはペンドラーに近づいた、その時
「ポイズンテール!」
ペンドラーはドラゴンクローをかわした。
「何!?」
ガブリアスにポイズンテールが直撃した。
「毒びし!」
ペンドラーはガブリアスが怯んでいる間に毒びしを撒いた。
「ガブ!?」
ガブリアスは毒びしの効果で毒状態になった。
「ガブリアス!?」
ガブリアスは必至に毒状態を耐えていた。
「戻れ、ガブリアス!」
サトシはガブリアスをモンスターボールに戻した。
「此処はお前に賭ける!・・行くんだ、ムクホーク!」
「ムクホー!」
ムクホークはステルスロックのダメージを食らってしまった。
「ムクホーク、距離を取って電光石火!」
ムクホークは空高く飛び電光石火で一気にペンドラーに向っていた。
「ロッククライム!」
ペンドラーはロッククライムでムクホークに向っていた。
「ポイズンテール!」
「ブレイブバード!」
ペンドラーのポイズンテールとムクホークのブレイブバードがぶつかり
あった。
そして、ムクホークはペンドラーのポイズンテールを打ち破ろペンドラー
は地面に落下した。
「ぺ、ぺ〜ン・・」
「ペンドラー、戦闘不能、ムクホークの勝ち!」

「やった、5連勝だ!」
「ポチャ!」
「これで後1体を倒せば、パパの勝ちよ!」
「ベイ!」

シンジは表情一つ変えずにペンドラーをモンスターボールに戻した。
(5体も戦闘不能にしたのに表情一つ変えない・・やっぱり、6体目で
何かをやるつもりだ!)
「オノノクス、バトルスタンバイ!」
「オーノ!」
(シンジ選手の最後1体はオノノクスだ!・・どんなバトルになるので
しょうか!!)

188 名前:―135―13年後―花嫁誘拐―:10/10/23 23:11:34
コワードの仕掛けたモノの異変にまず始めに気付いたのはタケシだった。
タケシ「ん?なんか変な臭いがしない・か?」
ハルカ「そうい・・えばそう・・か・も。」
カスミ「何だか・・・・ね・・むく・・。」
ノゾミ「何・・・な・・・・・の・・・?」
ヒカリ「サ・・・・・ト・・シ・・・・。」
バタッ

結婚式場に充満した催眠ガスを吸ってしまい全員倒れてしまった
そこへ・・・

「コワード様、目標の女とミミロルを確保いたしました。」
「手紙、配置完了です。」
それに返事をするように電話から卑屈な声で返事が返ってきた――
コワード「よし、よくやったぞ
     そいつらを丁重にお連れしろ。」
「はっ」

コワードの手下達はヒカリとミミロルを誘拐していった。

一方、そんな事を知る由もないサトシは・・・
サトシ「よし、このままのペースで行けば間に合いそうだ。」
ピカチュウ「ピカァ!?」
ガブリアス「ガバァ!?」
サトシとピカチュウは飛行機を降りた後、スーツに着替えガブリアスに乗り結婚式場を目指していた。

NEXT---結婚式場に着いたサトシが見た光景とは・・・。


189 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/24 20:49:28
>>183
6体全部イッシュポケだったのか
最後のオノノクスで無双する自信があるということか・・・?

>>184
自分の結婚式にギリギリで駆けつけようとするなんて無茶しやがって
それでもあと少しで到着だったのに…コワード許さんぞおお

190 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/24 22:53:18
「サトシ、あと少しだよ、頑張って!」
「ポーチャ!」
ヒカリ達はサトシを応援している中、タケシとスズナはシンジの戦い
方に疑問を感じていた。
「おかしいわね・・」
「どうかしたんですか、先輩?」
「此処まで追い込まれながら特に反撃もしてこない・・」
「それにシンジは明らかに何かを企んでいる・・」
「それじゃあ、今までのバトルはシンジの思惑どうりってこと!?」
「いや、もうシンジの思惑どうりに入っているかもしれん・・」
「サトシ・・」

「何を企んでいるかは知らないが速攻で決める、ムクホーク、ブレイ
ブバード!」
「ムック!」
ムクホークはブレイブバードでオノノクスに向っていた。
「龍の舞でかわせ!」
オノノクスは龍の舞で素早さを上げてブレイブバードをかわした。
「逃がすか、もう一度ブレイブバード!」
ムクホークは再びオノノクスにブレイブバードを放ちながら向っていくが
「オノノクス、ドラゴンテール!!」
「オーノ!」
オノノクスはムクホークのブレイブバードをかわしてドラゴンテールを
放った。
「ムック!!」
「ムクホーク!!」
ムクホークはドラゴンテールを食らい空高く飛ばされると突然ムクホーク
がモンスターボールに戻った。
「え!?」
そして、勝手にドダイドスが出てきた。
「ドーダ!」
ドダイドスはステルスロックと毒びしの効果でダメージを負った。
「な、何で!?・・ムクホークが勝手にモンスターボールに戻ったんだ・・」
サトシが驚いている中、シンジは
「ドラゴンテールは当たった瞬間・・ポケモンは強制的に他のポケモ
ンと入れ替える・・」
「な!?」

「そうか!・・シンジはオノノクスのドラゴンテールでサトシのポケモ
ンを強制的に入れ替えさせてどくびしとステルスロックで確実にダメー
ジを与える為だったのか!」
「そんな!?」
「しかも、龍の舞で攻撃力と素早さが上がっている!」
「一気にシンジの流れになった!」
「サトシ・・」

191 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/25 00:56:20
これサトシ抜け出せるのかな…?

192 名前:―136―13年後―事後―:10/10/25 20:49:01
ヒカリが誘拐されてから10分後、サトシは到着した。
サトシ「ん?何だか騒がしいぞ。」
ピカチュウ「ピカ?」
空から見る結婚式場には入口に何やら人が集まり騒いでいる光景・・・
気になったサトシはすぐに降りようとした下にはあの3馬鹿トリオの姿があった。

コジロウ「おーい!?ジャリボーイ!?」
サトシ「ん?お、R団。」
ムサシ「あんた!?早く降りて来なさいよ!?何なのよこれ!?」
ニャース「一体何がどうなってるのニャ!?」
サトシ「どうしたんだ一体・・・。」
慌てふためくR3人組、人ごみで見えない結婚式場の入口、何があったのか、
見ているだけではサトシには理解が出来なかった
とりあえず話を聞くためサトシは空から降りた。

ムサシ「式場の中に訳わかんないガスが充満してるのよ!?」
サトシ「えっ!?ガス!?」
コジロウ「それで式場の中へ入れなくなったんだよ!?」
ニャース「ジャリガール達も皆中にいるんだニャ!?」
サトシ「な、何だって!?」
その話を聞くと同時に胸ポケットに入れていたハンカチで鼻と口を防いで
サトシは煙の中へと人ごみをかき分け飛び込んでいった。
サトシ「ヒカリィー!?皆!?待ってろよーー!?
    うおっ――!!?」

「人が入っていったぞー!!?」
「あぶないぞー!!?」
式場の関係者は飛び込んだのがサトシである事に気づいてはいなかったようである。

193 名前:―137―13年後―つよがり―:10/10/25 21:26:41
煙の中へと飛び込んだサトシはガスが充満しているピンクの視界を走り回った。
サトシ「(このガス・・・催眠ガスか?道端の人が皆熟睡してるな。)」
奥へ奥へと進みサトシはようやくヒカリがいた部屋を見つけ出した。

サトシ「(皆!?・・・ヒカリは・・?)」
まわりを見回してもヒカリとミミロルの姿はない・・・
替わりに花嫁が衣装を整える化粧台の上に日ごろヒカリが愛用していた髪どめと
一通の手紙が添えてあった。
サトシ「(髪どめと手紙・・・?でもとりあえず皆を運び出さないと・・・。)」
目の前で横になって倒れる自分の母親や友達を放っておく訳にもいかず
とりあえずヒカリがどうなったのかが頭から離れないながらも皆を外へ出そうとした。

その後、3人組が呼んだ救急隊員にサトシも尽力し無事タケシ達も運びだされた。

タケシ「済まん・・・サトシ。」
ハルカ「ヒカリが誘拐されるなんて・・・。」
カスミ「私がもう少ししっかりしておけば・・・!?」
ノゾミ「ヒカリ大丈夫かな・・・。」
責任感を感じ沈みきった友達にサトシは声をかけた。
サトシ「別にそんなに責任感じなくても・・・
    ヒカリだって責めやしないって・・・な?」

カスミ「(一番つらいのはサトシ・・・あんたなのに・・・気丈ぶっちゃって・・・。)」
タケシ「(サトシ・・・。)」
アヤコ「サトシ君・・・。」
サトシ「大丈夫ですよ!?アヤコさん・・・・大丈夫です。」
アヤコ「(やっぱり遅れた事でかなり背負っちゃってるわね・・・。)」
笑顔で振る舞おうとしたサトシだったが長年サトシを見てきた人達には
その強がりの仮面は見透かされてしまった。

ガスを吸った母や友は早々と救急車で運ばれて行った。

194 名前:―138―13年後―手紙―:10/10/25 22:05:10
サトシ「さて・・・と。」
ピカチュウ「ピカチュウ。」
救急車が去り一段落した後、サトシはヒカリが残した髪どめを握りしめながら
手紙の内容を確認した。

―――チャンピオンへ

あなた達の花嫁は貰った
取り返したければ、双子島の近くにある私の島、カーニル島へ来い
また、あなたが所持しているポケモンすべてを連れて来なさい
さもなくばあなた達の花嫁は私が頂く。

―――あなたに復讐を望む者より、
P.S.今はまだ花嫁には何もしない、今は。


サトシ「(預かるじゃなくて貰ったって・・・ヒカリは物じゃない、それに・・ポケモンを全部?)
    あなたに復讐・・・もうあいつしかいないな・・・。」
ピカチュウ「ピカ。」
少し前に自分が触れた予感が現実のモノとなり
手を打っておけばよかったと今さらながら軽く後悔した。
オーキド「でどうするんじゃサトシ
     ポケモン達はピカチュウとミミロルの結婚式の為に呼んであるが・・・。」
サトシ「でもさすがに全部は持っていけませんよ
    俺のポケモン達、50匹は超えてますから・・・(ケンタロスは一匹加算)。」
オーキド「んー、それもそうじゃのう・・・。」
少し考えてオーキド博士はある提案をした。
オーキド「そうじゃ!?ここから少し行った所にマサキ君の研究所があるんじゃった
     最近はモンスターボールの研究をしておるとか言っておった
     行ってみたらどうじゃ?」
サトシ「マサキさんか・・・旅した時以来じゃないか?」
ピカチュウ「ピィカ。」
オーキド博士の意見に賛成し、サトシとピカチュウはマサキの家へと向かった。

NEXT---一方、その頃ヒカリは・・・・。

195 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/25 23:08:05
「ドダイドス、オノノクスの動きを止めるぞ、ロッククライム!」
「ドーダ!」
ドダイドスはオノノクスの動きを止めるため、ロッククライムを放ち
オノノクスに向っていくが
「瓦割り!」
「オーノ!」
オノノクスはロッククライムの岩を瓦割りで砕きドダイドスはバランス
を崩した。
「ドラゴンクロー!」
「オーノ!」
オノノクスはドダイドスにドラゴンクローを放つとドダイドスは倒れて
しまった。
「ドダイドス!?」
「ドダイドス、戦闘不能、オノノクスの勝ち!」
(サトシ選手、此処で初めて1体失いました!・・・シンジ選手の反撃
が始まった!!)

196 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/25 23:56:16
サトシはドダイドスをモンスターボールに戻した。
「ピカチュウ、お前のスピードでオノノクスをかく乱するぞ!」
「ピカ!」
ピカチュウがフィールドに立つとステルスロックと毒びしの効果でダメ
ージを負った。
「バトルはじめ!」
「ピカチュウ、電光石火!」
「ピーカ!」
ピカチュウは電光石火でオノノクスに向っていた。
「ドラゴンテール!」
オノノクスはドラゴンテールを放とうとした。
「同じ手は喰らうか!・・ピカチュウ、地面に向ってアイアンテール!!」
「ピーカチュウ!」
ピカチュウは地面にアイアンテールを放つと砂埃が舞ピカチュウは
砂埃で見えなくなりドラゴンテールをかわした。
「今だ、10万ボルト!」
「ピーカチュウ!!」
ピカチュウは砂埃に向って10万ボルトを放った、そして、砂埃は
爆発が起きオノノクスを襲う。
「今だ、ボルテッカー!!」
「ピーカ!!」
ピカチュウはボルテッカーでオノノクスに向っていた。
「受け止めろ!」
「オーノ!」
オノノクスはボルテッカーを放っているピカチュウを受け止めた。
「何!?」
「ピカ!?」
「瓦割り!」
オノノクスは捕まえているピカチュウに瓦割りを放ちピカチュウはフ
ィールドの壁にたたきつけられた。
「チャア〜」
「ピカチュウ、戦闘不能、オノノクスの勝ち!」
その時、オノノクスが
「オノ!?」
オノノクスは苦しんでいた。
「もしかして、ピカチュウの静電気で!」
「迂闊だった・・」
サトシは倒れているピカチュウに駆け寄った。
「大丈夫か、ピカチュウ!」
「ピカチュウ・・」
「良く頑張ったぞ、後は任せてゆっくり休んでくれ・・」

197 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/10/26 21:36:28
第7話 アイラ敗れる!?!!オルクスの脅威
シャドー管轄街となったトトリシティを救うべく支配者4人とあいまみえた俺達は
互いに睨み合っていた。
オ「・・・・・・・・どうやらバカもここまで来るとは重症だな・・・」
ソ「この体で我々に喧嘩売るなど気がしれぬなぁ・・・」
ア「・・・・・・バカでも何でも構わない・・・だが・・・あんた等がこの街の民に無理やり行わせたしきたりやしたことは俺は許せない!!!」
セ「そうだね・・・・僕も参加させてもらうよ・・・怖いけれど」
ゴ「ほぉ・・・・おい貴様ら!!周りを円で囲んで闘場を作れ!!!」
民・シャドー「「はい!!!!!」」
皆俺達を取り囲み円を作る・・・・
ア「・・・・・・セイガ・・・・本当にいいのか?お前は気持ちを察知できるうえ好戦的じゃない・・・」
セ「うん・・・・僕だって人並みに怒りも感じるよ・・・闘いたい時だってある。」
ア「そうか・・・だが無理すんなよ・・・・相手は4人なんだからな。」


198 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/26 22:32:28
「オノノクスはピカチュウの静電気で痺れているわ!」
「これで、もう一方的にやられる事もないわ!」
ヒカリとハルカはオノノクスが痺れた事に喜んだ。
「安心するのはまだ早いぞ・・」
「え、何で?」
「忘れたのオノノクスには龍の舞がある事を・・」
「「あ!?」」
「龍の舞を舞えば攻撃力と素早さが上がってしまうわ・・」
「サトシ君はまだ不利の状況よ・・」
「そんな・・」
「パパ、頑張って!」
「ピカ・・」

(龍の舞を舞われるとやっかいだ・・何とかして龍の舞を止めないと!)
サトシはモンスターボールを取り出した。
「ガブリアス、もう一度頼む!」
「ガーブ!」
ガブリアスはステルスロックの効果でダメージを負った。
「ガブリアス、大丈夫か!」
「ガブ!」
ガブリアスはステルスロックと毒びしの効果を受けたもののそんなにダメ
ージは無かった。
「バトルはじめ!」
「ガブリアス、ドラゴンクロー!」
「ガブ!」
ガブリアスはオノノクスに向っていた。
「ドラゴンクロー!」
「オーノ!」
オノノクスとガブリアスのドラゴンクローは互いにぶつかり合った。
「くっ!・・パワー互角か!」
「瓦割り!」
オノノクスは左の手で瓦割りを放とうとした。
「受け止めろ!」
ガブリアスはオノノクスの瓦割りを受け止めた。
「そう来る事は予想済みだ!・・ドラゴンテール!」
オノノクスはドラゴンテールをガブリアスに放った。
「ガブリアス!?」
ガブリアスはドラゴンテールの直撃に耐え切れずに倒れてしまった。
「ガブリアス、戦闘不能、オノノクスの勝ち!」

「そんな、ガブリアスまで倒されちゃった・・」
「ポチャ・・」
「ガブリアスのドラゴンクローを受け止め、ガブリアスの動きを止めた
瞬間にドラゴンテールか・・」
「しかも、サトシ君の考えを見抜いての行動・・手ごわいね・・」
(負けないで、サトシ・・)

199 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/26 22:45:32
>>192
無理をしていると分かっていてもサトシの冷静さが心強い
ポケモン全部って、奪う気なんだろうか…
最初に出てきたロケット団で和みました

>>195
さすがはピカ様、希望が出てきたかも
と思ったらガブリアスさんがああ

>>197
セイガも戦うのか…大丈夫かな
実は強いとか?

200 名前:―139―13年後―祈る―:10/10/27 22:07:44
そのころ、ヒカリはようやく目を覚ました。

ヒカリ「う・ん・・ここは・・・どこ?」
コワード「目を覚ましたよ う だねー。」
ヒカリ「ひっ!?」
目を覚ましたそこにはスリ―パ―に似たコワードの顔面がズームで目の前にあった
椅子にドレスのまま縛られていたヒカリは飛び跳ねる勢いで驚いたが身動きがとれない。
コワード「はっはっはっー・・きれいだねぇ・・美しいねぇ・・・
     僕ちん見惚れちゃうね――フフフフフ・・・。」
ヒカリ「(き、気持ち悪すぎる・・・・。)」
ドン引きしたヒカリ。
コワード「もうあの糞チャンピオンの妻になんかさせないからなぁ・・・
     僕ちんのモノにしてやるから・・・ハハハハハ・・・。」
ヒカリ「(顔面を思いっきり殴りたい・・・!?)
    おあいにく様!?サトシは絶対私を助けに来てくれるから!!?」
コワード「こまっちゃうなぁーそんな事になっちゃうと君のミミロルが餌になっちゃうんだからさぁ。」
ヒカリ「えっ?」
コワード「ほ―――ら。」
目の前にあったモニターに向けてリモコンのボタンを押すとそこに
水面より少し高い所に鉄の柱に縛られサメハダーの視線を浴びる眠るミミロルの姿が映し出された。
ヒカリ「ミミロル!!?」
その危険な光景にヒカリは思わず声を上げた。
コワード「今はまだ大丈夫さ、サメハダ―に餌をあげてるからねぇー
     ・・・でも餌をあげなくなったら・・・アハハハハ・・・・!!?」
どこまでも腹の立つその男はヘラヘラと笑いながら冷酷な事を軽く言う。
ヒカリ「この外道!?どうやったら・・・こんな酷い事をしてそんなにしてられるのよ・・・!!?」
自分のポケモンが生命の危機に立たされている状況を嘆きトレーナーは目に涙を貯めた。
コワード「何言ってるの・・・復讐だよ?・・・よくもこの前は・・・!?」
ヒカリ「うるさい!!?ミミロルを離しなさい!!!!?」
感情むき出しでヒカリはコワードを一喝した。
コワード「いいねーいいねーその正義感ー
     僕ちんさらに惚れちゃうよー・・・フフフフフ・・・。」

201 名前:―140―13年後―急ぐ―:10/10/27 23:08:47
ヒカリ「くっ・・・!?」
”この男には心がないのだろうか?”そんな事を考えながら強く祈った・・・

ヒカリ「(サトシ・・・早く!?早く助けに来て!!?)」

一方、そのころ祈られた側も全力で助ける為の準備に翻弄していた。

ドンッドンッ!?
サトシ「開けて下さーい!?マサキさん!!?」
ピカチュウ「ピーカーチューー!?」
ガチャッ
面倒臭そうに尋ねられた側は出てきた。
マサキ「何や、騒々し・・・おっ!?チャンピオンや!?なつかしいのお!?」
サトシ「懐かしさに浸りたい気持ちもわかりますが、急いでて・・・マサキさんにお願いがあって来たんです!?」
何やらてんやわんやしてそうなチャンピオンの様子からマサキも話の路線をふざけずにサトシに合わせた。
マサキ「お願い?何や、言ってみいや。」

少しでも早くヒカリを助けに行きたいサトシは大まかな説明だけをした。
マサキ「なるほどな・・・要はモンスターボールを50個以上一気に手軽に持ちたいと・・・。」
サトシ「出来ますか?」
マサキ「モンスターボールはボケモンを分子化して特殊な圧縮をする事によりポケモンをボールに
    入れる機械・・・つまりや、もっと圧縮しろって事かいな。」
話してる事がまったく理解できないにも関わらずとりあえず焦りからサトシは即返事をした。
サトシ「はい!?つまりそういう事ですね!?」
理解していない感丸出しのサトシにジョウト人、マサキがジョウト風に暴言でツッコミをかました。
マサキ「ドアホ!!?んなの出来るかい!?圧縮にも限界があるわい!?
    ポケモンをぺしゃんこにでもする気かこのアホ新郎!?」
サトシ「(アホ新郎って・・・なんか口が悪くなったような・・・?)
    じゃあまさか出来ないんですか!?」
さっきの発言が未理解丸出しで発言した自分へのツッコミだったのも気付かずサトシは本気で受け取った。
マサキ「アホ!?出来るわ!?理解してくれこのボケモンマスター!?」
サトシ「(ボケモンマスターって・・・)どっちなんですか!?」
急いでいるサトシは理解できず暴言にしか聞こえない言葉に噛みついた。
ピカチュウ「ピィカァ!!?」
ポケモンも同様だったようである。

202 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/27 23:14:10
「戻れ、ガブリアス・・」
サトシはモンスターボールにガブリアスをモンスターボールに戻した。
「お前のパワーで押すぞ!・・頼むぞ、フローゼル!」
「フロ!」
フローゼルはステルスロックと毒びしの効果でダメージを負った。
「バトルはじめ!」
「フローゼル、アクアジェット!」
「フロ!」

「アクアジェット!?」
「迂闊に接近するとやられるぞ!」
「きっと、サトシに考えがあるのよ・・」

「受け止めろ!」
オノノクスはフローゼルを受け止めようとした。
「今だ、オノノクスの足元に冷凍パンチ!」
フローゼルはアクアジェットを解除してオノノクスの腕をかわすと
足元に向って冷凍パンチを放ちオノノクスの足が凍ってしまった。
「何!?」
「これで、オノノクスは動けなくなったぜ!」

「さすが!・・サトシ!」
「まったく、よくあんな手を思いつくわね・・」
「ニャル・・」

「よし、このまま行くぞ!・・フローゼル、水の波動!」
「フーロ!」
フローゼルは動けなくなっているオノノクスに向って水の波動を放った。
「瓦割り!」
オノノクスは瓦割りを放とうしたがピカチュウの静電気の痺れで瓦割りを
放てなかった。
そして、水の波動がオノノクスに直撃した。
「よし!・・良いぞ、フローゼル!」
「フロ!」
オノノクスは水の波動の直撃でかなりのダメージを負っていた。
「オノノクス、地面に向って瓦割り!」
「オーノ!」
オノノクスは地面に向って瓦割りを放つと地面が割れフローゼルを襲う
「フ、フロ!?」
フローゼルはバランスを崩した。
「ドラゴンクロー!」
シンジはその隙を逃さなかった、オノノクスのドラゴンクローがフローゼル
に直撃した。
「フローゼル!?」
フローゼルはドラゴンクローに耐え切れずに倒れてしまった。
「フローゼル、戦闘不能、オノノクスの勝ち!」
(なんと、シンジ選手、不利な状況からサトシ選手のポケモンを4体戦闘
不能にした!!)

「そんな、フローゼルまで・・」
(強すぎるでしゅ!)

203 名前:―141―13年後―出発―:10/10/27 23:38:43
一通り煽った所でマサキはトランクを持ち出した。
マサキ「70匹収納可能の特殊トランク、こいつなら可能や!?
    わいが天才で良かったのうー!?何故このトランクなら可能なのかと言うと・・・。」
サトシ「ああっ!?説明は後でいいから行ってきまーす!?ありがとうございました!?」
ピカチュウ「ピカチューウ!?」
バタンッ!?
真っ先にトランクをとり、サトシとピカチュウはドアを開け出て行った。
マサキ「なんか・・・チャンピオンも嫁さんの事となると乱れるのう。」
嵐が去って静かになった自分のまわりを見まわしマサキは呟いた。

式場に戻ったサトシはボールからトランクにポケモン達を移動させ準備を整えた。
オーキド「それにしてもよく出来とるのうー
     これに70匹ものポケモンが入れられるとは。」
科学者の性だろう、オーキド博士はトランクをあれやこれやと観察する。
サトシ「リモコンに出したいポケモンの名前を入れると・・・。」
携帯のようなリモコンにリザードンとサトシは打ちこんだ
すると”リザードン、OK”とリモコンの画面に映し出され・・・
バシュ―ン!?
リザードン「グワォオオ!?」
トランクのモンスターボールマークからリザードンが飛び出した。
ピカチュウ「ピカチュウ!?」
オーキド「こりゃすごいのぅーしかも頑丈そうじゃ。」
サトシ「普通は6匹しか持てませんから使用出来ないですけど
    使い方によっては使えるでしょうね・・・
    それじゃあリザードン、まずはグレンタウンまで頼む。」
リザードン「グルァ!?」
既に頭の中はヒカリとミミロルの事でいっぱいのサトシとピカチュウはグレンタウンへと向かった。
オーキド「がんばるんじゃぞー!?」

NEXT---サトシにも思わぬ助っ人が・・・。

204 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/28 09:08:35
>>200
コワードめ許さん
マサキは面白いなー
しかもこんな良いトランクを隠し持ってたとは
>>202
惜しい〜
でもあと一押し出来れば…


205 名前:―142―13年後―協力―:10/10/28 22:19:01
グレンタウンに到着したサトシ達は休む間もなくヒカリのいるカーニル島を目指し始めた。
サトシ「行け、ダイケンキ!?」
―ダイケンキ、OK―
バシュ―ン!?
ダイケンキ「グワ―ン!?」
サトシ「こっちの道の方向の島を目指してくれ。」
ポケフォンの地図機能を使いダイケンキに道を示した。
ダイケンキ「クワォーン!?」
ポンッ!?
ミジュマルの頃と変わらず調子にのって”ポンッ”と叩く癖は治っていない。
その時、サトシがリモコンを扱ってないにも関わらず一匹のポケモンが勝手に出てきた。
バシュ―ン!?
ポッチャマ「ポッチャ!?」
ピカチュウ「ピィカァ?」
サトシ「ポッチャマ、どうしてここに?勝手について来たのか・・・。」
ポッチャマ「ポチャ!?ポチャチャポチャ!?」
必死にサトシに自分の想いをポッチャマは伝えようとした。
サトシ「わかってる、一緒にヒカリを助けに行きたいんだな。」
ピカチュウ「ピカピ・・・。」
友の想いを理解して欲しく親友はトレーナーを見つめた。
サトシ「わかった、一緒に行こう!?」
ポッチャマ「ポチャ―!?」
ピカチュウ「ピカ―!?」
ダイケンキ「キュワァ―!?」
一致団結したサトシ達は再びカーニル島へと向かい始めた。

206 名前:―143―13年後―だいじょばない―:10/10/28 23:12:55
サトシ達が一致団結し島を目指していた頃、ヒカリは個室に閉じ込められ
モニターに映るサメハダ―に狙われるミミロルを椅子に縛られたまま心配そうに見ていた。
ヒカリ「(私達が拉致されて何時間経ったかな・・・
     ミミロルがまだ寝てるって事はポケモンにはあの催眠ガスは強かったみたいね・・・。)」
ガチャ
ドアを開けたそこにはスリ―パ―に似た二度と目にしたくない面があらわれた。
ヒカリ「(うわ・・・来たぁ・・・。)」
心底嫌そうな顔でヒカリはコワードを睨んだ。
コワード「どうもどうも・・・ヒカリちゃぁん・・・フフフフフ・・・。」
ヒカリ「早くほどきなさいよ!?なんで花嫁が結婚式で拉致されなきゃならないのよ!?」
コワード「ホホホホホ・・・何の事でしょう、あなたは今から私と結婚するんですよー?」
ヒカリ「ハァ?」
”こいつ頭だいじょばないの?”という顔をヒカリは思わずした。
コワード「フフフフフ・・・今はそんな顔をするでしょうけど・・・。」
ヒカリ「サトシはきっと私を助けに来てくれる。」
人を信じて疑わない目でヒカリはその言葉を放った
しかしコワードはこの言葉を笑い飛ばした。
コワード「キャハハハハハ!!?そうは言えないんだよ今回は!?
     何故かと言えばなぁ・・・!?」

ヒカリ「うっ・・・!?けほっ!?けほっ!?・・・うっ・・はあはあ・・・。」
いきなりつわりを起こしたヒカリの様子をコワードは見て、過剰に驚いた。
コワード「まっ!?・・・ま、さか・・・!!?
     まさか・・・ヒカリちゃんあいつの・・・・!!?」
正解をコワードが言おうとした所でドアが激しく開いた。
バンッ!!?
ウコン「坊っちゃま!?チャンピオンが到着いたしました!?」
ヒカリ「っ・・・サトシ・・。」

207 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/28 23:19:58
「戻れ、フローゼル・・」
サトシはフローゼルをモンスターボールに戻した。
「また、頼む、ムクホーク!」
「ムクホ!」
ムクホークはステルスロックのダメージを負い地面に身体が触れ毒びし
の効果も受けてしまった。
「ムクホーク!!」
ムクホークはステルスロックと毒びしの効果に耐え切れずにそのまま
倒れてしまった。
「ムクホーク、戦闘不能、オノノクスの勝ち!」
(なんと、ムクホーク、ステルスロックと毒びしの効果に耐え切れずに
ダウンだ!!)

「ムクホーク・・」
「ステルスロックは岩タイプの技だ・・飛行タイプのムクホークには
交換抜群でダメージはドダイドス達よりかなりのダメージで耐え切れ
なかったんだろう・・」
「これで、どちらも残るポケモン1体・・」
「どちらが勝ってもおかしくないわね!」
「大丈夫よ、サトシが絶対勝つわ!」
(そうでしゅ、サトシが勝つに決まっているでしゅ!)
ヒカリとシェイミはサトシの勝利を信じていた。

「戻れ、ムクホーク・・」
サトシはムクホークをモンスターボールに戻した。
「残るポケモンはゴウカザルだな・・」
「ああ、そうだ・・」
「エイチ湖でのバトルと一緒の手持ちとはお前らしい・・」
「シンジ・・やっぱり、お前は凄いよ・・だから、俺はお前に勝つ!」
「俺もお前に勝つ!・・勝ってもっと上に行く!」
「頼むぞ、俺の最後ポケモン!・・ゴウカザル、君に決めた!」
「ゴォォ!」
ゴウカザルはステルスロックと毒びしの効果でダメージを負った。
(さあ!!・・泣いても笑ってもこれが、ラストバトルだ!!・・勝
利をてにするのはいったいどちらなのか!!)

208 名前:―144―13年後―復讐―:10/10/28 23:43:56
コワード「うるさぁぁぁい!?今僕ちんがこいつが妊・・・・ん?
     ・・・・・・・・(ニィ――――。)」
あまりにも不気味な笑顔をコワードは見せた。
ヒカリ「な、なによ・・・けほっ・・。」
コワード「もうお前の事なんかどうでもいいや・・・
     ・・・そのお腹の子の父親もお前もぶち殺してやるからさぁ・・・ヒヒヒヒヒ!!?」
ヒカリ「チャンピオンのサトシがあんたなんかに・・・。」
コワード「助っ人を呼んだんだー・・・。」
ヒカリ「助っ人・・?」
コワード「そうだ・・・ルギアを捕獲し、
     かつて前チャンピオン、シロナと同等の力で争った奴だぁ!?」
ヒカリ「捕獲・・?シロナさんと・・・争った?ま、まさか・・・!?」
コワード「ほう・・知っていたか、入って来いJ!?」
ヒカリ「!!?」
かつてシンオウ地方を旅していた時、自分達を恐怖の谷底へと突き落としたその女は
昔と変わらず黒いサングラスを身につけ、昔の少女、今の花嫁に目の焦点を合わせた。
J「二度と顔を見たくもない小娘が・・・調子に乗りおって。」
ヒカリ「J!?あなた死んだんじゃなかったの!?」
J「私はあれくらいじゃ死なん、確かに失ったものも多かったが・・・
 お前達に復讐する為に生きてきた。」
ヒカリ「復讐・・・?」
J「まずはあの小僧・・・チャンピオンを殺す。」
ヒカリ「な、何を言ってるのよ!?あなたにサトシが倒せるはずが・・・。」
J「これでもか。」
ピッ・・・・
Jはリモコンを持ち画面を切り替え自分の手を内を明かした・・・

ヒカリ「なによ・・・これ・・!?」
コワード「ハハハ・・・キャハハハハハハハ!!?
     これでチャンピオンも終りだぁぁぁぁあ!!?」
ヒカリ「サトシ・・・!?」

NEXT---ヒカリが見たものとは?

209 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/29 09:40:13
>>208
こんないいところで次回に続くとは…
物語の展開うますぎだ。
サトシどうなったんだ!?

210 名前:―145―13年後―洞窟の秘密―:10/10/29 23:30:38
サトシ「ついたな・・・。」
ピカチュウ「ピカ。」
ポッチャマ「ポチャ。」
無事、島に到着したサトシ達はダイケンキをトランクに戻し注意深く中へと進んでいくと、

サトシ「洞窟?」
ポッチャマ「ポ?」
ピカチュウ「ピ?」
サトシ「進んでみるか・・・というか、ダイケンキに乗って島のまわりを周ったけど
    ここしか上陸する所なかったし、上陸してもここまで一本道だし・・・
    ・・・罠に気をつけて進まなきゃな。」
ピカチュウ「ピカ。」
洞窟は所々に階段の横の水路に外の光が溢れていてそれを明かり代わりにして
進んでいくような形だった
洞窟を進んで行くサトシ達に奥へと進んでいく途中、段々奇声が響くように聞こえてきた。

「キギャ―――!!?」
「バンギャ―――!!?」
「グワォ―――!!?」
サトシ「これは・・・ポケモンの声?
    この声の数、かなりの数だ・・・。」
ピカチュウ「ピカ・・!?」
ポッチャマ「ポチャ!?」
声を聞きサトシとピカチュウとポッチャマは気を引き締め、
近くにあいていた洞窟の窓からその声の者達の様子をうかがった。
サトシ「!!?」
ピカチュウ「!!?」
ポッチャマ「!!?」

「ドダァ―――!!?」
「ゴルァァ―――!!?」
「シェアァァ―――!!?」
窓を覗くとそこには100匹を軽く超えるポケモンとトレーナーの声・・・
圧巻である。

211 名前:―146―13年後―反省―:10/10/30 00:01:46
サトシ「(どう見てもあのポケモンやトレーナー達は俺らを待ち受けてるよな・・・
     ・・・しかも道がこの道しかないとなるとあそこを通るしかない・・!?)」
ピカチュウ「ピカピ・・・。」
チャンピオンになってから初めてみるサトシの追いつめられたような焦りの表情・・・
ピカチュウはサトシの表情から少し不安を掻き立てられた。
サトシ「(だったら何故ポケモンを全部を持ってこいなんて条件を・・・?
     持ってきたら不利になるのはあちら側なのに・・・。)」
しかしサトシが焦った訳はポケモンの数ではなくコワードの企みの不明瞭さだった
”絶対何か仕掛けてくる”と言うその内容の不明さ・・・それが今回大きな墓穴になると
サトシの直感は感じた。
ポッチャマ「ポチャ・・・。」
サトシ「あっ・・・。」
すぐ横を見れば自分に視線を向け心配そうな表情を浮かべるポケモン達、
これはまずいとサトシは笑顔でポケモン達の頭をなでた。

サトシ「大丈夫大丈夫!?なんとかなるさ。」
ピカチュウ「ピカ!?」
ポッチャマ「ポチャ!?」

サトシ「(そうだよな、俺がしっかりしなきゃ・・・
     さあ、作戦を立てるか。)」
嫁の安否に焦っていた新米チャンピオンは自分はまだまだなのだと反省しつつこの状況への打開策を練り始めた。

212 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/30 00:13:47
「ゴウカザル、全力で行くぞ!・・火炎放射!」
「ゴォォ!」
「瓦割りで岩を砕け!」
「オーノ!」
オノノクスは瓦割りで岩を砕いて火炎放射を防いだ。
「マッハパンチ!」
ゴウカザルはオノノクスが砕いた岩にマッハパンチを放ちオノノクスに
打ち返した。
オノノクスは思わず怯んでしまった。
「怯むな!・・ドラゴンクロー!」
オノノクスはドラゴンクローで岩を弾いた。
「マッハパンチ!」
「ドラゴンクロー!」
ゴウカザルのマッハパンチとオノノクスのドラゴンクローが激しくぶつかり合った。

「凄い・・今までパパのバトルを見てきたけどこのバトルは何かが違う・・」
するとヒカリは
「サトシがシンジが同じ場所でバトルをしているのよ・・」
「同じ場所?」
「サトシ君とシンジ君は目指すものが一緒でも違う道を歩いてい来た
二人は互いに認め合い、正面からぶつかり合う・・このバトルは
サトシ君とシンジ君の全力のバトルなのよ・・」

「ゴウカザル、マッハパンチ!」
ゴウカザルはオノノクスに向っていた。
「受け止めろ!」
オノノクスはゴウカザルのマッハパンチを受け止めた。
「しまった!?」
「瓦割り!」
オノノクスは瓦割りを放とうとしたがピカチュウの静電気で瓦割りを
放てなかった。
「くっ!こんな時に!」
「今だ、フレアドライブ!!」
ゴウカザルは至近距離からのフレアドライブをオノノクスにぶつけた。
そして、オノノクスは耐え切れずに倒れてしまった。
「オノノクス、戦闘不能、ゴウカザルの勝ち・・よって勝者マサラタウ
ンのサトシ選手!」
「カット!!」
監督の言葉で撮影が終わると観客席に座っていた観客達はサトシとシン
ジに拍手を送った。
「ゴウカザル・・良く頑張ったな・・」
「ゴォ・・」
シンジはオノノクスに近づいた。
「ご苦労だった・・良いバトルだった・・」
シンジはオノノクスをモンスターボールに戻した。
「シンジ・・」
「良いバトルだった・・」
「ああ、本気でバトルができてよかったよ・・」
「俺はまた旅に出る・・」
「そうか・・頑張れよ、シンジ・・」
「ああ・・」
シンジは背に向いたままで振るような手を立って、会場を去っていた。

213 名前:―147―13年後―策―:10/10/30 00:32:01
窓からばれないようにきれいに列のように並んだ軍隊のようなポケモンとトレーナーを
サトシは冷静に観察する。

サトシ「(ポケモンの数は・・・100匹は軽く超えてるよな・・・
     一匹一匹にトレーナーが付いてる
     俺らが降りて行く階段の出口の方には・・・
     岩ポケモンが多いな・・・防御力が高そうだ、盾?
     バンギラス、ゴローニャ、ギガイアス、ボスゴドラ、ドサイドン・・・
     その後の列にはドラゴンタイプが多い・・・アタッカーか?
     カイリュ―、フライゴン、オノノクス、クリムガン・・・・
     後は・・・タイプとかもバラバラ・・・ただ強そうなのがたくさんいるな・・・
     ドラピオン、リングマ、モジャンボ、ヘルガ―、プテラ・・・・
     このポケモンの並べ方って・・・戦だよな・・・どうみても・・・
     それならこっちだって・・・)」

ぽちっぽちっぽちっ・・・・

策が浮かんだサトシは次々とトランクからポケモンを出し始めた
しかしサトシはこの後、この数のポケモン達を相手にすると同時に
Jまで相手にする事など知る由もなかった・・・。

NEXT---サトシ勢vsポケモン&トレーナー達・・・サトシの策とは?

214 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/30 00:37:40
>>212
試合展開まであの時と似てるって事は
シンジはちゃんと本気でやりつつもちゃんと演技してたんだな。

215 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/10/30 21:08:46
>>211
敵さんの布陣が気合入ってるな
サトシの全ポケモンで挑めるとしても、そうとう厳しい戦いになりそう

>>212
どちらが勝ってもおかしくない、いいバトルでした
まひの差が運命の分かれ目

216 名前:―148―13年後―突撃―:10/10/30 23:13:01
「コワード様に言われてここにポケモン達を配置して
 ”チャンピオンが来たら集中攻撃しろ”って言われてるけど
 チャンピオン相手だけど大丈夫なのか?」
「気にするなよチャンピオンとは言えこんだけいれば無理だって。」
「そうだな!?」
「そろそろ降りてくるんじゃないのか?」
「準備するか。」
彼らは数十秒後、今の自分達の甘さで痛い目に遭う事となる。

サトシ「行けジャローダ、ドダイトス、メガニウム、ジュカイン!?」
ジャローダ「ジャロ――――ゥ!!?」
ドダイトス「ドダァ――――!!?」
メガニウム「メガァ――――!!?」
ジュカイン「ジュワ――――!!?」
突然のチャンピオンの襲来にトレーナー達はポケモン達の体制を急いで整えようとした
・・・が幾多の綱渡りを経験してきたチャンピオンはその時間さえも与えなかった

「予定より早いぞ!?来たぞー!?」
「さあ、行けドサイド・・・。」
相手の油断が生んだ一瞬の隙はサトシ側に強い追い風を吹かせた。
サトシ「させない!?
    ジュカイン、ドダイトス、リーフストーム!?
    メガニウム、ジャローダ、ハードプラント!?」
ジャローダ「ジャーロゥォ―――!!?」
ドダイトス「ドゥォダァ―――!!?」
メガニウム「メェェガァ―――!!?」
ジュカイン「ジュ―カァ―――!!?」
四匹の最強の草技の嵐は重たい岩ポケモンさえも次々と吹き飛ばし
前列でまともにくらった数匹のポケモン達はその合体技でみごとに気絶した
また、前列のポケモン達が吹き飛んだ事で次の列への道も開かれた。
サトシ「フローゼル、次の列へ向かってアクアジェットでつっきれ!?」
フローゼル「フロォオオオオ―――!!?」
「グォァァァァ!!?」
「グワォオオオ!!?」
「フラァァァァ!!?」
フローゼルの突撃を察知して次の列のドラゴンタイプ達はフローゼルをつぶす為、
フローゼルの方へと集まってきた

しかし、フローゼルはあくまでも囮でありサトシの狙いはフローゼルの後ろに忍んでいた。

217 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/30 23:24:25
その後、レイジもサトシ達と別れ、映画の撮影を全て終わらせた。
そして、サトシ達はホテルに戻り休んでいた。
「ふっ・・やっと、映画の撮影が終わった・・」
「ピカチュウ・・」
サトシとピカチュウはシンジとのバトルの疲れが出ていた。
「お疲れ様、サトシ・・」
「ポーチャ!」
ヒカリとポッチャマは飲み物をサトシにピカチュウに渡した。
「ありがとう、ヒカリ・・」
「ピカチュウ!」
サトシとピカチュウは飲み物を受け取り飲み干した。
するとアイはピカチュウの身体が汚れているのに気付いた。
「あれ?・・ピカチュウ、少し身体が汚れているよ・・」
「ピカ?」
ピカチュウは身体が汚れているのに気付いた。
「ねえ、ピカチュウ・・一緒にお風呂入りましょ!」
「ピカチュウ!」
ピカチュウは嬉しそうにアイに近づいた。
「うふふ・・綺麗に洗ってあげるね!」
するとソラ達は
「私も一緒にお風呂入りたい!」
「「私も!」」
「そうね、久しぶりに皆で入りましょ!」
するとヒカリはアカリとメグを抱いてアイに近づいた。
「アイ・・悪いんだけど、アカリとメグも一緒にお願いね!」
「うん、分かった、ママ!」
アイ達は部屋を出てノン達の部屋に向かい温泉に入る事を伝えると
ノン達も一緒に温泉に入る事になった。

218 名前:―149―13年後―大乱戦―:10/10/30 23:46:14
サトシ「今だ!?ガブリアス、ストーンエッジ!!?」
フローゼルの後ろに隠れながら接近してきたガブリアスは
カイリュ―やオノノクスにストーンエッジの雨を浴びさせた。
サトシ「フローゼルも両腕で冷凍パンチ!?」
フローゼル「フゥゥロォオオオオ!!?」
「グワァァァァ――!!?」
「キギャァァァ―!!?」
「グルゥァァァ―――!!?」
次へ次へと冷凍パンチを当て暴れるフローゼルと勢いに乗ったドラゴンダイブで相手を
次々と気絶させていくガブリアスに二列目からは悲鳴が飛び交う
圧倒的なポケモン個体のポテンシャルと経験の差は数さえも凌駕していった・・・

「こらぁ――!!?何でこっちを攻撃するんだぁ――!!?」
「お前こそ!?」
「ガルァァァ!!?」
「キギャァ――!!?」
たった六匹の引っ?き回しの奇襲で列は乱れ、総指揮を執っていたJがいない事もつながり
敵は敵同士で仲間割れを始め、敵も味方も入り乱れての大混乱を引き起こした
サトシはこのチャンスを逃す訳もなく、さらに引っ?きまわそうとしてピカチュウを投入した。
サトシ「ピカチュウ、ボルテッカ―!?
    グライオン、ドンファン、後ろからピカチュウを援護!?」
ピカチュウ「ピカピカピカピイッカ――!!?」
グライオン「グラ――イ!!?」
ドンファン「ドッファ――!!?」
ボルテッカ―を邪魔されないように電気技が無効のグライオンとドンファン
を補助につけピカチュウをサトシは存分に相手の密集地で暴れさせた。

サトシ「(こっちに風は吹いてる!?このまま畳み掛けよう!?)」
まわりの状況は明らかにこちら側に風が吹いている事からサトシは
リモコンを手に取り、ポケモンをさらに繰り出そうとした

しかし何故Jが何も指揮もしないで手駒を捨てるような真似にでたのか・・・
Jがいる事さえも知らないサトシは先ほどの嫌な予感も忘れ、ただ目の前のバトルに集中していた。

219 名前:―150―13年後―数と言う名のフェイク―:10/10/31 00:13:55
サトシ「ゴウカザル、ゼニガメ、ケンタロス、ムクホーク、ヘラクロス!?
    皆、総攻撃だ!!?」
ゴウカザル「キキッ―――!!?」
ゼニガメ「ゼニィ――!!?」
ケンタロス「グモォ―――!!?」
ムクホーク「ムクホォ――!!?」
ヘラクロス「ヘラクロォ――!!?」
次々とポケモン達を倒していく百戦錬磨のチャンピオンとそのポケモン達・・・

遥か上から復讐者はただ・・・自分の作戦の囮として100匹以上のポケモン
とそのトレーナーを見ていた、あのポケモンの数はあれが本体だと思わせる為のフェイクだった・・(サトシは直感で何かあると感じていた・・・。)
サトシ達がポケモン達を倒すのも計算内、
Jからすれば”これくらいで倒れられても困る”であった・・・
過去にサトシ達とシンクロしたポケモンに殺されかけ
多くの部下と大きな失敗で取引に必要な取引先との信頼を失い、
ポケモンハンターとしてのプライドさえも汚された・・・
自分の道を汚した者を許せるはずもなく復讐へと身を染めた
いっそ一番つらいやり方で復讐してやる・・・
奴らはポケモンが大好きだ

ならば・・・・

復讐に燃えるJはサトシとポケモン達が戦っている様子をうかがい、
チャンスを待っていた・・・。

J「もう少し・・・もう少しでいい下地が出来上がる・・・
 チャンピオンに心からの苦痛をくらわせる下地が・・・クックックッ。」

NEXT---Jの企み・・・状況は一転・・・。

220 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/10/31 19:44:45
前回の続き
俺の4人という言葉にセイガは少しこわばるが落ち着いたように言った。
セ「アイラ心配してくれてありがとう。大丈夫さ僕アイラの兄なんだからさアイラ並みに強いかもね」
ア「ふっ・・・そうだな。お前と俺は兄妹だ。地獄にどうせ堕ちるならば闘い抜いて・・・死んでともに堕ちよう」
セ「分かってる・・・でも僕たちは生きる!!そうでしょ?」
ア「・・・・そうだけどさ・・・どれだけ今回やばい相手か分かってるのか?シャドー格闘部隊本幹部四天王だぜ?」
セ「それは百も承知だよ。でも闘うっきゃないね。アイラともにこの戦いぬこう。そして生きよう?」
ア「・・・・・・・あぁ・・・・パパとママに会うにも倒す!!」
俺達は会話を終わらすとオルクス ユルアス ソルフィオ ゴルアと向き合った。
オ「最期の会話はすんだか?小娘ども」
ア「あぁ・・・てめーとの最後の会話がすんだぜ?」
ユ「ほう・・・死を恐れぬ裏切り者め!!恥を知れ!!!!」
それが闘いの合図だった。
ア「いくぞ!!四天王!!!」
オ「きやがれ!!!2対1でやれるかな?」
ソ「いくぞ!!」
セ「ゴルア ユルアス!!きさまらの相手は・・・ぼ・・・僕だ!!!」
ゴ「小僧・・・死ね!!」
ユ「いくぞ!!我ら四天王に逆らったものの処刑だ!!」


221 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/10/31 19:56:40
俺は痛みをこらえて走り寄るとソルフィオにパンチを繰り出すがオルクスが受け止めた。
ぱしぃいいいいい!!!
ア「ちっ・・・!!!」
オ「重いが・・・遅い!!!」
どがぁあああああ!!!
オルクスの蹴りを腕をクロスさせて防ぐが・・・・
ソ「そこだ!!!!」
どこぉおおお!!!
ア「ぐはぁあああ!!!」
ソルフィオの回し蹴りを脇腹に受けて俺は吹き飛んだ。
ア「く・・・・なんだこの違和感は・・・・」
俺は体勢を立て直すと突進しながらパンチ、フック、ミドルキックを繰り出すがよけられる。
オ「なんだその攻撃はよ!!!」
ばきぃいいいいい!!!
ア「!?!!!!!」
顎に蹴りをいれられて意識が朦朧とする・・・
ア(この程度の痛み・・・皆の痛みよりまだ軽いぜ!!!)
俺は眼を見開くと波動を出してソルフィオを蹴りあげた。
どかぁああああ!!!!
ソ「ぐああっ!!!てめぇ・・・・よくも・・・」
オ「ソルフィオ!!ぼけっとするな!!俺がいるからって貴様に攻撃がいかないとは限らんぞ!!」
ソ「ち・・・分かってる!!!この小娘!!!」
奴は回し蹴りを繰り出すが何とかかわせた。
ソ「テメぇ・・・俺の蹴りを交わすだと?」
ア「この程度じゃないだろ…ソルフィオ・・・」

222 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/10/31 20:24:24
俺はソルフィオを挑発した。
ソ「きさまぁあああ!!!オルクス!!こいつとサシでやらせろ!!!」
オ「おい!!勝手にこのようなまねは!!!」
ア「・・・サシなら話が早いぜ・・・はぁあああ!!!」
俺は波動を上げる。
ソ「いいだろう・・・蹴りの例に俺の暗黒波動を見せてやろう・・・はぁあああ」
官長と同じ冷気の波動をソルフィオは出す。
ア(冷たい・・・官長とほぼ同じか・・・・!!!)
ア「準備運動はすんだかよ?ソルフィオさんよぉ…」
ソ「この俺を怒らせたこと後悔させてくれる!!!」
ソルフィオは突進すると蹴りを連発で繰り出す。
ア(速い!!)
ずがががががが!!!
ソ「おらららららら!!!!!冷気百列蹴り!!」
ア「ぐあああああああ・・・・!!!!!!」
蹴りを連続で受けて俺は血をごふっと吐き出す。
街の人たちはやはりという目線で見るがそんなことは俺にはどうでもよかった。
ソ「口ほどにもないな・・・・・きさま・・・」
ア「まだだぜ…ソルフィオ・・・」
ソ「死ね!!死神首狩り!!!」
冷気を鎌にした蹴りを繰り出すがふっとかわす。
ソ「!?!!!!!!!」
ア(なぜだか・・・見える!!!さっきのあのでかいやつの影響か・・・)
ソ「ならば・・・うらぁああああああああ!!!!!!」
もう一撃いや2撃おれはかわすと・・・・
ア「らぁあああああ!!!!!」
どこおおおおおおお!!!!
ソ「ぐあ・・・・・」
渾身の力で頬を打ち抜いた。
オ「な・・・・!!!カウンターを決めただと!?!!!それにさっきの交わし方といい・・・・まさか・・・超波動に目覚めつつあるのか・・・」
ア(超波動・・・・・・さっきの力のことか・・・・)
俺は反転させてハイキックで蹴り飛ばしてさらに拳をもう一撃食らわせた。
どかぁあああああ!!!!!
ソ「ぐああああ!!!おのれ!!!!このおれがぁあああ!!!蹴り神といわれしこのおれがぁあああ」
さらに蹴りの嵐が襲いかかる・・・・
ソ「千列冷気蹴りだぁああ!!!」


223 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/10/31 20:27:19
どかかかかかかか・・・・・・・
ア「く・・・・・・・ガードが効かない・・・」
ソ「さらにアッパーだ!!!」
どかぁあああああ!!!!
ア「ぐおああああ!!!」
もろにアッパーを受けて俺は吹き飛んだ。
落下点に奴が首狩りを構える・・・
ア「まずい・・・・・ん・・・まてよ・・・1か8かやってみるか・・・」
俺は落下すれすれに落ちていく・・・・
ソ「波動首狩り!!!」
ア「(今だ!!)てめーの顔面が見えたぜ・・・終わりだ・・・・」
ソ「!?!!!!!!」
 ばきぃいいいいいいいいいい!!!!!!!!!ぐしゃっ!!!!
俺達はたがいに倒れた。
街の人たちがざわめく・・・
オ「・・・・まさか・・・落下すれすれでカウンターパンチをフルパワーでうちこんだというのか・・・なんつーやつだ・・・」
ア「・・・・へへ・・・そのとおりさ・・・・」
俺は頭から鮮血を流しながら立ち上がった。
オ「・・・・ソルフィオがやられただと・・・」
ア「次はテメーだ・・・オルクス・・・・」
とその横でぐああああああと声が聞こえた。
どさっ・・・・
セ「波動首縛り・・・まんまと引っ掛かったね。」
横には涼しい顔のセイガ。
ア「お前まさか四天王2人一気に殺っちまったのか・・・」
セ「まだ息はあるよ・・・僕はバリアー、ハンマー、縛りと変形できるんだし格闘戦相手にはさほど苦じゃないよ」
ア「でも戦いが怖いんじゃなかったのかお前・・・それに憎しみの波動の前でどうやって・・・」
セ「いったでしょ・・・ぼくだって闘いたい時があるって。それにアイラ並みに僕は強いってね」
ア「そうだな・・・よくやった。無理するな・・・」
うんとうなづきセイガは倒れた。
ア「波動首縛りを使ったんだ・・・限界か・・・」
後編に移る




224 名前:―151―13年後―潮時―:10/10/31 23:16:09
サトシの自滅誘導作戦は見事に成功し、サトシのポケモン達は手負いになりながらも
ついに20匹を切るまでに相手側を追い詰めた。
サトシ「(潮時だ!?)各自カウンターシールド!?
    ガブリアス、流星群!?」
サトシの指示を聞きガブリアス以外のポケモンは一斉にカウンターシールドの準備に入った。
ガブリアス「ガバァァァァ!!?」
飛び上がり流星群を撃とうとしたガブリアス・・・
しかし、その時ついにJが動きだした。

J「ボーマンダ、竜の波動!?」
ボーマンダ「ダァ―――!!?」
ドーン!!?
ガブリアス「ガバァァ・・・・!!?」
サトシ「ガブリアス!!?」
竜の波動はガブリアスに命中し、地面に叩きつけられた
ガブリアスはかろうじて立ちあがった。
振り向いたサトシは驚愕した。
サトシ「お、お前は・・・J!?死んだんじゃなかったのか!?」
”夢じゃないのか?”そう疑うような光景・・・
呆然とすべき光景は次の瞬間、呆然とする事も出来ぬピンチに変わろうとしていた。
J「久しぶりだな小僧・・・いや、チャンピオン
 ほら、これはプレゼントだ。」
ピシュ!?
腕の機械から出てきた光線はガブリアスに命中し、ガブリアスは石と化した。
サトシ「ガブリアス!?」
急いでガブリアスに駆け寄ろうとするサトシをあざ笑い、すがすがしそうにJは皮肉った。
J「チャンピオンのポケモンともなれば相当な金で売れるだろうなぁ!!?
 ・・・ハハハハハ!!?」
サトシ「J!?お前!!?」
石になった自分のポケモンに触れて怒りが満ちた。
サトシ「ガブリアス・・・。」

225 名前:―152―13年後―疲弊―:10/10/31 23:42:19
サトシ「(残ったポケモンとトレーナー達が攻撃してこない・・・Jが来たからか?)」
”冷静に。”そう自分に言い聞かせ冷静さを取り戻したサトシはまわりを改めて見直した。
ピカチュウ「ピカ・・ピ・・ピィ・。」
ポッチャマ「ポ・ポ・・・チャ・・。」
サトシ「くっ・・・!?」
100匹を超えるポケモン達を相手に戦い肩で息をする疲弊しきったサトシのポケモン達、
思わずサトシはリモコンに手を伸ばした。
サトシ「(分が悪い・・・やはり新しいポケモンを出すか・・・。)」
しかし、Jはリモコンを出すしぐさを見逃さず人質で脅しをかけた。
J「ポケモンは出すな、さもなくば人質のミミロルがサメハダ―の餌になるぞ。」
ピカチュウ「ピカ!?」
サトシ「何ぃ!?」
J「まあ、今出ているポケモン達を全員石にした後そのトランクの中の他のポケモンも
 お前の前で全員石にするのだしな・・・フフフフフ。」
ポケモンを全部持ってこさせサトシの前で全員石にする・・・
それがポケモンを愛するサトシへの最大の復讐になるとJは考えた。
サトシ「(くっ!?・・・最悪の事態だ・・・!?)」
ピカチュウ「ピカァ・・・!?」
ポッチャマ「ポチァ・・・!?」

J「お前の目の前でお前のポケモン全てを石にしてやる。」
サトシ「!?」
ピカチュウ「!?」
ポッチャマ「!?」


226 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/10/31 23:58:33
「今、ピカピカにしてあげるね!」
アイはピカチュウにお湯を流しながら身体を洗った。
「どう、気持ちいい、ピカチュウ・・」
「ピカチュウ!」
ピカチュウは気持ち良さそうにしていた。

その頃、温泉に入っているソラ達は少しはしゃいでいた。
「それ!」
ソラはミライとユリにお湯をかけた。
「もう、お姉ちゃん、止めてよ!」
「ベイ!」
「それ!」
ソラはさらにミライ達にお湯をかけた。
「こら!・・ソラ、止めなさい!」
アイはソラの悪戯を注意した。
「ごめなさい・・」
ソラは直ぐに謝った。
「温泉ではしゃぐのは分かるけど・・悪戯は程ほどね!」
「うん・・」

「ねえ、言ったでしょ!・・心配ないて!」
ヒカリとノゾミは更衣室からアイ達を見ていた。
「そうだったね・・あの子達はもう子供じゃないね・・」

227 名前:―153―13年後―振り子―:10/11/01 00:00:13
サトシ達が危機に陥っていた頃―――

ヒカリ「(サトシ・・・大丈夫かな。)」
コワード「ホホホホホ・・・。」
ヒカリ「(気持ち悪い笑い方・・・。)」
コワード「おい!?そこの女!!?」
ヒカリ「(妊娠している事がわかったら呼び方変わったわね。)」
コワード「お前あやつられろ。」
ヒカリ「はぁ?」
突然の意味不明の言葉、コワードは腹の立つ顔でスリ―パ―を繰り出した。
スリ―パ―「スリー。」

コワード「フフフ・・・お前達ここで殺してやる・・・!?」
狂気に満ちた顔のその男にヒカリは自分を貫き通す事を意思表示した。
ヒカリ「私はサトシを信じてる・・・だから必ず助けに来てくれる。」
ただただヒカリはサトシを信じ続けた。
コワード「二度とそんな口を開かせないように黙らせろスリ―パ―。」
スリ―パ―「スリィ――――。」

揺れる振り子はヒカリの意識を奪っていった。

228 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/01 00:12:01
>>216
サトシの奇襲が決まって、どやーと思いきや奴らは捨て駒ですか!
J汚い、さすがに汚い
ポケモントランクも人質がとられてるから使えないし
エース級は疲労してるし本当にどうしたらいいのか…

>>217
休息タイム、いいですね
ピカチュウかわいい

229 名前:―154―13年後―次のターゲット―:10/11/01 00:28:05
J「次のターゲットはそこのピカチュウだ。」
サトシ「何!?」
ピカチュウ「ピカァ!?」
ポッチャマ「ポチャ!?」
このままじゃ全滅・・・必死に考えを思いつこうとサトシだったが考えは浮かばない。
J「お前達と100匹を超えるポケモンがつぶし合ってる頃、
 私は上からお前達が疲れ果てるのを待っていた・・・のんびり眺めながらな。」
サトシ「(俺の直感は正しかった・・・。)」
ピカチュウ「ピカァ!?」
J「ついでにいい事を教えてやろう用意したポケモンの数は300近く、そこの壁の向こうにまだいるんだ
 元からお前達に勝ち目などなかったんだよ・・・ハハハハハ!!?」
サトシ「(考えが甘かったか・・・。)ヒカリはどこだ!?」
ポッチャマ「ポチャァ!?」
J「この先の階段を上がった先を右に曲がった所にある部屋にいる
 ミミロルはこの先の階段を左に曲がった部屋だ
 だが無駄だ、お前らはここで石になる運命なのだからな!?
 ・・・フハハハハハハ!!?」
13年間溜まった積年の恨みを込めJはサトシ達をあざ笑った。

J「さあ、一匹一匹・・・トレーナーの前で石にしていってやる。」

サトシ「(くそっ・・・くそっ――!!?)」
人質の安全を考える手は出せない、どうする事も出来ない状況。
J「さあ、フィニッシュだ。」
右腕の機械をかかげ、ニヤリと笑ったJは狙いをピカチュウに定めた。

230 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/01 00:35:14
>>220
戦いの中で成長するところが熱い…!
全快しないままの連戦で緊張感があります
まさかセイガの方が早く片付けるとは…

231 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/01 00:41:24
>>229
ごくり…

232 名前:―155―13年後―因縁―:10/11/01 00:46:49
ピシュ―――
腕から出た光線はピカチュウを目がけて一直線に放たれた。
サトシ「ピカチュウ―――!!?」
ポッチャマ「ポチャァ―――!!?」

???「トリトドン、ストーンエッジ!?」
トリトドン「ドゥ――!!?」
ストーンエッジはJの光線を相殺した。
J「何!?」
シロナ「お久しぶりね、ポケモンハンターJ。」
ガブリアスに乗りシロナはあらわれた。
サトシ「シロナさん!?」
ピカチュウ「ピカァ!?」
ポッチャマ「ポチャァ!?」
シロナ「ギリギリ間に合ったみたいね、私がお相手するわJ!?」
ガブリアス「ガブァァァ!?」
ボーマンダ「マンダァァァ!?」
長い間の因縁からシロナのガブリアスとJのボーマンダは睨み合い威嚇し始めた。
J「おもしろいここで長き因縁に終止符を打ってやる、だがこいつらを放っておく訳にもいかん
 出てこい!?ポケモン、トレーナー達!!?」
Jが合図すると今まで閉ざされていた穴が開き、穴から大量の
ポケモンやトレーナー達が次々と表れ始めた。
サトシ「何だこの数は!?どんどん増えていく・・・!?」
ピカチュウ「ピ・・!?」
ポッチャマ「ポチャ・・・!?」
J「お前達、私がシロナを倒すまでこいつら相手していろ。」
「ガァ――――!!?」
「ドォァ――――!!?」
「グオァ――――!!?」

233 名前:―156―13年後―仲間―:10/11/01 01:16:27
凄まじい数のポケモン達のポケモン達・・・
どのポケモンの鳴き声なのか、大量の声の識別すらつけ難いJの命令への返事が響きわたる。
しかしピンチに仏、今度は仲間も力を貸す。

???「俺らを忘れるなよ。」
??「大丈夫かい、サトシ。」
???「ギリギリ間に合ったか。」
聞き覚えのある声・・・振り向くとそこには頼もしい仲間達の顔があった。
サトシ「ジュン、リラ、シンジ!?」
ピカチュウ「ピカチュ!?」
ポッチャマ「ポチャァ!?」
シンジ「俺達に任せて先に行け。」
ジュン「こんな奴ら、この(臨時)バトルピラミッドキング様に任せとけば楽勝だぜ!?」
リラ「ヒカリさんを・・・早く!?」
以前、リラからの相談でリーグに要請したジンダイの代理はジュンだった。

J「チッ!?邪魔な真似を・・・!!?」
段々狂い始めた自分の計画にJはいらだちを隠せない。

サトシ「皆・・・ありがとう!?」

頼もしい仲間達に背中を押され、
ヒカリとミミロルの元へとサトシとピカチュウとポッチャマは再び進み始めた。

NEXT---サトシ、ヒカリと対面・・・しかし様子が・・・。

これから少し投稿頓度がいきなり週一になったりするかもしれません
ただ投稿できるときはガンガン行きますので^^;
変な所もありますが最後まで一応投稿しますのでよろしくお願いします。

234 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/01 09:42:21
シロナ!!その他の皆もいいタイミングで…!

投稿頻度について了解です
先はとても気になりますが、無理の無い頻度で更新して頂ければと思います

235 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/11/01 23:58:52
アイ達は温泉から上がり更衣室に入るとそこには
ア「ママ!」
ヒ「アイ、お疲れ様、アカリとメグは私が拭くわ・・」
ア「ありがとう、ママ!」
アイピ「ピカチュウ!」
アイとノンはヒカリとノゾミにアカリとメグ、リンを渡した。

その後、アイ達は部屋に戻った。
サトピ「ピカチュウ!」
ピカチュウはサトシに近づいた。
サ「お!・・綺麗になったなピカチュウ!」
サトピ「ピカチュウ!」
ソ「お姉ちゃんが頑張ってピカチュウの身体を洗ったんだよ!」
ソラミ「ミミロ!」
ソラはサトシにアイが頑張ってピカチュウの身体を洗った事を話した。
サ「そうか・・ありがとう、アイ・・」
サトピ「ピカチュウ!」
サトシとピカチュウはアイにお礼を言った。

その夜、セイ達が眠りに着いた頃、サトシ達はラウンジで昔話を話していた。
ハ「それでね、サトシがいきなりキモリにモンスターボールを投げたのよ!」
ハルカはサトシと旅をしていた頃の話をしていた。
ノゾ「へえ・・サトシがそんな事を・・」
ヒ「サトシらしいね!」
ハ「でしょ!・・その時のサトシは子供だったわ!」
サ「やめてくれよ、ハルカ!」
サトシは恥かしくなりハルカを止めようとした。
するとスズナは
ス「ねえ、ヒカリちゃん!・・サトシ君以外に好意を寄せていた男が居た
て本当?」
スズナの問いにヒカリは
ヒ「はい・・確かに居ました・・」
タ「ケンゴがヒカリに告白してサトシに勝負を申し込んだ事もあったな・・」
するとハルカが
ハ「ねえねえ、その話を聞かせてよ!・・ヒカリ!」
ヒ「ええ、構わないわ・・」

236 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/02 01:22:34
なんか緊張するな

237 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/11/03 01:22:55
サ「あれは11年前・・ヒカリのグランドフェスティバルが終わって
スズラン島に向おうとした船場にケンゴが居たんだ・・」
ノ「へえ・・グランドフェスティバル後にサトシ達は会ってたんだ・・」
ヒ「ええ、あの時は驚いたわ・・」
タ「だけど、ケンゴはヒカリに旅を一緒にしないかと誘ったんだ・・」
ハ「うわ!・・大胆!」
ヒ「だけど、私はその時、ケンゴに結婚の話を話せなかったの・・」
ノ「え!?・・言わなかったの!?」
タ「いや、どちらかと言えばケンゴが強引に言って来ただけだ・・」
ス「要するにヒカリちゃんが答えるまもなく押しかけてきた、という
ことね・・」
ヒ「はい・・」
ハ「それでそれで、どうなったの?」
ハルカはさらにヒカリに問うとヒカリは
ヒ「それで、私はサトシに話したわ・・」
サ「それで、俺はヒカリと一緒にケンゴにシンオウリーグが終わった後に
結婚する事を話したんだ・・」
タ「その時のケンゴはひどく驚いていたな・・それでケンゴはサトシに
バトルを申し込んだんだ・・」
ハ「何で、そこでバトルなの?」
サ「ケンゴは俺とバトルする事でヒカリと結婚相手にふさわしいか試し
たかったんだ・・」
ハ「それでどうなったの?」
サ「それは・・」

238 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/11/04 00:17:34
11年前、ケンゴはサトシがヒカリの結婚相手に相応しいかを確かめるた
めにサトシに勝負をする事になった。
ケ「サトシ、このバトルでヒカリとの結婚相手に相応しいか確かめさせ
てもらう!」
サ「ああ、お前に勝って認めさせてやるぜ!」
ケンゴとサトシはモンスターボールを取り出した。
ケ「頼むよ、エンペルト!」
「エンペ!」
サ「頼むぞ、ブイゼル!」
「ブイブイ!」
ヒ「え!?・・ブイゼル!?」
「ポチャ!?」
ヒカリはサトシがブイゼルを出した事に驚いた。
サ「俺とヒカリが育てたブイゼルでケンゴに勝ちたいんだ・・」
ヒ「サトシ・・」
ヒカリがサトシを見つめているのをケンゴは複雑な思いであった。
ケ(ヒカリ・・)
ケンゴは直ぐに気持ちを切り替えた。
タ「それじゃ、俺が審判をやろう・・」
サ「ああ、頼む・・」
タケシはフィールドの真ん中に立った。
タ「始め!」
サ「ブイゼル!・・水鉄砲!」
「ブイ!」
ケ「エンペルト、ハイドロポンプ!」
「エンペ!」
ブイゼルの水鉄砲とエンペルトのハイドロポンプがぶつかった、だが、エンペ
ルトのハイドロポンプのパワーでブイゼルの水鉄砲を押してブイゼルに
ヒットした。

239 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/11/04 00:18:01
サ「ブイゼル!」
ケ「今だ、メタルクロー!」
「エンペ!」
エンペルトはブイゼルに接近してメタルクローを放とうとした。
サ「冷凍パンチだ!」
「ブイ!」
ブイゼルは両腕に冷気の力を高めエンペルトのメタルクローを受け止めた。
ケ「何!?」
サ「今だ、エンペルトの足元に冷凍パンチ!」
「ブーイ!」
ブイゼルの冷凍パンチはエンペルトの足元にヒットしてエンペルトの足が
凍ってしまった。
サ「今だ、ブイゼル、水の波動!」
ブイゼルは動けなくなったエンペルトに向って放った。
ケ「エンペルト、氷を砕くんだ!」
エンペルトは足の氷を砕き水の波動を打ち返した。
「ブイ!?」
ブイゼルは避ける事が出来ずにそのまま受けてしまった。
サ「ブイゼル!?」
ブイゼルは何とか立ち上がったが立っているのがやっとであった。
ケ「悪いけど、止めを刺させてもらう!・・ハイドロカノン!」
エンペルトはハイドロカノンをブイゼルに向って放った。
サ「ブイゼル!!」
ハイドロカノンがブイゼルに当たる、その時、ブイゼルの身体が光りだした。
ケ「これは!?」
タ「進化だ!」
サ・ヒ「「ブイゼル!?」」

240 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/04 08:42:16
未知の展開だ!
勝てるかも…?

241 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/04 23:53:56
なんでケンゴ上から目線なんだよww

242 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/11/05 00:28:00
ブイゼルはエンペルトのハイドロカノンの水を身体に包みながら進
化が始まりブイゼルはフローゼルに進化した。
「フロ!」
サ「ブイゼルが・・」
ヒ「フローゼルに進化した!」
「ピカチュウ!」
「ポチャ!」
ケンゴは突然の進化に驚いていた。
ケ「まさか・・このタイミングで進化だなんて・・」
サ「行くぞ、フローゼル!・・水の波動!」
「フーロ!」
フローゼルは水の波動を放った。
ケ「エンペルト、打ち返すんだ!」
エンペルトは水の波動を打ち返そうとしたが水の波動がエンペルトの
目の前で爆発した。
ケ「何!?」
サ「今だ、連続で冷凍パンチ!!」
「フロ!」
フローゼルは一気にエンペルトの懐に入り連続で冷凍パンチをエンペルト
に当てた。
「エン・・ペ・・」
エンペルトは連続の冷凍パンチに必至に耐えていた。
ケ「メタルクローで追い払うんだ!」
「エンペ!」
エンペルトはフローゼルにメタルクローを放つとフローゼルは距離を
取ってかわした。
「フロ!」
フローゼルは拳にパワーを溜めていた。
ヒ「あれは!?」
サ「まさか、気合パンチか!」
「フロ!」
ケ「エンペルト、一気に決めるぞ、ハイドロカノン!」
エンペルトは最大パワーでハイドロカノンを放った。
サ「フローゼル、最大パワーでアクアジェット!」
フローゼルは拳にパワーを溜めながらアクアジェットでハイドロカノン
に向っていた。
そして、ハイドロカノンとアクアジェットがぶつかりあった。
サ「負けるな、フローゼル!!・・気合パンチ!!」
「フロ!!」

243 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/11/05 00:33:37
フローゼルはアクアジェットのスピードを利用して気合パンチのパワ
ーを上げてハイドロカノンを打ち破りエンペルトに直撃させた。
ケ「エンペルト!?」
「エ、エンペ〜」
エンペルトは地面に倒れていた。
タ「エンペルト、戦闘不能、フローゼルの勝ち、よって勝者、サトシ!」
サ「やった!!」
サトシは今までに無く喜んでいた。
サ「良く頑張ったぞ、フローゼル!」
「ピカチュウ!」
「フロ!」
するとヒカリがサトシとフローゼルに近づいてきた。
ヒ「お疲れ様、サトシ・・フローゼル・・」
「ポチャ!」
ヒカリはサトシとフローゼルに向って笑顔で微笑んだ。
ケ「・・・」
ケンゴは無言でヒカリを見つめていた。
タ「ケンゴ・・もうこれで気持ちは晴れたか?」
ケ「ああ・・ヒカリを幸せ出来るのはサトシだけだと感じたよ・・」
するとサトシがケンゴに近づいてきた。
サ「ケンゴ・・」
ケ「サトシ・・ヒカリを幸せにしろよ・・」
サ「ああ、絶対、ヒカリを幸せにする!」
すると今度はヒカリがケンゴに近づいてきた。
ケ「ヒカリ・・幸せになれよ・・」
ヒ「ありがとう、ケンゴ・・」

ノ「へぇ〜・・そんな事があったんだ・・」
ハ「サトシ、カッコイイ!」
ス「それでその彼は今はどうなっているの?」
ヒ「あれ以降、会っていないので分かりません・・」
サ「ケンゴならきっと夢に向って頑張っていると思うよ・・」

その頃、ホウエン地方のミナモシティ
ケ「ウララ!・・今日こそ勝つからな!」
ウ「フン!・・あんたなんか、私の足元に及ばないくせに、強がり言っちゃ
て・・」
ケンゴとウララは一緒にコンテストの旅をしていた。
ケ(見ていてくれ、ヒカリ・・僕は必ず君を超えて、トップコーディネーター
になるよ!)

244 名前:小さき種達 サトシとヒカリの物語:10/11/05 22:08:06
その後、サトシ達はそれぞれ部屋に戻り、眠りについた。

次の日
ヒ「皆、朝よ・・起きなさい!」
ヒカリは眠っているサトシ達を起こし始めた。
セ「おはよう、ママ・・」
セイポ「ポ〜チャ・・」
セイ達は眠たそうな顔でおきた。
ミ「パパ、朝だよ・・」
ミライは隣に寝ているサトシを起こそうとしたが、起きなかった。
ヒ「ミライ、ちょっと離れて・・」
ヒカリはミライをベットから離れさせた。
ヒ「ピカチュウ、いつものあれ!・・頼むわね!」
サトピ「ピカチュウ!」
ピカチュウはサトシの頭に尻尾を乗せると10万ボルトを放った。
サ「痺れ痺れ!!」
サトシはベットから落ちてしまった。
ヒ「おはよう、サトシ!」
ヒカリはサトシに笑顔を見せた。
サ「ヒカリ・・この起こし方はやめてくれよ・・」
ヒ「何、言っているのよ、起こしてあげたのに起きないほうが悪い
わよ!」
サ「ごめん、次からはちゃんと起きるよ・・」
ヒ「分かればよろしい!」

245 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/05 22:19:17
勝利万歳〜
こうなると話がすっきりして心臓にも優しいです
ケンウラは新しい

246 名前:―157―13年後―信頼―:10/11/06 00:04:12
やがて長く続く階段を登っていると別れ道に差し掛かった。

サトシ「Jは右の道にヒカリ、左の道にミミロルがいるって言ってたよな。」
ピカチュウ「ピカピ、ピカチュウ!?」
いち早くミミロルを助けたくピカチュウは左へと行きたがった。
ポッチャマ「ポチャァ。」
ピカチュウ「ピカチュ!?」
サトシ「さっきの戦いのダメージはないのか?」
ピカチュウ「ピカチュウ!?」
ミミロルの元へと行きたい一心でピカチュウは自分は元気だとアピールをした。
サトシ「(止めても無駄か・・・。)わかった、気をつけるんだぞ。」
ピカチュウ「ピカ!?」
サトシ「ミミロルを助けたら追いかけてくるんだぞ
    さあ、ポッチャマ行こう。」
ポッチャマ「ポチャ!?」
ピカチュウ「ピカチュウ!?」
ここで疲労したピカチュウを一匹にしたのはサトシがピカチュウをそれほど信頼している証であり、
ピカチュウが無事に自分達を追いかけて来れるとサトシは信じ疑ってはいなかった。

サトシとポッチャマが右へ曲がり進むとドアがあり
そのまま2人はドアを開け中へと飛び込んだ。

バタン!?
サトシ「ヒカリ!?」
ポッチャマ「ポチャチャ!?」

ヒカリ「・・・・・・・・・。」
コワード「ウヒヒヒヒ・・・・。」

サトシ「ヒカリ?」
ポッチャマ「ポチャァ?」

ヒカリ「・・・・・・・・・。」
ドアを開けるとそこには黙ったまま、どこを見ているのかわからない視線で
あきらかに意識のないヒカリと薄気味悪い笑みを浮かべた諸悪の根源の姿だった。

247 名前:―158―13年後―洗脳―:10/11/06 00:35:04
あきらかに様子がおかしいヒカリの事をサトシはコワードに問い詰めた。
サトシ「コワード!?ヒカリに何をした!?」
ポッチャマ「ポッチャ!?」
コワード「ホホホホホ・・・なーに・・・こういう事さ!?」

パチン!?
コワードが指を鳴らすとスリ―パ―はその合図から
自身の垂らす振り子を動かした
その振り子の揺れはサトシとポッチャマに大きな焦りと動揺をもたらした。
サトシ「!?」
ポッチャマ「!?」
振り子のふれたのと同時にヒカリは自身の首にナイフを切りつけた。
コワード「後数センチずらせば・・・・お陀仏だよハハハッ!?」
嫌みたらしくコワードはサトシとポッチャマに言葉を笑いながら吐いた。
サトシ「(催眠術による洗脳か・・・!?)やめろぉ―――!!?」
ポッチャマ「ポチャチャ―――!!?」
コワード「キャハハハハハ!!?吠えるがいいさぁ!?
     僕ちんを侮辱した罰だ!!?」
スリ―パ―「スリースリスリ。」
いかにも卑怯そうな顔が二つ並びサトシとポッチャマをあざ笑う
しかし、そんな光景よりもサトシとポッチャマは
表情のない顔で数センチずれただけで命さえも奪われかねない
ヒカリの姿を見ている方がよっぽど苦痛だった。
サトシ「くっ・・・。」
ポッチャマ「ポ・・・ッ。」
コワード「いいぞいいぞぉ・・・もっと苦しめ!?
     だが・・・もっと苦しんでもらうぞ!?」
サトシ「何!?」
コワード「そのお前のポケモンが全部入ったボックスをよこすんだ。」
サトシ「な・・!?」
ポッチャマ「ポチャ!?」

248 名前:―159―13年後―比べられない重り―:10/11/06 01:03:39
コワード「渡さなきゃ・・・お前の花嫁は首から血を吹きあげて
     あの世へとヨノワールにつれさられちまうぜ――ヒヒヒィ!!?」
サトシ「(こいつ・・・正気か!?)」
チャンピオンになる今まで自分をいつも支えてくれたポケモン達をこんな奴に渡す・・・
そんな事はあってはならない!?
頭の中の天秤はヒカリの命の重さと50匹を超える自分のポケモン達の
これから=人生=命を上下させサトシに判断を下させようとした
しかし・・・

サトシ「(そんな事・・・!?出来る訳がない!?
     比べられる訳がない!?でも・・・そうしないとヒカリが・・!?)
     くそっ―――――!!?」
目の前で刃物を首に突きつけ命を絶つ寸前の自分の花嫁が余計にサトシを追い詰める。
ポッチャマ「ポ―チャァ――!?」
横で自分の愛すべき人の為苦しむサトシにポッチャマは自分の無力さを歯がゆがった。

そんな苦しむサトシとポッチャマにさらに鬼のような難題をコワードは突きつけた。
コワード「キャハハハハハ・・・いいよ、ボックスは後だ。」
サトシ「え?」
コワード「おい!?そこのポッチャマ!?」
ポッチャマ「ポチャァ?」
そっとサトシの方を指差しポッチャマに命令する。
コワード「こいつに向けて、ハイドロポンプだ!?」
ポッチャマ「ポチャァ!?」

サトシ「(とことん俺らを痛めつけるつもりか・・・!?
     ヒカリ・・・・・。)」
突然のコワードの要求に苦悩するポッチャマを横目に
サトシはヒカリの痛々しい姿をもう一度見た
そこでサトシはある異変に気づいた。

サトシ「(ヒカリ・・・!?)」


249 名前:―160―13年後―苦悩と賭け―:10/11/06 01:43:56
ポッチャマ「ポ・・・ポチャァ・・・。」
ヒカリの命がかかっている・・・
しかしおとなしく言う事を聞いてもあいつはヒカリを離す訳がない
そんな事はポッチャマでもわかっていた
それを察した上でサトシはポッチャマに告げた。

サトシ「ポッチャマ・・・言う事を聞いてやるんだ。」
ポッチャマ「ポチャァ?」
自分の言う事をサトシは理解した上で言っている
それは確かだろう
何故サトシはこんなに早い決断でコワードの言う事を聞く気になったのだろうか
”ヒカリが傷つくのが怖い”のだろうか・・・いや、それにしては表情は先ほどより落ち着いている。
ポッチャマ「ポチャ!?ポチャポチャチャ!?」
気になったポッチャマはサトシに訴えた。
サトシ「大丈夫・・・ヒカリはきっと助かる。」
ポッチャマ「ポチャァ?」
サトシ「だから今は奴の言う事を聞くんだ・・・
    な?・・・”大丈夫”だろ?」
ポッチャマの頭の中では
ヒカリの大丈夫はそうじゃない時、サトシの大丈夫は誰かを勇気づける時と言う法則が出来ていた
ポッチャマ「・・・ポチャ。」
サトシが何か考えを持っている事を信じて
一言、ポッチャマは返事をした。

コワード「(馬鹿め・・・僕ちんがこの女をまともに離すとでも思っているのか?
      甘いぞチャンピオン。)」

サトシが気付いたヒカリの異変にコワードも術をかけているスリ―パ―さえも気づいていなかった
ましてサトシもその異変が綻びとなってヒカリを助ける事に繋がるとも思えなかった
しかし、うまくいかなければこの状況をひっくり返す事も出来ない事から
サトシはコワードを利用してその賭けに出ようと考えた
ポッチャマに自分を攻撃させる事・・・それもまた作戦だった。

ヒカリの刃物を持つ手は震えていた・・・その異変をサトシは見逃さなかった
その様子は洗脳されているヒカリのかすかに残る意思をサトシに伝えていた

NEXT---一方ピカチュウとミミロルは・・・。

250 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/06 23:47:36
>>246
ピカチュウ別行動はなるほどと思いました
大丈夫についてのポッチャマの思考も、なるほどと

コワードめ、スリーパーがものすごい怖いぞ
サトシがんばれ!この陰湿な罠を切り抜けてくれ…

251 名前:小さき種達 サプライズ:10/11/07 00:34:06
サトシ達は着替えを済ませホテルのレストランに向う中、ソラ達は
サトシ達に聞こえないように喋っていた。
ソ(いよいよだね!)
マ(うん!・・パパ達が喜ぶと良いな・・)
ミ(きっと、パパ達は喜んでくれるよ!)
ソラ達がこっそり喋っているのにアイが気付いた。
ア「どうしたの、皆でこっそり喋って?」
アイの言葉にソラ達は
ソ・マ・ミ「何でも無いよ!」
サトシ達は首を傾げた。

その後、サトシ達はレストランでノゾミ達と一緒になり食事を済ませた。
すると、ソラ達はサトシ達の前に立った。
ソ・マ・ミ「パパ、ママ・・今日はお兄ちゃんとお姉ちゃんと一緒に
過ごして!」
サ・ヒ・セ・ア「え!?」
サトシ達は突然の事に驚いていた。
サ「どう言う事なんだ?」
マ「だって、パパとママは私達の相手でお兄ちゃんとお姉ちゃんと一緒に
過ごせる時間がなかったじゃない・・」
ソ「だから、この日だけはパパとママはお兄ちゃんとお姉ちゃんと一緒に
過ごしてね!」
ソラミ「ミミロ!」
サトシとヒカリは互いの顔を見てうなずいた。
サ「分かった、ソラ達の言うとおりにセイとアイと過ごすよ!」
セ・ア「本当!?」
ヒ「ええ、今日は4人でお出かけしましょ!」
セ・ア「やった!」
セイとアイは内心ソラ達の言葉が嬉しかった。
セ「ありがとう、ソラ、マイ、ミライ・・」
ア「ソラ達のお陰でパパとママと過ごせるようになって嬉しいわ!」

252 名前:小さき種達 サプライズ:10/11/07 23:03:16
ユリもソラ達と同じでノゾミとノンに一緒過ごすよ、薦めるとノゾミ
とノンもユリの言葉に甘え二人です過ごす事になった。
ヒ「それじゃ、久しぶりに4人で買い物を行きましょ!」
ヒカミ「ミミロ!」
ヒカリを先頭に街に出かけた。

ヒ「う〜わ・・可愛いわ!」
ヒカミ「ミミロ!」
ヒカリとミミロルはショーウインドウに飾ってあるドレスに見惚れていた。
サ「相変わらずドレスに夢中だな・・」
サトピ「ピカ・・」
ヒカポ「ポチャ・・」
するとアイは店の中にある物を見つけた。
ア「見て、ママ!」
アイが指差した方を見るとそこにはポケモン用のドレスがあった。
ヒ「ねえ、入ってみましょ!」
ア「うん!」
ヒカリとアイは店の中に入りサトシとセイも慌てて店の中に入った。

ア「ママ!・・これなんか、ピカチュウに似合うかな?」
アイはドレスを着させたピカチュウをヒカリに見せた。
ヒ「凄く可愛いわよ、ピカチュウ!」
アイピ「ピカチュウ!」
ピカチュウは嬉しそうにしていた。
ヒ「アイ、これ何か、シェイミに着せたら似合うわよ!」
ヒカリはシェイミに似合いそうな服を見せた。
ア「この服凄く可愛いわ!・・そう思うでしょ、シェイミ?」
アイシェ(凄く可愛いでしゅ!・・ミーは着てみたいでしゅ!)
ア「じゃあ・・」
アイはシェイミに服を着させた。
ア「凄く似合っているよ!・・シェイミ!」
アイシェ(そうでしゅか?)
シェイミは少し照れくさそうにしていた。
サ「これはかなり時間が掛かりそうだな・・」
サトピ「ピカチュウ・・」
ヒカポ「ポチャ・・」

253 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/08 00:36:39
なんという良い子達だ

254 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/08 02:24:20
全部 神 物語キターーーーーーーーーーーーーーー

255 名前:―161―13年後―ミミロル、ナンパされる―:10/11/08 22:38:28
所変わってピカチュウは・・・
ピカチュウ「(ミミロル無事かな・・・。)」
今、ミミロルがどのような状況に侵されているのかもしらないまま
ピカチュウは階段を登り続けた
その頃ミミロルはようやく目を覚ました。
ミミロル「ん・・・ここは・・・どこ?」
????「ヘイ!?そこのミミロルー俺らでサーフィンしなーい?」
ミミロル「は?」
下から聞こえるナンパの声、縛られた自分、訳もわからずミミロルは下を見た。
ミミロル「え―――っ・・!?
     私・・一体・・・?」
下を見ると鉄の柱に縛られた自分の下をぐるぐるとまわるサメハダ―が5匹
その中の一匹はミミロルをナンパしてきた。
サメハダ―A「おっ?目覚めたかい?
      そこのミミロルー俺に乗ってはるか海のかなたにサーフィンしに行かないかーい?」
サメハダ―B「おいおい・・ミミロルナンパしてどうするんだよ・・・。」
サメハダ―C「俺らとは卵グループ違うだろ。」
サメハダ―D「てかこいつウエディングドレスを着てるじゃん。」
サメハダ―B「もう相手いるんじゃねー?」
サメハダ―E「諦めろよ。」
サメハダ―A「(ショボ―――ン)」
見た目は怖いが中身は怖くないサメハダ―のようである
自分が何故ここに縛られているのかを聞いてみる事にした。
ミミロル「ねー、何で私ここに縛られてるの?」
サメハダ―C「俺らは知らないな。」
サメハダ―D「俺らも人間達に海で捕獲されて売りさばかれて
      ここの水槽に入れられたんだ。」
ミミロル「売りさばかれてって・・・酷い・・・。」
サメハダ―E「お前さんがどうしてここに縛られたのか
      俺達が聞きたいくらいさ。」
ただ縛られているだけでは暇なのでピカチュウが助けに来てくれるのを待つ間
ミミロルはここで目が覚める事を説明した。

256 名前:小さき種達 サプライズ:10/11/08 23:02:32
ヒ「ミミロル、凄く可愛いよ!」
ヒカミ「ミミロ!」
ミミロルはヒカリが選んだ服を着て喜んだ。
するとサトシがヒカリに近づいてきた。
サ「ヒカリ、ミミロル達の服を選ぶのも良いけど、そろそろ、次の店
に行こうぜ・・」
ヒ「あ、ごめんなさい、つい夢中になっちゃったわ!」
ヒカミ「ミミロ!」
ヒカリとアイはミミロル達の服をレジで支払い店を出ていた。

ヒ「さあ、次はどんなお店が良いかな?」
ヒカリは歩きながら店を見ていると頭の上に乗っているシェイミが何
かを見つけた。
ヒカシェ(ヒカリ!・・あそこにぬいぐるみが置いているでしゅ!)
ヒ「え、本当!」
ヒカリはシェイミが指した方を見るとポケモンのぬいぐるみがおいてある
店を見つけた。
ア「お兄ちゃん、行って見ましょ!」
セ「ああ!」
セイとアイはその店に行くとサトシとヒカリも後を追いかけた。
ア「凄い、本物そっくりだわ!」
アイピ「ピカチュウ!」
そこには本物そっくりなポケモンのぬいぐるみが並んでいた。
セ「お、これはベイリーフのぬいぐるみだな!」
セイポ「ポチャ!」
セイが手にしたぬいぐるみは小さいながらもベイリーフそっくりであった。
サ「本当だな、ベイリーフにそっくりだ!」
ヒ「あ、これ見て、ホウオウのぬいぐるみまであるよ!」
ヒカリが手にしたぬいぐるみはベイリーフのぬいぐるみと同じで小さいなが
らもホウオウにそっくりだった。
サ「ホウオウのぬいぐるみか・・初めて見たな・・」
サトピ「ピカ・・」
ヒカポ「ポチャ・・」
するとヒカリが
ヒ「ねえ、このぬいぐるみ、ミライにプレゼントしたらどうかな?」
サ「ああ、きっとミライは大喜びするだろうな・・」
ヒ「決まりね!」
ヒカリはホウオウのぬいぐるみをミライにプレゼントするため買うこと
を決めた。

257 名前:―162―13年後―サメハダー、人情派―:10/11/08 23:10:00
サメハダ―A「な、なんて酷い奴らだ・・!?」
サメハダ―B「さっき俺らに”えさがなくなったらこいつを食べるんだぞ”とか
       言ってたスリ―パ―に似た奴・・・あいつがおそらく拉致したんだな!?」
サメハダ―A「なんて酷い奴だ・・・こんな美しいミミロルを・・・!?」
女の子は自分がキレイと言われるととてつもなく嬉しいものである
目に涙を浮かべコワードを酷い奴呼ばわりし、自分をほめるサメハダ―にミミロルは好印象を抱いた。
ミミロル「(本当に悪い奴じゃないのね・・・。)」
言葉と顔のおっかなさ(ミミロル曰く失礼。)が似合わないと思いながらもミミロルは見ていた。
サメハダ―E「早く王子様が来てここから出られればいいな・・・ぐすっ。」
ピカチュウの事を王子様と説明したミミロル。
ミミロル「うん、あなた達も私が助かれば外の海に返してあげられるだろうけれど・・・
     ピカチュウまだかな・・・。」
噂をすれば何とやら、ピカチュウは無事にミミロルの元へと到着した。
バタン!?
ミミロル「誰!?」
ピカチュウ「ミミロル!?」
サメハダ―D「おお、王子様が到着したみたいだな。」
サメハダ―A「(ショボーン)」
ピカチュウ「今切るよ!?」
ブチッ!?
ピカチュウは尻尾を器用に使いひもを切ってミミロルを引き上げた。
ミミロル「ピカチュ――ウ!?」
引き上げられるとミミロルはピカチュウに抱きついた
やっと対面した花嫁のドレス姿を新郎は美しいとほめたたえた。
ピカチュウ「ミミロル・・・ドレス似合ってるよ・・・。」
ミミロル「ピカチュウ・・・。」
ラブラブな花嫁と新郎をサメハダ―こと観客は弄る。
サメハダ―BCDE「ヒューヒュー!?」
ピカミミ「・・・・・・・・。」
サメハダ―A「(ショボーン)」
照れるピカチュウとミミロル、祝福するサメハダ―達(一匹除く)・・・

そんな幸せに満ちた空間は次の瞬間、ドアの音でぶち壊された。
バンッ!!?

258 名前:―163―13年後―ボロボロ新郎―:10/11/08 23:36:32
ドアの開く音で思わずピカチュウとミミロルは振り向いた。
ピカチュウ「何?」
ミミロル「えっ?」
激しく開かれたドア、そこにはコワードの秘書が立っていた。
ウコン「やっぱりか、様子を見に来てみれば助けられやがって!?」
サコン「残念だがコワード様の命令だ、今度は二匹まとめて縛られてもらう・・・
    ・・・ボロボロの状態でな!?」
ピカチュウ「(戦うしかないか!?)」
さっきの戦闘ですでにボロボロのピカチュウはそれでも戦おうとした。
ウコン「行け、ハッサム!?」
サコン「行け、バンギラス!?」
ハッサム「ハッサー!?」
バンギラス「ギラァァ―!?」
サコン「傷だらけならばチャンピオンのポケモンだろうが恐るるに足りずだ。」
傷だらけの自分を見て”これなら倒せる”と思われているとピカチュウは感じた
実際優勢であると感じている証拠にハッサムとバンギラスが張り切っている
あきらかにこちらの方が不利だと長年サトシと磨いた勝負の勘が言っている

”もう、奥の手を使うしかない・・・。”ピカチュウはチャンピオンの
ポケモンとしてより強くなる為に練習している技を繰り出す決意をした。
ピカチュウ「ミミロル・・・。」
ミミロル「えっ・・?」
ピカチュウ「あれを使うよ。」
ミミロル「えっ!?あれはまだ完成してないし、私やサメハダ―達まで巻き込んで
     シビレビレよ!?」

259 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/08 23:49:14
このSSをもう二年間みてるけど
昔みたいに短編サトヒカみたいな〜
自分も現在創作中です!
なんかリクエストがありましたら是非お題をだして下さい!
気に行った内容であればSSを創作致します!
できれば未来編ではなく旅の途中の三人でお願いします!
長文すいません!



260 名前:―164―13年後―冷凍ビーム―:10/11/09 00:01:19
二匹の会話をサメハダ―は聞いていた。
サメハダ―D「シビレビレってなんだ?」
ミミロル「電気でビリビリになるって言う事よ。」
サメハダ―達「な、な、なんだって―――!!?」
当然である、サメハダ―は水タイプであり電気は大の苦手である。
サメハダ―B「嫌だ嫌だ嫌だ!?電気だけは・・・!!?」
サメハダ―C「電気だけは勘弁だよ!?」
ピカチュウ「ミミロルならサメハダ―達も守れるよね・・・。」
ミミロル「えっ?」
ピカチュウ「あのサメハダ―のいる水槽の穴を冷凍ビームで中から塞ぐんだ・・・
      そうすれば大丈夫なはず。」
疲労しきったピカチュウを見て、ミミロルはこれが万策尽きた末に選んだ方法であると気付いた。
ミミロル「(・・・・うん、わかったわ・・やってみる。)」
ヒョイ・・・
ミミロルは自分が縛られていた鉄の棒でサメハダ―の元へと降り
穴の中から冷凍ビームを繰り出した。
ミミロル「ミミィ―――!!?」
サメハダ―A「大丈夫なのか・・・。」
サメハダ―E「怖すぎる・・・。」
穴の中からは恐怖におびえる声が聞こえていたが
冷凍ビームで穴が氷で塞がれるとその声も途切れた。
サコン「ほう・・花嫁だけ避難か。」
ウコン「男らしいねぇ・・・フフフ。」
バンギラス「ギュァァァ・・・!?」
ハッサム「ハッサァーム!?」

ピカチュウ「ピィ――カァ―――!?」

両者は互い睨みあい、ピカチュウは電気をため始めた。

NEXT---ピカチュウVSハッサム、バンギラス

261 名前:小さき種達 サプライズ:10/11/09 23:17:32
その後、サトシ達はホウオウのぬいぐるみを買うとその店を後にした。
ヒ「ねえ、ソラ達に何か買っていかない?」
サ「ああ、そうだな・・」
するとアイがある店を見つけた。
ア「ねえ、あの店に入ってみよう!」
アイピ「ピカチュウ!」
セ「ああ、行ってみようぜ!」
セイとアイはその店に向っていた。
ヒ「セイとアイは本当に仲がいいわね・・」
サ「ああ、セイとアイを見ていると昔の俺達を思い出すな・・」
サトピ「ピカチュウ!」
ヒカポ「ポッチャ!」
ピカチュウとポッチャマもうなずいた。
ア「ねえ、パパもママ早く来て!」
アイシェ(来てでしゅ!)
サ「ああ、分かった、今行く!」

サトシとヒカリは店の中に入るとそこはアクセサリの店であった。
ヒ「う〜わ、このネックレス綺麗・・」
ヒカミ「ミミロ!」
ヒカリとミミロルは店に並んでいるネックレスに見惚れていた。
ア「ねえ、ママ、これなんかソラとマイに似合うんじゃないかな?」
アイはブレスレットをヒカリに見せた。
ヒ「うん!・・このブレスレットはソラとマイに似合うわ!」
セ「じゃあ、ソラとマイにはこのブレスレットで決まり!」
セイポ「ポッチャマ!」

262 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/10 00:57:11
>>255
いいサメハダー達で助かったぜ〜
強敵にピカチュウのビリビリで対抗できるかやや心配

>>256
ホウオウにはお世話になってるからいいですね

>>259
リクエスト!考えときます

263 名前:―165―13年後―ドーピング―:10/11/10 22:29:36
秘書達は睨んでいる内にピカチュウの異変に気付いた。
バリっバリバリバリッ!?
ウコン「何だ!?」
バンギラス「ガ?」
ハッサム「ッサム!?」
段々とピカチュウは輝き始め”バチバチ”と体から音を発し始めた。
ピカチュウ「ピ・・ピ、カァ・・・・!?」

その頃、氷の中では――
サメハダ―B「で何でいちいちこの中に避難したんだ?」
ミミロル「あの技は強力すぎるのよ・・・でも技なのかな?
     正確に言えばただのドーピングだし。」
サメハダ―C「ドーピング?」
ミミロル「10万ボルトの雷をワザとため込んで一時的に自分の中に
     エレキブルなどが持っている電気エンジンを強制的に作り出すのよ
     普通の電気ポケモンならある程度の電気が貯蓄したら
     放電したり熱になったりするんだけどリーグで鍛えられたピカチュウなら
     その貯蓄した電気を逃す事も貯める事もコントロールできるの、
     しかも普通の電気エンジンはスピードが上がるだけだけど
     ピカチュウのはコントロールが出来るからそれを攻撃用の電撃に上乗せしても
     使える・・・・ってヒカリちゃんが言ってた。」
サメハダ―E「訳わかんないが強くなるからここに入ってきたんだな?」
ミミロル「まあ、そういう事ね・・・でも弱点もあるわ。」
サメハダ―D「弱点?・・ん?」

ドドドドド・・・・!!!?
氷のふたの上から振動が伝わってくる
それはピカチュウがドーピングを使い始めた合図だった。

光輝く電気のオーラを纏ったピカチュウにサコン達は直感的に危険を察知した。
サコン「何なんだ・・・こっちまで静電気が伝わってくるぞ・・・!?」

ピカチュウ「ピ・・・!?(充電・・・完了。)」

次の瞬間、サコン達の視界からピカチュウの姿は消えた。

264 名前:―166―13年後―電光石火―:10/11/10 22:51:15
サコン「えっ?」
バンギラス「ギラッ・・・!?」
まさに光の速さ、電光石火以上のスピードでバンギラスの腹にボルテッカ―が突き刺さり一撃で沈んだ。
バンギラス「ギラッ・・・。」
ドサッ・・・

サコン「バンギラス!?
    ウコン、気をつけろこのピカチュウ並の速さじゃ・・・。」
倒れたバンギラスの方から振り向きウコンに危機を知らせようとしたサコン、
だが時はすでに遅かった。
ウコン「!」
ハッサム「ッ・・・。」
ピカチュウはバンギラスにボルテッカ―をくらわせた後、即座にウコンとハッサムの目の前へと向かい
先ほどの乱戦ですでにピークに達していた疲労からピカチュウは一撃で勝負を付けようとした。
ピカチュウ「ピーカーチュ――ゥ!!!?」
サコン「ぐわぁぁぁぁぁ――!!?」
ウコン「ぐぉぉぉぉ―――!!?」
ハッサム「ハッサァァァァ―!!?」
貯蓄していた電気全てを注ぎ込んだ10万ボルトは部屋全体に伝わり
ドアを突き破り、ミミロルが作った氷の蓋にヒビを入れた。

ピキッ・・・ピキキッ・・・
サメハダ―B「ひぃぃぃぃ!?こんな分厚い壁にひびを入れるってどんな威力だよ!?」
サメハダ―E「だ、ダメだぁぁぁ――!?割れるぅ―!?」
ミミロル「くっ・・・。」

265 名前:小さき種達 サプライズ:10/11/10 22:54:02
ヒカリ達はソラとマイのブレスレットを買ってその店を後にした。
するとサトシとセイのお腹が鳴った。
ア「もう、お兄ちゃん、パパたら・・」
サ・セ「あはは、ごめんごめん!」
ヒカリとアイは思わず笑ってしまった。
ヒ「うふふ、もうお昼だもんね、お腹が空くのも無理ないわ・・」
ヒカシェ(ミーもお腹が空いたでしゅ!)
ヒ「そうね、そろそろ、お昼にしましょ!」
ア「それじゃ、何処のお店が良いかな?」
サトシ達は歩きながら食事をする店を探し始めた。
セ「あの店なんかどう?」
セイが指を挿した方を向くとそこはスパゲッティの店であった。
サ「スパゲッティか・・」
ヒ「久しぶりに食べましょ!」
ヒカリの言葉にサトシは
サ「そうだな・・あの店にしよう!」
サトシ達はスパゲッティのお店に入るとテーブルに座っている良く知る
二人が居た。
ヒ「ノゾミ!?」
ア「ノン!?」
ヒカリとアイの声で振り向いたノゾミとノンは驚いた。
ノゾ「ヒカリ、サトシ!?」
ノ「セイ、アイ!?」

266 名前:―167―13年後―男の約束―:10/11/10 23:23:57
ピキッ・・ピキッッ・・・・・・・。

ギリギリだった、ミミロルの作った氷の壁は無事崩壊を逃れた。
ミミロル「ふぅ・・・・。」
サメハダ―A「やったぁ――!!?」
サメハダ―B「無事だぞぉぉぉ―――!?」
サメハダ―E「やっと海に帰れる――!?」
歓喜するサメハダ―達を横目に上の状況がどうなったのか早く知りたいミミロルは
鉄の柱を利用しスカイアッパーの勢いでひび割れもろくなった氷を叩き割り上へと
上がって行った。

バキッキッバキッ!?ピョン――
上にあがったミミロルの前には、ドアは壊され荒れ果てた部屋と
気絶したコワードの秘書達と倒れているピカチュウの姿だった。
ミミロル「ピカチュウ――!?」
ピカチュウ「ミミ・・ロル・・・。」
すぐに駆けつけピカチュウを抱きしめた。
ミミロル「よかった・・無事で。」
ピカチュウ「そちらこそ・・さ、さあ次はサ・・トシの方へと行かなくっちゃ・・。」
元々の疲労にドーピングの弱点である異常な反動でボロボロの体を引きずり
ピカチュウはドアの方へと向かおうとした。
ミミロル「無茶よ!?」
ピカチュウ「約束し・・たから!?」
ミミロル「えっ?」
ピカチュウ「サトシとポッチャマを追いかけなくっ・・ちゃ。」
ミミロル「ピカチュウ・・・。」
これ以上止めても無駄な事はわかっていた
ミミロルはピカチュウに肩をかしてサトシ達を追いかけようとした。


サメハダー「おーい・・・俺達は―――・・・。」
ミミロルとピカチュウの雰囲気に入り込む事も出来ず
助ける約束をしていたサメハダ―達は置き去りになった。

NEXT---サトシにハイドロポンプ・・・ポッチャマの葛藤

267 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/11 23:31:49
>>263
ピカチュウのドーピング技すごいぞ!
面白いサメハダー達さよなら〜

>>265
スパゲッティーは美味しい

268 名前:小さき種達 サプライズ:10/11/11 23:33:31
ノゾ「まさか、同じ店に食事をするなんて思いもしなかったよ・・」
ノゾニャ「ニャル・・」
ヒ「それはこっちも同じだわ・・」
サトシ達はノゾミとノンが座っていたテーブルで食事をする事になった
ア「ねえ、見て、ノンこのぬいぐるみ!」
アイはミライに渡すホウオウのぬいぐるみを見せた。
ノ「ホウオウのぬいぐるみ!・・可愛いわね!」
ノンニャ「ニャール!」
ア「でしょ!・・ミライにプレゼントしようと思っているのよ!」
アイピ「ピカチュウ!」
ノ「きっと、ミライちゃんは喜んでくれるよ!」
セ「ありがとう、ノン・・」
セイポ「ポチャ!」
そして、スパゲッティが運ばれてきた。
サ「お!・・旨そうだ!」
サトピ「ピカチュウ!」
ヒカポ「ポッチャ!」
ヒ「早速、食べましょ!」
ノゾ「ええ!」
サトシ達はスパゲッティを食べた。
セ「旨い!」
セイポ「ポチャ!」
ノ「こんな美味しいスパゲッティは初めてだわ!」
サトシ達は食事を済ませて一緒に行動する事になった。

269 名前:小さき種達 サプライズ:10/11/12 23:52:04
ヒ「ノゾミ、一緒にお洋服を見ましょ!」
ノゾ「良いわよ、私も新しい洋服が欲しかったんだ・・」
ヒ「それじゃ、決まりね!」
ヒカリ達は服屋に向った。

そして、ヒカリ達は服屋につくとヒカリ達は嬉しそうに服を選んでいた。
ヒ「ノゾミ!・・この服はノゾミに似合うと思うわ!」
ヒカリはノゾミに似合いそうな服をノゾミに見せた。
ノゾ「この服のデザインも良いわね!」
ヒ「でしょ!・・この服を着たらケンジさんもメロメロよ!」
ヒカリは悪戯ぽくノゾミに言うとノゾミは頬が赤くなった。

その頃、アイとノンも服を探していた。
ア「あ!・・このワンピース可愛いわ!」
アイピ「ピカチュウ!」
アイはピンクのワンピースに夢中であった。
ノ「アイ、このフリルのワンピースも可愛いわよ!」
ノンニャ「ニャール!」
ノンはフリルのワンピースを着てアイに見せた。
ア「ノン、凄く可愛いわよ!」
アイシェ(凄くかわいいでしゅ!)
ア「そうだ、お兄ちゃんに見せてあげよう!」
ノ「え!?」
アイの突然の言葉に頬を赤くした。
ア「お兄ちゃん!・・ちょっと来て!」
アイは遠くに居るセイを呼んだ。
セ「どうしたんだ、アイ?」
ア「ほら、見て!」
アイはセイにノンを見せるとセイは
セ「ノン・・その服凄く似合ってるぜ!」
ノ「あ、ありがとう・・」
ノンは顔を真っ赤になった。

それを遠くから見ていたヒカリとノゾミは
ヒ「ノンちゃん・・セイと大分進展があったみたいね・・」
ノゾ「ええ、セイ君ならノンを任せられるわ!」
ヒカリとノゾミはセイとノンの未来の話に熱が入ってしまった。

270 名前:―168―13年後―葛藤―:10/11/13 22:24:29
ピカチュウの10万ボルトの振動はサトシ達の元のも伝わっていた。
ゴゴゴゴゴ・・・!!?
コワード「な・・何だ?」
ポッチャマ「ポ?」
サトシ「・・・・?」
コワード「まあいい・・・さあポッチャマ、糞チャンピオンにハイドロポンプだ。」

ポッチャマ「ポ・・ポチャァ・・・!?」
悔しかった、黙ってこんな奴の命令に従う事が・・・
ポッチャマは非常にプライドが高いポケモンであり
ヒカリも旅立ちの日にポケモンフーズをあげるだけにも関わらず認められるまで手間取った程である
まして命令はサトシを傷つける事、つらい事極まりない。

一方、サトシはポッチャマが葛藤している間にも
先ほどから表れたヒカリの異変を観察していた。
サトシ「・・・・・・・・。」
ヒカリ「・・・・・・・・。」

サトシ「(ヒカリ・・・・。)」
何故ヒカリのナイフを持つ腕が震えているのか、震えは先ほどよりも酷くなっている
その疑問の答えはこの後サトシの考えが当たる形で明らかになる。

ポッチャマ「ポ――ッ!!?」
やがてポッチャマはプライドを切り捨て
サトシに向けてハイドロポンプの渦を向けた
渦は大きくなっていった・・・
しかしその渦を膨らましている間にもまだ心のどこかで葛藤は続いていた。

271 名前:―169―13年後―昔話―:10/11/13 22:48:25
いつからだろう、僕はあの恋敵の事を認めていた

サトシとヒカリは似てた・・・
そしていつしか、お互いがお互いの穴を埋めるようにもなっていってた・・
僕はヒカリをずっとを見てきた
苦手だった料理を出来るまで練習したり
女の子には到底登るのは無理な崖をサトシを追って登っていったり・・・
今はガブリアスになったサトシのフカマルを追いかけて崖から落ちた時、
マンム―の背中の上でヒカリはこう言ってた―――

ポッチャマ「ポ―!?ポチャチャ!?」
ヒカリ「え?何でこんな危ない目に遭ってまでフカマルを追う
    サトシについて行くのかって?」
ポッチャマ「ポッチャ。」
ヒカリ「うーん・・・自分でもよくわからないんだけど・・
    私サトシの横に立っていたいの。」
ポッチャマ「ポ?」
ヒカリ「ポッチャマにもわからないよね・・・
    私にもよくわからないんだけど
    私はいつでもサトシとは同格でありたいの
    そうじゃないと・・・。」
ポッチャマ「ポチャ?」
ヒカリ「・・・・・・・・
    ・・何でもない!?
    さあポッチャマ、サトシを追わないと!?」
ポッチャマ「ポチャァ!?」

もしかしたらあの時からすでに僕は気づいていたのかも知れない
ヒカリがサトシの事を好きな事
そして僕がそれを理解出来たって言う事は
ヒカリと同じで僕もサトシの事を気にいったのだろう

272 名前:―170―13年後―僕も似てる―:10/11/13 23:08:58
あんな単純な性格で頭で考えるより体が先に動く単細胞
頑張りやの努力家で諦めない頑固者・・・
・・・僕にそっくりだ
チャンピオンになって立派になっても根は変わってなかった
僕もサトシと似ている

何だろう・・そう思ったら攻撃できなくなってしまった・・・
サトシは”俺を攻撃しろ”って言ったのに・・・

サトシ「?」
コワード「お?」
ハイドロポンプの渦は徐々に小さくなっていった。
ポッチャマ「ポチャ・・。」
膝をつき涙目でポッチャマはサトシに謝った。
サトシ「ポッチャマ・・・。」
コワード「あーらら・・攻撃出来ないのかぁ――・・
     ・・そんな悪い子のは・・罰ゲームだぁ!!?」
命令を聞かなかったポッチャマに対して
コワードは大きく振りかぶり足蹴りをかまそうとした。
サトシ「あぶない!?」
ポッチャマ「ポ・・。」

バシッ!?
サトシ「ぐぁぁ!?」
ポッチャマ「!?」
コワード「けっ、邪魔しやがって。」
サトシはポッチャマを庇い、代わりにコワードが思いっきり振りかぶった蹴りを受けた
自分の為に蹴りを受けたサトシにポッチャマはすぐに駆け寄った。
ポッチャマ「ポチャァ!?」
サトシ「痛っ・・ははは・・大丈夫だよ。」
そっとポッチャマの頭をなでた。
ポッチャマ「ポチャ・・。」

273 名前:―171―13年後―脅しの終わり―:10/11/13 23:57:43
一方、結果はどうであれサトシを傷つける事が出来た為コワードはご機嫌だった。
コワード「キャハハハハハ!?
     せいぜい傷でも舐め合ってろ!?
     どんな事があったとしても、お前らを逃がしはしないからな。」

しかし、今まさにその”どんな事”が起きようとしていた
サトシはヒカリの方を改めて見直した。

サトシ「・・・そうはいかないようだな。」
コワード「何だと!?」

カラン―・・・
コワード「え?」
サトシ「俺の読みは当たったらしいな。」

コワードが後ろを向くとそこには涙を流し、ナイフを地面に落としたヒカリの姿があった。

コワード「な!?スリ―パ―、お前ちゃんと催眠術をかけてなかったのか!?」
スリ―パ―「スリースリリー!?」
ちゃんと自分は洗脳していたのだと片手を左右に振りスリ―パ―は否定する。
コワード「じゃあ何でこんな事になってるんだ!?」
人質が実質的に解放になった事からコワードは慌てふためき始めた。
サトシ「お前達は気づいてなかったようだが
    さっきからヒカリの刃物を持つ手は震えてたんだ。」
コワード「くっ・・・。(気付かなかった。)
     でもあり得ない・・・洗脳が解ける事など・・・。」
サトシ「催眠術は相手の目を通じてじゃないと洗脳や眠らせる事は出来ない
    恐らく昔俺がヨスガジム対策をしていた時の事をヒカリは覚えていたんだな・・・
    催眠術と気付いた時にヒカリは目を瞑ろうとでもしたんだろう
    それで不完全のままの洗脳状態だった・・・って所か。」
コワード「くっ・・・不完全だったとは・・・
     だが手が震えていたのはナイフに恐れていたからだろう
     洗脳中でも僕ちんはこの女を苦しめていたと言う事に違いはない・・・フフフ・・。」
悪役は復讐にはなっていた事を確認したつもりだった。
サトシ「・・ヒカリはナイフが怖くて怯えたんじゃない
    俺とポッチャマが傷つくのが怖くて震えてたんだ。」
コワード「そんな事があるはずないだろうが
     この女は自分の命欲しさに震えてたんだからな、ハハハ!?」

274 名前:―172―13年後―勝利宣言―:10/11/14 00:22:00
サトシ「お前には信じられないようだがな。」
コワード「どうしてそんな事が言える!?」
自分がここまでして仕組んだ復讐が水の泡であったと認めたくないコワードは
サトシを問いただした。
サトシ「俺とヒカリは似てるからな、自分の事よりも他の人やポケモンの事になると
    脊髄反射で反応する
    だからポッチャマにお前の言う事をワザときかせて
    俺にハイドロポンプをさせようとした
    俺とポッチャマが傷つけば傷つくほどヒカリの手の震えが酷くなっていったしな
    案の定ヒカリは反応したし・・・賭けは・・・。」

スリ―パ―「スリィ―!?スリィ――!?」
必死にヒカリに催眠術をかけ直そうとするスリ―パ―だったが
なかなかうまくはいかない。
コワード「スリ―パ―!?急げ急げ!?」

サトシ「まだヒカリは意識もなくて目もうつろ・・
    おまけに涙で視界も何もない
    そんな状態で催眠術は無理だろう・・・俺達の勝ちらしいな。」
ポッチャマ「ポチャァ・・・。」
サトシの勝利宣言を聞きポッチャマは胸をなでおろした。

NEXT---ヒカリ、目を覚ます。

275 名前:小さき種達 サプライズ:10/11/14 01:15:41
その後、サトシ達は他の店などを回り買い物を楽しんだ。
ヒ「ふっ・・今日は沢山買っちゃったわね!」
ヒカリ達の手には買い物袋を沢山持っていた。
ノ「ママ達と一緒に買い物は楽しかったよ!」
ノンニャ「ニャール!」
ノゾ「そう言ってくれて嬉しいわ!」
するとサトシのお腹が鳴った。
ヒ「もう、サトシたら!」
サ「ごめんごめん、歩き回って腹減ったよ・・」
セ「俺も・・」
セイポ「ポチャ・・」
セイとポッチャマも腹が減っている様であった。
ヒ「そうだわ!・・この近くに凄くおいしいレストランがあるの!・・
そこで食事しましょ!」
ア「だけど、ソラ達に悪い気がするわ・・」
アイピ「ピカチュウ・・」
アイは自分達が美味しい物を食べる事にソラ達に申し訳ない思いを感じていた。
サ「それなら大丈夫だ!・・タケシがソラ達の為にご馳走を作るって言ってた
ぜ!」
ヒ「ソラ達はタケシに任せておけば大丈夫よ!」
サトシとヒカリの言葉でアイは少しホッとした。

そして、ヒカリの案内でレストランに向った。
ヒ「此処が凄くおいしいて噂のレストランよ!」
サ「見た感じ、建物も綺麗だな・・」
ヒ「ええ、オープンしてまだ6ヶ月しか経っていないのよ!」
ノゾ「だけど、何でヒカリがそんな事まで知っているの・・まさか、ハ
ルカから聞いた話じゃないわよね?」
ノゾミの鋭い質問にヒカリは
ヒ「そ、そうよ、ハルカからこのレストランを紹介されたの・・(家族で
行くんだったら、此処のレストランに行くのも良いわよ)て言われちゃって・・」
ノゾ「ハルカらしいわね・・」
サ「それはともかく早く入ろうぜ!」
セ・ア・ノ「うん!」

276 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/14 11:41:07
>>269
おもいっきり外出を楽しんでて良い感じ
裏方のタケシがありがたい存在です

>>270
ポッチャマの回想で感動した…
サトヒカの絆はコワードなんぞには請わせないのだ
体を張ったサトシのアイデアがすごいですね

277 名前:小さき種達 サプライズ:10/11/14 23:37:07
サトシ達はレストランに入り席に案内され席に着いた。
ノゾ「中々おしゃれな感じね・・」
ノゾニャ「ニャル!」
ヒ「そうね・・レストランの雰囲気も穏やかな感じがするもんね・・」
ヒカリとノゾミがレストランの雰囲気を話しているのとは他所にサトシ
達はメニューを見ていた。
サ「お!・・このオムライス旨そうだな!」
サトピ「ピカ〜」
ヒカポ「ポチャ〜」
ピカチュウとポッチャマはメニューの料理を見て食べたそうにしていた。
ヒ「もう、サトシたら・・雰囲気を楽しみなさいよ・・」
ヒカシェ(そうでしゅ!)
ノゾ「無理だよ、今のサトシは料理の事しか頭に無いからね・・何を言っ
ても聞こえていないよ・・」
ヒカリはため息を吐いたが
ヒ「でも、それがサトシらしいわ・・」

その後、サトシ達は料理を注文して他愛ない会話を楽しんでいた。
ア「それでお兄ちゃんがポッチャマの顔で悪戯したのよ!」
アイシェ(あの時は面白かったでしゅ!)
セイポ「ポチャ!!」
ポッチャマは笑われた事に怒ってしまった。
セ「まあまあ、ポッチャマ、怒らない怒らない!」
セイはポッチャマを怒りを収めようとした。
すると、料理が運ばれてきた。
ノ「美味しそう!」
ノンニャ「ニャール!」
テーブルに料理が置かれた。
サ「早く食おうぜ!」
サトピ「ピカチュウ!」
ヒカポ「ポッチャ!」
ヒ「それじゃ、頂きましょ!」
そして、サトシ達は料理を食べていた。

278 名前:小さき種達 サプライズ :10/11/15 23:28:54
サトシ達は楽しく食事をしている、サトシはある物に気付いた。
サ「お!・・ワインがあるのか・・」
するとヒカリが
ヒ「ねえ、ワインを頼んでノゾミと一緒に飲みましょ!」
ヒカリの提案にサトシは
サ「だけど、ヒカリは酒に弱いだろ・・」
ヒ「大丈夫大丈夫!・・絶対に酔ったりしないから!」
サ(ヒカリの大丈夫は当てにならないんだよな・・)
サトピ「ピカ・・」
ヒカポ「ポチャ・・」
サトシは小声でピカチュウとポッチャマに言った。
心配するサトシを他所にヒカリはワインを注文した。

そして、ワインが運ばれてきた。
ヒ「良い香りだわ!」
ヒカリは香りを楽しんでいるとサトシはワインを取った。
サ「じゃあ、入れるぞ・・」
サトシはヒカリとノゾミのグラスにワインを注ぎヒカリとノゾミに渡した。
ノゾ「ありがとう、サトシ・・」
サトシもグラスを取った。
サ「乾杯・・」
ヒカリとノゾミはグラスを当てワインを飲み始めた。
ノゾ「このワインの爽やかな風味が良いわね・・」
サ「ああ!・・口に残る爽やかさが良いな・・」
サトシ達はワインを楽しんでいた。
するとヒカリの頬が少し赤くなっていた。
ア「ママ、顔が赤いよ・・」
ヒ「うん・・ちょっと気持ちが良くて!」
サ・ノゾ「酔っている!」
サトシとノゾミは予想どうりの反応で声を重ねた。

279 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/16 00:31:34
あてにならない大丈夫きた!
そして一瞬で酔った…

280 名前:小さき種達 サプライズ:10/11/17 00:01:35
その後、サトシ達は食事が終わりレストランから出るとヒカリは顔が
真っ赤であった。
ア「ママ・・大丈夫?」
アイピ「ピカチュウ?」
アイとピカチュウはヒカリを心配したがヒカリは
ヒ「大丈夫・・大丈夫・・」
ヒカリは眠たそうにしていた。
ノゾ「ヒカリがお酒に弱いのは知っていたけど、まさか・・此処までだと
は思わなかったよ・・」
ノゾミはヒカリの酒の弱さを改めて認識をした。
ヒ「何だか・・眠くな・・」
ヒカリが眠ってしまいサトシはヒカリを受け止めた。
サ「これだから、ヒカリの大丈夫は当てにならないんだよな・・」
サトピ「ピカチュウ・・」
ヒカポ「ポッチャ・・」
サトシはヒカリを背中に乗せると歩き始めた。
ヒカシェ(すっかり眠っているでしゅ・・)
シェイミはサトシの肩に乗ってヒカリの顔を突いていた。
サ「ヒカリは1回寝てしまうと中々、目を覚まさないからな・・」
セ「確かにパパと一緒にピカチュウとポッチャマに手荒い起こされ方
したもんね!」
セイポ「ポチャ!」
セイとポッチャマはサトシとヒカリがピカチュウとポッチャマの手荒い
起こし方を思い出して思わず笑ってしまった。

その後、サトシ達はホテルに着くとソラ達が待っていた。
ソ・マ・ミ・リ「お帰りなさい!」
サ「待っていたのか・・」
ソ「うん!・・パパ達が楽しめたかどうか、早く知りたかったんだよ!」
ソラミ「ミミロ!」
セ「ソラ達のお陰で今日一日楽しめたぜ!」
セイの言葉にソラ達は喜んだ。
ミ「あれ、ママ、どうしたの?」
サ「疲れて眠っちゃったんだ・・」
マ「大丈夫なの?」
サ「ああ、ヒカリを部屋に寝かせてくるよ・・」
サトシはヒカリを部屋に連れ行った。

281 名前:―173―13年後―眠り―:10/11/17 01:22:49
サトシはヒカリの方へと駆けより涙を流すヒカリをそっと抱きしめた。
サトシ「大丈夫・・大丈夫・・・。」
耳元でやさしくサトシがそう告げるとヒカリは体の力が抜け眠りについた。
ポッチャマ「ポチャチャ・・・。」
心配そうにヒカリの顔を覗くポッチャマをサトシは元気づける。
サトシ「大丈夫だよポッチャマ、疲れて眠ってるだけみたいだ。」
ポッチャマ「ポチャァ。」
ポッチャマ、本日二度目の安堵。

コワード「くっ・・!?」
立場が逆転した悪役は逃げる素振りを見せたが二度目は逃がさなかった。
サトシ「どこへ行くんだ。」
コワード「さすがチャンピオン、見逃してはくれないか。」
スリ―パ―「スリー。」
サトシ「覚悟は出来てるんだろうな
    お前は警察に受け渡しても金で簡単に出てくるからな、特別処置を用意しておいた。」
コワード「特別処置・・だと?」
サトシ「ああ・・内容は・・。」
内容をサトシが言おうとした時、その内容を執行する一人が入ってきた。

バタン!?
リラ「サトシ、大丈夫だった?」
サトシ「ああ、この通りヒカリも無事だよ。」
背中ですうすうと眠るヒカリを見て、また一人胸を撫で下ろした。
リラ「よかった・・・下のポケモンとトレーナー達も3人がかりで鎮圧したよ
   チームプレーの勝利だったね
   シロナさんはJに逃げられちゃったみたいだけど。」
自分の最高のライバルであり、策士のシンジがいる地点で数だけの敵にはサトシは勝ちを疑いはしなかった。
サトシ「そうか、やっぱりJにはいつものように逃げられたか・・
    ・・ただ、今回はこっちは逃がさないぞ。」
リラ「まさか結婚式の日に襲ってくるなんて・・でも、これでもう大丈夫よこいつは。」
サトシとリラはコワードを睨みつけた。
コワード「な!?僕ちんに何をするつもりだ!?」
リラ「ジンダイさんは入院してからもずっとあんたが何かをしでかした場合の処分を考えていたんだよ。」
コワード「げっ!?僕たんをあんな山に吹き飛ばしたあのおっかなそうな爺がか・・!?
     (あいつかなり硬派で頑固そうだったからな・・嫌な予感が・・・。)」
予感は正しかった。

282 名前:―174―13年後―抱擁―:10/11/17 01:55:59
サトシ「バトルピラミッドの雑用3年とジンダイさんの長い長い説教だそうだ。」
リラ「とりあえずは・・ね。」
コワード「な、なにぃぃぃぃ!!?」
サトシ「ジンダイさんは金で揺らぐ人じゃないからな、3年かけてしっかり公正してこい。」
今まで大会社の御曹司と言うだけで祭り上げられ、ろくに苦労もした事もなく
金で全てを解決してきた人間である、そんな事に耐えきれる訳もない事は馬鹿な頭でも理解出来た
駄々をこねる。
コワード「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!?」
サトシ「(子供じゃないんだから・・。)」
リラ「(こいつ・・見た目30歳くらいだが精神年齢幾つだ・・。)」
ポッチャマ「ポ・・チャ・・・。」
リラ「頼んだよ、フーディン!?」
フーディン「フーディ。」
リラ「サイコキネシスでこいつを下まで運んで
   縛り上げてフロンティアに持っていくから。」
フーディン「フ―――。」
サイコキネシスでコワードは下まで運ばれていく。
コワード「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!?」
リラ「黙りなよ。」
バタン!?

悪役が退場し静かになった部屋、サトシはヒカリを背中から降ろしヒカリの様子を確認する。
ポッチャマ「ポチャチャ・・。」
サトシ「ヒカリ・・・。」
首に少しだけナイフがあたっていたのか、首の肌が少し切れて血が少し出ている
大した怪我ではない
しかし、少しとは言え傷ついた花嫁を見てサトシは情けなくなった。

サトシ「ごめん・・ヒカリ、俺がもう少し早く式場に着いていれば・・・。」
ポッチャマ「ポチャァ・・。(サトシ・・・。)」
”サトシは悪くはない”と言いたかったが
ポッチャマは落ち込むサトシに言葉もかけられなかった。

ヒカリ「う・・・ん・・。」
サトシ「ヒカリ!?」
ポッチャマ「ポチャチャ!?」
ようやく目を覚ましたヒカリはサトシを見ると同時にまた涙を流し抱きついた。
ヒカリ「ごめん・・ごめんサトシ・・・!?
    私が・・私のせいで・・・・!!?」
サトシの考察は的中していたようである。
サトシ「いいんだ、本当に無事で良かった!?」
ポッチャマ「ポチャチャ――!?」
ヒカリ「ポッチャマごめんね!?」
サトシとヒカリとポッチャマはお互いに強く抱きしめあった。

283 名前:―175―13年後―合流―:10/11/17 02:14:00
バタン
もう一方のカップルもようやく合流した。
ピカチュウ「ピカピィ・・。」
ミミロル「ミミロゥ・・・。」
サトシは傷だらけで歩くのにミミロルの肩を借りているピカチュウに驚いた。
サトシ「ピカチュウ!?・・・まさかドーピングを使ったのか?」
ピカチュウ「ピィカァ・・・。」
専用の新郎スーツがボロボロである。
ヒカリ「このスーツ電気ショック吸収用の特別な生地で作ったのに
    それがボロボロなんて・・・。」
ポッチャマ「ポチャァ。」
ピカチュウ「ピィカァ・・。」
ミミロル「ミミィ―。」
ピカチュウは返事にも力が入らないほどにへとへとである。

ここで二人と二匹はある事に気づかされる。
ピリリリリ・・・
サトシのポケフォンが鳴っている。
ピッ。
サトシ「はい?」
カスミ「どうだった?」
サトシ「ああ、無事だった。」
カスミ「そう、良かった!?
    もう夜明けだから迎えに出たんだけどちょうど良かったみたいね。」
サトシ「はっ?夜明け?」

この夜明けが意味している事に気づくと同時に冷汗が沸き出た。

284 名前:―176―13年後―悩みの種―:10/11/17 02:43:15
カスミ「そうよ、あんたもう自分がこっちを出てから
    17時間も経ってる事に気づいてる?」
サトシ「えっ―!?じゃあ・・結婚式場は・・・。」
カスミ「・・・・・・・・・。」
サトシ「あちゃ――・・・。」
カスミ「まあ・・後でそっちでヒカリちゃんと考えなおすしかないわね・・・。」
サトシ「はぁ・・・。」
カスミ「じゃ。」
ブチッ!?

ヒカリ「もう17時間も経ってたんだ。」
サトシ「ああ、せっかく指輪もシンオウに行った時買ったのに・・・。」
ヒカリ「指輪シンオウで買ったんだ!?見たいなぁ・・・。」
興味本位・・・あのサトシのセンスで買った指輪である
ヒカリは前々からサトシのセンスのなさには呆れていた
そのサトシが選んだ指輪・・・怖いもの見たさで(失礼だが・・。)
花嫁は見たいとねだってみた。
サトシ「う・・だ、駄目だめ!?
    渡す時のお楽しみだって!?」
ヒカリ「だよね、楽しみは(怖いけど・・・。)後にとっておこうっと。」
サトシ「でも今はジューンブライド・・結婚式場はどこも満杯だよな
    今年の夏前は厳しいんじゃないか。」
ヒカリ「うん・・。」
ミミロル「ミミィ・・。」
ピカチュウ「ピカァ・・。」

NEXT---シンジの拷問?、ポッチャマ食べられる??

285 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/17 10:01:53
>>284
結婚式が潰されたのは残念だけど、とりあえず良かった。
NEXTが気になる…

286 名前:小さき種達 :10/11/17 23:31:42
サトシは部屋に戻り背中に寝ているヒカリをベットに寝かせつけた。
ヒカシェ(ヒカリはすやすや眠っているでしゅ!)
サトシの肩に乗っていたシェイミは肩から下りてヒカリが寝ているベッ
トに乗った。
サ「ヒカリはかなりの酒に弱いから暫らくは起きないだろう・・」
するとシェイミは
ヒカシェ(何だか、ミーも眠くなったでしゅ・・)
シェイミはヒカリの寝顔を見て眠ってしまった。
サトシはヒカリとシェイミを起こさないように部屋を出た。

部屋から出たサトシはタケシが居るバルコニーに向った。
タ「来たか、サトシ!」
サトシは椅子に腰を下ろした。
サ「タケシ、俺達が出かけている間、ソラ達を見ていてありがとう!」
サトシはソラ達を見ていてくれたタケシにお礼を言った。
タ「礼は良いよ・・お前とヒカリがゆっくり出来たなら俺はそれで良
いよ・・」
サ「ありがとう、タケシ・・」
その後、サトシはタケシと会話を楽しんだ。

287 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/18 00:35:44
>>280
思いっきり遊び倒したから
留守番の年少組も満足に違いない!

>>281
ヒカミミを救出できて本当に良かった
コワードも懲らしめられたしなあ
NEXTが…!?

288 名前:―177―13年後―シンジの電気拷問―:10/11/18 20:46:56
傷だらけのピカチュウをサトシが抱き
ポッチャマとミミロルをヒカリが抱き
洞窟の階段を下り、下の海辺に集合していたシロナ達と集合した
そこで無事石から戻ったガブリアスとサトシは再会を果たした。
サトシ「よかったガブリアス。」
ガブリアス「ガバァー。」
サトシ「おおっ、やめろくすぐったい。」
シロナ「無事でよかったわヒカリちゃん。」
ヒカリ「本当に皆、迷惑かけてごめんなさい!?」
サトシ「俺からもごめん、色々迷惑かけた。」
あやまる新夫婦にあやまられた方は急いで頭をあげさせた。
リラ「あなた達は何も悪くないよ!?」
シロナ「そうよ。」
ジュン「そうだぜ!?悪いのはどうみてもこの御曹司だ!?」
御曹司、悪気もなく減らず口をたたく。
コワード「けっ!?そろいも揃って僕ちんのせいか、けっ!?」
シンジ「お前のせいだろう。」
いつもこういう感情的な事のは突っ込まないシンジは珍しく言葉を出した
しかし、やはり慣れない事はあまりすべきではなかった
ジ――――ッ。
コワードは”ジ――――ッ”っとシンジの顔を見つめた。
シンジ「な、何だ。」

コワード「お前、あのジンダイっていうオヤジとよく顔が似てるな・・ヒヒッ!?」
シンジ「(ムカッ!?)」
サトシ「(ああ・・タブーに・・。)」
シンジ「出てこいエレキブル。」
シュ!?
エレキブル「エレキブ――!?」
シンジ「疲れている所悪いがこいつに電気を流せ。」

エレキブル「ブルルルルル・・・!!?」
コワード「あぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ・・・!!?」

縛り上げた後に電気を流されコワードは燃えるキャタピー(芋虫)のようにのたうちまわる
まさに拷問モノである。

289 名前:―178―13年後―食用ポッチャマ―:10/11/18 21:31:26
その光景を見ながらつぶやく
サトシ「(ドSだ・・・。)」
ヒカリ「(怖っ・・・。)」
ジュン「(俺もやられたな・・縛られはしなかったけど。)」
リラ「(案外短気なんだな・・。)」

一方、ピカチュウ達は―――
ミミロル「ピカチュウ大丈夫?」
ピカチュウ「うん・・だいぶ楽になった。」
ポッチャマ「どんだけヤバいんだよ、あの洞窟全体に響く技って・・・。」
ミミロル「あんたね!?ピカチュウがこんなにもなって私を助けてくれたのに
     そういう言い方ないんじゃないんの!?」
ポッチャマ「まあ、そうだけど・・・。」
ピカチュウ「まあまあ・・・落ち着いて。」

「おーい!?ハニ―!?」
「ミミロル!?ピカチュウさーん!?」
「ちぃ――す!?」
海の方から声がする――サメハダ―達である。
ミミロル「あ!?あなた達無事脱出出来たのね。」
サメハダ―A「そうだぜハニ―!?」
サメハダ―C「ピカチュウさんのドーピングでドアが壊れたから洞窟の通路へ出れるようになったんですよ。」
サメハダ―D「後は洞窟の通路横の水路へアクアジェットで飛び込んで外へ脱出さ!?」
ミミロル「そう、よかったじゃない!?」

サメハダ―B「それよりミミロルさん・・その横のペンギン・・
      ・・うまそうですね・・・?」
サメハダ―E「そうだな。」
ポッチャマ「えっ・・・。」
思わず凍りつくポッチャマ。

サメハダ―A「その丸っこい体系・・・。」
サメハダ―B「かぶりつきたくなるような頭・・・。」
サメハダ―C[食欲をそそるねぇ・・・。」
よだれをを垂らすサメハダ―達をピカチュウは一喝した

ピカチュウ「やめるんだ、ポッチャマに手を出すとあれば
      僕は君達にも電撃をくらわせなければならなくなる。」
ポッチャマ「ピカチュウ・・・。」

290 名前:―179―13年後―腹黒ピカチュウ―:10/11/18 21:55:37
よだれを垂らす野獣の顔は一転、おそろしいがどこか愛嬌のある顔へと変わった。
サメハダ―B「はっはっはっ!?冗談ですよ。」
サメハダ―C「なあ!?」
サメハダ―E「ピカチュウの旦那に本気になったら俺らなんか一瞬の内に消し炭になっちまいますよ。」
サメハダ―A「それに俺らはあんた達に助けられた・・・
       手を出すどころか感謝でいっぱいでさぁ。」
ピカチュウ「ならいいよ(ニコッ。)」
笑顔で電気袋を”ビリッ”っとさせた
サトシと初めて出会った時の抜け目のない、腹黒ピカチュウが”チラリ”と現れる。
ミミロル「(ああ・・こんなピカチュウも・・・イイ!!?)」
腹黒ピカチュウもミミロルには守備範囲のようである。

サメハダ―A「じゃあ、お暇します旦那。」
サメハダ―D「ミミロルさんもお達者で。」
ミミロル「気をつけてね!?」
ピカチュウ「じゃあねサメハダ―達ー!?」
手を振るピカチュウ、ミミロル。

ポッチャマ「た す か っ たぁ―――。(ホッ。)」
命拾いにほっとするポッチャマ、三者三様でサメハダ―に別れを告げた。

合流から約一時間後、日が完全に登った所でカスミ達がホエルオ―に乗って現れた。
カスミ「おーい。」
ハルカ「ヒカリー!?」
ノゾミ「無事そうでなによりだね。」
シゲル「やっと着いた。」
タケシは真っ先にホエルオ―の上から二人の表情を確かめた。
タケシ「うん、一件落着したみたいだな・・・あの二人の表情は。」

しかしホエルオ―を降り、一番最初にヒカリの元へと訪れたのは――

291 名前:―180―13年後―こいつ、馬鹿である―:10/11/18 22:19:17
アヤコ「ヒカリ!?」
ヒカリ「ママ!?」
アヤコ「首大丈夫だったの!?」
母は娘・ヒカリが首を怪我した事だけを知らされていた、怪我の具合が気になりながらも
ヒカリの元へとやってきた。
ヒカリ「大丈夫大丈夫
    少し切れて血が出ているだけだから。」
アヤコ「よかった・・・。」
やはり母として子供の負傷は何歳になってもあわてるものである。

カスミ「さあ、カント―本土に戻りましょうか。」
ジュン「ふぅーやっと戻れるぜ。」
リラ「ジンダイさんが復帰するからピラミッドキング代役もお役御免だね。」
ジュン「ああ、精々するぜ・・・ただ。」
リラ「ただ?」
ジュン「何だかんだ言っても楽しかったからな・・今度は挑戦者として
    ピラミッドに来てついでにあいつを監視しにでもくるかな。」

一方、あいつ。
コワード「あぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ・・!!?」
シンジ「もういいぞエレキブル。」
エレキブル「ブルゥ・・・。」
”これだけやればもう減らず口も利かないだろう”そう思っていたが考えは甘かった。
コワード「はぁはぁはぁ・・これで・このジンダイ顔から・・・解放されるぜぇ・・!?」
こいつ、馬鹿である。

シンジ「(ピキッ!?)エレキブル、10万ボルト。」
エレキブル「ブルァァァァァァア!!!?」

コワード「あびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃ・・・!!?」

ジュン「やっちまったな・・。」
リラ「相応しい罰のような・・やりすぎのような・・・。」
悪役、ここにて悶絶。

292 名前:―181―13年後―ありがとう―:10/11/18 22:34:14
タケシ「無事でよかったよ。」
サトシ「ヒカリは俺が守るから大丈夫。」
ヒカリ「まあ、チャンピオンに守られるなんて頼もしい事。」
花嫁は愛情をこめて皮肉った。
サトシ「本気だって、今回だって・・・!?」
ヒカリ「あーあ、首が痛いなー。」
この時点でタケシは空気を読んで二人の側から離れた。
サトシ「う―――ん。」
痛い所を突かれ返す言葉もない、タジタジである
しかし、次にヒカリから出た言葉はまったく正反対の言葉だった。

ヒカリ「でもね・・操られてる間もサトシの声聞こえてたよ。」
サトシ「えっ?」
ヒカリ「ありがとう。」

ここぞとばかりのいい場面で最高の笑顔をヒカリはサトシに見せた
その美しさに男は心奪われ、立ったまま硬直した。

ヒカリ「ん?サトシどうしたの?」
サトシ「あ・・・いや何でもない。」
ヒカリ「えっ!?気になる。」
サトシ「本当に何でもないよ!?」

こんな事言えるはずもなかった。

293 名前:―182―13年後―タケシ達の見論―:10/11/18 22:52:00
二人がイチャイチャする場面をタケシとカスミは見ていた。
タケシ「あのサトシがなぁ・・。」
カスミ「あんなに惚れるなんてね。」
タケシ「俺らと旅をしていた時からじゃ想像もつかなかったよな。」
カスミ「でも”何か”お似合いなのよね。」
タケシ「ああ・・”何か”だ。」
カスミ「あの二人って似てるんだけどどこか違うのよね。」
タケシ「身だしなみのだらしなさや料理はヒカリが埋める
    精神的な事はお互い様だけどどちらかと言えばサトシよりだよな
    補ってると言えば補ってるかな。」
カスミ「ポケモン達もあんな感じだしね。」
タケシ「まあ、うまくいくだろうし大丈夫だろ。」
カスミ「あんたもうまくいってるの?」
タケシ「まあな、そろそろ子供が欲しいな。」
カスミ「そう・・・(私も23か・・・出遅れ女だけにはなりたくないな・・・。)」

それぞれが様々な事を考えながらホエルオ―の背中へと乗り込んでいく・・・

NEXT---あのポケモン達と再会、サトシの行動力冴えわたる。

294 名前:小さき種達 :10/11/18 23:49:50
サトシは部屋に戻ると既にセイ達がベットで眠っていた。
サ「もう、皆、寝ちゃったか・・」
サトシはヒカリの隣に寝ているミライの元に寄った。
サ「気持ち良さそうに寝ているな・・」
サトシはミライの寝顔を見て微笑んだ。

するとサトシはタケシの会話を思い出した。
タ(そういえば、ミライが俺にポケモンの手当ての仕方を聞いて来たぞ!)
サ(ミライが!?)
タ(ああ、ベイリーフ達にいつも助けてもらっている、だから、ポケモン
達の為になりたいて言っていたよ・・)

サ「ポケモンの為になりたいか・・2歳でそう考えるなんて・・」
サトシは2歳のミライがそう考えていた事に驚きを隠せなかった。
サ「ミライ・・お前の夢を応援してるぞ!」
サトシはそう言うと眠りついた。

次の日
ヒ「う〜ん・・朝か・・」
ヒカリは朝の日差し目を覚ました。
ヒ「う〜ん・・何だか頭が痛い・・」
ヒカリは二日酔いであった。
すると、サトシも目を覚ました。
サ「おはよう、ヒカリ・・」
ヒ「うん・・おはよう・・」
サ「どうしたんだ、ヒカリ?」
サトシはヒカリがしんどそうにしているのに気付いた。
ヒ「ちょっと、頭が痛くて・・」
サ「それって、唯の二日酔いじゃん!」
だが、サトシはヒカリがしんどそうにしているのを見て、サトシはヒカリ
をベットに寝かせた。
ヒ「ごめんね・・サトシ・・迷惑をかけて・・」
サ「気にする事は無いよ・・今日はゆっくり休むんだ・・」

295 名前:小さき種達 二日酔い:10/11/20 00:04:30
サトシが目を覚ました後、セイ達も目を覚ました。
サトシはセイ達にヒカリが二日酔いしている事を話しヒカリを起こさない様に
部屋を出た。

サトシ達はタケシ達が待つレストランに向った。
サ「おはよう!」
タ「おはよう、サトシ・・」
するとノゾミはヒカリが居ない事に気付いた。
ノゾ「サトシ・・ヒカリはどうしたの?」
サ「実は・・」
サトシはヒカリが二日酔いである事をノゾミ達に話した。
ノゾ「ワイングラス一杯飲んだだけで二日酔い・・」
ハ「いくら何でもそれはないかも・・」
タ「ヒカリが酒に弱いのは知っていたが、まさか、そこまで酷いとは・・」
ノゾミ達はヒカリの酒の弱さに驚かされた。
ス「それでヒカリちゃんの様子はどうなの?」
サ「少し頭が痛いと言っていましたが、一日休めば大丈夫です!」
サトピ「ピカチュウ!」
ヒカポ「ポッチャマ!」
その後、ヒカリの二日酔いは完全に治り元気なった。

296 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/20 01:11:20
>>288 タブーなんだ、それ・・
まあ、いい電気技が入って結果オーライだけど
その後も容赦ないけど自業自得だよね?
サメハダーの件でもピカチュウの格好良さがとまらない
ポッチャマ良かったな!
ピンチが長かっただけに平和ないちゃつきの嬉しさも倍増です

>>294
2才で将来の夢を持つとは!
サトシたちのポケモン軍団のお世話をしながら学べば天才ドクターになれそう

ヒカリのお酒の弱さは重症だ…

297 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/11/20 20:22:25
前回の続き
僕はセイガを抱えて民の一人にゆだねた。
民「なんだ・・・・!!!」
ア「頼む・・・こいつをみてくれ。」
民「・・・・シャドーの願いなど・・・・!!!!」
民2「待て!!!確かにシャドーだがこいつらは違うと思うぞ?私が介抱しよう。」
民「おい!!アンタは正気か!!!」
民2「まぁいいではないか・・・・お前さん無理は絶対にするな・・・頭からの流血がひどい・・・」
ア「・・・・・それくらい大丈夫だ。シャドーにいたころの電気拷問やシャドーの訓練にも耐えたんだ。それくらいは当然だ。」
俺はオルクスに向き合いながらこういった。
ア「セイガを・・・頼む。波動首縛りはかなり波動を使うからその反動で意識がないんだ。」
民2「あぁ・・・」
俺はオルクスと向き合った・・・・
オ「おのれ・・・四天王3人がここでやられるとは・・・・!!!!」
ア「一騎打ちだな・・・俺達はあんた等にさらわれて以来様々な拷問、洗脳教育を受けてきた・・・立派なシャドーになるために・・・」
俺は回想する・・・・
5歳のあの日にさらわれて以来電撃の拷問など常人には耐えれないものや洗脳教育などを子供ながら受けてきた・・・
しかし心はシャドーにとらわれなかったのは同じ捕まった兄のような親友の存在だ。
19歳くらいの兄みたいな人で俺達に抜け出すための格闘術やバイクの乗り方も手りゅう弾の使い方もその人から教わった。
波動は自力で覚えたけれどな・・・
しかしその人は俺が8歳の時裏切りが見つかりシャドーに消された・・・
ア「その日から俺達はシャドー撲滅を誓ったのさ・・・俺達は新時代のため世のためポケモンのため貴様らを潰す・・・・!!!」
オ「話はそこまでか小娘・・・斬る!!」
オルクスは剣を構える・・・
ア「俺達はポケモンバトルはできないからな・・・だからこそ拳でたたきのめすぜ・・・」
それが闘いの合図だった・・・
ア「行くぞ!!オルクス!!!」
オ「来い!!アイラ!!!」
俺達は走り寄った・・・・
俺は波動を出してまずはキックを繰り出す
きぃいいいん!!!!
オ「ほう・・・・ダゲキ並のパワーだが俺の剣術にはかなわない!!」
ア「!!!!!!」


298 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/11/20 20:29:47
剣の一薙ぎで俺は吹き飛ばされる
ア「ぐあっ!!!」
俺はすかさず立ち上がるが・・・体に異常が起き始めていた・・・
ア「!?!!!!!」
なんだ・・・片目が血で見えない・・・・!!!!
ますます流血の影響で意識も朦朧とした・・・
オ「どこを見ている!!!!」
ア「ぐ・・・・!!!!」
どかっ!!!がっ!!!!ばきっ!!!!
オルクスの体術で俺は血を吐く。
ア(強い・・・・・これは今までどおりカウンターを狙ってくしかない・・・)
俺は思考を停止させ突進した。
ア「貴様がどんなに強くても俺達はあきらめない!!!夢のためにな!!!」
俺は波動を増幅させると拳を突き出す。
ア「らああああ!!!!」
ばきぃいいいい!!!
オルクスはみぞおちにヒットしたのかうめき声を上げる
オ「やはり剣術にはかなわん!!!暗黒斬!!!」
ア「く・・・!!!」
ずがあああああ!!!!
暗黒の斬撃の波動をもろ受ける・・・・・
ア「がはっ・・・・ふ・・・・俺が吹き飛ぶと思ったか・・・踏ん張ったぜ・・・」
オ「なっ!!!!」
どかああああっ!!!
俺はローキックを繰り出して剣に拳をぶつける。
があああああっ!!!!
手から血が出る・・・・
オ「何を考えてやがる・・・・こいつ!!!」
ア「こういうことさ・・・はあああっ!!!」
きぃいいいん!!!
俺は気力で剣を押し返してオルクスは体がのけぞった。
オ「!?!!!」
ア「のけぞると隙ががら空きだぜ・・・・はああっ!!!!」
どかああああああ!!!!!
俺は回し蹴りを渾身の力でうちこみオルクスは血を吐いた。
オ「がはっ・・・・おのれ!!!なめるなぁああああ!!!!」
剣を両手に持ちオルクスは俺を刺さんとする




299 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/11/20 20:47:26
ア「ここはかわしてと・・・!?!!!!」
また意識が朦朧として片目が見えなくなる・・・・
ア(こんなときに・・・来る!!!)
オ「死ねええ!!!暗黒連山!!!」
ずがああああああ!!!!どがあああああ!!!!
ア「ぐはああああっ!!!!」
なんとか頭部への斬撃は間一髪転がって交わしたが横の斬撃の波動は受けて吹き飛んでしまった・・・
脇腹から血が出る・・・
ア「く・・・・・」
オ「まだまだぁ・・・・この蹴りの反動はでかいぜぇえええ」
連続で暗黒斬撃を繰り出すオルクスをかわしつつ顎に蹴りを入れる。
ア「はぁあああ!!!」
どがあああああ!!!
ア「効いたか・・・」
オ「誰が・・・・・むん!!!!!」
どかあああっ!!!!
再び一薙ぎ二薙ぎと衝撃波を食らいさらに吹き飛んだ。
ア「ぐわっ!!!」
俺は転がりながら立ち上がる・・・・
民たちはあんぐりとする・・・
ア「はぁ・・・はぁ・・・・・う・・・・」
俺はよろめきながら立つ・・・
オ「まだやれるのか・・・・貴様はなぜ立てる・・・・!!!」
ア「この世界を救いたいという信念からだ!!!はぁああああ!!!!」
俺は最大限の波動をまといパンチを連打する。
どががががががが!!!!!!!
オ「ほう…・ラッシュでくるか・・・だが!!!身長差がアダだ!!!」
がああああ!!!!
奴のあしあげがあごにあたり血を吐きながら吹き飛んだ・・・
ア「がはっ・・・・」
どさっざざざざ・・・!!!
俺はクラッシュを起こしたような衝撃で体が動かない・・・
ア(ここまでなのか・・・思えば今日は連戦ばかり・・・ダメージは相当だぜ・・・)
俺は意識もうろうにセイガを見る・・・
ア「セイガ・・・!!!お前も頑張ってるんだよな・・・今戦ってるんだよな・・・俺もまだやれるよ・・・」
俺はふらふらになりながら立つ・・・


300 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/11/20 20:50:58
ア「う・・・・・」
オ「馬鹿な!!!顎にもろあたったはずだぞ!!!」
ア「黙れよ・・・・」
どがあああああああ!!!!!
オ「ふがっ・・・・!!!!」
オルクスのあごに胴回転回し蹴りが炸裂しオルクスはがら空きで油断したのか倒れ込む・・・
どさっ!!!!!!
おおおおおおおおお!!!!
民が歓声を上げた。
しかし・・・
オ「ふん!!胴回転回し蹴りとはやってくれるじゃないか・・・・!!!」
ア「・・・・・!!!!!!」
バカな・・・ローリングサンダーはきまったはず・・・そうじゃない!!!
俺は体勢を整えるとダッシュする!!
ア「うおおおおおお!!!!!!!」
オ「やぶれかぶれだな!!!!!」
俺は大ぶりのパンチを連打するが食らっても奴はケロリとする…
それに・・・
ア(拳がふれねぇ・・・超波動の影響か・・・・!!!)
オ「はぁああ!!!死ね!!!」
ア「!!!!!!!!」
ずがあああああああああ!!!!!!!!
ア「うがわあああああああ!!!!」
俺はすさまじい衝撃波と共にまた地面にダイブした。
どがあああああああああああ!!!!!
ア「がはっ!!!」
さらに血を吐く俺・・・笑うオルクス・・・
オ「なかなか手ごわいが反逆者はこうなるのだ!!!ハハハハハ」
ア(・・・・・・く)
何ともいえない・・・思えば俺の人生はさらわれてからはシャドーだからだと民達にも見捨てられてきた・・
俺の存在は何なんだろう・・・ママやパパ・・・セイガまで見捨てられたら俺は間違いなくこの世から消えようと思う
ア(俺は・・・ここまでなのかな・・・だったら制裁としてこの世から消えよう・・・)
俺は眼を瞑る・・・

301 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/11/20 21:00:45
オルクスが迫る・・・・
オ「あきらめたか・・・・!!!!貴様の人生など俺達によりみだされ俺達の手で消える」
すなわち貴様は生きていけない存在なんだぞ!!!
ア(そうかもしれない・・・・パパ、ママ俺頑張ったよ・・・もういいよね・・・・)
とその時あきらめるなの声がした。
ア(!!!!!)
セ「アイラ!!!あきらめちゃだめだよ!!!ここまで来て・・・死ぬの選択肢は僕が許さないんだからね!!」
ア「セ・・・い・・がおまえ・・・!!!!」
驚いた・・・まさか意識を回復していたとは・・・
改めて兄貴もタフなんだなと気づいた・・・
セイガは僕に駆け寄る・・・
セ「君はヒーローなんだよ!!ヒーローがくじけちゃダメだろ?」
そうだ・・・・こいつの言うとおり・・・
おれがくじけてどうする!!!!
ア「う・・・おおおおおお!!!」
俺は立ち上がった・・・・
オ「馬鹿な・・・・!!!!バカなバカな!!!そんな奇跡が起きるとは!!」
セ「兄妹でかかれば」
ア「怖いものはないってな!!!」
ア・セ「「最期のときだ!!オルクス!!!!」」
オ「くっ!!!ならば兄妹ごとけし・・・・・」
セ「秘術!!!波動首縛りもう1発!!!次のセリフは言わせないよ!!!」
セイガは手型の波動をオルクスに向けて放ち首を縛りあげる・・・・
ぐぐぐぐ・・・・・・
オ「ぐああああ・・・・」
セ「ぐあっ・・・・・はぁはぁ・・・アイラ!!!」
ア「はあああああああああああああああああああ!!!!!!!!」


302 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/11/20 21:07:45
俺が叫ぶとゴウカザル並みに波動が大爆発してはじけた・・・・!!!
どがああああああああああああ!!!!!!
ア「これが・・・・超波動・・・」
俺は睨みつけるとすべての波動を左手に集める・・・
しゅううううううう!!!!!
ア「終わりだぁああ!!」
オ「ぐあああああ・・・・まいっt・・・・」
ア「はじけろ!!!波動爆砕!!!!!!!」
どがああああああああああああ!!!!!!!!
俺の拳がみぞおちに火を噴き波動が貫いた・・・・
オ「ぐあああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
ア「うわぁあああああ!!!!!!」
碧い光がはじけて僕たちは吹き飛んだ!!!
どさっどさっ!!!!!!
どさっ!!!!!
ざわざわと民とシャドーのやつらがざわめく・・・・
ア「はぁ・・・はぁ・・・」
セ「ぜぇぜぇ・・・・ごほっ・・・」
かろうじて俺達は立ち上がった・・・・
オルクスの脈を急いで確かめる。
ア「・・・まだある・・・・俺達四天王に勝ってんだな・・・」
セ「うん!!兄妹の力でね!!」
俺達は笑いあうと倒れ込んだ。
ばたっ・・・・
あの後は分からない・・・
気付いたら白い天井が目の前にあった・・・・


303 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/11/20 21:17:12
ア「・・・・・ここは・・・・・????」
セ「僕たち・・・・・・どうなったの・・・・????」
コツコツと足音が聞こえた。
?「君たち!!目を覚ましたんだな。」
ア「・・・・・・あんたは????」
セ「アイラ態度が大きい!!すみません・・・」
?「いやいやいいのさ・・・私は主治医のユウサキだ。ここはトトリシティ内の大学病院だ。」
ア「大学・・・・病院・・・・・」
セ「どうして僕たちを???」
ユ「あの戦いで皆心を撃たれたんだ。シャドーのメンツは逮捕されてこの街の警察もあきらめていたのを活発に動き始めたんだ。」
全て君達がしたことだよ・・・と先生は加えた。
ユ「君たちをあの戦いのあとここに運んだのは私だ。君たちはいつ死んでもおかしくなかった。特に君はね。」
ア「・・・・・・・・・そうか・・・」
ユ「君たちは1ヶ月間寝ていたんだよ。本当にここまでの大けがだ。よく生きて帰ってこれたね。」
ア・セ「「1か月!?!!!」」
それは驚いた・・・・まさかここまで寝ていたとは・・・・
ユ「さて・・・・まだまだ精密検査が残っている。しばらく後1週間は入院だよ。その前に食事な。」
ア「・・・・・本当にありがとうな・・・・」
ユ「礼には及ばないさ。君たちはそれくらいのことをやってのけたのさ。とはいえまた危険な旅に出るのだろう?それもいいがまずはメディカルチェックな!!
それじゃとバタンとしまった・・・



304 名前:ポケモンスナッチャーズー激闘刺客編ー:10/11/20 21:23:08
ア「・・・・・・・・・」
セ「・・・・・・・・・」
俺達は黙りこむ。
けれど流血もないし体も思った以上に動く・・・
セ「まさか1か月も寝てたなんて・・・」
ア「あぁ・・・・・」
俺達はまだまだ夢から覚めたばかりの感覚だった・・・
ア「とにかく寝よう・・・」
セ「!!!アイラ窓窓!!!」
ア「!!!!!」
俺達は窓を見る・・・そこには・・・
?「よう戦友・・・・久しぶりだな。」
ア「お前は・・・クウア生きていたのか・・・」
クウア・・・・俺の親友の一人で数少ない無事脱走したやつだ・・・
3年もあってないから死んだと思っていたが・・・・
ク「勝手に死人にすんなよ・・・・それより・・・・お前達を攫わせた奴のことが分かった・・・」
ア・セ「「!!!!!!!」」
次回・・・・新たな復讐の幕が開ける・・・・

305 名前:ポケモンスナッチャーズの作者:10/11/20 21:33:05
どうもスナッチャーズの作者です。
13年後の作者さんいきなりすみませんが某御曹司使っていいでしょうか?

この世界の某御曹司の設定です
3年間の雑用にも懲りずにヒカリを奪おうとたくらむが子供がいることを知り落胆。
2年かけてシャドーと手を組み子供たちを攫わせてシャドーの一員とした張本人。
無論サトヒカを絶望の淵にもたたきこんだがそれを知ったアイラの怒りを買ってしまう。
そして子供たちとの抗争は避けれぬこととなる。

306 名前:小さき種達 故郷:10/11/20 23:55:52
次の日、サトシ達はカントーに帰る前にヒカリの故郷のフタバタウンに
向っていた。
ア「ママ・・もう大丈夫なの?」
アイピ「ピカチュウ?」
ヒ「大丈夫大丈夫!・・もう身体は大丈夫よ!」
ヒカシェ(ヒカリの大丈夫は当てにならないでしゅ!)
ヒカリはシェイミの頬を引っ張った。
ヒ「何か言った!」
ヒカシェ(痛いでしゅ!)
ヒカリは手を離すとシェイミは頬を痛そうに押さえていた。
ヒカシェ(ヒカリは少し乱暴でしゅ・・)
ヒ「乱暴で悪かったわね!」
ヒカリの大声でアカリとメグが泣き出してしまった。
ヒ「あ!・・ごめんね、起こしちゃって・・」
ヒカリは必至にアカリとメグをあやした。

その後、サトシ達はフタバタウンの港に着くとヒカリの家に向かった。
サ「久しぶりに故郷に帰る気分はどうだ・・ヒカリ?」
ヒ「嬉しい気分だわ・・早くママに会いたいわ!」
ノゾ「ま、はしゃぐ気持ちは分かるけど少しは落ち着きなさい・・」
サトシ達はそんな他愛ない会話でフタバタウンに向っていた。

307 名前:小さき種達 故郷:10/11/21 23:15:52
サトシ達はフタバタウンのヒカリの家に着いた。
ヒ「着いたわ!」
すると、玄関の扉が開きアヤコが出てきた。
ヒ「ママ!」
アヤ「おかえりなさい、ヒカリ・・」
すると、ソラ達はアヤコの元に走っていた。
ソ・マ・ミ「アヤコお婆ちゃん!」
アヤ「ソラちゃん、マイちゃん、ミライちゃん、久しぶりね!」
すると、サトシ達がアヤコの元に来た。
ヒ「ただいま、ママ!」
アヤ「おかえりなさい、ヒカリ、それにサトシ君達も!」
サ「お久しぶりです、アヤコさん!」
サトピ「ピカチュウ!」
ヒカポ「ポッチャマ!」
アヤ「ピカチュウもポッチャマも元気そうね!」
アヤコはサトシ達を家の中に招き入れた。
するとアヤコのニャルマーがサトシ達を出迎えてくれた。
アヤニャ「ニャール!」
ア「久しぶりだね、ニャルマー!」
アイピ「ピカチュウ!」
ス「此処にもニャルマーが居たのね!」
ニャルマーはサトシ達から離れてソファで眠ってしまった。
ス「ノゾッチとノンちゃんのニャルマーと違って、人には懐かない
のね・・」

308 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/22 00:53:34
>>297
アイラのタフさを堪能しました
ついに訪れてしまった絶体絶命のときの逆転方法も格好いい!
大怪我だから1ヶ月寝てもまだ治ってないんだろな

>>306
ヒカリとシェイミの会話が楽しいです

309 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/22 02:36:03
13年後の者ですが
>>305さん
はいどうぞ、御曹司を子供達でボコボコにしてあげて下さい 笑
不束な小説ですが更新行きます。

310 名前:―183―13年後―寝顔―:10/11/22 03:08:21
乗り込んだカスミのポケモン、ホエルオ―の上では――――

タケシ「うん、これで大丈夫だ。」
ピカチュウ「ピカ。」
ドーピングで傷ついたピカチュウに包帯を巻き終えポケモンドクタータケシは―――
タケシ「(このドーピング・・・かなり反動なんだな
     ピカチュウへの負担が重すぎる・・・
     ここは一つ医者として強く言っておくか。)
     おい、サトシちょっ・・・。」
無事ポケモンドクターの夢を叶えたタケシ、昔からサトシを弟とも友とも見てきたその男は
今また医者としてサトシに忠告しようとした、が

しかし、当の本人は・・・
サトシ「(ごぉぉぉぁぁ・・・。)」
ヒカリ「(すぅぅ・・・・。)」

タケシ「・・・・・・・・。」
一夜不眠のサトシと洗脳されていた事による疲れが出たヒカリは
お互いに寄り添い合い、方やいびきを掻き、方やすやすやと眠っていた。
タケシ「(どうする、起こすか?)」
もう一度寝顔を観察してみる。
タケシ「・・・・・・ハハ。」
つい笑みがこぼれた
いびきを掻き眠るサトシ、そのサトシに寄り添い眠るヒカリ
二人の眠る表情はあの頃から何も変わっていなかった
この子供のように無邪気な感じ
これがチャンピオンとトップコーディネーターの表情だろうか。

タケシ「(後でいいか・・・。)」
二人の寝顔を見て、無条件に忠告する気をかき消された
振り向きタケシはポケモン達の方へと戻ろうとした
その時、

ずるっ

サトシ「んあ・・?・・ぅおっ!!?」
ヒカリ「うぅ・・ん?」

ドボン!!?
タケシ「あっ?」
ヒカリ「ぅうん・・・サトシィ?」

ヒカリが寄りかかっていたためにサトシ側に体重がかかっていたのか
サトシはホエルオ―からずり落ち、海へと落ちた。

311 名前:―184―13年後―花びら―:10/11/22 03:42:29
ヒカリ「サトシィ・・・大丈夫ぅ・・?」
寝ぼけながらヒカリがサトシを心配する。
サトシ「ぺっぺっぺっ!!?塩水飲んだ!!?」
ピカチュウ「ピカピ・・・。」
ポッチャマ「ポーチャ。」
ドボン!?
起きたばかりで何が何だか理解できていないあサトシをポッチャマが引き上げる為に海へと飛び込んだ。
ポッチャマ「ポッ―チャ。」
サトシ「ポッチャマ、ありがとうぺっ!?ぺっ!?」
タケシ「(こういう所も変わってないな)よいしょっと。」
最後はタケシに引っ張り上げられようやくホエルオ―の上に上がる。
ヒカリ「サトシ大丈夫?」
サトシ「ああ、ただスーツがびしょびしょだ。」
ヒカリ「うーん・・まあおそらくこのまま行けば使うのは来年だろうし問題ないわよ。」
思いがけない言葉にサトシ達はすぐに反応した。
サトシ「えっ!?来年のこの時期まで待つのか。」
ピカチュウ「ピカ!?」
ミミロル「ミミィ!?」
ポッチャマ「ポ?」
ヒカリ「うん・・・。」
残念がるポケモン達からヒカリは思わず視線をずらす。

サトシ「何でそこまでしてこの季節にそんなにまでこだわるんだ?」
ヒカリ「・・・・・・・・。」
いつもは穏やかなサトシの眼差しが真剣な眼差しとなりヒカリを見つめている
何故そこまでこだわるのか
その答えをヒカリが告げるか迷っていた時、一片の花びらが上から舞い降りた。

ヒラッ―――
ヒカリ「ん?」
ドレスのスカートに上から舞い降りたピンクの花びらが乗っている
色はピンク、香りは懐かしいあのポケモンを思い出させる
上を見上げても花などはない
あのポケモン、あの友達が近くにいるような気がした
香りは私に名前を呟かせた――――

ヒカリ「シェイミ・・・?」

312 名前:―185―13年後―再会―:10/11/22 04:03:17
すると突然上にあいた穴からアグノム、エムリット、ユクシ―が現れた。
アグノム「アグー。」
エムリット「エム―。」
ユクシ―「ユク―。」
サトシ「アグノム!?」
ヒカリ「エムリット!?」
タケシ「ユクシ―!?」
ピカチュウ「ピカ!?」
ポッチャマ「ポチャ!?」
シロナ「湖のポケモン達!?」
知っている者達はすぐに再会に感動と驚きの声をあげる
知らない者達は開いた穴からポケモン達に関してまで大いに驚く
ハルカ「何これ、すごいかも!?」
カスミ「ポケモン?」
ノゾミ「この子達って・・・。」
シゲル「ああ、シンオウ時空神話の・・・!?」
ジュン「スゲェ――!!!?」

感動とともに沸いた疑問をさっそくサトシは聞いてみた。
サトシ「どうしてアグノム達が今ここに?」
アグノム「(お祝いだよ。)」
サトシ「(テレパシーか)お祝い?」
ユクシ―「(サトシがチャンピオン
      ヒカリがトップコーディネーター
      タケシがポケモンドクターという夢を叶えたから
      そしてサトシ、ヒカリ、タケシ、君達の結婚のお祝いさ)」
サトシ「おおっ!?ありがとう!?」
エムリット「(それでお祝いにあるポケモンとの再会をさせてあげる為に来たの。)」
ドレスに舞い降りた花びらがその正体を告げていた。
ヒカリ「まさか。」
エムリット「(ニコッ。)」
頬笑んだエムリットが両手をあげると”バチバチ”と音が鳴った後
懐かしい生意気な声が響き渡った。

313 名前:―186―13年後―良かったでしゅ―:10/11/22 04:34:45
シェイミ「(サトシー、ヒカリー、タケシー、お久しぶりでしゅー!?)」
「「「ミ――ッ!!?」」」
たくさんのシェイミの群れを引き連れて、生意気な友達は現れた。

ヒカリ「シェイミ・・・。」
次々と現れる懐かしい友達の姿にヒカリは目頭が熱くなり涙を浮かべた。
サトシ「ヒカリ・・。」
ギュッ・・・
涙を浮かべているヒカリの手をサトシは握った。
ヒカリ「サトシ・・・。」
サトシ「昔は俺が泣いたんだよな・・シェイミとの別れの時。」
ヒカリ「・・・うん、ぐすん。」
サトシ「これでお互い泣かされちゃったな。」
空を舞うシェイミを見ながらサトシは私の手を握っている
私も釣られるように返事をしてシェイミを見上げようとした
ヒカリ「うん。」
シェイミは群れを引き連れスカイフォルムで飛び回っている。
シェイミ「サトシー、ヒカリー、結婚おめでとうでしゅ!?」
昔と何も変わっていないシェイミの姿に少しほっとする。
サトシ「ああ、ありがとう。」
ヒカリ「ありがとね、シェイミ(ニコッ)。」
姿形が成長して大きくなってもサトシはサトシ、ヒカリはヒカリでいてくれたのを確認出来
シェイミもほっとしたようである。
シェイミ「二人とも幸せそうでよかったでしゅ。」

シェイミの群れが運んできたグラシデアの花はホエルオ―の周りを埋め尽くした。
カスミ「うわあ――!?」
ハルカ「キレイかもぉ――!!?」
アヤコ「まあ!?」
ノゾミ「うん、キレイですね。」
リラ「わぁー。」
女性陣はグラシデアの花吹雪の美しさに見とれていた。

そんな中、サトシはそのグラシデアの花を見てある事を思いついた

314 名前:―187―13年後―結婚式、強行―:10/11/22 05:01:57
サトシ「そうだ!?ここで結婚式をしよう!?」
ヒカリ「ええっ!?」
ピカチュウ「ピカァ!?」
ミミロル「ミミィ!?」
突然の事、もちろん驚いた。
ヒカリ「本気?」
サトシ「本気さ、ヒカリ。」
ヒカリ「えっ?」
サトシ「俺達はポケモン達のおかげで出会えたんだ
    ポケモンマスターになる為に色んな所を旅したからヒカリにも出会えた
    だから今ここでポケモンの上で(ホエルオ―の上)、ポケモン達の目の前でやろう
    ・・・ヒカリだって本当は来年まで待ちたくはないんだろ?」
ヒカリ「ええ・・でも私のポケモン達は・・・。」
サトシ「なに心配ないさ
    アグノムー!?ヒカリ達のポケモン達を移動させてきてくれー
    母さんやオーキド博士達も。」
アグノム「アグゥ。」
サトシのお願いを快く聞いてくれたアグノム達はさらに穴を大きくし、人々を連れてきた。
バチバチッ!!?

ヒョイ―――
ハナコ「キャ――!?」
オーキド「うわぁ――!?」
ケンジ「うおぁ――!?」
次々と降りてくる人達やポケモン達をポッチャマはもてなした。
サトシ「ポッチャマ、大きいバブルこうせん!?」
ポッチャマ「ポ――チャ――!!?」
以前ミミロルとのコンテスト一次審査の合体技で使った大きなシャボン玉のようなバブル光線
(ミミロルが浮かぶ泡を飛び跳ねるというモノ)
その大きく膨らんだ泡は降りてきた人々をやさしく包みこみ着地させた
そう、約一匹以外・・・

グレッグル「フッ―――!?」
タケシ「え?・・おい!?やめろグレッグ・・・!!!?」
ドンッ!!?
タケシ「ぐっ・・あっ・・・はひっ!?・・シビレビレ・・・!?」
グレッグル「ケッ・・・!?」
空中から勢いのついた毒突きはタケシの腹に突き刺さった。

315 名前:―188―13年後―司祭者、タケシ―:10/11/22 05:30:38
サトヒカ「ははは・・・。」
久々に突かれるタケシを見てサトシとヒカリは苦笑した。
ヒカリ「それにしても・・サトシとポッチャマってそんなに仲よかったっけ?」
サトシ「まあな、ポッチャマ。」
ポッチャマ「ポチャ。」
ヒカリ「ん?」
ピカチュウ「ピィカ?」
自分が寝ている間に何があったのか、ヒカリには想像もつかなかった
同じくピカチュウにもわからない。
サトシ「さて、司祭者役は・・・。」
ヒカリ「え?司祭者のセリフとかどうするの?」
サトシ「考えがあるから心配ない。」
ヒカリ「考え?」
ピカチュウ「ピ?」
思い立ったら即行動のサトシのアイデアにはR団が絡んでいた。
サトシ「さてと・・司祭役・・・。」
タケシ「俺がやろう。」
サトヒカ「復活早っ!?」
タケシ「まあ、任せてくれ。」
サトシ「ああ、わかった。」
ヒカリ「サトシ、指輪は?」
サトシ「持ってるさ、ほらピカチュウ。」
ピカチュウ「ピ?」
サトシ「これ。」
ピカチュウがミミロルの為に選んだ指輪の箱をサトシは渡した。
ミミロル「ミミィ!?」
花嫁は指輪が楽しみで仕方がなさそうである。
ピカチュウ「ピカチュ。」

NEXT---次回、ホエルオ―の上で結婚式、グラシデアのバージンロード!?

316 名前:小さき種達 故郷:10/11/23 00:38:29
アヤコは久しぶりに帰ってきたヒカリ達の為にキッチンでご馳走の準
備をすると、タケシはアヤコを手伝うため一緒にご馳走の準備をして
いた。
ス「これがヒカリちゃんとサトシ君が結婚した時の写真ね!」
スズナはサトシとヒカリの結婚式の時の写真を見つけた。
ス「それにしても幸せいっぱいな顔だわ・・」
写真に写っているヒカリとサトシの顔は幸せ一杯であった。

その頃、ヒカリとノゾミはアカリとメグ、リンに母乳を与えていた。
マ「アカリとメグは美味しそうに飲むね!」
パ「チュパ!」
アカリ達はお腹一杯になると眠ってしまった。
ソ「アカリとメグ、寝ちゃったね・・」
ソラミ「ミミ・・」
ヒ「お腹が一杯になって寝ちゃったのよ・・」
ヒカリはアカリとメグをピカチュウとポッチャマに預けた。
ハ「所でサトシとセイ君達は何処にいるの?」
ハルカはサトシとセイ達が居ない事に気付いた。
ヒ「サトシ達なら外で特訓しているわ・・」
ハ「特訓?」
ハルカは窓を覗いてみるとサトシはセイとアイ、ノン3人同時にバトル
の相手をしていた。
ハ「うわ!・・サトシ、セイ君達まとめて相手しているわ!」

317 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/23 20:45:41
>>310
寝顔のところいいですね
アグノム達が現れたところからの素敵展開には思わず目から水が・・
普通の結婚式よりも感動が何倍にもなってる!
発案者がサトシっていうのもいいと思いました

>>316
スズナが家まで来てるというのが面白いです
さっそく写真を漁ってる!?

318 名前:小さき種達 故郷:10/11/23 23:35:14
サ「セイ、アイ、ノン・・遠慮はいらん!・・全力で来い!」
サトリ「ゴォォ!」
サトシはセイ達の特訓の為、3人同時でリザードンを相手にする特訓
を始めようとしていた。
セ「頼むぞ!・・リザードン!」
ア「お願い、トゲキッス!」
ノ「エーフィ、頼むよ!」
セイリ「ゴォォ!」
「キース!」
「エーフィ!」
セイ達は全力で行くためそれぞれレベルの高いリザードン達を繰出した。
サ「先攻はそちらからだ!」
セ「なら遠慮なく行くよ!・・リザードン、火炎放射!」
セイリ「ゴォォ!」
リザードンの火炎放射はサトシのリザードンに向っていた。
ア「トゲキッス、火炎放射にエアスラッシュ!」
「キース!」
トゲキッスは火炎放射にエアスラッシュを放つと火炎放射は火の粉になり
サトシのリザードンに襲い掛かった、だが、リザードン大きなダメージで
は無かった。
ノ「エーフィ!・・火の粉に向ってサイコキネンシス!」
「エーフィ!」
エーフィのサイコキネンシスは飛び散る火の粉をリザードンの周りに
集め炎の渦を作り上げリザードンを閉じ込めた。
ノ「やった!」
ア「これでリザードンの動きを止めたわ!」
アイとノンはリザードンの動きを止めた事を喜んだ。
サ「確かにリザードンの火炎放射にトゲキッスのエアスラッシュで
火炎放射を火の粉に変えて相手を油断した隙にエーフィのサイコキ
ネンシスで炎の渦を作り相手の動きを止める・・確かに効果的な
コンビネーションだが・・詰めが甘い!」
炎の渦に閉じ込められていたリザードンはエアスラッシュで炎の渦を
打ち破った。


319 名前:小さき種達 故郷:10/11/23 23:35:38
ア「炎の渦が!?」
サ「リザードン、リザードンに火炎放射!」
リザードンはセイのリザードンに向って火炎放射を放った。
セ「リザードン、こっちも火炎放射だ!」
リザードンは火炎放射で迎え撃ったがパワーで負けてしまい火炎放射を
まともに喰らってしまった。
セ「リザードン!?」
サ「トゲキッスにツバメ返し!」
リザードンは目にも止まらないスピードでトゲキッスにツバメ返しを
放った。
ア「トゲキッス!?」
トゲキッスはエーフィと一緒に吹き飛ばされてしまった。
サ「ブラストバーンで止めだ!」
リザードンは最大パワーでリザードン達に放った。
リザードン達はブラストバーンの直撃で耐え切れずにリザードン達は
倒れてしまった。
セ「リザードン!?」
ア「トゲキッス!?」
ノ「エーフィ!?」
セイ達はリザードン達の元に近づいた。
セ「大丈夫か、リザードン?」
「ゴォ・・」
リザードン達は何とか立ち上がった。
ア「トゲキッス、良く頑張ったわ・・」
「キース・・」
するとサトシがセイ達の元に近づいてきた。
サ「セイ、アイ、ノン・・3人での息の合ったコンビネーションは良か
ったぞ・・」
セ・ア・ノ「ありがとう、パパ(サトシパパ)!」
サ「だけど、まだ、詰めの甘さがあるな・・次の特訓は詰めの甘さを無く
す特訓にするからな!」

320 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/24 23:10:46
>>319
瞬殺・・・

321 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/24 23:19:37
まだまだレベルが違ったということか!

322 名前:小さき種達 故郷:10/11/24 23:36:03
ハ「やっぱり、セイ君たちが力を合わせてもサトシには勝てなかったか・・」
ハルカは窓からサトシの特訓を見ていた。
ヒ「そうね・・今のセイ達が力を合わせてもサトシには勝てないけど
これから一杯特訓していけば、いつか、サトシに勝てるわ!」
ノゾ「ノン達が強くなるよに私達もサポートしてあげないとね!」
するとアヤコとタケシが料理をテーブルに置きはじめた。
アヤ「ヒカリ、料理が出来たわ!・・サトシ君達を呼んであげて・・」
ヒ「うん、分かったわ、ママ!」
ヒカリは外に出てサトシ達を呼びに行った。
ス「ヒカリちゃん・・サトシ君と結婚して幸せそうね!」
ノゾ「あの二人はよくイチャついていますよ・・」
ハ「見ている方が恥かしくなるぐらいです!」
ス「良いじゃないの!・・イチャつくほど仲が良いてことじゃない!」
ノゾ「そうですね!」
その後、ヒカリはサトシ達を連れて来た。
サトシ達は席に座りテーブルに並べられている料理を食べ始めた。
ア「美味しい!」
セ「このコロッケ最高だよ!」
セイ達はアヤコの手作り料理を美味しそうに食べていた。
すると、ピカチュウ達が器を持ってサトシ達に近づいた。
サ「あ、ごめん!・・今からご飯を用意するよ!」
するとタケシが
タ「ポケモンフーズなら俺にお任せあれ!」
タケシはポケモンフーズを器に入れピカチュウ達に渡した。
タ「さあ、特製ポケモンフーズだ!・・ゆっくり味わってくれ!」
ピカチュウ達はタケシのポケモンフーズを食べるとあまりの美味しさ
に食が進んでいた。
アイシェ(凄く美味しいでしゅ!)
セイポ「ポチャ!」
ピカチュウ達はタケシのポケモンフーズを美味しく食べてしまった。

323 名前:―189―13年後―グラシデアのバージンロード―:10/11/25 09:29:19
シェイミ「(ミーに任せるでしゅ!?)」
グラシデアの花びらを操りシェイミは花びらでバージンロードを作った。
リラ「きれいー!?」
カスミ「なるほどね。」
サトシの考え、それはロケット団をこき使い式場から司祭用の本を借りてこさせるというモノであり
人選は的中、早々と朝も早いのに三人組は本を借りてきた。

式が始まる―――
まずは新郎、緊張丸出しの登場である
ピカチュウとハナコと並んで三列で入場する。
サトシ「(ドキドキするな・・・。)」
緊張してガチガチのサトシに耳元でハナコは呟く。
ハナコ「(落ち着きなさいサトシ、あなたがそんなんでどうするの。)」
サトシ「(わ、わかってるって・・・。)」
この時ばかりはサトシも子供の時のように頼りがなかった。
無事新郎の定位置に着き、次は花嫁の番となる。

サトシ「(ヒカリ・・・。)」
ヒカリもアヤコとミミロルと三列で登場してきた
ベールで隠れたヒカリの表情がよけいにサトシを緊張に導く。
サトシ「・・・・・・・・・。」
新郎・サトシと向かい合う位置に花嫁はやってきた
ベールから出ている青い髪が朝の日ざしで輝いて見え花嫁をいっそう美しく見せている

ふと思う・・・
サトシ「(ヒカリってこんなにキレイだったか?)」
”今さら”いかにサトシは自分が鈍いかを自分で実感した
長い瞬間がサトシの中に訪れて考えが巡る・・・

”俺はヒカリの笑顔が好きだった
それにいつも俺の事を理解してくれて嬉しかったし
この人といたら楽しいし成長出来ているという実感もあった
しかしどうだろう、目の前のヒカリは笑顔じゃなくてもこんなにキレイだ
俺はどこまで鈍かったんだ?”

実感と共に今までヒカリを自分がよく見ていなかった事への情けなさと謝罪の気持ちさえ沸いてきた。

324 名前:―190―13年後―似たもの同士―:10/11/25 10:00:03
気が長くなるような長い瞬間がサトシの中から過ぎ去ると
司祭者気取りのタケシが二人と二匹に尋ね始める
同時にサトシとヒカリ、ピカチュウとミミロルはタケシの方を向き手を握る
手を握った時、波紋のようにお互いの心臓が鼓動を打つ。

タケシ「汝、サトシとヒカリ、ピカチュウとミミロルはお互いに――――

長い定文、結婚の誓いの文が読まれる中
当の本人達(ポケモン達は普段通り)は緊張がピークに達していた。

サトシ「(俺、ヒカリと結婚するんだよな、いいのかな本当に・・・
     いや、ヒカリの事は大好きだけどこんな鈍感でヒカリを
     これからちゃんと支え合って行けるだろ―――――――)」
ヒカリ「(13年前からの想いが叶ってやっとサトシと結婚出来る・・・
     でもチャンピオンの妻が私なんかで大丈夫なのかな
     サトシをこれからずっと支えて行けるか―――――――)」
”自分の事で相手の足を引っ張らないか”形は違えど同じような事を考えている
似たもの同士は同じ事を考え、同じように緊張していた。

そんな事を考えている内に文を読み終わりタケシは尋ねる
タケシ「―――誓いますか?」

サトヒカ「・・・・は、はい!?」
ピカチュウ「ピカ。」
ミミロル「ミミ。」

とっさだった
ギリギリの所で冷静に返事する事が出来た
より冷静に返事が出来るように自分を落ち着かせる
サトシ「(落ち着こう・・俺がしっかりしないと。)」
ヒカリ「(大丈夫大丈夫・・これからだもん。)」

ようやく落ち着いた所で大事な所へ差し掛かる。

325 名前:―191―13年後―婚約指輪―:10/11/25 10:40:09
タケシ「サトシ、ヒカリを妻としますか?」
サトシ「はい、いたします。」
タケシ「ヒカリ、サトシを夫としますか?」
ヒカリ「はい、いたします。」
タケシ「ピカチュウ、ミミロルを妻としますか?」
ピカチュウ「ピカチュウ。」
タケシ「ミミロル、ピカチュウを夫としますか?」
ミミロル「ミミロ。」

それぞれの返事の後、また文を読み祈りをささげ二人と二匹は手を離し向き合うと
サトシはようやく花嫁のベールを持ち上げ後ろへと垂らした

息が止まりそうだった
サトシとヒカリはこの13年で同じだった身長が15cmもサトシの方が高くなっていた
その15cmの差はサトシの目にヒカリが上目を使っているようにも見せた
朝日に照らされた青い髪と美しい瞳、白いドレス・・・
吸い込まれるように新郎は花嫁の頬に接吻をした。

そしてついに花嫁達が待ちに待った指輪の時間がやってきた
ヒカリ「(一体どんな指輪にしたんだろう・・・ちょっと怖い。)」
サトシのセンスのなさにはヒカリさえもついては行けなかった
しかし、その予想は嬉しくも覆された。
ヒカリ「(えっ?)」
サトシ「シンオウのパールとダイヤモンドで出来た指輪だ。」
美しく澄んだパールのまわりにちりばめられた光輝くダイヤモンド
その美しさにヒカリも思わず声を漏らす・・・
ヒカリ「きれい・・・。」
指輪は左手の薬指にピッタリとはまり、さらに美しく花嫁を着飾った
続いて同じ指輪をヒカリがサトシにはめる。
一方、ピカチュウがミミロルに送ったのは雷の石の鉱石のまわりを白色の鉱石で囲んだ指輪だった
雷の鉱石が自分、白色の鉱石が白色のふわふわを持つミミロルと言う事のようだ
ピカチュウやミミロルには指輪をはめる事は出来ないので
ネックレスのように首にかける形となっていた。
ミミロル「ミミロ―!?」
花嫁もご満悦のようである。
ピカチュウ「ピカチュ。」
二匹もトレーナーの真似をしてお互いの首にかけあった。

タケシ「この二人と二匹に幸せがあらん事を祈る。」
案外型にはまっているタケシ祭司、
そして今、女の戦いが始まる・・・。

326 名前:―192―13年後―絶対に負けられない戦いが・・・―:10/11/25 11:05:08
結婚式恒例のあの行事に女達が今、立ちあがろうとしていた・・・。

カスミ「(さあ、グラシデアの花束・・・。)」
ハルカ「(女の戦い・・・燃えちゃうかも!?)」
リラ「(これは・・・参加してみるかな・・・。)」
ノゾミ「(うーん・・私達も結婚考えてるんだけど景気づけにやってみるかな。)」
ウララ「(ノゾミやハルカも出るつもりなのね・・・じゃあ私も。)」
ムサシ「(フフフフフ・・・あの花束・・美しい私にこそお似合いよ。)」
アイリス「(おもしろそう!?)」

シロナ「(私も30を過ぎてしまった・・・そろそろ本気で・・・。)」
三十路で焦り始めた元・チャンピオン、笑顔でガブリアスのボールを出す。

絶対に負けられない戦いがここにはある!?

この温和ではない状況に今から花束を投げるヒカリとミミロル達も気づいていた。
サトシ「(何か後ろが騒がしくないか?)」
ヒカリ「(うん・・・。)」
ピカチュウ「ピィカ・・・。)」
ミミロル「(ミミィ・・・。)」

NEXT---次回、花束争奪戦!?

327 名前:小さき種達 故郷:10/11/25 23:38:03
サトシ達は食事をしている中、アヤコが
アヤ「そういえば、あの映画の公開は何時なの?」
ヒ「映画は2ヵ月後に公開予定よ!」
アヤ「あら、以外に早く公開されるのね!」
サ「試写会は1ヵ月後なんです!」
アヤ「試写会の時は呼んでね!」
ヒ「うん!・・絶対、試写会の時ママを呼んであげるね!」

その後、食事が終わり、サトシ達はリビングでゆっくりしていた。
アカリとメグはヒカリの腕に抱かれながら喜んでいた。
ヒカシェ(アカリとメグ、凄く嬉しそうでしゅ!)
するとアカリがヒカリのシェイミの足を掴むとメグと一緒にシェイミを
引っ張った。
ヒカシェ(やめてでしゅ!!)
アカリとメグはさらにシェイミを引っ張った。
ヒ「こら!・・シェイミが痛がっているでしょ!」
ヒカリはシェイミをアカリとメグから離した。
ヒカシェ(助かったでしゅ!)
するとアカリとメグは泣き出してしまった。
ヒ「ほらほら、泣かないで!」
ヒカリは必至にあやすが中々泣き止まなかった。
するとピカチュウとポッチャマがアカリとメグを喜ばそうと別のポケモ
ンの物まねをするとアカリとメグは喜んだ。
ヒ「ありがとう、ピカチュウ、ポッチャマ、お陰でアカリとメグが
泣くのをやめたわ!」
サトピ「ピカチュウ!」
ヒカポ「ポッチャマ!」

328 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/26 23:09:40
>>322
器持ってきたピカチュウかわいいな
>>327ピカチュウの物まねは、笑いを取るのに最適っぽいですね

>>323
宣誓の前の緊張感が良かったです
サトヒカよりもピカミミの方がしっかりしてるんですね
ブーケ争奪戦はすごいメンバーがそろってるw

329 名前:小さき種達 故郷:10/11/27 23:45:44
その夜、サトシ達は明日、カントーに帰るため早めの就寝に着こうとし
ていた。
サトピ「ピ、ピカチュウ!」
ヒカポ「ポ、ポッチャ!」
アカリとメグは昼のピカチュウとポッチャマのものまねを見てすっかり
ピカチュウとポッチャマを気に入ってしまい抱きしめていた。
サ「すっかり、アカリとメグに気に入られてしまったな、ピカチュウ、ポッチ
ャマ・・」
アカリとメグはピカチュウとポッチャマを抱きしめたまま眠ってしまった。
ヒ「もう、ピカチュウとポッチャマを抱きしめながら寝てしまうなんて・・」
ミ「アカリとメグは赤ちゃんだから仕方ないよ、ママ・・」
「ベーイ!」
ヒ「それもそうね・・」
ピカチュウとポッチャマはアカリとメグに抱きしめられて身動きが取れ
ずいた。
サ「今、離すからちょっと待ってろよ・・」
サトシはアカリがピカチュウを抱かれている手をピカチュウから離した。
ヒカリもメグがポッチャマを抱いている手をポッチャマから離した。
ヒ「今日はお疲れ様、ピカチュウ、ポッチャマ!」
サトピ「ピカチュウ・・」
ヒカポ「ポッチャ・・」
ピカチュウとポッチャマは疲れている様子であった。
サ「明日は早いから早く寝よう・・」
サトシ達は部屋の電気を消して眠った。

次の日、サトシ達はアヤコと別れてフタバタウンの港に向った。

330 名前:―193―13年後―グラシデアブーケ前哨戦@―:10/11/28 19:11:06
燃える乙女達・・・またポケモン達もこの争奪戦に燃えていた。

ミミロル「ミミロー。」
もう一匹の花嫁は天高く花束を投げた
それと同時に次の花嫁をめぐって大きく飛び上がる―――

トゲキッス「キィ―――ス!?」
ジャローダ「ジャロ――ゥ!?」
ケンホロウ「ホゥォ―――!?」
メガニウム「メェ―――!?」
エテボ―ス「エボ――ォ!?」
力の限り飛び上がったがやはり飛行ポケモンが有利、勝負はトゲキッスとケンホロウの一騎打ちになろうとしていたが・・・

ジャローダ「ジャロ!!?」
ケンホロウ「ケャ!!?」
ジャローダはさらに上へと行こうとしたケンホロウを踏み台にしてトゲキッスと並ぼうとした。
ケンホロウ「(この悪女!!?)」
ジャローダ「(何言ってるの?勝てば官軍よ。)」
メガニウム「(あのアマがぁぁぁぁ!!?)」
トゲキッスに並んだジャローダはトゲキッスをリーフブレードで叩き落とそうとしたが・・・
トゲキッス「キ―――!!?」
ジャローダ「(何!?)」
さすがトップコーディネーターのポケモン、華麗に避け花束を確保した
そのまま花束を持ち愛しの彼の元へと向かう。

トゲキッス「キィ―――ス!?」
ムクホーク「ムクホ――。」

この状況を不思議に思ったピカチュウ。
ピカチュウ「(ねえゴウカザル、この前はムクさんが追いかけてたけど
       何で今度はトゲキッスがアプローチしてるの?)」
ゴウカザル「(ピカさん、発情期中はムクさんが馬鹿みたいに
      アプローチしてたんだけど普段は逆みたいなんですよ
      ムクさん普段は硬派ですから。)」
ピカチュウ「(発情期中以外は純情なのね。)」

メガニウム「(やられた・・飛べないのは痛いわね。)」
ポッチャマ「(まあまあ・・そのうちいいことあ・・。)」
メガニウム「(あれは乙女の夢なの!!?)」
ポッチャマ「(はい・・・。)」
怒鳴られたポッチャマ、泣いたり笑ったりのポケモン達・・・
しかし、本当に荒れたのはこの後だった。

331 名前:―194―13年後―グラシデアブーケ前哨戦A―:10/11/28 19:34:15
ヒカリ「投げるわよ―――!?」
花嫁がそう言うと一斉に重く鋭い視線がヒカリへと向けられる
その異様な光景に思わず戸惑う。

ヒカリ「(何・・この”早く投げて!?”的な重い雰囲気は・・!?)
    は―――い!?」
戦いの火ぶたはきって落とされた。

ノゾミ「先手必勝!?ニャルマ―尻尾で花束確保。」
ニャルマ―「ニャルゥ――。」
器用な尻尾は花束の向けて一直線に向かって行ったが
尻尾で花束を取りに行ったのは一人だけではなかった。
アイリス「オノノクス、ドラゴンテールで尻尾をはじきなさい!?」
オノノクス「オッノ――!?」
バチン!?
花束に迫ったニャルマ―の尻尾をはじき、そのままオノノクスは振り向き花束をつかもうとした。
アイリス「もらい――。」
ノゾミ「やるね、燃えてくるねー!?」
カスミ「隙やり!?スターミ―、サイコキネシス!?」
アイリス「えっ?」
スターミ―「ジェァアアア!!?」
もう少しでキャッチ寸前の所でスターミ―の超能力で花束の位置はずらされ
オノノクスは花束を掴み損ねた。
カスミ「気をぬいちゃだめよアイリスちゃん。」
リラ「そちらもですよ、カスミさん。」
カスミ「えっ?」
リラ「エーフィ、サイコキネシス!?」
エーフィ「フィ――!?」
スターミ―とエーフィのサイコキネシスは右へ左へと花束を揺らし合いしのぎを削る。
スターミ―「ジェ・・・ァァ・・!?」
エーフィ「フィ・・ィィ・・!?」
カスミ「やるわね、リラちゃん。」
リラ「カスミさんこそ。」

熱い花束争奪戦がいきなり始まり当の投げた本人は・・・。

332 名前:―195―13年後―グラシデアブーケ前哨戦B―:10/11/28 20:11:36
ヒカリ「え、えらい事になってる・・・!?」
サトシ「皆すごい張り切ってるな・・・。」
”この花束を取った人が次の花嫁”
女達は大いに盛り上がっている
もちろん女性じゃなくても仲間の本気モードのバトルに燃え上がるこの男達
サトシ「うおーっ!?皆熱いぜぇ!?」
ヒカリ「もうサトシったら・・・ふふっ。」
ほほえましい熱くなるサトシの姿。
オ―バ「いいぞ!?皆頑張れ!?」
ジュン「いいじゃんいいじゃん!?もっと激しくなれよ
    俺様も参戦してやるからさ!?」
サトシ「俺も俺も!?」
 
ヒカリ「い、いや、あんた達女じゃないでしょ・・・。」
男達に突っ込まざるおえないヒカリ。

サイコキネシスはお互いゆずらない、そこへハルカも参戦する。
ハルカ「グレイシア、凍える風!?」
グレイシア「シィ―――!?」
スターミ―「スタ!?」
エーフィ「フィ―!?」
カスミ「スターミ―!?」
リラ「エーフィ!?」
凍える風は三方向へふき、スターミ―とエーフィに命中しサイコキネシスを中断させた
もう一方向へふいた風は花束の方へと向かい、花束のまわりを回転し始める。

ヒカリ「あれって氷のシャンデリアみたい!?」
サトシ「ヒカリの技は氷のつぶてだったはず
    凍える風でも出来るのか。」
ハルカ「もちろんよ、さあバシャ―モ、あの花束の入った氷の入れ物を取ってくるのよ!?」
バシャーモ「シャモ!?」
氷のシャンデリアならぬ花束を飾る氷のショーケース、氷が花束を美しく見せている。
それをすかさずバシャーモは確保しに行くが・・・

ノゾミ「私達も取りに行くよニャルマ―!?」
ニャルマ―「ニャルー!?」
アイリス「私達も!?」
オノノクス「クス!?」
エーフィとスターミ―は凍える風の追加効果で動きが鈍くなりスタートに出遅れた。

NEXT---シロナがついに動きだして・・・。

333 名前:小さき種達 故郷:10/11/28 23:33:45
そしてサトシ達はフタバタウンの港に着くと船が出港するまでの間
店に立ち寄っていた。
ソ「このお菓子、ハナコお婆ちゃんにどうかな?」
ソラミ「ミミロ!」
ソラはハナコに渡すお土産をサトシに見せた。
サ「ああ、きっとお婆ちゃんも喜ぶぞ!」
サトシ達はハナコやシゲルに渡すお土産を選んでいた。

ノゾ「え!?・・本当にマサラタウンまで来るんですか、先輩!」
ス「勿論よ!・・1回はマサラタウンに行って見たいと思っていたの!」
スズナはサトシ達と一緒にマサラタウンについていく事を決めていた。
ノゾミは止めても無駄だと感じそれ以上は言わなかった。

そして、サトシ達は出向の時間に船に乗った。
ヒ「何だか、あっという間だったわね!」
ノゾ「ああ、この1ヶ月が短いと感じたわ!」
サ「映画の撮影は結構楽しかったな!」
タ「ああ、俺達が一緒に旅をした最後の場所で撮影は良い思い出になった!」
サ「ああ、早く俺達の映画を見てみたいぜ!」
サトピ「ピカチュウ!」
ヒカポ「ポッチャマ!」
サトシ達を乗せた船はゆっくりとシンオウ地方から離れていた。0

334 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/11/29 09:19:49
>>329
ピカポチャお疲れ〜
スズナの自由さがすごいですね
カントー進出か

>>330
みんな本気出しすぎ!
ミミロルのブーケですら驚いたというのに
その後のヒカリブーケ争奪戦は面白すぎる
NEXT--- どうなっちゃうのw

335 名前:小さき種達 :10/11/30 00:47:32
サトシ達を乗せた船はカントーに向っている頃、サトシ達は船内で休ん
でいた。
ア「ほら、アヤコお婆ちゃんが作ってくれたぬいぐるみよ!」
アイはアヤコから預かっていたピカチュウとポッチャマの小さなぬいぐ
るみをアカリとメグに渡すと喜んで抱きしめた。
マ「よかった、気にいてくれたみたいね!」
「チュパ!」
ヒ「これでピカチュウ達が苦労も少しはなくなるわね!」
サトピ「ピカチュウ!」
ヒカポ「ポッチャマ!」
ピカチュウとポッチャマは苦労が少し減った事に喜んだ。
するとセイのお腹がなった。
ミ「もう、お兄ちゃんたら、お腹なりすぎるよ!」
「ベイ!」
セ「ごめんごめん、朝早く起きたから腹が減るのが早くて!」
セイポ「ポッチャ!」
ヒ「そうね、朝早く起きたからね・・」
ハ「お昼にはまだ早いとは思うけどお昼にしない?」
ハルカの言葉にヒカリは
ヒ「確かにお昼にはまだ早いけどお昼にしましょ!」
するとスズナが箱を持ってきた。
ノ「スズナさん、これは?」
ス「実はね、朝早くに起きてヒカリちゃん達が作ったお弁当よ!」
ノゾ「人数多いから作るのが大変だったよ・・」
ヒカリ達は机に弁当を並べた。
セ「お!・・うまそう!」
セイポ「ポッチャ!」
タ「ピカチュウ達のご飯こっちだぞ!」
タケシはポケモンフーズをピカチュウ達の前に置いた。
サトピ「ピカチュウ!」
ヒカポ「ポッチャマ!」
サトシ達は席に着くと弁当を食べ始めた。
セ「このコロッケ、美味しい!」
ソ「うん!」
ヒ「そんなに喜んでくれて嬉しいわ!」
ヒカリはセイ達が美味しく食べてる姿を見て微笑んだ。

336 名前:小さき種達 :10/12/01 00:41:31
サトシ達は昼食を食べ終わるとソラ達は眠くなり部屋に戻って眠ってしまっ
た。
サ「それじゃ、ベイリーフ、パチリス・・しばらくソラ達を見ていてくれ・・」
「ベイ!」
「チュパ!」
サトシ達はソラ達が寝ている間ベイリーフとパチリスに任せて甲板に
向った。
ヒ「気持ちいい風ね!」
ヒカシェ(気持ちいいでしゅ!)
ヒカリは海の風に当たっていた。
サトシ達はマサラタウンに居るポケモン達の事を話し始めた。
ア「フシギダネ達、元気にしているかな?」
アイピ「ピカチュウ・・」
サ「フシギダネ達は元気にしている、おばあちゃんが言っていたぞ!」
ノゾ「シゲルやケンジも世話をしているから問題はないでしょ!」
すると、スズナは
ス「ねえ、シゲルってもしかして、オーキド博士のお孫さん?」
サ「はい、今はオーキド博士の後を継いでポケモンの研究をしています・・」
ノゾ「でも、珍しいですね、先輩がシゲルの事を知っているなんて・・」
ス「そりゃ、ジムリーダーですもん!・・ポケモン博士の名前ぐらい
知っていて当然よ!」
ヒ「確かに・・」
ヒカリは思わず納得した。
すると、サトシはある事を思い出した。
サ「そう言えば、母さんがこの前、ミドリから電話が会ったって言っていた
な!」
セ「それ本当!?」
サ「ああ、イッシュで新しいポケモンをゲットしたって言っていたぞ!」
ア「そうか、ミドリも頑張っているんだね!」
サ「マサラタウンに着いたらミドリに連絡しような!」
ア「うん!」

337 名前:―196―13年後―グラシデアブーケ争奪戦C―:10/12/01 20:59:54
ハルカ「させないわ、バシャーモ火炎放射!?」
バシャーモ「バシャ―!?」
火炎放射が近づこうとしたニャルマ―とオノノクスの前に立ちはだかる
ニャルマ―「ニャゥ・・・!?」
オノノクス「オノッ・・・!?」
ノゾミ「ニャルマ―!?」
アイリス「うっ・・・やられた。」

ハルカ「これで貰ったも同・・・えっ!?」
勝利をハルカが確信した時、一番花束に近かったのはハルカではなかった。

ムサシ「もらったぁぁぁ―――!!!?」
ハブネ―ク「ハバネークッ!!?」
三十路も半分が過ぎ去った女の婚期遅れに対するコンプレックスは凄まじいモノだった・・・!?
ハルカ「ムサシ!?」
ムサシ「私はあんた達がつぶし合うのを待ってたのよ
    これで私も・・・玉の輿よ!?オホホホホホホ!!?」
趣味の悪い笑い声が響きわたる―――

コジロウ「(だから結婚できないんだよ・・高望みするから。)」
ニャース「(コジロウそれは禁句ニャ、ムサシに殺されるニャ。)」
あいかわらずの地獄耳はそのボソボソ声さえも見逃さなかった。
ムサシ「あん?なんか言った?」
コジロウ「い、いえいえムサシ様ぁ・・・!?」
ニャース「私達は何もぉ・・・!?」
ムサシ「ならいい。」

コジロウ「ふぅ・・・。」
ニャース「死にかけたニャ・・・。」
13年経ってもムサシには何も言えないコジロウとニャースであった。

ウララ「そんな事に反応してる暇あったら花束を取ればいいのに。」
ムサシ「えっ?」
しかし、つぶし合いを待っていたのは一人だけではなかった。

338 名前:―197―13年後―グラシデアブーケ争奪戦D―:10/12/01 21:31:05
ウララ「悪いけど皆さんここまでよ
    ガバイト、準備してた砂嵐
    ブースター、怖い顔。」
ガバイト「ガバァ――!?」
全部でつぶし合う事などウララには周りの女性陣のやる気に満ちた表情からわかっていた
ただしウララには花束をただ取るよりもこの争奪戦でライバルであるノゾミ、ハルカに勝つ事が大事だった
お高いプライドを引っ提げ事前にブースターの怖い顔を敵全員の視界に入れられる程度に
ガバイトに砂を用意させていた。
ウララ「今よ、怖い顔!?」
ブースター「ブ―――スタァァ!!?」
異常な程大きな怖い顔がポケモン達の目の前に現れる
その顔を見たポケモン達は一気に戦意消失を余儀なくさせられた。
ムサシ「あっ!?ちょ・・ちょっとハブネ―クあんた!?」
ハブネ―ク「ハ・・ハ・・ハブネ・・・。」
ブースターの怖い顔に怯えきってハブネ―クは震えている。
ヒカリ「あの時とは比べ物にならないくらいの怖さね・・・。」
年月を賭けさらに磨き上げられた怖い顔にヒカリもポケモン達の怯える心情を理解する言葉を告げる。
サトシ「ん?どうした皆?」
ピカチュウ「ピカ。」
ミミロル「ミ・・ミ・・ロ・・・ォ・・・。」
ポッチャマ「ポ、ポポポッチャ・・・。」
怯えるミミロルとポッチャマの横でまったく怯えていないピカチュウが気になりサトシに尋ねる。
ヒカリ「あれ?何でピカチュウは平気なの。」
ピカチュウ「ピカチュ。」
サトシ「ピカチュウはチャンピオンリーグであれよりも恐ろしいポケモンと戦った事があるからな。」
ヒカリ「すごいわね、どんなポケモン?」
サトシ「シロナさんのガブリアスさ
    あれは・・・・うん・・・。」
ヒカリ「?」
いきなり表情を曇らせたサトシ、その訳はこの後明らかになった。
ヒカリ「そういえばシロナさんも参加し・・・・・っ!?」
サトシ「あのポケモンに俺達が勝てたんだもんな・・本当に俺のポケモン達もよくやってくれたよ・・・。」
ピカチュウ「ピカチュ・・・。」

化け物とはこの事、そう言える姿が目の前にあった。

339 名前:―198―13年後―グラシデアブーケ争奪戦E―:10/12/01 21:56:47
ガブリアス「・・・・・・・・・。」
シロナ「まだよガブリアス。」
ガブリアス「ガバァ。」
この時ウララは感じていた

何だろうこの感じは
殺気に近い痛い空気のようなものが近くにあるのを感じる・・・
目の前の敵のポケモン達はブースターの怖い顔の効果で怯えている
しかし明らかに怯えすぎである
後ろかと思い振り向いてみると後悔をした。
ウララ「な、何これ・・・ブースター大丈夫?」
ブースター「ブ・・ゥ・ゥ・・・。」
横にいる自分のポケモン達は怖い顔でひるまされている周りのポケモンよりも苦しそうだ。
ウララ「(これって・・・何?
     息をするのもつらい・・こんなの初めて・・この空気の発信源はガブリアス・・・。)」
鋭い眼光、黙っていても何故か耳に聞こえてくるガブリアスの雄たけび
1、5M程のガブリアスがさらに大きく見えてくる・・・
次の瞬間、口から一言告げた。

ウララ「負け・・・ました。」
シロナ「ありがとう(ニコッ)。」
ガブリアス「ガブ。」
敗北宣言を聞いた後、すぐにガブリアスの殺気は消えシロナも笑顔で返事をした
シロナ側からすれば戦わずして勝った
10年間チャンピオンの座を死守してきた女性はもはやこの中でずば抜けて強かった。

ウララ「格が違いすぎる・・・。」
プライドの高い女も悔しくも納得させられた。

遠くではサトシがヒカリに語る。

340 名前:―199―13年後―花嫁・ヒカリの嫉妬―:10/12/01 22:23:21
ヒカリ「何だったの・・・あれ。」
亜然である、あんなシロナは見た事がなかった。
サトシ「さすが10年もチャンピオン死守してただけあるよな・・・。」
ヒカリ「それにしても何で花束争奪戦くらいでこんなに本気になったの?」
サトシ「この前噂で聞いたんだけど・・・噂だけど。」
ヒカリ「何を?」
サトシ「シロナさんの試合を一度でも見た人は純粋にバトルを挑んでくる人・・・
    チャレンジャーさえも近寄らなくなってしまうらしい・・昔はそんな事なかったらしいんだけど
    最近の強さは本当にヤバいからな・・・それで男が近寄らないから少し本人も焦り始めてるって。」
サトシの話を聞くと今自分が花嫁であり、幸せな事から真逆の立場のシロナに対する同情心が沸いてきた。
ヒカリ「そうなんだ・・・あんなにきれいなのに・・・。」
サトシ「ああ、あんなにきれいなのにな。」
社交辞令でサトシはシロナの事を”きれい”といった。

ヒカリ「(ムッ・・・!?)」

何だろうこの感情は、燃え上がるように花嫁・ヒカリの中に激しい嫉妬の炎がついた
”あの鈍感なサトシ”が外見をきれいとほめた
花嫁の私でさえほめられた事もないのに!!?

社交辞令で”きれい”と言ったサトシにはとんだ災難だった

NEXT---ヒカリの嫉妬にサトシは・・・。

341 名前:小さき種達 :10/12/02 00:01:09
次の日、サトシ達はマサラタウンの港に着きサトシ達はマサラタウン
の家に向かっていた。
ス「マサラタウンって結構、穏やかね!」
ノゾ「ええ、住むには最高の環境ですよ!」
そんな会話をしている間にサトシ達はマサラタウンのサトシの家に着いた。
ス「此処がサトシ君とヒカリちゃんの家ね!」
ソラ達が家の扉を開けて中に入った。
サトシ達も家の中に入ったが誰も居なかった。
サ「あれ、母さんがいるかと思ったんだけどな・・」
サトピ「ピーカ・・」
ヒ「きっと、今日はまだ来ていないのよ・・」
その時、庭の窓を叩く音が聞こえサトシ達は庭を見るとそこには
「ダネフシ!」
サ「フシギダネ!」
サトシは窓を開けるとフシギダネは家の中に入ってきた。
サ「フシギダネ、留守の間、庭の警備お疲れ様!」
サトピ「ピカチュウ!」
ヒカポ「ポッチャマ!」
「ダネフシ!」

342 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/02 00:01:35
ただの社交辞令だろww
次回どうなるやら(笑)

343 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/02 00:50:44
>>335
ミドリがイッシュで元気にしてるみたいでなにより
自宅警備のフシギダネがかわいかったです

>>337
怒涛の展開がすごい
シロナの近況が大変なことになっていて震えてきましたw
ウララ達とはいろいろと次元が違いすぎたんだ…

344 名前:小さき種達 接近:10/12/02 23:08:40
サトシ達はゆっくりする為、ヒカリ達は台所でお茶を入れ始めた。
その時、玄関からドアをノックする音が聞こえサトシは玄関に向うと
そこには
サ「シゲル!」
シ「やあ、サトシ・・帰っていたのか・・」
サ「ああ、今さきな・・」
サトシはシゲルを家の中に入れた。
ヒ「あら、シゲルじゃない・・」
シ「やあ、久しぶりだね・・」
するとノゾミはシゲルにスズナを紹介をした。
ア「博士、此処最近ピカチュウの毛並みが悪いんですが・・」
アイピ「ピカチュウ・・」
シ「ちょっと見せてもらうよ・・」
シゲルはピカチュウの身体を見た。
シ「少し風邪気味だね・・」
ア「風邪!?」
シ「きっと、頑張りすぎて疲れが出てしまったんだよ・・」

スズナはシゲルの凄さに驚いた。
ス「あれが、シゲル博士・・」
するとスズナはとんでもない言葉を発した。
ス「彼にアプローチしてみようかな・・」
ノゾ「せ、先輩、いきなり何を言い出すんですか!」
ス「彼の真っ直ぐな心に何だか魅力を感じちゃったわ!・・だから、彼
と結婚できるようになりたいわ!」
ノゾミはスズナの行動に呆れを感じていた。

345 名前:小さき種達 急接近:10/12/03 22:42:38
それから1ヵ月後
サ「明日はいよいよ試写会だな・・」
ヒ「ええ・・どんな風に出来ているか楽しみね!」
ハ「私としてはサトシとヒカリの恋が映画でどう映るか気になるわ!」
サトシとヒカリは頬が赤くなった。
ヒカシェ(サトシとヒカリが赤くなっているでしゅ!)
サ・ヒ「赤くなっていないよ!」
サトシとヒカリは声を揃えた。
ハ「そういえば、スズナさんの恋はどうなっているの?」
ノゾ「さあ・・先輩から何も聞いていないから分からないよ・・」
サ「それにシゲル相手じゃ、そう簡単にはいかないだろ・・」
ノゾ「確かに・・いくら先輩でもシゲルには敵わないと思うわ・・」
「ニャール!」
その時、玄関のドアが開きスズナが家の中に入ってきた。
ス「やったわ、ノゾっち!・・シゲルと結婚する事になったわ!」
スズナの言葉にサトシ達は驚きを隠せなかった。
サ「け、結婚!?」
ヒ「嘘・・」
ハ「あのシゲルが・・」
ノゾ「先輩、出会って1ヶ月で結婚は早くないですか?」
ス「何言っているのよ、ノゾっちの結婚の時も出会って1ヶ月で結婚したん
じゃない!」
ノゾミは返す言葉が無かった。
ハ「それで式はいつですか?」
ス「うふふ、1ヵ月後よ!」
ヒ「おめでとうございます、スズナさん!」
ス「ありがとう、ヒカリちゃん!」

346 名前:―200―13年後―アイスクリームシンドロームからの脱却―:10/12/03 23:00:15
ヒカリの顔はどんどん不機嫌さがわかるほど険しくなっていく
いきなり黙ったヒカリを不思議に思いヒカリの方を向いてみると。
サトシ「どうしたんだヒカリ、そんな不機嫌な顔をして。」
少し不機嫌なのを表すようにグレッグルのように頬を膨らませながら言う。
ヒカリ「どうせ私はシロナさんのようにきれいじゃありませんよだ。」
鈍感なサトシでも怒っている事は理解できた。
サトシ「ヒカリ・・・。」

ふと思い返す―――
最後にヒカリにきれいと言ったのはいつだろうか?

・・・・・・・・・。

記憶にない・・・・それらしき言葉さえ言ってなかったような・・・
最後にそれらしき言葉を言った時で思い浮かんだ出来事は
旅を一緒にしていた13年前のトゲキッスをヒカリがゲットした時に王女様の服を借りた時に言った
”似合ってるぞ”である

・・・・・・・・・・。

自分の妻となる人に”きれい”とは13年も言ってないのか・・・
この重大さに今気付いた
最初は社交辞令で言った言葉に嫉妬され俺的には災難だと思ったけど、他人に”きれい”妻には”似合ってる”
これって悪いのは俺じゃないか?

鈍いサトシにも事の重大さに気がついたようである
思い切ってヒカリにもう一度声をかけてみる。

サトシ「ヒカリ・・・。」
そっとかけてみた反応は――――

ヒカリ「・・・・・・・・・・・。」
黙ったまま、頬を膨らませたまま、腕を組む・・・・ご立腹のようである
しかし、反論は出来ない
考えてみれば自分がここまで来れたのもこの人のおかげであるし
これからずっと人生を一緒に歩む妻に”きれいだ”どころか”似合ってる”止まりで他人を褒めた
しかもヒカリは外見をよく気にする性格・・・ずっと褒めて欲しかったに決まっている。

サトシ「(これはまずい・・・。)」
ヒカリを褒めもしないで13年・・・自分はヒカリを気付いた今こそ褒めるべきでは・・・

13年間ヒカリを鈍感さから褒めなかった、ある意味アイスクリームシンドロームからの脱却を試みようとする。

347 名前:―201―13年後―鈍感―:10/12/03 23:43:30
自分が式の途中にヒカリを見て何を考えていたかは言おうだけでも気が引けるが(>>323-325
これからもずっと横に居てくれるこの人に嘘をつきたくないし
何よりも二人のこれからの為にもこの人にありのままの自分の気持ちを遅いとしても伝えようと思った。

サトシ「ヒカリ。」
今度は覚悟を決め強く言ったためかヒカリも反応した。
ヒカリ「・・・何?」
頬を膨らませこちら側に顔を見せる
次にサトシから飛び出した言葉にヒカリは顔を真っ赤にした。

サトシ「俺はヒカリが世界一きれいだと思ってる!?」
ヒカリ「えっ・・・!?」

何で?・・・私はサトシは鈍感だからここで怒ってても後で”なんてね!?”なんて言ってごまかそうと思ってた・・・
私は外見をよく気にする性格、だからサトシにも褒めてもらいたかったのも事実
だけどサトシと一緒にいれるなら褒めて貰えなくてもいいと思ってた・・・
サトシにそんな事期待してもダメと思ってたから・・・

でも今、私の事を”世界一きれい”って言ってくれた
ベタではあるけどそれがサトシらしくて嬉しい・・・サトシのそんな単純な所がうらやましい
そして大好き。

単純な言葉一つ、サトシは13年目で初めてこんなベタな言葉を言ったからか顔が真っ赤である
そしてもちろんヒカリもこの言葉を聞いた瞬間、顔が熱くなり赤く染まった。

ヒカリ「サトシがそんな言葉を言うなんて・・・。」
サトシ「やっと言えた・・・。」
魔法のようなサトシの鈍感、13年にも及ぶアイスクリームシンドロームがようやく溶けた。

サトシ「ヒカリ・・・。」
ヒカリ「サトシ・・・。」
サトシ側からしたら”気がつけば抱きしめていた”
ヒカリ側からしたら”気がついたら抱きしめられていた”
ただただ無意識に体を寄せ合った。

348 名前:―202―13年後―空気の読めない男―:10/12/04 00:07:22
そんな中、空気の読めない男が二人を弄る。
ジュン「おっー!?二人とも熱いねー!?」

サトヒカ「(カァ―――。)」
まわりではガブリアスのプレッシャーに蹴落とされた女性達がまだ震えていた
とても新郎と花嫁を弄る雰囲気ではない
しかし、この時ばかりは結果オーライだった。

カスミ「はは・・そうよね、結婚式なんだもの・・・
    楽しまないと、ハハハ・・・。」
ハルカ「そう・・・そうよ、そうかも・・
    楽しまなきゃいけないかも。」
アイリス「うん、気を取り直さなきゃ!?」
ジュンの空気の読めない発言はたちまち蹴落とされていた人々をにぎやかにさせた
雰囲気が元のにぎやかな雰囲気に戻り、シロナもほっとする。

シロナ「(よかった・・少々大人げなかったと思ってたのよね・・・。)」
この雰囲気を作った当の本人は反省していた。
シロナ「さあ、早速花束を・・・。」

花束を確保しようとした時、シロナにはまさかの展開が待っていた。

NEXT---花束は・・・。

349 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/04 00:09:28
>>345
シゲル何があったwww

350 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/04 14:02:05
>>344
これは面白い展開にw
スズナの行動力が強すぎる

>>346
13年前が最後だったなんて/(^o^)\
でもようやくサトシが目覚めてくれて良かったよ!!
周りの人の行動もいいですねw
シロナさん反省してたんだ

351 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/04 23:49:00
ガブリアスが花束をガブガブ…?
…しょうもなくすいませんm(_ _)m

352 名前:小さき種達 理由:10/12/05 23:07:47
ヒカリ達はスズナと話ている間にサトシとピカチュウ、ポッチャマは
研究所に向った。
サトシは研究所のドアをノックするとケンジが出てきた。
ケ「サトシじゃないか・・もしかして、シゲルの結婚の事か?」
サ「ああ・・あのシゲルが結婚する事が信じられなくて・・」
サトピ「ピーカ・・」
ヒカポ「ポーチャ・・」
ケ「まあ、とにかく、中に入ってくれ・・」
ケンジはサトシを研究所に入れシゲルの居る部屋に案内している間に
サトシにシゲルの事を話し始めた。
ケ「実は僕もシゲルが結婚する事に驚いているよ・・」
サ「ああ・・だけど、何でシゲルは結婚をする事になったんだ?」
ケ「それは本人に聞かないと分からないよ・・ただ、スズナさんが研究
所で泊り込んで研究所の身の回りを綺麗にしていたんだけどね・・」
そして、シゲルの居る部屋に着き部屋に入った。
シ「やあ・・サトシ・・」
サトシはいきなり結婚について話し始めた。
サ「シゲル・・スズナさんと結婚するって・・本当か?」
シゲルはサトシの反応を見て予想どうりだという顔をしていた。
シ「本当だよ・・」
サ「だ、だけど・・出会って直ぐに結婚って・・」
シ「確かに、出会って直ぐに結婚は早すぎるのは分かるよ・・だけど、
スズナの元気に僕も元気になれるんだ・・だから・・結婚しようと思った
んだ・・」
サ「そうだったんか・・」
サトピ「ピカチュウ・・」
ヒカポ「ポッチ・・」
するとシゲルはサトシをからかった。
シ「それに僕はサトシ君と違って女心が分かるんでね!」
サ「何だと!!」
シ「それは本当だろ・・ヒカリの気持ちに気付くまで2年は掛かった
じゃないか?」
サ「う!」
サトシは鋭いところをつかれてしまい言葉が出なかった。

353 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/06 20:34:17
サートシ君ww
プレイボーイのシゲルも
サトシに先を越されてた(笑)

354 名前:―203―13年後―くしゃみ―:10/12/06 22:13:01
ホエルオ―「オ―――――――!!!?」

シロナ「え?」
カスミ「えっ?どうしたのホエルオ―!?」
ホエルオ―が揺れている。
サトシ「おおおおお・・・!?」
ヒカリ「キャッ・・・!?」
ハルカ「どうしたの・・・!?」

何故ホエルオ―が揺れているのか
それが自分達のせいだとすぐにカスミはすぐに気付いた。
カスミ「(まさか・・・。)」
揺れた原因は先ほどの花束争奪戦による技が原因だった
こごえる風、火炎放射、砂地獄・・・・
冷やされ熱されホエルオ―は背中がかゆくて仕方がなかった
その生理現象でホエルオ―は今まさにくしゃみならぬ潮を噴こうとしていた。
カスミ「待ってホエルオ―!?もう少し我慢を・・・!?」
時既に遅しだった。

プショォ――――!!!?
ホエルオ―「ルォ――――――!!!?」
潮吹きによるすさまじい風でシェイミは吹き飛ばされた。
シェイミ「ミィ――――――!!?」
ヒカリ「シェイミィ――!!?」
サトシ「ヒカリ!?危ないから伏せて!?」
サトシ達でさえ飛ばされかねない凄まじい風が吹いた。

風が止むと今度は霧が周りを包む。
カスミ「ふぅ・・・やっとおさまった。」
リラ「すごい風でしたね・・・。」
ウララ「ブースター戻って。」
ブースター「ブー・・・。」
水が苦手なブースターを湿気が多い霧の中にさらす訳にもいかずボールに戻した
するとその近くではシロナが周りを見回して何かを探している。


355 名前:―204―13年後―無表情―:10/12/06 22:40:53
ウララ「シロナさんどうしたんです?」
シロナ「花束が見当たらないの・・・。」
ガブリアス「アス・・・。」
ウララ「シロナさん花束取ったんじゃ?」
シロナ「花束を取る前にホエルオ―が潮を噴いちゃって・・・。」
ガブリアス「ガバァ・・・。」
ウララ「まあ・・・。」
霧が晴れてサトシとヒカリが近づいてきた。
ヒカリ「すごい風でしたけどまだそこらへんを探せば見つか・・・。」
ここでサトシがようやく気付いた。
サトシ「シ、シンジ!?・・・その花束は・・・!!?」

シロナ「!!?」

シンジ「あっ・・・。」
事故だった・・・花束が飛ばされた方向にはシンジがいた
そしてつい条件反射で花束を取ってしまったのである・・・・。

シロナ「(じぃ―――――。)」
シンジ「シ、シロナさん・・・。」
無言、無表情のシロナは”じぃ――――”っとシンジの顔を見た。
サトシ「(黙ってる時が一番怖い・・・。)」
ヒカリ「(シロナさん無表情だ・・・・。)」
次に長い沈黙の後無表情でシンジの肩を”ポンッ”と叩き一言。
シロナ「次のチャンピオンリーグが楽しみね。」
シンジ「(ゾクッ・・・!!?)」
後ろからこごえる風でもくらったかのような冷やかな感じが背中を襲う
同時に自分はとんでもない事をしてしまったのだと遅いながら認識した。
サトシ「(やってしまったな・・・。)」
ヒカリ「(サトシ、シロナさん・・・怒ってない?)」
こそこそ声でヒカリがサトシに呟く。
ジュン「(やばいな・・・シンジとは言えど、キレたシロナさん相手は・・・。)」
やらかしてしまった本人は白目で息を呑んだ。
シンジ「(これは・・・本気で行かなければ・・・殺られる!!?・・・ゴクッ。)」
汗だらだらのシンジを同情の目で見ている内にも
ホエルオ―はマサラタウンへと近づいていた。

シェイミ達との別れの時間がやってくる――――

356 名前:―205―13年後―また会えるよな―:10/12/06 23:00:11
サトシ「また会えるよな?」
シェイミ「(サトシがイイ子にしてれば会えるでしゅ。)」
サトシ「こら・・・。」
ヒカリ「シェイミ・・・。」
シェイミ「(大丈夫でしゅ!?きっとまた会えるでしゅ。)」
続けてアグノム達も。
アグノム「(たぶん。)」
エムリット「(たぶん。)」
ユクシ―「(たぶん。)」

タケシ「(”たぶん”って今ハモったな・・・。)
    元気でな。」
ユクシ―達がハモった事に心の中でつっこんだタケシだったが今度はつっこみ返された。
ユクシ―「(タケシ、浮気だけはしないように。)」
タケシ「(真顔で釘を刺すか・・・。)
    ・・・ああ、わかった。」

それぞれの想いを胸にまた空に穴があく。
サトシ「じゃあなぁ―!!?」
ヒカリ「元気でねぇー!!?」
タケシ「怪我をしたらうちに来いよー!!?」
ピカチュウ「ピカチュー!?」
ポッチャマ「ポ―チャ―!?」
ミミロル「ミ―ミ―!?」

バチバチッ!!?
―――シュ―――
友達は元の場所に戻って行った・・・
青い海の果てにマサラタウンが見えてくる―――

サトシ「さあ、家に着いたぞ!?」
ヒカリ「これから始まるんだね。」
サトシ「ああ。」
ピカチュウ「ピィカ。」
ミミロル「ミミロ。」

357 名前:―206―13年後―夕暮れ―:10/12/06 23:25:16
マサラタウンに戻ったサトシ達は家へと帰り着き着替えるなり深い眠りについた

時間は流れ、眠る事数時間後―――

サトシ「うぅ・・ん?」
目が覚めると窓からの空は夕方になっている
夏は日が長いからだろう
時計は七時前をさしているにも関わらずまだ夕日は沈んでいない。

サトシ「あれ?ヒカリは・・・?」
気がつくと一緒に寝ていたヒカリの姿がない
ヒカリはどこへ行ったのだろう、探しに出る
まずはリビング――――
ガチャ

ピカチュウ「ピ・・ピィ・・・。」
ミミロル「ミィ・・・ミ・・・。」
もうひと組の夫婦はリビングのソファーですやすやと眠っていた
そのかわいらしい姿につい笑みがこぼれそうになる

しかしヒカリはどこだろう?
リビングを出て家中を捜したが見つからない
庭に出てみると・・・

サトシ「(ヒカリ・・・?)」
ヒカリは夕日で赤くなった庭で咲きかけのひまわりに水をあげていた。

サトシ「ヒカリ。」
ヒカリ「サトシ・・・。」

NEXT---次回最終回、ヒカリが結婚をこの季節にこだわった訳とは・・・?

358 名前:小さき種達 映画:10/12/06 23:26:40
次の日
サトシ達は試写会に出る為、試写会に似合う服を選んでいた。
ヒ「ソラ、ドレスは乱暴に着るんじゃないの!」
ソ「だって、ドレスの着かたが難しいの!」
ソラミ「ミミ・・」
ヒ「もう・・ソラったら・・」
ヒカリはソラのドレスを着るのを手伝った。
ヒ「ソラも大きいんだから、一人で着られるようになりなさい・・」
ソ「はい・・」
ヒカリはソラにドレスを着せた。
ミ「これどうやって着れば良いの?」
ミライもドレスを着るのに苦戦していた。
ア「ちょっと貸して・・」
ミ「お姉ちゃん・・」
アイはミライのドレスを着るのを手伝った。
ア「はい、出来たわ!」
ミ「ありがとう、お姉ちゃん!」
「ベイ!」
マイもドレスに着替え終わった時、ノゾミ達が家にやってきた。
それから30分後、豪華な車が家の前に止また。
「サトシ様・・お迎えに参りました・・」
運転手が車のドアを開けた。
サ「ありがとう・・」
サトシ達は車の中に入ると車は試写会会場に向った。

359 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/07 01:41:56
>>352
シゲル君も乗り気でいいカップルですね
試写会はなんだか照れそう

>>354
シロナとシンジの妙な真剣さが笑えますw
長旅が終わった後の家での余韻がいいです
最終回、期待してます!!

360 名前:小さき種達 映画:10/12/07 23:10:16
マ「はい、パチリス、ポフィンよ!」
「チパ!」
マイは持っていたポフィンをパチリスに渡した。
ヒ「パチリスもすっかりマイのポフィンが気に入ったわね・・」
ヒカシェ(ミーはヒカリのポフィンが好きでしゅ・・)
ヒカリの腕の中に寝ているアカリとメグはピカチュウとポッチャマの
ぬいぐるみを持ちながら眠っていた。
ノゾ「アカリちゃんとメグちゃん・・すっかり、ぬいぐるみを離さな
くなったわね・・」
ヒ「うん、お風呂入る時、中々離さなくて大変なのよ・・」
ノゾ「それ、分かるわ・・リンも気に入ったおもちゃを離さないの・・」
ノゾニャ「ニャール!」
ヒカリとノゾミは母親の顔になり話が盛り上がっていた。
そんな会話をしていると車は試写会会場に着いた。
運転手がドアを開けるとサトシ達は試写会会場に入っていった。

361 名前:小さき種達 映画:10/12/08 22:50:29
サトシ達は試写会会場の控え室に通されるとそこには
タ「おお、サトシ!」
サ「タケシ!・・もう来ていたのか!」
サトシ達はタケシと再会に喜んだ

タ「何だと!?・・シゲルとスズナさんがけ、け、結婚!?」
タケシはシゲルとスズナが結婚する事に驚いた。
サ「やっぱり、驚くよな・・」
サトピ「ピカチュウ・・」
ヒカポ「ポッチャ・・」
タ「お、俺より先に結婚するなんて!!」
タケシは何時までも立っても結婚出来ずにシゲルまで先を越された事
に酷く落ち込んだ。
ヒ「ま、まあ、タケシもそのうち良い人が見つかるわよ・・」
ヒカシェ(まあ、ナンパをやめない限り結婚は出来ないでしゅ・・)
ヒ「こら!・・シェイミ!」
それからサトシ達は試写会が始まるまでの間会話を楽しんだ。
すると、スタッフが控え室に入ってきた。
「試写会が始まりますのでそろそろお願いします!」
サ「はい、今、行きます!」
サトシ達は会場に向った。

362 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/09 03:30:55
乙!

363 名前:小さき種達 :10/12/09 19:27:10
小さき種達を書いている途中ですが、少しの間、短編を書いていきた
いと思います。

短編はヒカリが国の王女であるが、ある事故で足が動かなくなりサトシ
がヒカリの世話をする話です。
話の中間ぐらいで分岐させ結末を二つ書いていきます。
短編が終わった後は小さき種達を書いていきます。

364 名前:王女の幸せへ:10/12/09 19:59:36
此処は豊かな国、フタバ王国、そこには元気で活発な10歳の王女が居た。
「ヒカリ!・・木に登ったら危ないよ!」
「ニャール!」
ノゾミは木に登るヒカリを必至に止めたがヒカリは
「大丈夫よ!・・絶対、落ちないよ!」
ヒカリは木の上に登りきった、その時、ヒカリが足をかけている木の
枝が折れてしまいヒカリは地面に落ちてしまった。
「ヒカリ!?」

「う・・ん・・」
ヒカリは目を覚ますとそこはヒカリの部屋であった。
「ヒカリ・・目を覚ましたのね・・」
ベットの隣にノゾミが座っていた。
「ノゾミ・・」
ヒカリは立ち上がろうとしたが、足が動かない事に気付いた。
「何で・・足が・・動かないの・・」
ヒカリが酷く動揺している中、ノゾミはある真実をヒカリに伝えた。
「ヒカリ・・実は・・あんたの足は二度と動かせないだ・・」
「え!・・どういうことノゾミ!!」
「木から落ちた衝撃で足の神経、筋肉が損傷が激しくて手の施しよう
が無いんだ・・」
「そんな・・」
ヒカリは真実を知って酷く泣いてしまった。
ノゾミはヒカリを優しく抱き寄せた。

365 名前:王女の幸せへ:10/12/09 23:07:35
不幸な事故から二日後、ヒカリは車椅子乗りながら外を眺めていた。
そこには、元気な顔はなかった。
「ヒカリ・・入るわよ・・」
ノゾミは一人の男を部屋に入れた。
「ヒカリ・・今日から私と一緒にヒカリを世話をする、サトシよ・・」
「初めまして、今日から王女様のお世話をするサトシです!」
「ピカチュウ!」
サトシの肩にはピカチュウが乗っていた。
ヒカリはサトシを見るものの話さなかった。

それから1週間後、サトシとノゾミはヒカリの閉ざされた心を開こうと
外に出かけていた。
「ヒカリ・・この花綺麗わね!」
「ニャール!」
ノゾミはヒカリが好きな花畑を見せても反応が無かった。
「ノゾミ・・今度は湖に連れて行こう・・」
「ああ・・」
サトシはヒカリを乗せた車椅子を押しながら湖に向った。

「ヒカリ・・此処の湖の空気は気持ちいいわよ!」
ノゾミはヒカリに話しかけてもヒカリは反応が無かった。
その時、草むらが揺れた。
「誰だ!」
サトシとノゾミは揺れた草むらに振り向くと草むらからポッチャマが
出てきた。
「ポッチャマ・・」
ポッチャマのお腹が鳴った。
「ポ〜チャ・・」
ポッチャマはお腹が空いてその場に倒れてしまった。
サトシはバックからポケモンフーズを取り出した。
「お腹が空いたんだろ・・」
「ポチャ!」
ポッチャマはサトシから貰ったポケモンフーズを美味しく食べた。
すると、ポッチャマはヒカリが笑わないことが気付くとヒカリの目の
前で笑わそうとポッチャマは自分の顔を手で伸ばしヒカリを笑わそう
とした。
だが、ヒカリはポッチャマを見ても反応しなかった。
「ポ〜チャ・・」
ポッチャマは酷く落ち込んでしまった。
その時、草むらから突然、ケンタロスが出てきてヒカリの乗っていた
車椅子を吹き飛ばしてしまった。
「王女様!?」
ヒカリは車椅子から落ちて湖の中に落ちてしまった。
「まずい!?」
サトシは直ぐに湖に入ったらポッチャも水の中に入りサトシをヒカリが
落ちた場所まで引っ張っていた。

366 名前:王女の幸せへ:10/12/09 23:07:58
(私・・このまま死んじゃうのかな・・)
ヒカリの意識は薄れていた。
「王女様!!」
(!?)
ヒカリは水の中で声が聞こえ目を開けるとそこにはサトシが必至に
手を伸ばしているのが見えた。
(サトシ・・)
ヒカリは無意識にサトシの手を掴みサトシはヒカリを連れて水面から
上がった。
「げほげほ・・はぁ・・はぁ・・」
「王女様、大丈夫ですか!」
サトシは直ぐにヒカリを岸に連れて行った。

「ヒカリ、サトシ!」
ノゾミはサトシとヒカリに近づいた。
「ノゾミ、俺より王女様を!」
「ああ!」
ノゾミはヒカリの容態を見た。
「大丈夫よ、気を失っているだけだわ・・」
「そうか、良かった・・」
ポッチャマはヒカリを心配して近づいてきた。
「ポッチャマ、ありがとう、お陰で王女様を助けられたよ・・」
「ポッチャマ!」

「う・・ん・・此処は・・」
ヒカリは目を覚ますとそこはヒカリの部屋であった。
「ヒカリ!」
「王女様!」
「ポッチャ!」
「ノゾミ、サトシ、ポッチャマ・・」

ノゾミとピカチュウ達は部屋から出てサトシとヒカリを二人きりにした。
「あの時、助けてくれてありがとう・・」
「いえ、それが私の仕事ですから!」
「うふふ、そう敬語使わなくって良いわよ・・それと王女様は恥かしいか
らヒカリで良いわよ・・」
「分かりました、ヒカリ様!」
「ほら!・・まだ敬語よ!」
ヒカリは自然に笑みが出た。
それを扉から覗いていたノゾミは
(やっぱり、サトシだけに正解だったわ・・)
その後、サトシとヒカリは互いに惹かれるようになった。

367 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/10 08:38:16
2ヵ月ぶりの投稿になります、step snd goの者です。1カ月前まで
自動車学校と仕事の重なりで余裕がなく、またまた投稿がおそろかになりました。
でも一応、話の構造は最終章まで考えています。では、これからどんな展開になるかを
少しUPします。

謎の主催者が開催するポケモンコンテストに参加するサトシ達。参加者は
本番に備え、練習することになるが、その中にはウオッカ、グレイ、ルビー、
ラフロイグの悪の四天王が集う戦場にもなろうとしていた・・・
そしてサトシの事を避けるヒカリの不可解な行動・・・シンジの事を見守る、サルビア王女・・・
四角関係の行方・・・、そしてサトシのとった行動とは

当分先の後半や最終回ではチョコレートのように甘いサトヒカが!?うっしっし〜
本編は近々に投稿する予定になりますのでお待ちを。


368 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/10 20:49:19
ブッワシャアァァアン〜〜!

「浅めの無人島だと海へのえじきになる程の衝撃波がキタァ〜!万事休すかぁ?」
「ゴローン、丸くなれ!後にバックステップして転がり、ポッチャマは・・・
ハイドロカノンでゴローンがよりいっそう緩急と重りがある転がりへ出来るようにぶっかけてやれ」
「ゴッロロォガガガ〜!!」
「ポッ、チャアァァァア!」

寒水の波の中でスクロールして衝撃波を突破してゆくゴローンに観客は大興奮だ
「え、エキサイティングな魅せで碧海を越すゴローンの雄姿はドルフィンの様だ〜。」
「ブラボー、大混戦でも本来の目的を忘れず可憐に避け、攻め合う2人は決勝以上の迫力ですね」
「ニャルマー、水は電質が負かす性質よ!天空に舞い、10万ボルト!」

ミナモジムのアダンも2人のポテンシャルに驚きを隠せない表情だった。そして空からゴローンへサンダーストーム状の雷撃が襲う、が背後には嘴を尖らすポッチャマがいた
「なっ!?」
「今だ、氷のドリルスマッシャーで決めろ」
ギュィィィィン〜〜!プワリィィ・・
「凍えし嘴をドリルの様にえぐったぁあ!フイと裏をつかれ、アヤコ選手ピンチです!」

「予選会や地区戦だとしくじりの山の技がこんな局面での完成ばかりとか極めゆくとは・・」
―シンジには重圧がないのか?いや・・―

「負けない!自分自身の為、応援を贈る家族や友人、客人の為・・勝たせて貰ったライバルの分まで!ぜってえに勝つ!」
「何て力なの!?あの技はまだ昨日完成したばかりのはずなのに!」
「ママァァーー!負けちゃダメ!」

レイジは想定外な彼の進化の速さに驚愕していた。そして計測不能なミラクルパワーでおされ気味なアヤコには・・
まだ9歳である、普通の学生に在学中のヒカリの叫び声が聞こえていた・・・
「そうよ・・娘が私の様なトップコーディネーターになりたいって頑張ってるのに、私が負けたらあの子に夢や希望が無くなる!」

ドガァァァァアンーー!!
「すざまじい風圧で両者のポケモンはほぼ限界に近い!おそらくは次の技で決まるでしょう!」


369 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/10 21:25:31
「俺を選んでくれたポッチャマや仲間達と一緒に次の準決勝でも戦う!強くなれた誇りを胸に、いっけぇ!ガイアブリザードォオォーーG3!」
氷河の凍結なる粒が、大地の岩石と南極の氷とし合体し、疾風の速さが襲う

「おそまじい速さです。係長の私有物であるこのスピード計測器によると・・・この速さは102マイルズ=164km/h!」
「私を築いた20年間の全てを貴方に捧げるわ、この技を出すのは貴方が初めてよ。ネージュエンジェルブレイブ!」
ブラッキーのリフレクターのエコロジーの物質によりニャルマーに天使の翼を捧げ・・そのまま空を飛ぶ

これは凄い、神聖な光の翼でニャルマーが華麗に浮いてます!そして脅威的な力を増加してシャドークローで急降下!

シュウゥゥンンンーー!!
「凍てつく氷山と闇の天使の・・ごっつい炸裂光線!船底が地割れに及びそうに揺れる破滅力と、
見る者も緊迫するこの1戦をしかと目に焼けろ!」

「うおぉおあおぁぁーーーーー!!」
「この極限の切札級の技を出さすのは貴方で2人目よ。漆黒なる闇よ我に力を!グランディスアロー・プロードG5!」
「ポッチャマはハイドロポンプを地面にぶっかけ、空中に舞え!ゴローンはあなをほるで地面に隠れ、衝撃に備えろ!」

エクスカリバーの様な鋭い形した軌跡の爆雷が襲うが、2匹は空中や地層の地下にエスケープし、全くのノーダメージだった
チュドォガガガァァァンンンァーーー!!

「立ち上がれ、試合はまだホイッスルは鳴ってない。諦めたら試合も終わりだ!たて!」
「ぽち・・ポチャァア!」
「ご・・ゴロロォ!」

彼の声援で2匹は立ち直り、再び闘志を燃えたぎらせる容態を見て、アヤコは驚かされるばかりだ
「な・・この不利さでの勝利を信じる強い想い・・絶対でない可能性であるものへ100%注げるなんて・・
さあ、行くわよ!最高傑作の場面の試合にしましょう!」
「ええ・・。俺はハナダ大会で貴方のファンクラブの冊子を見て憧れてた時から1度でも戦いたいと思ってました!」
「さぁ、残すは5秒!この超越なウルトラクオリティーなコンテストの行方はいかに!?」


370 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/10 21:44:25
「100%を超えてやる!ガイアブリザードォオォG4!!」
「ありったけの力を貴方に捧げるわ、ネージュクロスカット!」

北極の領域に入る雪崩と、神聖なる×型の神罰の光が追突し合い・・ブラックホール現象が現れ、周りの建物が少し崩壊した

「タイムリミット!そこまで、残量メーターが全く等しい為・・両者の技の技術面「キレとノビ」や繋ぎ・バリエーションに不屈心・美しさでトータルで競います」

審判がホイッスルを鳴らし、観客らは2人の暫定ポイントのメーターを見るが・・・全くの引き分け・・・もったいぶる様な結果で
観客からブーイングが際立つが、その中でヒカリは感激していた

「すごおぃ・・まだセミの前にして、最終章の様な魂が燃えたぎらす迫力・・」
―これがジャパンカップ!!―

技術力:アヤコ:156p シンジ:173p
「第一関門の部では、な・・んと!新人のシンジ選手が17ptリードだぁ!次は、技の繋ぎ方とバリエーションではアヤコ選手が189ptで、シンジ選手が181ptで統計では・・・未だ、9pt差で彼が優位です!」

次にバリエーションの科目では、アヤコが214p シンジが191ptで、6点差で次はアヤコ選手が逆転していた

「え〜次に・・・・ポケモンの魅せ方の採点に基づいては、アヤコ選手が157pt・・シンジ選手が163pt!
まただ!又々・・の同点!写真判定によるパラメータでも全くの残留でありながら・・・サドンデス形式でも決着がなかなかつきません!」

「な・・何ですって・・」
「勝てる・・この勝負・・いや勝つんだ、勝たねえと!」
「ニャルル・・」
「ポチャ・・・」

「くぉーらぁ!勿体ぶらずにせっせと勝敗をつけろおぉおやぁあ」
「ピューピュー、頑張れぇ!」

観る者、実戦者・・互いを緊張させる緊迫した一戦。客人も胸がドックンと高鳴る程だ・・レイジはVTR映像を見て
1人の弟とし、誇りを胸に何かを感じ取れたようだった
「僕のコンプレックスに、心を鬼にして・・1人の冒険者が・・あの20年無敗の王者に挑む覇気と、
勝負強さから生む限界を超えた限界・・凄いよ・・僕もあきらめられないよ」


371 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/10 21:58:16
(1年目にして半端ない評価・・勤続年数を重ねてたら、完璧に私の負けだわ)
(俺はベストをつくした、何も未練や後悔もねえ!あとはひたすら勝利を信じるだけだ)

「では最後に不屈の心は、アヤコ選手が126pで、シンジ選手が・・・」
(頼む、127p以上あってくれ!俺はこいつらともっと上まで行くんだ!)
「110pで、スコアラー射影判定の精密した総合結果・・16ptの僅差でアヤコ選手の勝ちです!」
「・・・まさか・・」
「勝っ・・・」
「僅か16ptでアヤコ選手が準決勝に進出を決めましたぁぁあ!」
「え・・・」
「うぅおぉおぉォーー!!」

猛烈な雄叫びする大観衆の中で、その場で倒れ込み・・・シンジは涙を堪えた
「しかし、シンジ選手もよく戦いました。20年という長い年月の首位を守り続ける
アヤコ選手と互角に戦えた彼を誰も責められないでしょう」

緊迫ほぐれた瞬間・・夏の甲子園での様な大声援の中・・
シンジが我返ると大型モニターにはアヤコの顔とWINNERの字が表示されていた
「うぉおぉおおーー!!」

(汗ばんだボロ雑巾な所まで戦い抜いて・・けど彼を尊重すれば・・こんな残酷な結末だなんて)
「ねぇ、レイジさん・・どうしてシンジ君、悔しそうに叫んでるの?」
「君の師範・・誇る母親に僅差で敗北のレッテルに・・名残惜しんでるのさ。
勝ちたくて1戦でも仲間と共にコンテストをしたくてウズウズしてたんだ」
「・・・」
「けどね、君はこわばらず喜んだって全然気に障らないさ。君の大好きなママが勝った。声が渇れきるまで大声でお祝いコールを送ってもね」

自らの隣席である相手側の他ならぬ弟が敗退してカルチャーショックの気持ちを尊重する、ヒカリにそう告げた
「う、うん!ママァ〜、おーめーでーとーう!」
彼女は船のスタンド席で叫ぶ。愛しいママへの言葉へ・・・
「ヒカリ・・・有難う。私は貴方がいる限り、もう負けないわ」
「くっそぉおぉ・・・!」

シンジは右の拳でカーペットを殴り涙腺で落胆な状況だ。それを見た兄は
「しょげず顔を上げて!胸を張れ、試合はまだ終わってないよ!
相手と握手して退場するまではまだ試合中だよ。フェアなマナーでしめないとね!」


372 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/10 22:19:17
「あ、あにき・・」
しゃがみ込んでふさぐ彼にアヤコが笑顔で手をさしのべた

「ナイスファイト。凄く楽しかったわ。今度は夢の聖地「アメリカ」のニューヨークで戦いましょう」
「・・・アヤコさん」
(ダメだ!折角アヤコさんが快く挨拶してくれてるのに、俺だけ悔しがるなんて・・)
「こちらこそ、最高でした。ですが、次は負けません。いつかは王者の座は頂きます」

「うぉおと、2人の芽生えの握手だ!さあ観客の皆様ももう一度惜しみのないコールを!」
「よくやったぞ、シンジ!ファイティングガッツだぜ!」
パチパチパチパチーー!!パチパチ!

彼はトップクラスの彼女に洗礼を浴びると思われたが、準準決勝の結果は僅差でアヤコと戦えた功績で映像がDVD化され、
売上本数が10万本で・・・半年後には、なんとコーディネータの現役人数が1.22倍に増えた程の収穫だった。

―シンジVSアヤコ 回想編 終了。次のセクションは、サトシにヤキモチ?ヒカリとシンジとの三角関係と、
みんなでコンテストでリハーサル。ジンダイとレイジの告げる予言の意味とは・・・―


373 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/10 22:52:36
>>363
乙です
このカップリングはタケシもびっくりするわな〜

短編
パラレルワールドいいですねえ
全く新しい関係なのでわくわくします!ポッチャマの登場も印象的でした

374 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/10 23:12:07
>>367
ものすごい熱血なコンテストバトルでした
採点の細かさにもびっくりですよ
DVDの売り上げがすごい

375 名前:王女の幸せへ:10/12/10 23:30:12
それから8年後、サトシが20、ヒカリが18になった頃、サトシは
いつもの様にヒカリを庭に連れて行った。
「そういえば、サトシが此処に来てからもう8年になるわね・・」
「ニャール!」
「そういえば、そうだな・・」
「ピカチュウ・・」
ノゾミの言葉でサトシは8年間があっという間だなと感じていた。
「8年・・もうそんなに立つのね・・」
ヒカリは暫らく黙ってしまった。
「ヒカリ?」
ノゾミが声をかけても話さなかった。
そして、ヒカリは口を開いた。
「ノゾミ・・ちょっとだけ、離れてくれないかな?」
ノゾミはヒカリの言葉を理解した。
「分かったわ・・あっちで待っているから・・」
ピカチュウ、ポッチャマもノゾミの後を追った。
「ピカチュウ、ポッチャマもどうしたんだ?」
サトシはピカチュウとポッチャマが何故、離れたのが分からなかった。
「サトシ・・実は大事な話があるの・・」
「大事な話?」
ヒカリはサトシの顔を真っ直ぐ見つめた。
「実は・・私・・サトシの事が好きなの・・」
「え!?」
「私が湖で溺れかけた時、サトシが必至に私を助けてくれた時は
嬉しかったの・・」
するとサトシもヒカリに想いを伝えた。
「実は、俺もヒカリの事が好きだ!」
「え!?」
ヒカリは思いもよらない言葉に驚きながらも嬉しくて涙を流してしまった。
「何だ・・私達、相思相愛だったんだね・・」
サトシはヒカリを優しく抱きしめた。
「ああ・・もっと早く伝えて置けばよかったよ・・」
「うん・・」
それを遠くから見守っていたノゾミも思わず涙を流して、ヒカリを祝福した。

376 名前:王女の幸せへ:10/12/10 23:31:15
それから8年後、サトシが20、ヒカリが18になった頃、サトシは
いつもの様にヒカリを庭に連れて行った。
「そういえば、サトシが此処に来てからもう8年になるわね・・」
「ニャール!」
「そういえば、そうだな・・」
「ピカチュウ・・」
ノゾミの言葉でサトシは8年間があっという間だなと感じていた。
「8年・・もうそんなに立つのね・・」
ヒカリは暫らく黙ってしまった。
「ヒカリ?」
ノゾミが声をかけても話さなかった。
そして、ヒカリは口を開いた。
「ノゾミ・・ちょっとだけ、離れてくれないかな?」
ノゾミはヒカリの言葉を理解した。
「分かったわ・・あっちで待っているから・・」
ピカチュウ、ポッチャマもノゾミの後を追った。
「ピカチュウ、ポッチャマもどうしたんだ?」
サトシはピカチュウとポッチャマが何故、離れたのが分からなかった。
「サトシ・・実は大事な話があるの・・」
「大事な話?」
ヒカリはサトシの顔を真っ直ぐ見つめた。
「実は・・私・・サトシの事が好きなの・・」
「え!?」
「私が湖で溺れかけた時、サトシが必至に私を助けてくれた時は
嬉しかったの・・」
するとサトシもヒカリに想いを伝えた。
「実は、俺もヒカリの事が好きだ!」
「え!?」
ヒカリは思いもよらない言葉に驚きながらも嬉しくて涙を流してしまった。
「何だ・・私達、相思相愛だったんだね・・」
サトシはヒカリを優しく抱きしめた。
「ああ・・もっと早く伝えて置けばよかったよ・・」
「うん・・」
それを遠くから見守っていたノゾミも思わず涙を流して、ヒカリを祝福した。

377 名前:王女の幸せへ:10/12/10 23:32:12
それから8年後、サトシが20、ヒカリが18になった頃、サトシは
いつもの様にヒカリを庭に連れて行った。
「そういえば、サトシが此処に来てからもう8年になるわね・・」
「ニャール!」
「そういえば、そうだな・・」
「ピカチュウ・・」
ノゾミの言葉でサトシは8年間があっという間だなと感じていた。
「8年・・もうそんなに立つのね・・」
ヒカリは暫らく黙ってしまった。
「ヒカリ?」
ノゾミが声をかけても話さなかった。
そして、ヒカリは口を開いた。
「ノゾミ・・ちょっとだけ、離れてくれないかな?」
ノゾミはヒカリの言葉を理解した。
「分かったわ・・あっちで待っているから・・」
ピカチュウ、ポッチャマもノゾミの後を追った。
「ピカチュウ、ポッチャマもどうしたんだ?」
サトシはピカチュウとポッチャマが何故、離れたのが分からなかった。
「サトシ・・実は大事な話があるの・・」
「大事な話?」
ヒカリはサトシの顔を真っ直ぐ見つめた。
「実は・・私・・サトシの事が好きなの・・」
「え!?」
「私が湖で溺れかけた時、サトシが必至に私を助けてくれた時は
嬉しかったの・・」
するとサトシもヒカリに想いを伝えた。
「実は、俺もヒカリの事が好きだ!」
「え!?」
ヒカリは思いもよらない言葉に驚きながらも嬉しくて涙を流してしまった。
「何だ・・私達、相思相愛だったんだね・・」
サトシはヒカリを優しく抱きしめた。
「ああ・・もっと早く伝えて置けばよかったよ・・」
「うん・・」
それを遠くから見守っていたノゾミも思わず涙を流して、ヒカリを祝福した。

378 名前:王女の幸せへ:10/12/10 23:32:50
それから8年後、サトシが20、ヒカリが18になった頃、サトシは
いつもの様にヒカリを庭に連れて行った。
「そういえば、サトシが此処に来てからもう8年になるわね・・」
「ニャール!」
「そういえば、そうだな・・」
「ピカチュウ・・」
ノゾミの言葉でサトシは8年間があっという間だなと感じていた。
「8年・・もうそんなに立つのね・・」
ヒカリは暫らく黙ってしまった。
「ヒカリ?」
ノゾミが声をかけても話さなかった。
そして、ヒカリは口を開いた。
「ノゾミ・・ちょっとだけ、離れてくれないかな?」
ノゾミはヒカリの言葉を理解した。
「分かったわ・・あっちで待っているから・・」
ピカチュウ、ポッチャマもノゾミの後を追った。
「ピカチュウ、ポッチャマもどうしたんだ?」
サトシはピカチュウとポッチャマが何故、離れたのが分からなかった。
「サトシ・・実は大事な話があるの・・」
「大事な話?」
ヒカリはサトシの顔を真っ直ぐ見つめた。
「実は・・私・・サトシの事が好きなの・・」
「え!?」
「私が湖で溺れかけた時、サトシが必至に私を助けてくれた時は
嬉しかったの・・」
するとサトシもヒカリに想いを伝えた。
「実は、俺もヒカリの事が好きだ!」
「え!?」
ヒカリは思いもよらない言葉に驚きながらも嬉しくて涙を流してしまった。
「何だ・・私達、相思相愛だったんだね・・」
サトシはヒカリを優しく抱きしめた。
「ああ・・もっと早く伝えて置けばよかったよ・・」
「うん・・」
それを遠くから見守っていたノゾミも思わず涙を流して、ヒカリを祝福した。

379 名前:王女の幸せへ:10/12/10 23:36:09
それから8年後、サトシが20、ヒカリが18になった頃、サトシは
いつもの様にヒカリを庭に連れて行った。
「そういえば、サトシが此処に来てからもう8年になるわね・・」
「ニャール!」
「そういえば、そうだな・・」
「ピカチュウ・・」
ノゾミの言葉でサトシは8年間があっという間だなと感じていた。
「8年・・もうそんなに立つのね・・」
ヒカリは暫らく黙ってしまった。
「ヒカリ?」
ノゾミが声をかけても話さなかった。
そして、ヒカリは口を開いた。
「ノゾミ・・ちょっとだけ、離れてくれないかな?」
ノゾミはヒカリの言葉を理解した。
「分かったわ・・あっちで待っているから・・」
ピカチュウ、ポッチャマもノゾミの後を追った。
「ピカチュウ、ポッチャマもどうしたんだ?」
サトシはピカチュウとポッチャマが何故、離れたのが分からなかった。
「サトシ・・実は大事な話があるの・・」
「大事な話?」
ヒカリはサトシの顔を真っ直ぐ見つめた。
「実は・・私・・サトシの事が好きなの・・」
「え!?」
「私が湖で溺れかけた時、サトシが必至に私を助けてくれた時は
嬉しかったの・・」
するとサトシもヒカリに想いを伝えた。
「実は、俺もヒカリの事が好きだ!」
「え!?」
ヒカリは思いもよらない言葉に驚きながらも嬉しくて涙を流してしまった。
「何だ・・私達、相思相愛だったんだね・・」
サトシはヒカリを優しく抱きしめた。
「ああ・・もっと早く伝えて置けばよかったよ・・」
「うん・・」
それを遠くから見守っていたノゾミも思わず涙を流して、ヒカリを祝福した。

380 名前:王女の幸せへ:10/12/10 23:49:16
>>375-379
連番して申し訳ございません。

「王女の幸せ」は、次の話で分岐点になります。
二つの結末を書いていくのですが、先に一つの結末を書いた後に最後
の結末を書いていくつもりです。

381 名前:王女の幸せへ:10/12/10 23:50:07
>>375-379
連番して申し訳ございません。

「王女の幸せ」は、次の話で分岐点になります。
二つの結末を書いていくのですが、先に一つの結末を書いた後に最後
の結末を書いていくつもりです。

382 名前:―207―13年後―ひまわりの花言葉―:10/12/11 00:07:31
サトシ「どこ行ってたんだと思ったら庭だったのか。」
ヒカリ「うん。」
咲きかけのひまわりを横目にヒカリは返事をする。
サトシ「ひまわりがどうかしたのか?」
何故ひまわりを見ながら自分を見たのか気になったサトシはヒカリに聞いてみた。
ヒカリ「あの日、サトシ達と別れた日に別れた後でポッチャマと一緒に夕暮れのフタバタウンを散歩したの
    その途中にひまわりの花畑を見つけたんだけど・・・・。」
サトシ「・・・・・・・・・・。」
こちら側に顔を見せたくないのか夕日で真っ赤なひまわりの方へと顔を向けながらヒカリは話す。
ヒカリ「その後家に帰ってもひまわりが頭から離れなくって
    翌朝調べて・・・
    そしてひまわりの花言葉を知ったの。」
サトシ「花言葉?」
ヒカリ「ひまわりの花言葉は”私はあなただけを見つめる””熱愛”・・・・
    それを初めて知った時に気付いたの・・・サトシの事が好きだって・・・。」
サトシ「・・・・・・・・。」
ヒカリの今の言葉を聞いて思った事がある
この話は”13年前の事”である、言ってしまえば自分は13年間
この鈍感さで苦しめてきたのである・・・痛い程の罪悪感が自分を襲う
その重いはサトシの体をヒカリの元へと運んでいった。

ヒカリ「サトシ・・・。」
サトシ「ごめん・・今まで散々俺の鈍感さでヒカリを苦しめてきて・・。」
ヒカリ「大丈夫・・・最後はこうなれたんだもの・・何も気にしてないよ。」
サトシ「(ひまわりの咲き始め・・・ジューンブライド・・・。)
    だからこの季節に結婚式を挙げる事にこだわったのか。」
ヒカリ「うん・・前はこの季節に別々の道を歩み始めたんだから
        次は二人でこの季節から歩み出したかった・・なんてね。」
サトシ「ヒカリ・・・。」

何も考えてなかった自分が恥ずかしくなったが
”なんてね”と気にしていない振りでもするかのように付け加えたヒカリの優しさが
よけいに罪悪感を悪化させ、それがよけいにヒカリを強く抱きしめさせた。

383 名前:―208・fin―13年後―ハイタッチ―:10/12/11 00:43:37
ヒカリ「う・・サトシ痛い・・・。」
サトシ「あっ・・・ごめん。」
この隙にヒカリもサトシについに”あの事”を打ち明けた。

ヒカリ「しっかりしてよ”パパ”。」
サトシ「えっ?」
”パパ”・・・その不意打ちにサトシはとても驚かされた。
サトシ「ま、まさか・・・ヒカリ・・・。」
ヒカリ「(ニコッ。)」
笑顔で告げたヒカリに返ってきたサトシの反応は意外な反応だった。

サトシ「ありがとう・・・。」
ヒカリ「えっ?」
予想していた反応は飛び上がり喜ぶサトシの姿、しかしそれとは真逆の反応に少し戸惑った。
サトシ「チャンピオンになれた事、ポケモン達と出会えた事、今の俺でいれる事・・・
    ・・・全部ヒカリのおかげだ
    そして俺なんかと結婚してくれて・・子供まで・・・本当にありがとう・・・。」

ヒカリ「ずるいよ・・・。」
サトシ「えっ?」
ヒカリ「私が言おうとした事全部言っちゃうんだもん・・・。」
サトシ「ヒカリ・・・。」
ヒカリ「それに私達はお互いに助け合ってきたじゃない
    だから私からも・・・ありがとう。」
もっともなヒカリの意見にサトシも頷いた。
サトシ「そうだよな・・俺達はいつでも助け合ってシンオウを旅してたんだもんな
    ・・・ヒカリの言う通りだ・・・となればこれだな!?」
そう言うと右手を挙げてヒカリを見つめた。

挙げられたサトシの右手の手のひらを見ると思わず笑みがこぼれヒカリもすかさず挙げる。
ヒカリ「うん!?」

パシッ!?

13年ぶりのハイタッチを長く、
二度と繋いだ手が離れる事のないように、祈るように二人は手と手を合わせた。

――――これからも二人でどこまでも行けますようにと...

――終わり――

384 名前:13年後の者:10/12/11 01:12:01
一応ここで完結です
下手なSSですみませんでした
何故ひまわりなのかと言うと単純に「君の胸にlalala」の冒頭でひまわりが出てたからです
(単純に夏の花だったというオチな気もしますが)
花言葉・・・もし狙ってたとしたら策士ですが。

これからはたまに感想コメでもしながら
新作がもしも出来たら投稿しようと思ってます。

>>367
チョコレートに期待www
>>375
サーバーの調子が悪かったのか
連投ミスを危うく私もする所でした(汗)
二つの結末とは?

385 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/11 20:04:24
と己と己の限度を超す、超絶な戦の回想の話にヒカリな目を丸くし驚く
「ええ〜!?ママとシンジが・・・あたし、もうママを声の限りエールを贈る事で精一杯だったから覚えてなかった・・・」
「唯一、JC杯で私が手こずった強敵って事。ヒカリもコツコツ前進しなきゃ、ギッタギタにされちゃったりしてね!」
「そう思う?そっか・・・あたしもシンジと一戦交えて腕試し・・・ううん、特訓したらママに近づけるかな?」
「生半可な修練や気持ちじゃ、彼にすら近づけっこないわ・・・。」

凡そ、人生30年間でもユリ以外でも悪戦苦闘した経験が・・・印象深くなったのか、先輩としてそうヒカリに忠告した

「よくよく考えれば、新米トレーナーへなりたての年の約4ヵ月程で私と互角の実力つけたから、
一般の人より千倍の努力したと断言しても過言じゃないわ」
(・・・シンジは複数の分業的な知恵にコンテストとバトルの両立で、サトシが40個以上のバッジやシンボルに、
名誉トレーナー承認の資格・・・タケシが料理や家事全般に、ケア関係の知識がある・・・)

―あたしには故郷はど田舎、学校の成績もまずまずで半端だし・・・コンテストも負けてばっかりで、周りの人に心配かけてて・・・―

―――あたしって取り柄ないな・・・―――

裏底の心情では、ヒカリは自信喪失していた。ポーカーフェイスなつもりでいたが、親であるアヤコは数秒で見抜いていた

「ヒカリ・・・いい?この世界には私達より大物の凄い人間はごまんといるの。もし、自信ないなら
ナンバーワンよりオンリーワンを身につけなさい。順位は追い越されても、何も意識せず、自らの特技や長所を向上させれば自分らしさを保てるわ」

「う・・・うん!早速シンジ誘って鍛えて貰う!一を知って十も知れるかもしれないし」
「そうね、相手から学べる事も多いはずよ。彼の良い所を盗んで、自分に吸収する位の気になりなさい。そう未来の自分に約束するの、
大抵叶わなかった夢という名は・・夢がその人を裏切った訳じゃなくて、自分から夢を手放した事なのよ」


386 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/11 22:31:50
しぼんだ顔したヒカリに勇気づけ、幾度の経験を重ねた自分が、将来後継者になる娘にそうアドバイスをした。
「ありがと、ママ。デジタル地上放送の生中継絶対見てて!必ず優勝してみせるから!」
「ええ。録画して、1コマ1コマの動きを解析して・・また通信にて良い所と悪い所の反省会でもしましょうか?」
「はーい!よろしくお願いします、先輩!じゃあ、そろそろ切るね?」
「実戦前に、模擬的な実践の戦いもしてみてもいいわよ?それじゃ、頑張ってね。ママ、応援してるから」

と通信を切断し、PCをシャットダウンして販売機にあるジュースを買おうとすると・・・
CD・DVDレンタル・販売店の脇道にブルーベリーガムを噛むシンジの姿を見かける

(選考選抜は、チコリータが先頭バッターで行くか・・・。葉っぱとムチを緑のなめらかなコーディネートで・・・)
「シンジ、今時間ある?そ・・・その」
「あ、何か用か?あいにく俺は多忙だ、心のメンテナンス中だからな。用件は手短にな」

拳や腕をプルプルと震えるヒカリに対し・・・シンジは唇に掌をかざし、ぶわっ〜と欠伸した。
片方の脇には、字だらけでボロボロになった自由帳を抱えていた

(凄い・・・端から端まで文字や絵がギシギシだ・・・シンジって天才だと思ってたけど、影で、努力してたんだ。)

――――・・一緒に練習したいなんて言えばどう返されるかな?きっぱり断られるのがオチかな?
でも強くなりたい、勇気を振り絞らなきゃ!――――

「どしたー?だんまり顔して。俺なんか気に障る事言ったか?
・・・テレパスな位の読みは程遠いが、お前の言いてえ事言ってやるよ」
「え・・・?」

「俺と特訓したいだと?俺はヘタっくれな奴でも熱意や度量、根性ある奴は大歓迎だ。なら早く鍛えるぞ?
俺のスペシャリティな強さを物にすんだろ?アヤコさんの娘さんよ」
「・・・え、え!?う、うん!」

超心理学の様にシンジはスラスラと、ヒカリの考えてた事を読み・・・
言葉として表現し、逆に彼から誘って来た展開にヒカリは驚く。そして数秒間深呼吸して話題を切り出す


387 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/11 23:15:18
「あのさ、JC杯の事だけど・・・うろ覚えでついでな形で誤解されるかもしれないけれど・・
あの時のシンジとママ・・凄くカッコ良かったよ!」
「なん・・だと!?慰めか? でも、俺があんなに悔しい思いしたのは初めてでさ。
思わず泣いちまった。男の癖にだらしねえな、俺さ」

「全然そんな事ないよ!だって・・あたしの・・銀河一・・
ううん宇宙一のママに匹敵する人がこの世居ないって信じこんでたから・・。」
「遠回しな往生だ、要点を言えよ。」
「言葉じゃうまく言えないけど・・凄いと思った。あたしと同年代な位の人がママと互角に戦える人がいたなんて」

母親だけが、銀河一で・・・右に出る者は世間には存在しないと決め込んでいた事だけはあり、
そのアヤコに引けを取らないシンジが改めて寛大だなと思い、ありのままに褒めた
「そうか・・・。だが褒めんなよ、俺はそういうの慣れてねえんだよ」
「マサゴタウンで再会した時は目つきが激変してたから区別化してたけど・・あの時の輝きは失われてないね!」

自然的な笑むヒカリにシンジは胸がドックンと高鳴り、そっぽを向く
(何で俺・・胸がドキドキしてんだ?この11年間にない感じだ。)
「だから・・あたしにとっての最高のライバルがシンジなの。だからこそ教わりたい所も山程あるし」

中華街やラウンドワン、メッサオークワの店がある通路を歩きながら2人はそう会話する

「でもあの時の同一人物なんて思わなかったな。だって目が丸くてクリクリしてたに対し、今は細目だから」
「ああ、そうか?今はな応用編として、スケートを主用にした演技をミュージカルに曲調合わせする最終仕上げ中だ。
・・・まあアヤコ戦に温存する分、今大会は封印するがな」
「へ〜、ならシンジにとって・・・ママは・・・」
「史上最強のライバルさ。願いが叶うなら・・・また対戦して、成長できた証を見せつけて恩返ししたい程だ」

10歳の彼と大ベテランの母親と、五分五分に戦えた事にまだ感激してるのか敬礼の意味を含め・・・手を差し出す
「ん?握手か。案外礼儀正しい奴だな。かしこまって気味悪りいな・・・」


388 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/11 23:30:51
「また輝かせて、あのガイアブリザードを撃った爽快感のあなたとポケモン達を」
「スノーボードでも滑れん雪の斜面へとお連れしてやる?心構えしとけ」

空きのアトリエに歩く彼に、雛の様にピョコと付いていくヒカリだった。するとシンジのリュックから
ハイパーボールがぴくぴく動き、頭の葉っぱがチャームポイントのポケモンが出てくる
「チコリー♪」
「おい、命令前に出てくるな。チコリータ」
「あれ?ジョウトのウツギ博士の・・・えっとシンオウ図鑑で」

ピンクの図鑑につく赤外線センサーを向けて検索ボタンを押す。すると解説が始まった
「シンオウモードでは該当無し・・・全国モードbP52・・葉っぱポケモン、チコリータ。頭部の葉から出す香りは争う者の気持ちを
おだやかにする成分が含まれると言われており、美容院の社員にもよくパートナーされている」
「そうそう、チコリータ!可愛いなぁ♪きゃ!?」
「チコ!チッコ♪」

疾風の如くに彼女に体当たりして押し倒して、顔をすりすりする。
「おい、生い立ちはよせ。悪いな、此奴は社交的で誰でも仲良くしたい性格なんだ。悪気はない・・・許してやってくれ」
「ううん、全然!気にしないで。でもキュートな瞳に癒されそう〜。貰っていい?」
「ダメに決まってんだろ。今大会の参謀役の切り札にする予定なのによ」

態勢を変え、チコリータをなでなでする彼女が欲しいと主張したが、彼はきっぱりと断り自分の肩に戻す
「チコ〜」
「残念、くれるっと確信してたのになあ。でもシンジならサンダース・ボスゴドラ・メタグロスとかがイメージ湧いちゃってたから意外だな〜」
「固定概念かよ、ダイゴでもあるまいし・・・。欲しければ、運寄せで草むらにいる野生のチコリータでも探せ。
こいつはな俺がアヤコさんに勝つ為の・・・違う、かけがえのない仲間だ」

不慣れな言葉で口ごもった彼は顔を少し赤らめて、前へ進み。2人は横浜アリーナの様に広い会場へと着く


389 名前:王女の幸せへ 平凡な毎日へ:10/12/11 23:52:19
サトシとヒカリは結婚する事をヒカリの父親に伝えに行った。
だが、父親はサトシとヒカリの結婚を認めなかった、そして、サトシ
を城から追い出してしまった。
「ひっくっ・・サトシ・・」
ヒカリはサトシとの結婚を認められなかった事に酷く落ち込んでいた。
「ポッチャ・・」
ポッチャマもサトシが居なくなって悲しんでいた。
「ヒカリ・・」
ノゾミもヒカリの気持ちを察してヒカリを一人にさせた。

その頃、サトシもヒカリの結婚を認められずに酷く落ち込んでいた。
「ヒカリ・・」
「ピカチュウ・・」
(どうすれば良い・・このまま、ヒカリと離れ離れになるの嫌だ!)
サトシはどうすれば良いのか考えていた。
「ピカチュウ!」
「ピカチュウ?」
ピカチュウは必至にサトシに何かを伝えようとしていた。
サトシはそれが伝わった。
「そうだな・・王様が駄目て言われても俺とヒカリの気持ちは変わらない!」
サトシはある事を思いつき城付近に戻っていた。

その夜、周りが暗くなりサトシは警備兵に見つからないように城に潜り込んだ
そして、ヒカリの部屋の前まで着き、サトシは静かに部屋に入った。
「ヒカリ・・」
サトシはベットで眠っているヒカリの元に駆け寄った。
その時、扉が開きノゾミが部屋の中に入ってきた。
「サトシ!?」
ノゾミはサトシに気付いた。
「ノゾミ・・」
「まさか・・ヒカリを連れて行くの?」
「ああ・・此処に居たらヒカリは幸せにはならない・・」
ノゾミは安心した顔をした。
「なら、私も手伝うよ・・」
「え!?」
「あの事故以降、ヒカリの顔から笑顔がなくなって・・私も辛かっ
たの・・だから、ヒカリには幸せになって欲しい思っているの・・」
「ノゾミ・・」
「ピカ・・」
「とにかく、今はヒカリをお城から連れ行きましょ!」
「ニャール!」
「ああ!」

390 名前:王女の幸せへ 平凡な毎日へ:10/12/11 23:52:56
その時、ヒカリは目を覚ました。
「サトシ・・サトシ!?」
ヒカリは目の前にサトシが居る事に驚いた。
「ヒカリ・・此処から出るぞ!」
「え!?・・どう言うこと?」
「説明は後だ!」
サトシはヒカリを抱き上げた。
「サトシ!?」
「今は静かにするんだ!」
「う、うん!」
ノゾミは部屋の周りに警備兵がいないことを確認した。
「今ならいけるわ!」
「ああ、行くぞ!」
「ピカ!」
「ポチャ!」
サトシ達は警備兵に見つからないようにして城の出口まで向った。
「さて、あそこに居る警備兵をどうしたら良いのか・・」
「ピーカ・・」
「それなら、ニャルマーに任せるわ!」
「ニャール!」
ニャルマーは警備兵達の前に出てくると警備兵達に催眠術をかけて眠らせた。
「ありがとう、ニャルマー・・」
「ニャール!」
「さあ、今のうちに城から出るわよ!」
「ああ!」
サトシ達は城から出ることが出来た。

「これから、どうするの?」
ノゾミはこれからの事を聞いた。
「此処から離れたマサラ王国に向おうと思っている!」
「ちょっと、待って!・・此処からマサラ王国まで1ヶ月は掛かるわよ!」
「大丈夫だ、あそこの森にギャロップ達と馬車を隠しある・・3週間でいける!」
ノゾミは少し呆れながら言った。
「分かったわ、私も一緒に行くわ!」
「え!?」
「だけど、ノゾミ!・・あなたがそこまでする必要は・・」
ヒカリは何とかノゾミに説得しようとしたが
「城からヒカリを出す手伝いしてしまった以上・・もうあそこには戻れないよ・・」
「ノゾミ・・」
「それに私と一緒の方がヒカリの世話も出来るしね!」
サトシはノゾミの決意を受け止めた。
「分かった、一緒に行こう、ノゾミ!」
「ええ!」
「ニャール!」
サトシ達は森に隠してあった、ギャロップ達と馬車に乗り込みフタバ王国から
離れて行った。
「さようなら・・お父様・・お母様・・」
ヒカリは生まれ故郷から離れていくにつれて涙を流した。

391 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/11 23:58:16
今頃サトシは研究所宛てのPC通信で、画面に映るクラブ・キングラ―・ヘイガニ達が居る水槽の前に、
机へと座るオーキド博士と会話中の模様だ
「ほう・・・あの名物のサーカス大会に。だが、リーグ戦の調整には最適じゃろうな。
「どういう事ですか?」

と質問を投げかけた彼に、画面にはスケッチブック持つ青年のケンジが居て・・・
後ろに赤髪の黒いサングラスをしたノゾミがやってくる
「見かけない人だけど、サトシの知り合いかい?」
「ポケモンウォッチャーのケンジだよ。特に観察する事が主用で、今は博士の助手なんだ」
「へぇ・・・。職業も色々あるもんだねえ。あたしノゾミです、よろしくお願いします」
「僕、ケンジです。地味なポジションですけどよろしく!」

ストライクとコンパンに囲まれるケンジはニカっと笑い、それに対しノゾミは軽く挨拶を交わす

「えっと、本題に入るよ?最新の公式パーソナルデータによれば、前のスズラン・サイユウ大会での優勝者は、
実はコーディネーターの経験者でもあった事から・・・臨機旺盛で斬新な戦術を持つ人が去年より1.23倍増加した事が分かったんだ」
「マジで?よし、なら俺はヒカリと特訓して今日の大会で優勝してやるぜ!それとさ、そっちにカビゴンとケンタロスいる?」
「ほお、使いたいわけじゃな?代わりに2体をこちらに転送せんと無理じゃぞ?」
「了解です。」

悩んだ挙句、ヒノアラシとムクバードを選択して博士に送った。その3分後に2つのボールが送られてきた
「では一句、サトシにも いっぽをふんだ コンテスト!では深追いや無茶せずに頑張るんじゃぞ」
「はーい!東京テレビの生中継見てて下さい。必ず優勝してみせます」

と川柳にリズミカルな博士へ自信過剰に宣言して、通信モードを終わらし、サトシはヒカリを探す
「猪の様にまっすぐだね。けどヒカリは今はシンジとどっかにほっつき歩いたのを見たよ」
「へ?シンジとヒカリと?」
「多分だけど、2人は今日のリハーサルをしてるんじゃない?あんたの励み役として不足かもしれないけど、私で良ければ相手になるよ」


392 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/12 00:17:04
と第三者である人の証言を聞くサトシは、どこの内心で寂しそうな顔してる感じだ
「あ、頼む!きっとヒカリのライバルでもあるノゾミならいい発案が・・・」
「先ほど彼女の名前を呼んでるけど・・・ひょっとして彼女が気になるかい?」
「いや、別に・・・ただ」
「男ならシャッキと好きなら告りな。実行する後悔より、何も手も出さぬ後悔の方が断然大きいよ?
まあ、あんたがヒカリと親交な友達以上になりたいって思わないなら別にどうだっていいけどね」

クヨクヨしたりナヨナヨで優柔不断なサトシにノゾミはきつめの喝を入れた。彼は下を向き・・・喜怒哀楽なヒカリの面影を思い返す

(この温度差なんだよ!?たかがシンジと居るだけの事で・・・)

―――何ヒカリが誘拐されたか怯えきってんだ俺・・・?そばに居れないだけでこんなに違うものなのか?―――

―――胸がく、苦し・・・い!――――

心臓発作の様に胸部を指でムギュとつまみ、大汗をかき・・思い悩むサトシだった。一方
レイジはスーパーマーケットのレジにある公衆電話で、ジンダイにある電話をしていた
「バトルピラミッドの取締役のジンダイさんですか?私、レイジです。応答願います」
「僕はソウタロウと申します、はい・・・用件は大体分かりました。隊長、お客様から電話が来ております。」

空に浮くエジプト・中南米などに見られる四角錐状の巨石建造物に似た要塞を操縦する50代の年輩に声をかけた
「珍しい・・・では電話しとる間代理とし操作してくれたまえ」
「了解です。師匠。」
「わしがジンダイじゃ。ん?お主は・・・レイジか?」
「はい。フロンティアへの挑戦以来ですね・・、感動の再会・・・いえ直接は面会してませんね。
無礼で困り者とは了知ですが、お伺いたい内容があります。」

ちょっぴり驚き顔で、オフィス室へ移動して。念入りに地図帳やメモ帳を開く
「なるべく詳細と近況をまとめた書類をファックスにて送信して、それを合わせて説明くれれば幸いじゃ」
「はい、心得ております。ではレポートから送ります、誤字・脱字ももし含まれてれば・・お手数ですが修正もお願いします」


393 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/12 23:34:04
「・・・なら受信準備もOKじゃよ。ふむ・・・やはり昭和半ば時代の識別コードと今の不穏な現状の噂が酷似しとる。
この脅迫状に偽りなければ、半世紀以来の大災害が起こるかもしれん」

―――脅迫状――――
我々は、イーグルカイザーズの者である。ミオツザーツの財宝は我々が頂く、歯向かう者は死と地獄の苦しみがあるであろう。
また、長年の究明で大魔王のラフニ―ルを蘇らせる鍵には「スペースオープンゲートキーパー」の第三の能力を持つ者と
スーパーリンクしないとならん事が分かった。それに関係する人を我らに渡す事できない場合は、時限爆弾や空襲ミサイルで、
動物園を跡形もなく木っ端微塵にする。警察や刑事・弁護士に通報すれば、その時点で爆破だ。すでに刺客は送迎済で死角はない、
無駄な抵抗しない方が賢明であろう。
―――ウォッカより―――


血染めのいびつな文字が不気味さを引き立てていた。レイジはこの手紙を見て、経緯を聞く
「僕は18歳位で、50年前という歳月は体験してませんが・・・ジンダイさんは50代後半でしたが・・・
幼少時代に、先祖代々から・・・何か言い伝えや神話とか聞いてませんでした?」
「わしも直接聞いたわけでないが、昔にラフニ―ルという魔王が・・エイリアンという物質を結晶にて繁栄させ、
外敵からの攻防を無効化するグログニヤ石を築き、思うがままに世界征服をしたらしい」

「・・・それで?」
「じゃが、ゾロアークを使うジョン・ストーンという覇者が参上し・・・古の遺跡の神器である秘宝を使い、
ワームホールという魔法で封印したと・・・言っとったな。うろ覚えでややこしい話だが、お主が気にする事でない」

瞼と閉じ、その人物や・・・三大神器のシルエットを、あらゆる角度でイメージしながら、切々と解説する
「おとぎ話・・・というかドラマのフィクションの様な話ですね。
神様や天使・悪魔とか・・・サンタクロースが本当にいるかみたいに・・・」
「そうか・・・お主らに忠告しとこう。万一近辺に、がらりに・・チョコマカと形態を変えるポケモンの横に
背が低い女の子が居たら危険信号だと思え。」

394 名前:王女の幸せへ 平凡な毎日へ:10/12/12 23:56:08
2週間後、サトシ達はマサラ王国に繋がる森を通っていた。
「この先を抜ければ、マサラ王国だ!」
「ピカチュウ!」
馬車に乗っているヒカリは長旅の疲れが出てノゾミに身体を預けて眠っていた。
「ノゾミ、大丈夫か?」
「ええ、私は平気よ・・」
「ニャール・・」
ノゾミも旅の疲れでかなり疲れていた。
「すまない、ノゾミ・・ヒカリの世話までお前に押し付けてしまって・・」
「良いのよ、ヒカリの世話は私に任せて、早くマサラ王国に向いなさい!」

それから6日後、サトシ達はマサラ王国まで後少しの所まで来ていた。
「もうすぐだ!・・もうすぐでマサラ王国に着くぞ!」
「ピカチュウ!」
「ポッチャ!」
サトシ達はマサラ王国に着く事に喜んだ、その時、馬車が突然、燃え始めた。
「まずい!・・今すぐに離れるんだ!」
サトシはヒカリを抱き上げてノゾミと一緒に馬車から降りた。
すると、サトシ達の目の前に大勢の兵隊とポケモン達が居た。
「お前達は!?」
するとリーダ格の男が前に出てきた。
「我々は連れ去られたヒカリ王女を連れ戻しに来た!」
「やっぱり、フタバ王国の兵達か!」
「今すぐにヒカリ王女を返せばよし!・・従わない場合は力ずくでも返させても
らう!」
サトシは強気で兵隊達に放った。
「俺はヒカリを幸せにする為に此処まで来た!・・あと少しでそれが
叶う所まで!・・たとえ、国を敵に回してもヒカリは絶対、渡さない!」
「ピカチュウ!」
「ポッチャ!」
「なら、仕方ない・・」
兵隊達のポケモンは戦闘態勢に入った。

395 名前:王女の幸せへ 平凡な毎日へ:10/12/12 23:56:36
「ピカチュウ、ポッチャマ、此処は何としてでも勝つぞ!」
「ピカ!」
「ポチャ!」
ピカチュウとポッチャマは向ってくるポケモン達を次々と倒していくが
あまりの数に押され始めた。
「2体だけではこの数には敵わない!」
「くっ!」
「ピカチュウ・・ポッチャマ・・」
ヒカリも心配そうにピカチュウとポッチャマを見つめていた。
「ピカ!!」
「ポチャ!!」
ピカチュウとポッチャマはサトシの前に倒れてしまった。
「ピカチュウ!?・・ポッチャマ!?」
そして、ポケモン達はピカチュウとポッチャマに止めを刺そうとした
その時
「カーメ!」
突如、カメックスがピカチュウとポッチャマの前に現れてピカチュウと
ポッチャマを守った。
「「カメックス!?」」
「来てくれたか・・」
カメックスは兵隊達のポケモンを次々と倒していた。
「くっ!・・撤退する!」
兵隊達はその場、去ってしまった。
「どうやら、間に合ったようだな・・サトシ・・」
サトシ達の目の前に一人の男が現れた。
「久しぶりだな・・シゲル王子・・いや、今はマサラ王国を束ね
る王・・シゲル王かな・・シゲル・・」
「ふっ・・君が王の責務を放り投げたから僕は王になったんだよ、サトシ・・」
ヒカリとノゾミはサトシとシゲルの言っている事が理解できなかった。
「サトシ!・・王ってどういうこと?」
サトシは決心して真実を話した。
「実は・・俺はマサラ王国の王子だったんだ・・」

396 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/13 00:20:37
>>375
連投されてしまったのは
なぜか掲示板の反応が悪かったせいだと思います

一気に時が流れましたね
年の差!駆け落ち!サトシが○○!?
おいしい要素がてんこもりで良かったです
フタバの兵士にばれたのでまたトラブルが続きそうな感じ

397 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/13 00:46:21
>>382
最終回直後の切ない散歩から13年かかっての勝利(敵=鈍感)
っていうのが実感できてぐぐっと来ました
アニメの後を補完できるようなハッピーエンドを読ませてもらって感謝です
最後のサトヒカの爽やかさといったら最高でした
lalalaのひまわりに深い意味があったらいいですねえ

398 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/13 01:15:55
>>385
ヒカリとシンジが怪しいことになってる!?
だがそれがサトシの心臓に効果ばつぐんというのは喜ぶべきことかも

レイジさんの方は魔王とか出てきて、ポケモン達で対抗できるか心配ですなー
ところどころに出てくる現実世界っぽいキーワードが面白いですね

399 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/13 22:57:26
ジンダイはグラフィックにて、ファックスの形でレイジ宛てにスキャン画像を送信した。
「そこらじゅうの小学生に見えますよ?ハッキングミスなのでは?」
「人は面接とかで、相手を外見にて掌握に、即断即断しがちだが。表面が見えておろうが、裏は見えぬ。
それに最近、指名手配されている程の凶悪な極悪人だと住民に名を知られてる程・・・危険な事から、
その彼女は魔王の手下の可能性があると注意を呼び掛けているらしい」

「はい・・・、侯爵・公爵・伯爵・子爵・男爵の動きの兆しと見て間違いなさそうですね・・・。となると、
ラフニール・スギオ・ウォッカ・ルビーの他に、もう1人仲間がいる事になりますね」

インターネットでの情報収集や、先祖の証言とかを資料に・・紐解いてくが・・まだまだ謎だらけだ。次にレイジはシンジと見つけた地下遺跡の事を話す
「僕は弟のシンジと、ほっつき歩く最中で、ルーン文字が刻まれた遺跡があって・・・BWの証を刻めとかの暗号があって・・・」
「ほぉ・・・。お主らも目撃したか、わしも10年前にウコン・ダツラの3人で遠征調査の時に見かけての。ダツラの推理だと、ベストウィッシュ・・・
告白へとなり、恋から愛に変わる関係である2人が、その近辺にある魔法陣にて心を1つに唱えれば・・・何かが起きると推測しとったな」

「僕、つくづく・・・いえ前から感じましたが、恋も愛もどちらにも心はあります。ですが、恋は心が外にある分・・すぐ出られて絆はまだ薄い印象っぽくて。
愛は心が真ん中にあり、なかなか出られない結束力があると僕は思うんです」
「お主、ラブコメディの映画の見過ぎでないか?じゃが、意味合いはつじつまはある」

動物園の圏内であった繁華街の地下の遺跡でのキーワードを考える2人だった。そう話すと午後4時のベルが、食品コーナーの店内から響いてくる
「つもる話の最中ですが、そろそろ時間なので・・・また後日に電話して宜しいですか?」
「良かろう、ワシのブラックリストである組織の一員が動じるような目撃や耳をしたら・・また連絡する。ではな」
「はい、健康と安全運転にはお気をつけて。失礼します」


400 名前:王女の幸せへ 平凡な毎日へ:10/12/13 23:05:31
「まさか・・サトシがマサラ王国の王子だったなんて驚いたよ・・」
「ニャール・・」
サトシ達はシゲルの馬車に乗りマサラ王国に向っていた。
「隠すつもりは無かったんだが・・言う機会が無くて・・言い出せな
かったんだ・・」
「ピカチュウ・・」
「だけど、まさか、フタバ王国の王女様を連れてくると聞いた時は
驚いたよ・・」
シゲルの言葉でヒカリは
「これから、どうするのサトシ?」
「ポチャ・・」
「これから、マサラ王国で人知れずに暮らそうと思っている・・」
「だけど、フタバ王国の兵隊達に私達の事は知られてしまったわ・・
きっと、また直ぐにでも来るわよ!」
すると、シゲルは
「そこの所は大丈夫だよ・・マサラ王国に入ったら簡単には兵隊達
は入って来れないよ・・」
「だけど!・・私達がマサラ王国に居たら皆に迷惑をかけてしまうわ!」
「そのぐらいなら平気だよ・・友人でもあるサトシの頼みの為ならね!」
「本当にすまない、シゲル・・」

その後、サトシ達はマサラ王国の城に通されてた。
「しばらくはこの部屋を使ってもらって構わないよ・・」
「本当に何から何までありがとう・・」
サトシ達は長旅の疲れで横になった。
「もう、サトシたら・・こんな所で寝て・・」
ノゾミはソファに眠っているサトシに毛布をかけた。
「ヒカリ・・お風呂で汗を流しましょ!」
「うん!」
ノゾミはヒカリをお風呂場まで連れて行った。

「お湯をかけるわよ・・」
ノゾミはヒカリの頭にお湯をかけて頭を洗い始めた。
「ああ、気持ち良いわ・・」
「無理も無いよ、3週間もお風呂に入れなかったからね・・」
ノゾミとヒカリは久しぶりのお風呂に満喫していた。
その時
「うっ!?・・げほっ!?げほっ!?・・はあはあ・・」
ヒカリは突然のつわりに起こした。
「ヒカリ?・・まさか!?」
ノゾミはヒカリのつわりを見て驚いた。
「うん・・お腹に赤ちゃんが居るのよ・・」

401 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/14 00:07:28
と受話器からテレホンカードを回収し、財布の中に入れて・・・彼は飲料販売コーナーで
500mlのCCレモンを購入して、その店舗を後にする。
ジンダイは機内室の書斎でPCをいじり、ソフトウェアでデータの編集中だ

「で?遺跡の内密は探れましたか、師匠?」
「ワシから調査によれば、あれは縄文〜弥生時代の竪穴住居から改装させたアトレセウ遺跡じゃな。」
「しかし、50年前に第二次世界大戦でのミサイルで壊滅したって・・ニュースにも」
「同僚にも尋ねたが、ラフニ―ルという魔獣がそれを復旧させ、更に魔界の門まで蘇らせた説もある、
あのスライ大佐にも伝えとく必要があるな」

この信じ難き事実は直結する謎は、ある何らかの3大要素の事件と連携してる事を・・スライに知らせる為に、
ジンダイはバトルピラミッドの格納庫にあるヘリコプターへ乗り換える
「は、はい・・。アダムス地方の遠征中の所・・そのお気の毒をお察し致します」
「ふむ・・ワシも一応ナビゲーターを頼りに、巫と共に防衛隊とし合流する、ではな」
(・・他のブレーン一同・・ナイトフィーバー中のタイムリーなのに・・これこそKYだよ)

彼の口実と、怪しげな陰湿・・・幻や夢は予感で終わればいいのですが・・。
一方ハルカとシュウは空き地でみっちりとコンテストの特訓中のようだ

「で?君はノコノコと僕の偵察役かい・・学習能力ないね」
「違うわ、私のスキルコラボレーションをシュウへ成長した証として見せるのよ。数ヶ月前の私とは違うわよ」
「性懲り無しだね、差は歴然だったよ?この短い間でどう詰めるんだい?」
「あ、あの時は腕が鈍って悩みもあったの!前とは違うったら違うの!」

馬鹿の1つ覚えかに、喋繰るハルカに対し・・彼は耳をかっぽじて呆れ顔になる。
「耳障りだね。まあ、懲りさせるのも手か。よしロズレイド、出番だ。」
「負けらんないかも!行けえ〜、エネコロロ!」
「ギュウウルゥ!」
「ギニャアア〜」
「へぇ〜君のラッキースターの要であるエネコが進化したんだね。また猫の手任せかい?」
「新必殺技もあるわよ。シュウのエネルギッシュの首領さんも進化したわけ?」


402 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/14 00:54:20
二人は、顔合わせの再会まで、互いのパートナー達の見知らぬ姿に驚き合っていた
「ああ、光の石でね。さあ、フォーエバーなグリーンランドを体感させよう。まずは日本晴れ」
「ギュウウン〜」

薔薇と棘の両手には輝く光が充満され・・一気に放出させ、ギラギラした眩い太陽が曇り空と同調する
カァァァアーー!!
「よし、光の壁を周りに散らめて連射ソーラービーム!」
「ギュウガガガァァーー!!」

透明感のある壁に、ギラギラした光線が交差して花火の様に散らばる、ハルカはじわーと感涙していた
「す・・すごっ、私の発想を屈した逸脱さに・・・ミルキーウェイに匹敵する輝き・・。やっぱり凄い、シュウ!
次は私の出番ね。エネコロロ、まずは雨乞いよ!」
「うみゃあぁ〜!」
彼女は、正反対の雨という悪天候に変えさせ、次に冷凍ビームの指示を出す。
ポツンとした水滴の粒は、勢いのあるアイスストームへと変貌した
「これが、私の新技スノーブレイクよ。もう運任せとかまぐれとは言わせないかも!」
「にゃ〜〜〜♪」
「へぇ〜、最低限のスキルランクには達したね。それでこそ僕も倒しがいがあるよ」

慮外だったのか目を丸くし、若干驚き。彼なりの口調でハルカを褒めてつかわした。
タケシとメグミは、衣服屋の街角で雑談中のようだ

「タケシ君の趣味は何?あたしはフィッシングや将棋とか好きなの」
「自分は近頃、自作のフローズンやパフェにハマってまして・・」

ソーダフラッペやアフォガードにミルフィーユのレシピを見せる。手書きの絵もあり、手順も細かく描いていた
「へ〜、原料・分量・手順、トッピング法までオリジナリティーがあるのね。絵画の芸術力もあるのね」
「いえいえ、アレンジメントをモットーに・・メレンゲの泡立て方や見栄えに最適な焦げめのコツとかは
まだ研究中で未完成なんです・・」

「愛用の鍋やフライパンは、あの渋谷区本社アムウェイの?あの企業は高値のぼったくりだけど、
返品とかのサービスや付加特典とか優遇いいわよね」
「えぇ・・なので割安のプレミアム会員で入会モバイルと併用したポイントを増量キャンペーンの日とかで
購入を目処にしてます」


403 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/14 20:08:09
【サトヒカSS投稿スレ】
http://yy56.60.kg/test/read.cgi/satohikakiko/1188711338/

【サトヒカSS投稿スレ2】
http://yy56.60.kg/test/read.cgi/satohikakiko/1214309228/

【サトヒカSS投稿スレ3】
http://yy56.60.kg/test/read.cgi/satohikakiko/1230570286/

【サトヒカSS投稿スレ4】
http://yy56.60.kg/test/read.cgi/satohikakiko/1249911722/

【サトヒカSS投稿スレ5】
http://yy56.60.kg/test/read.cgi/satohikakiko/1260193207/

【サトヒカSS投稿スレ6】
http://yy56.60.kg/test/read.cgi/satohikakiko/1274716407/

404 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/14 23:26:11
「倹約家ね。家とかで破けた服を手編み製のバッグに再利用する懸案派だったりする?」

タケシとメグミは専業主婦の家事の話やリサイクルで一気投合をしていた
「実家では、洋服のたとみや布団干し・和室やリビングの片付けや家計簿とかの練習とかも・・」
「へぇ〜私は旦那に任せきりだわ。私は海外出帳や部署転勤の人事異動の件で荷詰めで、寮泊まりなのよ〜
宣伝やPOPデザイナーの改新が新世代を築くこそが私の社長の信念なの」
「雇われ側より経営の方が喘ぐ事が多いですよね。自分なら素直に一般の職員に就任しますね。
ところでメグミさんはコンテストの体験はなされた事あります?」

ハウスワークの事や業務関連の話になごむ最中で、少し申し訳なさげな顔で・・・さりげなくコンテストの話題へ移す
「コンテストねぇ・・なついわ〜、実は私ね・・10年前までイッシュという国でミュージシャンをしてたの」
「懐かしむ最中で失敬ですが・・番組で視聴した感じでは、その2つは相似と思われますが、違いとかはあるんですか?」
「簡単に言えば、イッシュでの伝統だと、ポケモンと人をペアにバレリーナやスライダーボブスレーとかの競技で、
選曲したバックグラウンドミュージックしの音程に合わせて演技するモノで、バトルが無いのが最大の違いよ」
「では、シンジがフィギュアスケートをしてるのも・・」

街角から歩くのちに、シンジのハードワークな演技するビッグドームであるJフロアの空き場に足を止め、見物をしていた。
その場で2人はコンテストとミュージカルの相違点や外国でのユニークな競技を語り合っていた

「えぇ、オフェンスのW-18の競技よ。ハイテクな段階に突入してるわ。数年後にはアヤコさんを越える潜在さがあるわ」
「実はですね・・彼は最近は就職活動も懸念してる程で・・公式リーグも上位の成績でした」
「貴方は現に至るドクターの夢が数十年も情熱のままならば、看護師の資格を持つ視野もありかもね」
「はは、ですよね。人の価値観を語るより・・常々に自分の上の蠅を追うべきですね。自分も千里の道も一歩を信じて信念を貫きます」


405 名前:王女の幸せへ 平凡な毎日へ:10/12/14 23:30:19
次の日、ノゾミはヒカリが妊娠している事をサトシとシゲルに話した。
「本当か、ノゾミ!?」
「嘘言って何になるのよ・・」
「ニャル・・」
サトシはヒカリの妊娠を知って複雑な気持ちになっていた。
「本当なら嬉しいけど、俺達は追われている身だ・・素直には喜
べないよ・・」
サトシの言葉でノゾミとヒカリは少し落ち込んだ。
すると、シゲルは
「だったら、兵隊達に追いかけるのを諦めさせるんだ!」
「だけど、どうやって?」
サトシはシゲルに聞き返すとシゲルはとんでもない事を言った。
「兵隊達が見ている所で死ぬんだ!」

それから1週間後
サトシはヒカリを抱き上げて崖の上に居た。
するとフタバ王国の兵士達がサトシを囲い込んだ。
「もう、逃げられないぞ、大人しくヒカリ様を返すんだ!」
サトシは一歩ずつ崖の方に向って歩き始めた。
「ま、待って!・・そこは崖だぞ!」
兵士の言葉にサトシは
「俺達は静かに暮らしたい・・だけど・・この世界に俺達が暮らせる所は
ない・・だから、あの世で一緒に暮らす・・」
「サトシと一緒なら何処にでも着いていくわ!」
サトシは真っ直ぐと崖に歩いていた。
「馬鹿なことはやめるんだ!!」
兵士の言葉にも聞かずにサトシは崖から飛び降りた。
「ヒカリ様!!!」
兵士達は崖の下を見るとそこには流れの早い川でサトシとヒカリの姿
は無かった。
「ヒカリ様、探すんだ!!・・何としてでもだ!!」
兵士達はその場を去っていた。

406 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/14 23:30:47
「ふふ、タケシ君なら努力を曇られぬ限りは叶うわ。ここの当事者であるメグミは神に誓い盟約します」

夢=DREAMは星屑の数・・人によって七色の虹の様・・四季彩かにあるもの。2人は指切りしてそう約束した。
その頃、サトシは斬新で大胆な発想の技の開発をしていた
「ピカチュウ、雷を尻尾に宿らせ・・輪を複数作れ!」
「ぴかちゅー!!」
「そいつをアイアンテールで弾き飛ばせ!」

ピカチュウは体内を充電しきった状態で、放電して尻尾を360度に回し稲妻の輪を作り、尻尾で飛ばす。
「へぇ・・スパーキングリングか。インパクト性は合格点だけど・・華麗さが欠けるね。
他に対空同士で相殺し合う描写とかを加えればどうだい?」
「インパクト性や滑らかを長所したのにな〜。なら、ピカチュウジタバタしながら全体に雷・・次にボルテッカーで空中浮上だ!」
「ピッカァアァアァアーー!!」

「カウンターシールドっぽいけど、ヒカリから教わったのかい?」
(うっせぇな、ヒカリばかり・・・どうせ、あいつは俺なんかより・・・シンジとの方が釣り合うんだ)
「サトシ、上手〜!だいじょぶいーー!!」

ビリビリ感のある六角形の結界を張り、次に臨場感や立体感良くボルテッカーを決める途中に、
サトシはシンジとの才能の差やヒカリと居る羨ましさで感情がカリカリしていた。横目線にそらすと、
幻影か幻覚なのか手を振る青髪で黒と桃色のミニスカを着る女の子が見えた
「あ・・、ひ、ヒカリ!?」
「サトシ、よそ見せず気合集中だよ、精神統一しなきゃ」
「あぁ、悪りぃ!必殺、流星アンリミテッドクロスV2!」

分散した電流は星屑状に舞い、やがてシャワーの様に飛び散った。
「ベリーグッド、このクリオティーさなら1次予選には通過するね」
「手厳しいな〜。ならノゾミの評価はどれくらいだ?」
「S〜Eランクを基準にBかな。ズバリ抜けでも極端にダメとも言わずまいの中間だね。
折角エントリーする以上は優勝しないと」

要するに生半可で、平坦で概ねらしい。するとスカートをたなびかすヒカリが掛けてきた
「さ〜と〜しぃ!今のなに?メテオ・・かなぁ?とにかく隕石の3Dっぽくて綺麗だったよ!」


407 名前:王女の幸せへ 平凡な毎日へ:10/12/14 23:30:54
「何とか行ったな・・」
サトシとヒカリは崖下にある穴に隠れて兵士達を騙した。
「怖かったわ・・」
ヒカリは崖から落ちた瞬間の恐怖が残っていた。
「ごめんな・・ヒカリ、怖い思いをさせて・・」
サトシはヒカリを優しく抱きしめた。
「うんうん・・サトシと一緒なら平気よ・・」
ヒカリはサトシに抱きついた。
「熱いところを申し訳ないけど、直ぐに此処から離れるぞ・・」
声のするほうを向くとそこにはシゲルがカイリューに乗って空を飛んでいた。

サトシとヒカリはカイリューに乗るとマサラ王国に戻っていた。
「これで兵士達は君達が死んだと思わせる事が出来た・・兵士達が
君達を探す事もなくなる・・」
「確かにこれなら・・兵士達の目をごまかせるかも知れないが、いくらな
んでも無理があると思うが・・」
「後は僕の方で根回しをしておくから大丈夫だ・・」
「ああ・・
「それと、君達は死んだ事になっている・・一生マサラ王国の城に暮ら
すことになるし、行動が制限されるよ・・」
「サトシと一緒ならそれぐらい平気よ!」
「分かった、僕が一生面倒を見てあげるよ・・」
「ありがとう、シゲル!」
その後、サトシとヒカリは死んだ事になり、兵士達はフタバ王国へ帰っていた。

408 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/14 23:54:33
「ヒカリ!見てくれてたのか!」
「うん!素敵で、うっとりしちゃった!」
(違和感が・・ヒカリでも、きらびやかで和む雰囲気がないし、彼女はシンジと・・)
「はい、グレープフルーツグミよ。サークルKの特売50円で販売してた、このリプトンのレモンティーもどーぞ」

首びれや脇からの汗脂をタオルで拭くサトシに彼女はレジ袋ごと渡す。ノゾミは眉を逆ハで疑わしい顔をしていた
「お、喉が著しく渇きが・・。ストローは?あった!クビグビ〜!」
「チュルルってかぶ飲みする位に乾いちゃってた?うふふ。胃をタポタポで本番でもたらしたらダメよ?」
「ねぇ、内股や下品な口ぶりで不祥事だけどさ・・。あんたヒカリかい?正体現しな」
「も〜お、ノゾミ!おとぼけな生い立ちはNGよ?」
「へっ?正真正銘のれっきなヒカリだろ?

キョロキョロと髪・耳・瞳や睫毛や腹部や背後に太股まで見ると、ヒカリはぷっくと頬を膨らまし、拗ねた。
しかしノゾミにはいち早く疑似人格なのだと見抜いていた
「もおー!サトシのエッチ!。一応女の子だよ?」
「悪りぃ!はは・・、怒んなって!腕にへばりつかれると身動きが・・」
「ねねー、ハーゲンダッツフェアがメッサオークワ内で開催中だって!行こ?2人の方がずぇったいに楽しめるもん!」
(・・いつものヒカリなら・・サトシのアシスタント以上・・特効薬な位に刺激し合うバトルの練習をするはず)

彼女の予感的中かそのヒカリはゾロアークだったのだ。幻や夢は予感で終わればいいのですが
サイレント室からあぐらかきをしてぺたんこ座りするルビーや、背広を着た組織達がサトシらを眺めていた

(あの子はテレパシストに変身も完璧・・。あまちょろい男なら骨抜きね。)
「くたばれ、へたれな・・死ね・・破壊・・必ず生け捕りにする。」
「ウォッカさん、野生のセレビィとゾロアの捕獲を失策で機嫌斜めだからって・・・
あのダイナマイト級の技をこの会場内で使うなよ?あれは禁断の技だし〜
後でめんどっちい後始末で証拠隠滅もしないとダメになるしね〜」

「ラフロイグ・・・言葉と、緑茶をすすりながらのんびりさのギャップ差が激し過ぎるぞ?」



409 名前:王女の幸せへ 平凡な毎日へ:10/12/15 22:07:18
それから9ヵ月後、ノゾミはシゲルと結婚して子を宿していた。
そして、ヒカリの陣痛が始まりヒカリを部屋で出産をしようとしていた。
「大丈夫かな・・ヒカリ・・」
「ピカチュウ・・」
サトシはどうすれば良いのか分からず慌てていた。
「サトシ!・・あなたが慌ててどうするのよ!」
「まあまあ、ノゾミもそんなに怒ったらお腹の赤ちゃんに良くないよ・・」
シゲルはノゾミの身体を心配した。
その時、部屋から産声が聞こえてきた。
「生まれた!?」
「ピカチュウ!」
「ポッチャマ!」
部屋から助産師が出てきてサトシ達を部屋に通した。
「サトシ・・」
ヒカリは疲れた表情でベットに横になっていた。
「ヒカリ・・」
「見て、私達の赤ちゃんよ!」
ヒカリの隣に小さなベットに双子が眠っていた。
「赤ちゃんを産んでくれたありがとう、ヒカリ!」
サトシはヒカリを優しく抱きしめた。
「うんうん・・この子達を授かって私も嬉しいよ・・サトシ・・」

それから3年後、双子の赤ちゃんはすくすくと成長していた。
「ピカチュウ!・・ポッチャマ!・・あの木の実を取って!」
「ピカチュウ!」
「ポッチャマ!」
ピカチュウとポッチャマは木の実を採り双子に渡した。
「「ありがとう!」」
するとサトシがヒカリの車椅子を押しながら双子に近づいてきた。
「お父様!」
「お母様!」
双子はサトシとヒカリに近づいた。
「見て、この木の実・・ピカチュウとポッチャマが取ってくれたの!」
「あら、良かったわね、セイ・・アイ・・」
セイとアイは再びピカチュウとポッチャマと遊び始めた。
「サトシ・・あの子達が産まれてよかったわ!」
「俺もだ・・自由に行動できないけど・・ヒカリやセイとアイが居るだ
けで俺は嬉しいよ!」
「ありがとう・・サトシ・・」
サトシとヒカリは城で縛られながらもそこには、笑顔で満ちていた。

410 名前:王女の幸せへ 平凡な毎日へ:10/12/15 22:12:40
下手な小説を読んでいただきありがとうございます。
一応「王女の幸せへ 平凡な毎日へ」は完結です。
ヒカリとサトシの駆け落ちを前から書きたかったので書けてよかったです。

次からもう一つの結末を書いていきたいと思います。

411 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/15 23:02:59
>>406
サトシが超次元サッカーみたいな技を開発してるw
ゾロアークの幻術に騙されるとは…やきもちで焦ってるせい?
ノゾミはあと一押しで見破れたのに惜しかった

>>410
サポート役のシゲルがいい働き!
隠れて生活するのは大変そうだけど、これもハッピーエンドとおもいます
城って広そうだし、ちょっとくらいなら変装して外出できるかもだし
もう一つの結末も期待

412 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/16 00:14:54
「けぇ、警備員に、巡査員らが来やがった。誰か嗅ぎづけたな。手分けして分散だ」

邪悪なオーラを持つ3人の紳士や、小柄な体型した公女がある悪巧みを考えていた。彼の素質を知る者はいない。
一方シンジは、空きの会場内で400m競走を全力した後に精密なプラモデルを組み立てる様な体力を消耗する位のハードな調教中だ
「腹筋・腕立て・屈伸終わったようだな。なら、まずはオーダイルはハイトロカノンで地面を水浸しにして冷凍ビームだ」
「グッオォオ〜!」

ド迫力なウォーターガンで表面をびったびたにし、後々に雪の谷にした
「次にチコリータ!トリプルサルコウに、スパイラルしてみろ。上手くやろうと意識せず自然体な形で演じてみろ」
「チィコォオォーー!!」

ギュル、クック!サァア〜
あなどけない顔で、爪先、脚を円滑化した動きで3度回り・・足を上げ、滑り続ける。
しなやかさと滑るスムーズさのレベルの高さにヒカリは感心していた
「凄い・・こ、これがママが認めるポテンシャル・・。私も」
「こわばり顔だし、2回転半だな。俺が手本見せる、真似してみろ」
「チコ!」

彼は不満要素の指摘をして、彼は実際に滑る。その美貌や表現力・・・回転の高さや勢い・速さは織田信成流だった
「スケート用のグリップ無しで普通の靴で・・。やっぱりシンジもサトシと同じイッシュに行くのかな・・?」
「ポッチャアァ〜〜」

――――話題が見つかんないな・・サトシとなら性が抜群で話しやすいはず、なのに・・・
実力だって野球を例題に・・私がリトルリーグレベルでシンジがメジャーリーガーの差ぐらいありそうだし、
ウォーミングアップすらならないって言われたらどうしよう―――

と髪を掻きむしり途方に暮れてるヒカリに、ブラウン色した図鑑が視界に入った
「捕獲数568・・発見数592か・・。ヤナップ、マメパト、イシズマイとか・・・
イッシュモードまで登録されてて、完成も間近かぁ。」


――――このままじゃ・・サトシの旅にまで悪影響が及んじゃう・・勇気をふり絞らなきゃ!――――
シンジに対し、実践派と理論派・・天と地の差に驚愕するヒカリだったが・・・。

413 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/16 00:40:20
その図鑑をベンチに置いてスタスタと歩き、雪原の皇子になりきるシンジに話しかけ、呼ばれた事に気付いた彼は爆転して彼女に近寄る
「し・ん・じぃーー!」
「だ?年上に呼び捨てか。いい根性してんな。その意気込みを称え、言う用件に応じてやる。ほら言ってみろ」
「その・・すきる?こらぼねーた・・?その極意を伝授して下さい!」
「はぁ?とぼけんなって。俺が半年間、血と涙の結晶で培う技術をお前が一朝一夕でやろうってか?無茶苦茶だな。止めとけ」
「問題ないよ!シンジだって・・フィギュアスケートを一朝一夕に丹念に修行した事にはひと欠片の後悔もないよね?」

彼は180日という長さで漸く上達した感じで、当日内では不可能だと忠告したが、逆説にヒカリが彼自身は経験の未練があったかを尋ねた
「ほう・・ならばお前の現時点で持つベストパフォーマンスを持つ相棒を見せてみろ」
「へ?はい・・」
「ポッチァ〜」
「こいつは柔軟性がやや不足で、脚や腕も筋肉がぽよ〜んっぽくて不向きかもしれんな。ミミロルはどうだ?」
「ミミロル?えっと・・ボールと・・」

適性テストかに、あらゆる体型や角度・断面から見るがどうも不適切らしい。継手の候補を彼が指名した。
ヒカリは鞄にあるモンスターボールをもそもそと探して、そのミミロルを出した
「ミミロル、ごぉ!」
「みみぃ〜♪」
「ご来場タイムの即座で悪いが、L字に座って、自分の爪先にめがけて身体を伸ばせ。いける所までを前提にな」
「ラジオ体操・・?ビンズースクワットだっけ、うう〜ん・・・」
「みんみぃ〜♪」

陽気に跳ねたウサギに近いミミロルに指示を出す。司令塔になる肝心の当人は、特訓による主旨をまるっきし理解できずにいた
「大体な・・ミミロルは軟化性は満点だが、どうあがこうが・・筋力の無さが目立つ。プレスや鉄アレイ・・重りをつけながら30分歩きながら、
腹筋や腕立てを100回を繰り返せ。そいつを20セットだ。それからアイシングして休め」
「シビアで露骨じゃない?〜シンジ」
「当然だ、ん?怖じけついたか?降参するなら今のうちだぞ?まあ初心者は無理しない事が一番だしな。練習内容を変更するか?」


414 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/16 22:08:07
「ううん、ミミロル!あたし達の限界を超えた限界を見せてあげよう!」
「みんみぃ!」
「そうこなくっちゃな。お前があの師匠の血統を継ぐ者ならその片鱗を見せろ」

と納得し合えたものの、ヒカリは親の七光りと勘違いしてのはなただしさ・・いや淋しさを感じたのかこう呟いた
「ねっ・・シンジ。ママはママで、あたしはあたしとして見て欲しいの。
だって親子でもママとあたしは違うから。それにシンジとレイジさんも違うもん」
「だったな、なら俺がお前の闘争心がありの理由が、あの大先輩の娘でなく
一人の立派なコーディネーターである事に気づかせてみろ」

「望む所だよ!ミミロル!あたしも頑張るから最後まで頑張ろうね」
「みみ!」

彼はコーチング役として、新入生をビシビシと指導する立場に、だがエキピジョン戦予選は6時間後・・果たして間に合うのか。
さて一方、ドッペルゲンガーのヒカリとサトシは手と手を繋いで・・メッサオークワ内でのデートをしていた
「遅いよお〜、サトシ。とっとこ歩かずに走って!季節限定のパイの実やポッキーが売れ切れちゃう〜」
「そう焦んなって、慌てると転ぶぜ?」
「大丈夫〜、大丈夫!今日は特別にあたしのおごりね!リクエストあれば言ってね?皆には内緒よ?」
「あ・・・ああ。太っ腹で優しいなヒカリは」

ガム・こんにゃくゼリー・せんべい・飴玉・ポテトチップス・クッキー等のお菓子が並ぶコーナーで2人で買い物中だった。だが彼は・・・


――――変だ、こんなに近くでヒカリの笑顔を独り占めしてるのに・・・いつもの温もりが身体や心に伝わって来ないのは、何故だろう?
妬いてるとかの苛立ちとかが紛れ込んでいるせいか?・・・でも釈然としないんだ――――

照明がある天井に脇見して、ぼけ〜と歩くと床が水で濡れていてサトシは足元をすくわれる。するとヒカリを下敷きにしてしまう
「きゃ!?ちょっ・・・重たいよ、サトシ。どいてってば!もしかして、シンジと居た事怒ってる?」
「いや、ごめん・・・ドジっただけだぜ?心配すんなって。捻挫とかしてないよな?」


415 名前:王女の幸せへ 華やか道へ:10/12/16 23:51:19
サトシとヒカリは結婚する事をヒカリの父親に伝えに行った。
だが、父親はサトシとヒカリの結婚を認めなかった。
「駄目だ!!・・お前達の結婚は断じて認めない!!」
「何故です、お父様!!・・どうして、私達の結婚を認めないのです!!」
「ヒカリ・・お前は名高きフタバ王国の王女!・・世話が係のサトシとは
断じて結婚を認めるわけにはいかない!」
「サトシとの結婚を認めてくれないのでしたら、私はこのフタバ王国を去り
ます!!」
「そんな事は認めない!!・・警備兵!!・・サトシを城から追い出すのだ!!」
警備兵達はサトシを取り押さえ城から追い出そうとした。
「ヒカリ!!」
「サトシ!!」
その時
「待ちなさい!!」
皆は声をする方を向くとそこには
「アヤコ!?」
「お母様!?」
アヤコは王に近づいて語り始めた。
「あなた・・今のヒカリを見て思い出さない?・・昔・・私と結婚する時
あなたがお父様に必至に説得して結婚を認めてくれた、あの頃を?」
アヤコの言葉で王はその当時の事を思い出した。
当時、王は名高きフタバ王国の王子であった王は庶民のアヤコと恋に落ち
て当時の王に必至に説得して結婚を認めてくれた。
ヒカリを見ていると当時の自分と重なって見えた王は暫らく黙って考えた。
「そうだな・・今の私はかつての父上と同じ事をしていた・・結婚を認めよう・・」
「お父様!!」
「サトシを離すのだ・・」
王の言葉で警備兵達はサトシを離した。
「ありがとうございます!!」
「サトシ・・ヒカリを任せたぞ・・」
「はい!!」
ヒカリは嬉しさのあまり涙を流してサトシに抱きついていた

416 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/17 00:05:04
「ううん、平気よ?でも急に乗っかって来たから・・・もうびっくりしちゃった。まだカゴに品物入れとかなくてよかったぁ〜、
今頃ぺっちゃんこだったかも・・・。サトシ、次は気をつけてね?」
「ああ、悪いな・・・。俺は日用品コーナーにぶらついてくるから、ヒカリはゆっくり選んでてくれ」

と冴えずまいな顔で、靴音を鳴らして別の棚卸しする店員がいる所へと歩くサトシを見て、ヒカリは彼の前に立ちはだかる
「ほーら、やっぱり怒ってるでしょ?あたしは気にしないから素直に言ってみて」
「・・・なら率直に聞いちまうけど、シンジと2人で何してたんだ?」
「え・・・?何って?ただの恋人前提としてのお付き合い交渉だよ。実はね、あたしシンジの事・・・前から大好きだったの。
ごめんね、隠すつもりはなかったんだよ?」
「そっか、お幸せにな。友達である俺からも影ながらも応援してるぜ」

思いもよらぬ発言にサトシは愕然とした。あやふやな脳内にちんぷんかんぷんだった彼は、あっさり感やさっぱりさが重なり、
妥協する意味でOKの返答をしてしまった。だが本心の彼は、心が縮こまって初期段階の鬱になりつつあった。そして・・・

「このカルビーのうすしおチップスも買っちゃおっと!サトシも好きでしょ?」
「ああ、大好物だぜ。前に、つい過食になる位にハマっちまって家族の分の事も配分せずにたらいあげてさ〜」
「なら、3袋ね!今なら大特価で1袋145円でお徳だしね!あっ、プリッツのスティック菓子に、シルベーヌも安い〜♪
今日はラッキーデイで大丈夫〜!」

次々にどでかいパックの菓子に目移りし、目がキラキラするヒカリを見て・・・
ポツンとさみしげに俯いたサトシがその後ろに居た。
すると物陰から黒マントを羽織った謎の男とルビーがサトシを様子見で凝視していた

「彼の闘争心はもろ刃の綴り・・・一度本領発揮すれば無敵だが、一度崩れれば歯止めが効かずまいになる。奴は精神的に脆い」
「うふふ、私のゾロアークちゃんのパーフェクトラビング機能がここまで演じきれるなんて・・・感動しますわ。
自己犠牲へ払おうとも父様の為にも、必ず任務を成功させますわ・・・」


417 名前:王女の幸せへ 華やか道へ:10/12/17 22:48:14
それから3週間後、サトシとヒカリの結婚を国民全員でお祝いしていた。
「はい、出来たわよ、ヒカリ!」
ノゾミはヒカリの髪を綺麗に束ねた。
「綺麗・・」
ヒカリも思わず自分のウエディングドレスに見惚れてしまった。
「今日はあなたが主役よ!」
「主役・・」
「そう、人生最高の日にしなさい、ヒカリ!」
「ありがとう、ノゾミ!」

そして、結婚式が始まりサトシがゆっくり現れ、それに続いてノゾミが
ヒカリの車椅子を押しながら現れる。
二人は神父の前に立ち、簡単な講釈の後、神父は問いかける二人に問いかける
「お互いにその想い合い、支え合い、共に幸せを築いていくことを誓いますか?」
「「はい、誓います・・」」
二人は迷うことなく答えた。
そして、誓った後、サトシはヒカリの顔に掛かっているヴェールを上げ、赤い顔で
ヒカリをじっと見つめる。
「サトシ・・」
「ヒカリ・・」
二人は目を閉じ、ゆっくりと唇を重ねる。
2人の顔が重なった瞬間、周りからは祝福の声と拍手が一斉に沸き起こる。
顔を離すとサトシとヒカリは恥ずかしそうにする。
式が終わるとサトシはヒカリを抱き上げた。
「サトシ!?」
ヒカリは驚きながらもサトシはヒカリを抱き上げたまま外に出た。
そこにはフタバ王国の民衆達がヒカリとサトシの結婚を祝って拍手をしていた。
「これは!?」
「皆、俺達の結婚を祝ってくれてれる為に集まってくれたんだ!」
ヒカリは民衆達に手を振ると民衆達は祝福の声が聞こえた。
「ありがとう・・皆・・」
ヒカリは涙を流しながら感謝をした。

その後、ヒカリが妊娠している事が分かり、サトシ達は大いに喜んだ。

418 名前:ポケモンスナッチャーズの作者:10/12/18 22:05:54
注意:13年後のやつもほんの少しだけからみます・・・
第8話「向日葵とトリカブト〜新たなる序章〜」
ア「俺達を攫わせた奴・・・だと・・・・・??」
セ「・・・・アイラ・・・・」
ピリピリした空気があたりを包む・・・・
それもそのはず・・・四天王を打ちのめしゆっくり休息していた俺達をまさかの旧友が来訪。
そしてそのさらった奴の存在を言ってのけたのだ・・・
まぁ知らなかった事なので一応聞いてやるとする・・・
ク「あぁ・・・・そいつはシャドーと手を組み5年前お前達を攫わせたのさ。」
セ「でも・・・・どうして僕らを?」
クウアは促されるように話した。
ク「その理由はそいつがお前達の母親に惚れていたからさ・・・」
ア「なっ・・・!!!」
セ「それで??」
驚く俺を尻目にセイガは話を促す・・・・
ク「しかし知っての通りお前達の父親・・・サトシとヒカリが結婚しそしてお前達が生まれた・・・」
ア「・・・・・・それで・・・・・??」
ク「そして3年の雑用を終えてそのことを知った奴は2年かけてシャドーを説き伏せシャドーのメンツを使いあの日・・・草原で遊んでいたお前達を攫わせたのさ・・・」
セ「そうだったのか・・・・」
ア「・・・・・・・・・セイガ・・・同情はするな・・・そいつは俺達の一番の敵だろう?」
セ「そ・・・そうだったね!!!」


419 名前:ポケモンスナッチャーズの作者:10/12/18 22:18:18
ク「そろそろそいつの名を言うか・・・俺がここに来た目的がそれだからな。」
ア「その名は・・・・・????」
いやな予感を抱えつつ俺はクウアに問う・・・・
ク「コワードだ・・・・」
セ「!!!!!!!!」
ア「コワード・・・・あのコワードコーポレーションの御曹司か・・・奴が・・・・!!!」
ひときわバチバチと俺の周りの波動が揺れた・・・・
セ(アイラ・・・・・・・!!)
ク(まさか・・・・憎しみの波動???いや・・・まさかな・・・・)
ア「・・・・・・・いかなる理由があっても俺達の5年間の幸せを・・・・パパとママの幸せもそいつが奪ったのか・・・・!!!」
バチチチチ・・・・
セ「あ・・・・アイラ・・・落ち着いてよ・・・!!怒りは僕にだってあるよ!!」
ア「落ち着いていられるかよ!!クウアそいつの居場所を教えろ!!そいつを・・・・・殺す!!!」
ク「おいおい待てよ!!殺すとかぶっ飛びすぎだぞ!!」
セ「ここまで狂気に満ちたアイラ・・・初めて見た・・・・」
セイガとクウアに抑えられながら俺は回想していた・・・・
5年前・・・・
ア「いってきまーーーす!!!」
セ「僕も行ってくるね!!!」
僕たちは急いで家を飛び出た。
あの頃の俺達は草原でポケモンたちと遊ぶのが日課でポケモンが大好きだったんだ。
ヒ「日が暮れる前に帰ってくるのよ!!!」
ア「わかってるってーー!!大丈夫大丈夫!!」
その会話がママと最後の会話で元気で女の子らしい俺の最後の言ったことだと思う
そしていつもの草原でピチューやコラッタ、ポッポ、キャタピーなどのポケモンたちと遊んでいた。


420 名前:ポケモンスナッチャーズの作者:10/12/18 22:31:25
しかし日が暮れる直前・・・・
ア「じゃああたし達もう帰るね!!!また明日遊ぼう!!」
セ「いい子にしてるんだよ!!!」
俺達が帰ろうとしたその瞬間どんっと鈍い音がして俺達は気を失ったんだ・・・
数時間後・・・・
ア「ここどこ????」
セ「うーん・・・・」
みるかぎり鉄格子のかけられた牢屋に俺達はいた・・・
ア「ねぇ・・・セイガあたしたちつかまっちゃったの???」
セ「みたい・・・・・」
?「その通りだ・・・きみたちは捕まったんだ・・・シャドーは俺たちみたいに子供たちをとらえ立派なシャドーにするべく育成されるんだ・・・」
セ「君は!?!!!」
?「俺はリョウタ。15歳だ。君達と同じ捕まったものさ。こいつはクウア7歳。」
ク「よ・・・よろしく・・・・」
それが俺達の出会いだった・・・
ア「あたしは・・・・アイラ・・・・」
セ「僕はセイガ・・・・」
自己紹介もそこそこに俺達は官主によばれて連れ出された・・・・
ア「・・・・・・・」
セ「・・・・こわい・・・・」
目の前には複数のシャドーの団員と今にも息絶えそうなアゲハント・・・・
そしてリーダーの男がいた・・・
男「これが今回連れ出した子供か・・・マスターとコンテストマスターの子供だな・・・」
じろりと一睨みを僕達に聞かすとシャドー入団の儀式を始める!!と高らかに叫ぶ・・・
そして僕達にナイフが握られて周りに黒いオーラのレアコイルが取り囲んだ。
ア「な・・・・なにするの???」
?「そのアゲハントを殺せ!!そうしたら仲間にしてやろう・・・じゃなければお前らは死ぬ!!!」
セ「いやだ!!!!ポケモン殺すの嫌だ!!!!」


421 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/18 22:38:30
>>412
サトシイィィィ
このままではやばい…
精神攻撃と気づいていないので戦うこともできないぞ

>>415
説得が通じてよかった!さすがはアヤコママだ
こちらは完璧なハッピールートですね

422 名前:ポケモンスナッチャーズの作者:10/12/18 22:46:07
ア「あたしもいやだよ!!!」
?「なら仕方ない!!ダークボルトを見舞いせよ!!わははははは!!!!」
ばりばりばりばり!!!!!!
強烈な雷撃が僕達を突き抜ける!!!
ア・セ「「がああああああああ!!!!」」
?「さらにお前達が仲間にならなければ両親も殺すぞ!!それでもいいか!!!」
ア「いや・・・だ・・・・・」
?「さらに加えろ!!!!」
ばりりりりりり!!!!
ア・セ「うわぁああああああ!!!!!」
高笑いと電撃を浴びる僕たち・・・
とどめといったばかりに他の団員が指示を出す。
団「スリーパーサイコキネシスで2人を支配しろ!!」
ス「ぱーーーーっ!!!!」
その瞬間体を縛られる・・・・
ア「なに!!なんなの!!!」
セ「うわぁああ!!!」
アゲハントの前まで連れてこられ操られるようにナイフを振りかざした・・・
ア「と・・・止まらない!!!」
セ「うわあああっ!!!」
ざくっ!!!!!!!
回想終了
ア(ギロッ!!!!)
セ「!?!!!!」
ク「わあああああっ!!!」
どおおおっ!!!
俺は狂気のままに波動を出し二人を突き飛ばした。
セ「うわ!!!」
ク「ぐあっ!!!!」
ア「(はっ・・・!!!)すまない!!!!あの時のことを思い出したらつい…・」
セ「いいよ・・・大丈夫…いつものアイラに少し戻ったね。」
ク「いててて・・・・お前きれすぎ・・・・」
俺はうつむく・・・・
狂気のままにやってしまったな・・・・
そこにユウサキが入ってきた。
ユ「アイラちゃん・・・!!それに君たち2人!!」
ア「ユウサキ・・・実はさ…」
俺は事の次第をユウサキに話した。
ユ「なるほど・・・怒りは分かるけどすこし冷静になったほうがいいな・・・」
ア「あぁ・・・・・飯食って頭冷やすよ・・・」
ユ「その前に散歩に出よう・・・外出の許可を出すから日が暮れるまで行ってくるといい」
セ「え・・・でも先生!!」
ク「おっと俺はおいとまするよ。これいじょうまずそうだしな!!」
クウアはそれじゃとカイリューに乗りいった。


423 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/18 22:47:32
「お嬢さん、心臓発作による副作用が起こる位の興奮状態はお控えを。もし命に関われば貴族達が悲しみます・・・」
「うん・・・。でも9歳で完治したから大丈夫ですわ」

2人は、非常用の鉄の梯子によじ登り・・・脱出した。
一方、近場の駐車場にディーゼル高級車が縦列駐車し、中から白ひげを生やすヨボヨボした執事と、
ブランドな背広を着た長身の兄弟である青年2人に、モデル芸人の様な青年とドレスを着る王女が下車する
「サルビア王女様、このド田舎のみみっちきスタジアムに・・・気になるお方がいらっしゃるのですか?」
「ええ・・・クールに無口そうで、カッコイイ方ですわ」
「けぇ!今、大型二種免許を取りに行っとる最中なのに・・・何でボディガードなんか」
「ジョブコーチと同等の給与や待遇があるって参加に乗ったのは君なのでは?」

兄側のタクヤが、身嗜みをダラッとし・・・文句タラタラな発言をし、弟のタツヤがそう説得した

「追伸に、任務遂行報酬が2万円とかって安上がりも程々にしろよな。教習期限もあと20日しかねえしさ・・・」
「口を慎みなさい。溝鼠の居候が、そう口走る資格に権利はございません。衣食住ができるのも王女様の支援があってこそ、
乞食や野宿の生活せずに済んでるのです」

減らず口叩きして礼儀をわきまえないタクヤに執事は説教をしだす。すると肩にチラーミィを置いたタツヤが、
カッと、ブチギレかけた兄に忠告をする
「はぁ!?てめえこそ何様だ?実の親でなく、所詮は親戚以下の赤の他人の癖して、意気がんなよ」
「タクヤ、感情に浸っては駄目だよ。事実や真実であろうとも言っていい事と悪い事があるからね」
「居候の身分な貴方達が調子こいてる事は、結構な事ですが・・・仮にお城から追放した形にして、住む場所はあるんですか?」
「い、言わせておけば・・・てめえ!ぶっ殺してやる!」

勢いよく、脳天唐竹割りを執事にお見舞いしようとした途端・・・サルビア王女が前に出て阻止して、
目を細めて弱弱しげな顔で喧嘩を止めた

「皆様、喧嘩はお控えになさって・・・仲良くして下さい」


424 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/18 22:50:43
>>418
コワードすごい黒幕じゃないですか
幸せを奪ったコワードがにくい
これはもうボコボコになっても仕方ないな

425 名前:王女の幸せへ 華やか道へ:10/12/18 22:57:38
それから3年後、城の庭には元気良くピカチュウ達と遊ぶ男の子が居た。
「待ってよ、ピカチュウ、ポッチャマ!」
それを慌てて駆け寄るノゾミの姿があった。
「セイ様!・・そんな所を登ったらいけません!」
ノゾミは必至にセイを何とか捕まえた。
「セイ様!・・高い所を登ったらいけません!・・もし、落ちたらどうな
ります!」
「ごめんなさい・・」
セイはノゾミに謝った。
「ノゾミ、そんなに怒らないで・・」
声をする方を向くとそこにはサトシがヒカリの車椅子を押しながら近
づいてきた。
「サトシ、ヒカリ・・」
「お父様、お母様!」
セイはヒカリに近づいた。
「お母様、アイは?」
「今、ぐっすり眠っているわ・・」
ヒカリの腕には1ヶ月前に産まれた女の子、アイが眠っていた。
「セイもお兄ちゃんなら・・ノゾミ達の言う事もちゃんと聞かないといけ
ないぞ!」
「うん!」
セイは再びピカチュウ達と一緒に遊び始めた。
「それより、サトシ・・あんたは大丈夫だろうね?」
「ああ、王になる為には色々と勉強しないとな!」
「楽しみにしているわ、サトシがこのフタバ王国の王になる事を・・」
その後、サトシはフタバ王国の王となりヒカリと国民達の為にフタバ
王国を豊かにしていった。

426 名前:ポケモンスナッチャーズの作者:10/12/18 23:00:35
ア「じゃあいってくる・・・・セイガは先に食べててくれ・・・・」
俺はユウサキにありがとなというと病院を出た・・・
ア「・・・・・・とりあえず郊外へ行くか・・・・・」
俺は街を抜けてなにかに導かれるように歩いた・・・・
その先にあったものは・・・・
ア「・・・・・すごいな・・・・・・・」
沢山咲き誇る向日葵と夕焼けのコントラストだった・・・
ア(向日葵見るのは5年ぶりだな・・・・)
そして俺はさらに思い出す・・・・
5年前・・・俺達はピクニックにでかけていて俺が偶然ひまわり畑を見つけたんだ。
ア「ねぇねぇみんな!!!ひまわりがさいてるよ!!!!」
セ「ほんとだ!!!!!!」
俺達の声につられてパパとママが来た。
サ「アイラよく見つけたな!!!すごいぞ!!」
ピ「ピカ!!」
ポ「ポチャ!!」
ア「えへへ!!!」
ヒ「ひまわりかぁ!!たしか私がサトシのことを好きだと気付くきっかけになったお花なのよ?」
ア「?????」
ママは話してくれた・・・・・
夕焼けの向日葵畑でパパのことを好きになってたと自覚したことと
俺の名の一部に花言葉の「熱愛」の愛が含まれていること・・・・
そしてこう言ってくれたんだ・・・・
ヒ「アイラ・・・向日葵みたいに元気で明るい女の子でいてね。」
・・・・・・・・
ア「なぁママ・・・・俺さ向日葵みたいに元気で明るい女の子じゃなくなっちゃったよ・・・・」
シャドーにさらわれてリョウタが死んでから性格が真逆に一変した。
私が俺になり乱暴な言葉を多用するようになってしまった・・・
それでもママは俺を愛してくれてるのだろうか?
ア「今の俺はトリカブト・・・花言葉は復讐・・・・でも俺はママとパパの子供だよ?」
俺は涙をふくと病院に戻るため引き返そうとしたが・・・・
ア「鎖????まずい!!」
俺はしゃがみ鎖を交わす…
その芸当ができるのはただ1つ・・・
ア「見つかったか・・・ヘルコンザ直属暗器部隊!!!」
第9話に続く

427 名前:王女の幸せへ :10/12/18 23:18:45
「王女の幸せへ 華やか道へ」は完結です。

次から「小さな種達」の続きを書いていきます。
こちらももうすぐ完結させるつもりです。(今年中に完結は無理です)
下手な小説かと思いますが最後まで書いていきたいと思います。

428 名前:ゾロアークとワームホールの覇者:10/12/18 23:24:34
(ふん、実情にそぐわない、体裁ばかりを整えた事柄を言いやがって。根腐り根性もいいとこだな)
身分と言う階級差によって扱われ方が丸っきし違い、贔屓する執事が憎たらしく・・・兄弟で影の愚痴を言い始めた
(王女ってシンジマニアだぜ?彼が出るラジオ放送やリアルタイム中継の番組は全て録画して、
雑誌や新聞とかの特集も正規ルートでお取り寄せする位だし・・・オタクの領域に入ってるよな、これ?)

(天皇な位の女王様だから、イベント等の混み合いがあっても・・予約で最優先する位でも、お茶の子さいさいらしいし・・・)
(各国の大統領・総理大臣・県知事とかの人と友好な和平盟約できる程の賢さがあっても、一般の庶民には納得し難いだろ)
(まるで、雇われ者は経営者には歯向かえない状態だね。まあ、公女でいられるのも時間の問題じゃないかな?)


――――私は一度きりでもいいからシンジさんと握手・・・会話してみたいです。トゲキッスもそう願ってます――――
「〜〜〜〜♪」
と両手で、亡き父と母の遺品であるペンダントを握って・・・お祈りをした。彼女の頭部には等身大なトゲキッスが鼻歌を吹いていた
「サイン色紙や撮影会よりも、一体感に近づける出会いにできれば嬉しいのですが・・・」
(憧れか、ファンなのか・・・はっきりしろや。まあいいが)
「恒例の立ち会い演説を蹴ってまでなんだ・。でもインタビューとかも毎日見てるほどだし、相当な本気だね」
(案外好きなんだろ。好きならチューちゃえばいいだろ?ま、初恋は実らんとも言うしな)

胸がキュンキュンしてる王女に、兄弟2人は恋わずらいなんだと勘違いしていた。でも、このきっかけこそが、
サトシ・ヒカリ・シンジ・サルビアの運命を劇的に変えようとする兆候だったのだ。
一方、チューインガムを噛んでる最中のシンジは急にくしゃみが出て、ヒカリもびっくりこいた様子になっていた

(ぶぇくっしょい!だ、誰か俺の噂してやがんな・・・。ハナカミはどこだ・・・)
「だ、大丈夫?ティッシュやカイロあるけど使う?昼から低温になるから厚着した方がいいよ?」


429 名前:ポケモンスナッチャーズー刺客襲撃fainal-:10/12/19 20:57:25
第9話「史上最悪!?!!シャドウオールスターズ襲撃!!」
向日葵畑から帰ろうとした俺は見えづらい鎖に気付きしゃがんで交わした・・・・
その芸当ができるのは「ヘルコンザ直属暗器部隊」のほかにはなかった。
ア「く・・・・・夕方とはいえどこから来るか・・・・」
俺は1か月のブランクがあるものの格闘の構えを取る・・・・
ア「・・・・・・・・右か!!!」
俺は精神を集中させると大地を蹴り鎖鎌をかわす。
ざくっ!!!!
ア「く!!!!」
後ろから来た鉄球を交わし敵を視認する。
ごおおおおん!!!!
敵「ほう・・・・よく見抜いた・・・」
ア「やはりな・・・」
手から波動を放ちそいつに当ててノックアウトにした。
しゅん!!!
ア「・・・・まずは1人・・・」
俺も日々成長している・・・・波動を手から放出する遠距離攻撃もやろうと思えばできた。
ア「下か!!!」
どがあああああっ!!!!
足元を襲う鎖を蹴り飛ばして横の二人を蹴りでなぎ倒した。
どかっ!!!ばきっ!!!
団2「ぐはっ!!!」
団3「がはっ!!!」
ア「く・・・・・油断も隙もあったもんじゃない・・・・・」
団4「そこだ!!!!」
ア「くっ!!!!」
小刀の斬撃をかすらせさらに鎖鎌が襲う・・・・
ア「ちいっ!!!!」
敵の手を掴みみぞおちにひざ蹴り一閃させてKOさせる。
団4「ぐふっ・・・・・!!!!」
ばたっ・・・・

430 名前:ポケモンスナッチャーズー刺客襲撃fainal-:10/12/19 21:17:34
ア「俺の体力を消耗させる気か・・・・ヘルコンザがやりそうな手だな・・・・」
あの時ヘルコンザの命まで奪わなかったがこう出るとは・・・・恐らく率いているのは・・・
ア(ヘルコンザ!!!???!!)
油断しているうちに後ろを取られた。
ア「!?!!早い!!」
ばきぃいいいいいい!!!!
拳をまともに受けて吹き飛ぶ・・・・
ア「鎖か!!!」
腕を掴まれて俺は引き寄せられる・・・
団5「死ねっ!!!」
ア「ふん・・・・どうかな・・・」
どかあああっ!!!
団5「ぐほっ・・・・・」
じゃららら・・・・
団員は鎖を手放し悶絶した。
ア「悪いけどひざ蹴りは得意だからね・・・」
さらに後ろからナイフで攻めてきたやつには後頭部への肘打ちで沈めた。
どかああっ!!!
団6「強烈・・・・」
ばたっ・・・・
ア「はぁ・・・・・ぜぇ・・・・1か月前みたいに1000人相手にした時みたいに行かないか・・・」
俺もまだ10歳・・・しかも病み上がりなのである・・・・
ア「一気に片をつけるか・・・・即席で考えた技!!波動超拡散!!」
俺は波動を出すと爆発させるように拡散させた。
どかあああああああああっ!!!!!
ぐあああああああっ!!!と断末魔の声が響き向日葵畑がへし折れて暗器部隊全員は気絶した。
ア「はぁ・・・・・ぜぇ・・・・・あまり多用できない技だ・・・・・・」
かなり波動を使ってしまったが雑兵のシャドー団員にはお灸を添えただろう
ア「さてと戻るか・・・・・・」
戦闘に勝利を収めて俺は戻ろうとしたが・・・・
?「そうはさせんぞ・・・見つけたぞ裏切り者が!!!」
ア「ヘルコンザ!!!!」
目の前にはヘルコンザ・・・・あいたくない相手だった・・・・
へ「よくやったぞツヴァィ情報員・・・・」
ツ「ふん・・・・バンギラスは取り返してもらおう…・」
ア「くっ・・・・きさままでか・・・・」


431 名前:ポケモンスナッチャーズー刺客襲撃fainal-:10/12/19 21:23:40
俺は構える・・・・
へ「あの日以来俺達は貴様らを探した・・・・リーダーからも処刑命令が出ていたのでな・・・」
ツ「そうだ・・・・アイラ俺の情報網をなめるなよ・・・貴様がトトリの病院にいることは分かっていた・・・」
ア「・・・・・・ちぃっ・・・・厄介なことになったな・・・・」
へ「今からでも遅くはない・・・シャドーに戻れ・・・お前達の命はおいてやるぞ」
ア「悪いが戻る気はない・・・俺からも言う・・・今からでも遅くないから俺達とダークポケモンをなくそう・・・」
へ「くくく・・・・・俺達がそれに乗るか?大間違いだ!!!」
ツ「そうさ・・・さらにもう一人復讐のためシャドーに入った者がいる!!紹介しよう・・・」
ア「!?!!!!お前・・・どうして・・・・」
官「1か月ぶりだのお・・・・小娘・・・・」
剣士「悪いがここまでだ・・・・」
鉄球「あの日のように頭をかち割ってやるぞ・・・」
ア「官長・・・アンタシャドーに入ったのかよ!!!孫のためシャドーに復讐するんじゃなかったのかよ!!!!」
どうしてだ!!!思いは同じのはずだと俺は思っていたのに!!
官「孫のことはどうでもよい・・・それより復讐じゃ!!!」
ア「・・・・・憎しみの波動に心を操られたのか・・・目を覚ませよ!!アンタシャドーと敵対してただろ!!!」
その瞬間喉元に剣が・・・
剣「口答えするな・・・・!!!俺達はシャドーになったのだ!!」
鉄球「復讐のためにな!!」
ア「そうか・・・俺があんた達をシャドーにしてしまったんだな・・」

432 名前:ポケモンスナッチャーズー刺客襲撃fainal-:10/12/19 21:45:05
俺は剣士に問いかける・・・・
ア「あんた・・・ポケモンをシャドーに殺されたんだったよな??今お前はそのポケモンを裏切ってるんだぜ??」
剣「黙れ黙れ黙れ!!!!」
鉄球「そういうことだ・・・・・!!!!」
ア(ママ・・・パパ俺は人を闇に染めた・・・・もうだめかも・・・・)
へ「シャドウオールスターズ集結・・・処刑だな!!」
ツ「覚悟しろ・・・!!!」
官「さらばじゃ!!!!」
ア「・・・・・・・・・・」
きぃいいいいいん!!!!
突然大きなバリアがはられて攻撃をはじいた・・・・・
セ「アイラ!あきらめちゃだめだよ!!その人たちを救おう!!」
ア「セイガ・・・・・・」
セ「この前も言ったけど死ぬなんて選択肢僕が絶っ隊に許さないから!!!」
ア「・・・・・・・ふっ・・・・」
こいつ・・・・怖いはずなのに大口叩いて・・・・
でもあいつは俺にはない勇気がある・・・・
ア「強くなったな・・・・お前・・・・」
セ「僕・・・ぼぼくだって成長してるんだからね!!」
ア「・・・・・・・あぁ・・・・!!!これがこの街での最後の戦いだ!!行くぞセイガ!!」
セ「う・・・・・うん!!!!」
第10話へ・・・・
次回からヘルコンザ・ツヴァイ・官長たちとのセカンドマッチ開戦
さらに誰かが参戦する!?!!
鳥取編最終局面(クライマックス)

433 名前:小さき種達 映画:10/12/19 23:12:26
その後、サトシ達はセイ達をVIP席に向わせた後、観客達の前に出て
軽く話した後、映画が始まった。
サトシ達もVIP席に座って映画を鑑賞した。
サトシ達は映画を見ている中、今までの旅を思い出していた。
サ(そういえば、ヒカリも結構、俺に甘えてきて色々な物を買わされたけ・・)
ヒ(サトシが思い出話を話してくれたときは夢中になって聞いていたわ・・)
タ(ああ・・俺の愛しい青春が!)
タケシはジュンサーさん達の事を思い出して泣いていた。
するとハルカがタケシが泣いている事に気付いた。
ハ「ねえ、タケシが泣いているわ!」
ヒカリとノゾミはタケシの顔を見た。
ノ「本当ね・・」
ヒ「タケシも旅の事を思い出して泣いているのかしら?」
するとサトシは
サ「いや・・あれはジョーイさん達の事を思い出して泣いているだけだ・・」
タ「ジョーイさん・・ジュンサさん・・」
タケシから漏れた言葉を聞いたヒカリ達は
ヒ「何だ・・」
ノ「映画を見てそれを思い出すなんて・・」
ハ「やっぱり、タケシはこうでなきゃね!」

434 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/20 00:53:34
>>425
駆け落ちもよかったけど、安全な平和エンドもいいですね
小さな種達もいよいよ完結ですか

>>426
今回も熱い展開を楽しませてもらいました
セイガが成長している!

>>428
王女がなんとかしてくれる予感…?
ヒカリと同じ顔の人が3人居るというすごい状態になってきた

435 名前:小さき種達 映画:10/12/20 22:36:03
そして、映画はサトシとヒカリのキスシーンになりサトシとヒカリは
顔を赤くしていた。
ソ「どうしたの、パパ、ママ、顔が赤いよ?」
ソラミ「ミミ?」
ヒ「な、何でもないわ!」
サトシとヒカリは慌ててソラに言った。
それを見ていたハルカ達は
ハ「やっぱり、自分達のキスシーンは恥かしいのかしら?」
ノ「そりゃ、大勢の人達の前でキスシーンを見せるんだから恥かしいだ
ろうね・・」
タ「羨ましい・・」

そして、映画はサトシとシンジのバトルになり会場は盛り上がっていた。
ア「会場の人達が盛り上がっているわ!」
アイピ「ピーカ!」
アイシェ(それだけ、サトシのバトルが好きなんでしゅ!)
セイはサトシとシンジのバトルを見てある感情が芽生えてきた。
セ「イッシュにしかいないポケモン・・まだ俺達の知らないポケモン
が居る・・何だか楽しくなるぜ!」
セイポ「ポチャ!」

436 名前:名無しさん@サトヒカ萌え:10/12/21 00:18:29
セイ旅立ちの予感

437 名前:ポケモンスナッチャーズー鳥取編ー:10/12/21 23:02:08
第9話「アイラ対剣士!5連戦第一試合」

ヘルコンザ直属暗器部隊を倒した俺はヘルコンザとツヴァイ、シャドーに入った官長と対峙
セイガも駆けつけトトリ最大の戦いが始まろうとしていた。
官「愚か者が…大人しく降伏すればよいものの」
ア「愚か者はそっちだな…孫の仇のシャドーに入った貴様こそ愚か者だ!」
セ「ア…アイラ…闘う前に体力使っちゃうよ…」
ア「…くっ…」
官長にかみついた俺をセイガがとめる…
剣「官長にどういう口をきいているんだ!あ?」
剣士が胸ぐらをつかむ…
ア「あんたもあんただ…ポケモン殺されたことよりも俺に対する復讐かよ?」
剣「黙れ!殺してやる!」
剣士が剣を構えて突きを繰り出す。
ア「させるか!」
どかああっ!
きれいに膝がきまり剣士はうっ…と声を出した。
ヘ「官長…まずはこいつらでやらせるか」
官「そうじゃの…一対一の五本勝負できさまらが一回でも負ければシャドーに戻ってもらうぞ」
鉄「くく…いいねぇ〜」ツ「まずはそこの二人でやりあいかい」
セ(五本勝負か…一人二回闘う計算かな…怖いよ僕…でもやらなきゃ)
剣「いわれなくてもこいつは俺が倒す」
ア「同感だ…俺は容赦なくきさまを倒す。覚悟しろよ」

438 名前:小さき種達 イッシュへ:10/12/21 23:31:23
それから1年後、シゲルがイッシュで学会を行う事になりサトシ達も
一緒に行く事になった。
セ「見た事無いポケモン達を見るのが楽しみだな!」
セイポ「ポチャ!」
アイの膝に座っているアカリははしゃいでいた。
アカ「ねえ、まだ着かないの?」
ア「まだよ・・後少しで着くから大人しくしようね!」
アイシェ(そうでしゅ、此処は飛行機の中でしゅ!・・周りの人に迷惑
するでしゅ!)
シェイミもアカリを注意した。
それを見ていたサトシ達は
サ「すっかり、シェイミもお姉ちゃんになったな・・」
ヒ「1年もアカリとメグに接すれば自然と身についちゃうのね!」
シ「ポケモンと人間に出来た絆だろうね・・」
ノ「だけど、シゲル、先輩とシュン君を置いてきて良かったの?」
シ「スズナ、一人で任せておけば大丈夫だ・・」
ハ「だけど、産まれたばかりの子供を奥さんに任せるのはどうかと思うけど・・」
そうこう言っているうちに大地が見えてきた。
メ「見て、大地が見えたよ!」
シ「あそこがイッシュ地方だ・・」
セ「イッシュ・・俺達の知らないポケモンがあそこに居る・・」
サトシ達を乗せた飛行機はカノコタウンへ向っていた。

439 名前:小さき種達 イッシュへ:10/12/22 22:54:08
サトシ達を乗せた飛行機はカノコタウンに着陸した。
セ「よし!・・ついに着いた!!」
セイポ「ポッチャ!」
サトシ達は建物に行こうとした時、アイのピカチュウとセイのポッチ
ャマは異変感じて海に向かった。
セ「ポッチャマ!」
ア「ピカチュウ!」
セイ達はピカチュウとポッチャマを追った。
ア「どうしたの、ピカチュウ?」
すると、セイ達の前にママンボウが飛び跳ねた。
ソ「見た事無いポケモンだ!」
ソラミ「ミミロ!」
ソラ達は海を覗き込んだ。
マ「何処にいちゃったのかな?」
ソ「もっと他に居ないかな?」
すると、ノンが空に浮かぶ黒い雲を見つけた。
ノン「ねえ、あの雲何かな?」
ノンの言葉でセイ達は空を見た。
セ「何だろう、あの雲・・」
すると、ピカチュウは何か黒い雲に警戒した。
ア「どうしたのピカチュウ?」
その時、黒い雲から雷が落ちてきた。
セ「うわああ!!」
ア「きゃああ!!」
セイ達は雷が落ちた衝撃で気絶してしまった。
セ「う・・ん・・」
セイ達は気がつくと黒い雲に謎の影があった。
セ「あれは?」
ノン「ポケモンなの・・」
その時、謎の影から放たれた雷がピカチュウを襲った。
アイピ「ピ・・ピカ・・チュウ・・」
ア「ピカチュウ!?」
黒い雲が消えてピカチュウを襲った雷も消えた。
ア「ピカチュウ!!」
アイはピカチュウに駆け寄った。
ア「ピカチュウ、大丈夫だった・・」
アイピ「ピカチュウ・・」
ピカチュウは何とか立ち上がり元気だとアピールした。
ミ「お兄ちゃん、お姉ちゃん!」
サトシ達がセイ達に駆け寄ってきた。
サ「大丈夫だったか・・」
セ「うん、俺達は何にも無かったよ・・」
ユ「それにしても、凄い雷だったね・・」
リ「うん、建物の中に居ても凄い振動だったよ!」
すると、サトシ達に近づく人物が居た。
?「あらら、シゲル博士!」
シ「アララギ博士!」
アラ「お迎えが遅れてすみません・・」
シ「いえ、ちょうど、僕達も着いた所です・・」
サ「シゲル、その方は?」
シ「ああ、紹介が遅れたね・・この方はイッシュ地方でポケモン研究
している、アララギ博士だ!」
アラ「どうぞ、よろしく!」

440 名前:ポケモンスナッチャーズー鳥取編ー:10/12/23 00:07:03
俺はそう宣言すると波動を出して身構える…
剣「ほう…なかなかいい波動だ…だが俺の憎しみには適わぬ…はああっ」ぶおおっ
剣士から黒い波動が漏れ出した…
セ「憎しみの波動…うっ」
ア「セイガさがってろ。」
セ「わかった。」
俺は大地を蹴り飛ばし剣士にストレートを放つ。
ア「いくぞ!我が名はアイラ!波動つかいだ!」
剣「我が名はブレイ…シャドーの力思い知れ!冷気斬」
ア「!!」
ずがあああっ!
冷気をまとった波動をぶつけられ俺は吹き飛ぶがなんとかもちなおす
ア「かはっ…(接近戦は不利か…苦手なタイプだ)」
ブ「冷気牙突」
ア「やはり牙突か!」
波動を出して大地を蹴り飛ばし飛び上がった
ブ「!?!」
ずがああ!
ア「らあああっ!」
ばきいいいっ!
カウンター気味に膝蹴りが顎にきまりさらに回し蹴りを剣に当て弾いた。
ざしゅ!
ア「くっ…脇腹が…」


441 名前:小さき種達 イッシュへ:10/12/23 22:34:44
サトシ達はアララギが用意したバスに乗りアララギ博士の研究所に
向った。
アカ「あのポケモン、初めて見るよ!」
セイ達はアカリが指を指した方を見るとそこにはシキジカ達がセイ達
を見つめていた。
セ「あれはシキジカだな・・」
リ「セイお兄ちゃん、知っているの?」
ノン「知っているわ、ミドリがゲットしたポケモンよ!」
メ「ミドリお姉ちゃんがゲットしてたんだ・・」

バスが研究所に向っている間にも知らないポケモン達を見たセイ達は
喜んでいた。
セ「凄いな、初めて見るポケモン達だらけだ!」
セイポ「ポチャ!」
アラ「どう、初めて見るポケモン達ばかりでしょ?」
ア「はい!」
アイのピカチュウの頬袋がバチバチしていた。
ア「どうしたの、ピカチュウ?」
アイピ「ピカ!」
ソ「雷に当たったのが原因なのかな?」
ソラミ「ミミロ?」
アラ「研究所に着いたら調べてみましょ!」
ア「お願いします!」
アラ「カントーのポケモンはこっちでは珍しいから、色々と教えてく
ださいねシゲル博士!」
シ「ええ、僕にできる事があれば!」
サ「ピカチュウ達、珍しいですか?」
アラ「ええ、野生ではまだ確認されていないわ!」
シ「アララギ研究所でも初めて見るポケモンに会えるよ!」
アラ「そう、楽しみにしていてね!」
バスは湖を通るとスワンナ達が飛んでいた。
ヒ「私達が知らないポケモン達・・何だかワクワクするね、シェイミ!」
ヒカシェ(ミーも楽しみでしゅ!)

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